ガリゴさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ガリゴ

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ダーク・スター(1974年製作の映画)

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低予算ながらもアイデア溢れる、楽しくて愛らしい作品、ラストも最高だった。この映画に流れる雰囲気が海を越え山を越え『不思議惑星キンザザ』へ受け継がれたような気がする…

ルディ・レイ・ムーア(2019年製作の映画)

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スタッフ&キャストの、ルディ・レイ・ムーアと映画への愛が溢れる最高に面白くて感動的な作品だった、好きすぎる!

三流役者役のウェズリー・スナイプスの顔芸も良いし、レディ・リードとムーアが男女の関係でな
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複製された男(2013年製作の映画)

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うへーおもしろかった

と思って解説読んで、ああこれに気づけなかったとは私の映画脳が完全に鈍ったな…と思ったけども。

邦題がちょっと先入観を与えすぎるので、原題のEnemyに近いのをつけて欲しかった
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

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構成はオーソドックスな青春映画だけど、細かなところまで現代にアップデートされていてとても良い。
10代の時にこういう友達が1人でもいると良いんだけど、実際できるのは30代過ぎくらいだよな(自分のまわり
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

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「市民ケーン」は見たことないけど、ハーストがモデルになってるなどの予備知識と大まかな映画史の知識はある…という私が見ました。

完全についていけてる自信はなかったものの、あまり拘らず見るとなかなか面白
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祇園の姉妹(1936年製作の映画)

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本来は90分を超えるそうなので、この不完全な70分版では本来の意図が伝わってるのかなという気はするけど…

私は溝口は後期の、宮川一夫撮影の作品しか見たことなかったので、この語り口が軽妙でコメディ的な
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スパイの妻(2020年製作の映画)

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サスペンスとか緊張感とかはもちろんそうなんだけど、キャストもスタッフも皆が同じ方向を向いて全力で作ってるのがわかるので、そういう映画はやっぱり見ててグッとくる

特に主演2人の所作や喋り方が完全に昔の
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Tommy/トミー(1975年製作の映画)

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学生の時見て以来だから20年ぶりくらいに再見。

ケン・ラッセル特有の奇抜で胸焼けしそうな演出が9割で、⁇という展開も強引に乗り切る。トミーが覚醒してからがややダレるけど、最後まで見せ切る。

当時は
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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ミュージシャンの映画として、あまりにもオーソドックスで当たり障りのない作りで、ちょっとビックリしてしまった。私は特に熱心なファンではないけど、クイーンがかなり他に類を見ない個性的なバンドなのに、こんな>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

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『透明人間』がとても面白かったので、監督の旧作ということで見てみた。
無駄なくテンポよく仕掛けは面白く、100分くらいにサクッと纏めてきて素晴らしい。監督『ブレードランナー』好きだよね。私も好きだよ。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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一応ノーランだしIMAXで見ておいた。
覚悟はしてたけど途中から理解が追いつかなくなったので、もう画面上で起こってることをただ享受するスタイルへシフトチェンジしたんだけど、面白かった。
あくまでキャラ
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クロノス(1992年製作の映画)

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ちょっと変わった吸血鬼映画、後の『パンズ・ラビリンス』に通じるような世界観で面白かった。ギレルモ・デル・トロはどの作品も子供の描き方が優しくて良い。

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

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ドランは以前『Mommy』を見ただけだったのですが、これは何となく見てみたら思いの外怖い映画でビックリ。
原作があるようだけど、過去の色々な映画のオマージュが色々あって、「新進気鋭の若い監督」という(
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

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絵画のような田舎の景色に絵画のように美しくキメッキメの撮影。
主人公のアノス(父と息子二役)を過去と現在を行き来しながら描くのですが、30年前の友人たち愛人が同じ役者がほぼそのまま出てくるので、アノス
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

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特にラストの(途中でも出てくるけど)石の壁に円が空いているあの不思議な場所が美しくて、これどこで撮ったのかなと思って調べてみたら、廃墟だそうでビックリしてしまった。
挿入される妻や子供達のシーン、もし
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インターステラー(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ノーランの興味がキャラクターの演出より技術的な面にあるのは明らかで、確かに凄いし面白いし考証もしっかりされてるんだろうしその点ぐうの音も出ないんだけど、映画として良かったか好きかと言われると別に………>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アニメーションがキレイで、キャラクターの作画も最初苦手だなと思ったけど、通して見るとすごく細かな動きが表現されてる。とても良かった。

でも物語は納得いかない、モヤモヤした部分が多い映画。一番気になっ
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

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終戦記念日なので。初見。

ポツダム宣言受諾から玉音放送のその時まで、こんなに色々な出来事があったとは、恥ずかしながら不勉強で知らなかった。「玉音放送は正午に放送された」というのは知っていたのに、そこ
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さびしんぼう(1985年製作の映画)

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まさに、体験してないのに何故か懐かしい尾道。胸の奥をガッシリ掴まれて揺さぶられるノスタルジー。
ヒロインの冨田靖子の可愛らしさはもちろんだけど、尾美としのりがめちゃくちゃ可愛い。

アポロンの地獄(1967年製作の映画)

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「オイディプス王」の話はこれで初めて知ったんだけど、この話を下敷きにした映画いくつか思いだした。確かに映画的な物語。

これにパゾリーニ自身を投影させたとのことだけど、具体的にどこが……と気になってし
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ジョーカー(2019年製作の映画)

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基本的には「ジョーカーは如何にしてジョーカーになったか」という話なので結末はわかっているわけで、その意味で緊張感に欠ける面は否めない。ここで(ゴッサムシティの)あの人に繋がるのかー、というような楽しみ>>続きを読む

透明人間(1933年製作の映画)

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昔の映画は最後に”The End”の文字が出て終わることが多々あるけど、ブラックアウトで終わりのことも時々ある(恐らく公開当時はブラックアウトと同時に暗幕が閉まってくるので観客は終わりだとわかった)。>>続きを読む

呪怨 ザ・ファイナル(2015年製作の映画)

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もうそれほど興味はなかったんだけど、もうここまで見たら最後まで見てやる!と勢いで鑑賞。

「呪怨怖がらせ方式」に限界が来てる感じがあるけど、俊雄の幽体離脱式とか、伽倻子の這うスピードがちょっと(当社比
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メリエスの素晴らしき映画魔術(2011年製作の映画)

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『月世界旅行』を初めて観たのは学生の頃でもう二十数年前だけど、へえーーと思いつつそれほどグッと来なかったんだけど
今回(彩色版)改めてじっくり観て、世界観とか絵的なファンタジック具合にやられてしまいま
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

可愛らしい家族と色鮮やかでカラフルな美術で絵に描いたような幸せ一家の様子、夫が爽やかな笑顔で悪びれなく不倫を始めたあたりから怪しくなる。
妻に告白する場面は狂気じみていて、サイコパスなのかと思ったら。
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

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子供の時に見た忘れ難い風景、という誰でも持っているものが据え置かれていて、設定の割に大袈裟でない風景が現実と乖離しないからか自分のノスタルジーも掘り起こされるような作品

呪怨 終わりの始まり(2014年製作の映画)

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前回の呪怨から時間をおいて、呪怨をもう一回復活させようと気合が入っているのはわかった。俊雄も活躍し、白くない伽倻子も出てきていいぞいいぞ!と思ったけど「呪怨」縛りの怖がれせ方が頭打ち気味になってきて、>>続きを読む

奇跡の丘(1964年製作の映画)

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私は無宗教だしキリスト教にも疎いので、イエス・キリストの生涯もよく知らなかったんたけど、これを観てなるほどなーと勉強になりました。
洗礼者ヨハネって誰?!とか、イエス・キリストという人物そのものはナザ
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囚われの美女(1983年製作の映画)

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プロットは面白く、実験映画みたいな映像表現もあって面白いんだけど、いかんせん緊張感に欠ける。サラが喋ってる横で、バイクがギラッギラッと光るのとか笑ってしまう。自転車の若者の変な動きも怖いというより面白>>続きを読む

呪怨 黒い少女(2009年製作の映画)

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伽倻子と俊雄(友情出演)はお休みの回。
ビックリするくらい怖くなかったし、死人も少ない。低予算なのは想像できるけど、空間や小物の使い方でもっと怖くできると思うんだけどなー。怖い演出もほとんど寸止め。
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呪怨 白い老女(2009年製作の映画)

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『呪怨2』を見た後だと随分予算が減らされてる感があって、フィルムからビデオ撮影になったので、フィルム特有のザラつき(怖い)がなくなったのは残念。
白い老女というタイトルはミスリードまで行かないけど、婆
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呪怨2(2003年製作の映画)

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伽倻子と俊雄のサービスが良すぎて、2人が出てくるシーンが逆に怖くなくなってきてしまったけど、登場に至るプロセスが怖くて良い。
今まで生きてきて見た中で最高のコピー機の使い方。
ラストはやや尻すぼみ感あ
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呪怨(2002年製作の映画)

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『呪怨 呪いの家』が納得いかなかったので、『呪怨』を最初から見てれば何かわかるかなと思い、『呪怨』映画祭をすることにした。

余計なノイズになりそうな説明や演出を省き、とにかく怖がらせること、を忠実に
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透明人間(2019年製作の映画)

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コロナ禍の映画館、たった一人で鑑賞するのは15年ぶりくらいかな。映画館はかなり厳しいなと感じたけど、こんなに安全な映画館もないなと思いつつ鑑賞。

オリジナルの『透明人間』(1933)は未見、ウェルズ
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薄氷の殺人(2014年製作の映画)

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やっぱりグイ・ルンメイの美しさと薄幸ぶりに一番目を奪われるんですが、なんでこんな若い女の子におじさんばっかり近寄るの…モヤモヤ…と思ってたけど調べたらもう30代後半!!「藍色夏恋」のイメージが強すぎて>>続きを読む