怨念大納言さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

怨念大納言

怨念大納言

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TAMALA 2010 a punk cat in space(2002年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

★私自身が内容を整理する意味もあり、かなりがっつりネタバレします

ポップな絵柄と可愛いキャラクターで描かれる、難解で挑戦的なSF。

冒頭、いきなり長雨への文学的な描写から入るので、ここが不快なら即
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ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

3.3

亀軍団キモ可愛い!
突然変異のデカい亀で、空手と忍術の達人でティーンエイジャーで正義の味方。
アホ過ぎて笑う。

物語はもう水戸黄門クラスに分かりやすい。
悪そうな奴は分かりやすく悪いし、いい奴そうな
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ジーパーズ・クリーパーズ(2001年製作の映画)

2.7

敵も馬鹿、味方も馬鹿、協力者も馬鹿な純度100%のスプラッタ。

途中で出てくる猫屋敷おばあちゃんが、オジーオズボーンに似てる気がする。

田舎に行ったら殺人鬼に襲われた系、かと思いきや、田舎に行っ
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残酷で異常(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

これは掘り出し物!
低予算のシチュエーションスリラーなので派手さはないけど、「よくあるループもの」の設定の中で、いくつか独自性があって面白かった。

こんなつまんなそうなジャケットとタイトルなのに。
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ピリオド オブ・ザ マウスマン(2018年製作の映画)

1.4

マウスマンの声優の滑舌が極悪。
さ行とな行とは行とま行とや行がダメ。
俳優の滑舌より、声優の滑舌が悪い方が嫌だな。
マウスマンが何故か二枚目キャラで、キザな台詞を言いまくるから尚更キツい。

時をかけ
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レザーフェイス―悪魔のいけにえ(2017年製作の映画)

2.8

「屋敷女」の監督による「悪魔のいけにえ」の前日譚。
前日譚というか、別人による似たような話。ババソーヤーではなくて、ジェドというイケメン小僧の話なのだ。

悪魔のいけにえは映画として完成しているイメー
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カラスが多すぎる(2016年製作の映画)

2.5

オマージュかどうかはともかく、鳥まみれのホラーと言われるとどうしても浮かぶのはヒッチコック。

本作は僅か4分間ということで、話は非常にシンプル。

セリフなし、BGMなしのカラスVS人間の仁義なき戦
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.0

SNSによる誹謗中傷が、「裁判」「自殺」という仰々しい事態に繋がる事が、悲しいかな珍しくもなくなってしまった昨今。

5年前に放映された本作は、メディア、SNSが無責任に拡散する情報が、いかに現実を歪
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劇場版 屍囚獄 結ノ篇(2017年製作の映画)

1.3

「とりあえず皆殺しにしときましたから!」ってやっつけ仕事の雰囲気すら漂う後編。
一番の裏切りは前編の完成度を下回って来た事。

スプラッタもワンパターンで、エロシーンもなんか「とりあえずやっときます」
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劇場版 屍囚獄 起ノ篇(2017年製作の映画)

1.4

開始1分で、「こちら、B級ホラーでございまーす!!」と宣言するが如く安直100%の血みどろを見せてくれる親切設計。

設定の都合上登場人物(おっさん)は沢山出てくるのだけど、予算の都合上場面は非常に
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ククイ 伝説のブギーマン(2018年製作の映画)

2.3

都市伝説系のホラーとしては、「ククイ」とかいうメキシコのマニアック都市伝説という他はかなり王道で捻りのない映画。

映像やストーリー自体がダメな訳ではなくいので、アレコレ知恵の付いたホラーマニアは、一
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アシュラ(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

CGがショボい!
代わりに、ストーリーは骨が太くて重い。

応仁の乱の頃の日本。

室町から戦国へ移り変わる激動の時代。
奈良時代の天然痘、江戸時代の大飢饉、太平洋戦争等の、日本におけるこの世の地獄の
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好きでもないくせに(2016年製作の映画)

1.9

情けない&惨めなゴウダ先輩。
悪人だとか、残忍だとか、ろくでなしとかじゃなくて、めっちゃくちゃにしょうもない男。
来世はイケメンに生まれ変わって頑張って欲しい。

恋愛に対して変にプラトニックな所と、
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狗神(2001年製作の映画)

2.7

閉鎖された田舎の村を舞台とした迷信&近親相姦のドロドロ地獄絵図。

ホラーにしては大人しいし、ヒューマンドラマにしてはあまりに暗い。

時間が長いのも相まってどういう映画なのか分からず迷子になりそうで
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キスより簡単(1989年製作の映画)

2.7

現代よりも、「男」「女」という固定化した価値観が強固で、それぞれの立ち位置で衝突したり求めたりする。

とにかく奔放で貞操0のまぁこ。
家庭環境は複雑を極め、3人の父親候補の誰が本物なのかも分からない
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幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形(1970年製作の映画)

2.8

なんと半世紀前のホラーである。
現代の幽霊もののホラーに「謎」「不条理」はセットのようになっているけど、この時代はけっこうストーリーが分かりやすい。

50年前のホラー事情に詳しい訳ではないけど、豪華
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.7

ロードームービーの傑作。

一家のアイドル、末っ子のオリーブちゃんをミスコンに参加させる為、あれやこれやの苦労を重ねつつニューメキシコからカリフォルニアへ決死の旅へ。

オリーブちゃんは素直ないい子で
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プロディッジー(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

知能の高い子供が徐々に異常性を顕にし、実は殺人鬼の生まれ変わりと判明するホラー。

子供は賢いのか、異常なのか、または病気なのか、生まれ変わりなのか。
この辺りの迷いは比較的あっさり解決されていて、本
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昭和極道怪異聞ジンガイラ/仁我狗螺(2014年製作の映画)

1.8

カラクリ殺人人形VSヤクザ。
カラクリ人形のビジュアルが白黒ゴスロリなの、森にあれがいる違和感とあわせて凄いよかったな。

全体的に特殊メイクの拙さを画面の荒らさで何とか誤魔化していて、序盤の内臓綱引
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バンビ、ゴジラに会う(1969年製作の映画)

1.1

映画と呼べるギリギリ。僅か2分。

可愛いバンビと怖いゴジラ。

スタング 人喰い巨大蜂の襲来(2015年製作の映画)

2.7

ぎゃぁぁあああ!
痛ってぇぇぇええ!
じゃねーわ(笑)

ジャケット程ふざけてはいない。
めっちゃくちゃデカイ蜂に襲われるパニックホラー。

この手のホラーはいけすかない登場人物がバタバタやられるのも
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カルト(2012年製作の映画)

2.0

安い演技!安い設定!安いCG!
それでも、気持ち悪い演出に関しては天下一品の白石監督。

玄関前での集団儀式だとか、猫の脚だとか最高に気持ち悪い。

10週打ち切り喰らったジャンプ漫画みたいなラストだ
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沈黙の鉄拳(2009年製作の映画)

2.5

深夜にテレビでやっていたのを鑑賞。
セガールは強すぎて、基本的に安心して見られてしまう。
いいのか悪いのか。

何気にセガールデビュー。
シリーズの他作品も見ようかしら。

来る(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

妻夫木聡のキャラクター、暴力的なのでもふしだらなのでも無法者なのでもなく、「軽薄で薄っぺらい」って斬新かも。

悪気も悪意もないのに、これ程までに人をイラつかせるのは凄い。聲の形の河合さん以来の逸材。
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

2.8

デスゲーム系映画の元祖に近い位置付けでしょうか。
日常パートは一切なく、極めて簡単な世界観の説明だけして即殺し合いスタート。
ここはいっそ清々しい。

映画の時間がほぼ全て「中学生通しの殺し合い」とい
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アス(2019年製作の映画)

2.7

自身と自身の家族と同じ見た目の人間に襲われ、それを殺さねばならないという生理的な嫌悪と、裏にある格差の二段構えが気持ち悪い映画。

主人公一家のドッペル5人組の登場シーンは、最高の気持ち悪さ。

全体
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シャーケンシュタイン/フランケンジョーズ(2016年製作の映画)

1.0

愛と寛容、優しさと忍耐、遊び心と想像力、その全てを試される試練。

ツギハギまみれの鮫はCGである事を隠そうともせず、不自然に画面をスライドした後、恐らく血であろう赤いモヤが現れて人が死ぬ。

それだ
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.8

読み切りの時点で大きな物議を醸し、連載が決定した際もかなり話題となった聲の形の映画化。
私はこの漫画が大好きなので、京アニが映画化してくれるのは非常に嬉しい。

主人公の女の子は耳が聞こえず、また先天
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コープスパーティー(2015年製作の映画)

2.1

生駒ちゃんは、ちゃんと見ると凄く整った顔してんなーと思いながら観賞。

B級ホラーってアイドルの登竜門なあるけど、本作はそのくくりの中ではグロさへの拘りが群を抜いている。

内臓とか結構びちゃびちゃ飛
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うずまき(2000年製作の映画)

1.4

面白人間が次々と出てくる飽きない映画。
非常にサイケデリックな不条理ホラーで、画面にインパクトのあるシーンがてんこもり。

ただ、演技が酷すぎる。
最初、原作のどこか浮遊感と乾燥感のたる雰囲気を出す演
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伊藤潤二 恐怖collection 「首吊り気球」(2000年製作の映画)

1.4

伊藤潤二の漫画というのは、恐怖のアイデア最優先で、「リアリティ」とか「整合性」とかは二の次。

だからこそカルト的な人気があるし、恐ろしさが行き過ぎてギャグのようにもなってしまう。

その伊藤潤二を短
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私はゴースト(2012年製作の映画)

3.7

非常に実験的で、エンタメ性は低い。
低予算映画のお手本のような作りで、登場人物は僅か二人(それも、残りの一人は数分の出演)、場所は家のみ、同じシーンの繰り返し多数と、コスパの極みよような手法。

「霊
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僕だけの先生~らせんのゆがみ~(2016年製作の映画)

1.3

みなとりくの演技が上手くてびっくり。
監禁もののサスペンスとして、特別過激な分けでも真新しい訳でもない。
ただ、弟の「童貞感」は尋常でなかったな。

人肉ラーメン(2009年製作の映画)

2.9

辛気臭い!
タイトルから連想させるグロテスクさはバッチリだったけど、こんな辛気臭い話だと誰が思ったろうか。

もうホント、生まれてこのかた良いことなしのおばちゃんが、全てを失って外道に堕ちるお話。
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ひぐらしのなく頃に 誓(2009年製作の映画)

1.4

ダメな事はダメなのですが、前作より遥かに面白くて好感が持てます。

ビアンカの大冒険/ゴールデン・イーグルを救え!(1990年製作の映画)

3.5

幼児時代、飽きもせず何度も何度も見た映画。

幼心に『ビアンカが主役なんかい』と思った記憶。
まぁ『ゼルダの伝説』なんかも似たようなもんか。

オーストラリアが何処なのかも知らないちびっこだったけど、
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