genさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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愛唄 ―約束のナクヒト―(2019年製作の映画)

3.2

寿命残り僅かの青年が、残りの人生を悔いなく過ごす為、自分のした選択が正しかったんだと思えるように、様々な出来事に正面からぶつかり葛藤し、もがきながら、自分だけでなく周りの人達の心をも動かしていく。>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.8

全体的にはスリリングで姿がわからない犯人との緊張感ある心理戦と、わりと定番だが飛行機の中での緊迫感あるアクションは見応えありです。面白かった!


殺害方法をもっと詳しく知りたかったな。サラッと流れて
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デッドフォール(1989年製作の映画)

3.5

刑務所での生死を左右するようなシリアスな場面でも、軽い口調でお互いをけなす2人がどこか可愛くもあり、そして最高にカッコ良かった。

時代を感じる情景描写や楽曲が多くて、レトロ感も楽しめたし、無茶な核兵
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王様とボク(2012年製作の映画)

2.9


菅田将暉と松坂桃李、二階堂ふみと主演級役者が出演していて気になっていた。
84分でも少し長い。展開の中でただ物語が進んでいて置き去りにされた感じで、あまり感情移入できなかった。

子供でいることが可
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ダイブ!!(2008年製作の映画)

3.4

3人それぞれに内的葛藤があって、それを破るために日々苦しみながらも、ライバルと戦い、自分と戦い、記録に挑み続けた。キラキラした青春を見た。

特に池松壮亮の役が印象的。コーチでもある父とぶつかり、期待
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四月は君の嘘(2016年製作の映画)

3.2


死ぬってわかってから、全て変わったんだ。コンタクトにして、嫌いな楽譜も無視して。後悔を天国に持って行きたくないから。


広瀬すずの愛嬌が溢れ出てます。髪の色合いやボサボサ感がたまに気になったが、彼
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます


一見穏やかに見えるイケメン教師の裏に隠された悪の心を生々しく描いた作品。なんとなく躊躇してたけどやっと見れた。

今と印象が違くてわからない人もいたけど、クレジットを見て、この人も出てたん?!ってい
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ポンチョに夜明けの風はらませて(2017年製作の映画)

3.3


最後の染谷将太の歌うシーンが良かった。個人的にあの何かに憤慨してるかのような表情、目つきがめちゃくちゃカッコいいと思ってる。普遍的な格好良いって言葉を超越した格好良さが彼にはあるし、少ない出番であれ
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.4

松山ケンイチのどこまでも優しい表情と日記を見て真実を知った時のやりようのない落胆とした姿が印象的。


人を殺すことでしか幸福を感じれなかった女性が、ある男性と出会い、子供ができ、人を愛する幸せを知る
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寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

3.7


完結編。主観だがアニメ実写版映画の中でトップレベルのクオリティで最後まで見飽きなかった。
所々でのラブシーンは一気に展開が変わるから、あらあらあら急にそのムードかと、まあ良くも悪くも置いていかれた。
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寄生獣(2014年製作の映画)

3.4

完結編のレビューにこちらを書いていた為書き直し。

染谷将太の戦闘シーン、恐怖で足が震えながらも戦う姿が様になっていて面白くもありカッコ良くもあった。また前半後半で考え方が徐々に人間離れしていき、顔つ
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激突!(1971年製作の映画)

4.2


若き日のスピルバーグの処女作にして、ただの煽り運転をここまで恐ろしくスリリングな作品に仕上げたのが既に天才。

スピルバーグ独特の恐怖を煽る写し方で、本当に一作品目とは思えないくらいのテクニック。ト
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.4


本屋大賞2017にノミネートされたベストセラー小説を映画化。
どうしても言葉を伝えられなかった人、過去を悔やんでいる人にとって救いの手を差し伸べるような、心温まる作品。


「時間って残酷よね。グズ
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.2



カメラワークが素晴らしかった。引き込まれるような下からのアングルや、飛び降り自殺時とその後に松坂桃李がその場に立った時のあの横の写し方も胸が騒ついた。

終始ダークテイストだが、時折差し込む光が微
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.8


ただの官能映画ならキネ旬でトップの評価はされないはず。様々な声があるが、いろんな意味で衝撃的というか、この領域まで映画で創れることに驚き嬉しくなった。


性描写は生々しく、時に引いた目で見そうにも
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チェリーボーイズ(2018年製作の映画)

2.9


前野朋哉の演技が素晴らしくリアル過ぎて気持ち悪い(讃えてます。)
林遣都のこのクズ役も好きだが、やはり彼の存在感が際立っていた。繊細な表情や、きめ細かな奇妙な動作、童貞感をここまで演出できるのは流石
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聖☆おにいさん(2018年製作の映画)

3.0


このくだらなさを1時間ぶっ通しで見続けるには相当な体力と、暇を持て余す覚悟が必要なので気をつけて。個人的には2人のぬる〜い温度感で進む展開、嫌いじゃないのですが。

主に2人の会話劇だが、あまり笑え
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.2


アダムドライバーの子や妻を愛する情熱、その大きさに比例した爆発する怒りを演じた姿が素敵でした。

喧嘩のシーンは2人の演技力が圧倒的で目が離せない、が、しかし胸が苦しくなってくる。言うつもりじゃない
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.5


平手友梨奈のイメージがこの役にハマっていて本人が作家になったらこうなるのではないかと思わせられるくらいに役を生きていた。


原作を知らないのでそことの比較はできませんが、率直に面白かった。
劇中の
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初恋(2020年製作の映画)

3.9

死んだ気になりゃ、なんだってできる。

死を覚悟した元ボクサーが、ひょんなことからヤクザ絡みの大問題に巻き込まれていくストーリーを独創的な演出と個性あふれる役者達が面白おかしく描く。


銃を持ってる
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(2017年製作の映画)

3.8

いや〜よかった。まじで短編じゃもったいないくらい。

どこかやるせない日々を過ごす2人が遭遇し、青春時代の甘酸っぱい思い出と現在との狭間で恋心が再び揺れる。
直接的な事は言わなくても互い想いが伝わる関
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影裏(2020年製作の映画)

3.6

全体的に静かに淡々と進んでいった印象。表面的にはね。


綾野剛さん演じる今野の心理描写の描き方が、映画のテンション的にはもっと暗くなりそうなところを、重くなり過ぎず、かといって軽やかになり過ぎない絶
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白夜行(2010年製作の映画)

3.2


原作とドラマのどちらも未読で鑑賞。ドラマ版や小説が好評だったからこそ映画化の期待値が高かったことによる低評価が多い。


主観だが高良健吾さんは俳優の中でもトップクラスにカメレオンです。
最後の死ぬ
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宇宙兄弟(2012年製作の映画)

3.3

最後の面接での「嘘をつきました。無いです、死ぬ覚悟」のところが原作から好き。兄の純朴さ、不器用さ、なにより宇宙に対する真っ直ぐか気持ちがめちゃくちゃ伝わってくる。

弟から家族への手紙を見つけた場面は
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早春(1956年製作の映画)

3.5

小津作品にしては珍しく男女三角関係をテーマに、過去作よりもドロドロを入れてこの時代の男女の日常を痛快に描いた。

駅に向かう道中や駅のホームでは大勢のエキストラを起用した描写を使っていた。こちらも小津
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

3.6

草刈民代さんの美が引き立つ演出や描写が多かった。監督との恋愛も相まってか、とても美しく映えていました。

役所広司さんの不器用なダンスや、緊張感、自信の無さが垣間見れる表情にクスッとしてしまう。もっと
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.8

途中までは、これ、生きてるだけで憂鬱じゃんって思って見てた。寧子はクレイジーに見えるけど、共感する部分はたくさんあった。

買い物しても買いたい物すら買えなかったり、ライターの火でなかったり、いろんな
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

こんなに恐ろしく、猟奇、しかし面白い、笑えてくる、感情を揺さぶるプロ、ポンジュノ監督。そして一挙手一投足から心情が伝わってきて目の離せない役者陣。これは映画界も驚愕するわ。韓国映画界からこの作品が出た>>続きを読む

ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.3

前半後半の展開の移り変わりと、モノクロの使い方のセンスは抜群に良かった。
けどあまり感情移入してみれなかった。1つの映画を2つにわけて、もっと感情の流れの道筋を丁寧に観たいと思ったりもした。

菅田将
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.5


とにかく多くの人に見てほしい映画、これは超リコメンドです。

タイでの最後の彼女の言葉が色んな意味で考えさせられる。ちなみにその場面はセリフが2パターンあって、その時のフィーリングで彼女自身が喋りた
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5


小松菜奈の可愛いがただただ溢れまくる映画です。以上です。


というのは嘘ですが、いや、ぶっちゃけ嘘ではないんですが。


想像以上に爽やかな映画でした。もっと人間関係どろどろするかと思っていました
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GO(2001年製作の映画)

4.5


国や人種差別が特に多い日本はやっぱり考え方を変えなきゃいけない。そもそもの
日本の教育から、学校の教科書から、変えなきゃいけない。

ホテルでの国籍を打ち明ける描写はなんとも言えない切なさと、くそも
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ワン チャンス(2013年製作の映画)

3.4

夢は諦めなければ叶う、しかし多くの人はここまで夢を持ち続ける事ができない。

結婚、両親、世間体、色んなことを理由に夢を諦める。この物語の主人公はその周りの環境も恵まれていた。いつまでも夢を応援してく
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スティーヴ・アオキ: I'll sleep when I'm dead(2016年製作の映画)

3.3


世界で活躍するDJのスティーブ青木さんのドキュメンタリー。彼の曲が好きでこの映画に辿り着きました。


アジアの血が流れてる事で、幼少期は周りからいじめられていた。子供は親や環境を選べないのに、それ
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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

3.5


昔1、2を何回も見たのを覚えてる。特に1のジャンケンの緊張感、緊迫感を超えれるものを今回は期待していた。

個人的には、残念ながら超える事はなかった。もっとザワザワザワザワしたかった。
しかしカイジ
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園子温という生きもの(2016年製作の映画)

3.7

園子温という人間の考え方や生き様に興味がある人には最高におすすめしたい作品。

冒頭の描写から面白い。破天荒なのか、はたまた人間本来の在り方なのか、、
日本の古いしきたりや先入観を躊躇なく破壊してくる
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