怨念大納言さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

怨念大納言

怨念大納言

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薔薇の名前(1986年製作の映画)

2.8

閉鎖的で秘密主義、歴史が深くて動機も用意し易い寺や教会は、サスペンス向きなんだなと再認識。

謎解きやどんでん返しを楽しむタイプの映画というよりは、殺人の緊張感の中で主人公の成長と恋愛、教会特有の雰囲
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

大衆の正義が個人を殺す時代。
宮迫さん、亮さんは闇営業で公開処刑。
レペゼン地球はパワハラドッキリでドーム中止。
ホント、生き苦しくて嫌になる。

這い上がろうとする弱者の足を、弱者が引っ張る地獄絵図
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カニバル/世界最後の人喰い族(1976年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

ルッジェロ・デオダート監督の、食人族よりも前の食人族。
食人三部作(苦笑)に数えられるそうな。

ドラマ性、テーマ性、エンタメ性、そうした映画としての面白みは食人族に劣るけれど、その分野性味のある土臭
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バーニング(1981年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

13日の金曜日の直ぐ後に公開されたスラッシャーホラーで、非常に類似点の多いホラー。 BGMもどことなくそれっぽい。
言い換えれば、これぞスラッシャー!という王道80年代ホラー。
エルム街の悪夢よりは古
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シャークネード(2013年製作の映画)

1.7

元祖かはわからないけれど、サメ映画=C級面白ホラー、のイメージ定着の立役者。

意外とギャグや笑い所が少なくて、「もしかして、本気でサメ映画を作った結果がこれなのでは?」という恐怖を覚えながら観賞。
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.1

暗い過去と辛いトラウマがあり、後遺症の耳鳴りを爆音の音楽で掻き消す変わり者で、不器用だがやさしくハンドル握ると豹変する凄腕の逃がし屋で名前は「ベイビー」…。
なんだこの中2心震わす主人公は。

音楽&
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.4

4DXにて観賞。
デカい!

天変地異級の巨大怪獣VS巨大怪獣は、私の心を強制的に12歳へと引きずりおろして、ただただ圧倒する。

ゴジラかっこいい!キングギドラかっこいい!

キングギドラのデザイン
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CAMP キャンプ(2014年製作の映画)

1.1

これは酷い!

事故→小屋で襲われるという王道ホラー。
まず、最初の事故から極低予算映画を確信。

もうね、傷一つつけないんですよ。
運転中のシーンでは景色が見えないようにガラスを白塗りにするという、
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Returner リターナー(2002年製作の映画)

3.0

樹木希林さん追悼第三回目。
第三回と言いつつ、二回はTSUTAYAの樹木希林コーナーにあった「そして父になる」と「海街diary」。
合計15分くらいの出演でしょうか?
許さんぞTSUTAYA!
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.5

「高い所」「巨大なモノ」「速い移動」…。
人種、信条とは無関係に、人間が本能的に怖いと思う要素がいくつかあって、「暗い所」もその一つ。

こういう本能的恐怖は大人になると薄れる人が多いけれど、心の底に
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友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.2

あぁ恐ろしい狂気の恋愛ムービー。
どっかの少女漫画の実写化のようなポップなタイトルとジャケットに騙されることなかれ。

破滅型恋愛ジャンキーによる破壊の物語であります。

痴情のもつれ、痴話喧嘩。
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海街diary(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

長女、綾瀬はるか!
次女、長澤まさみ!
三女、夏帆!
四女、広瀬すず!

私の考えた最強姉妹!
くらいなキャスティング。

同時、綾瀬はるか(30)、長澤まさみ(27)、夏帆(25)、広瀬すず(17)
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PUSH おす(1987年製作の映画)

4.0

ボタンを押せば全てが新品に交換出来る世界。
飲み物も、服も、車も、ペットまでも。

1987年の映画ですが、映画から30年、奇しくもAI、IOTの出現により急速に「無人化」が進もうとしている。

便利
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JUMPING(1984年製作の映画)

3.7

酔うわ!

近づいて、離れて、近づいて、離れて。
ひたすらジャンプを繰り返す主人公の主観ショットの6分間。

ぐるぐると回る視点で、着地の度に何かを発見する。

まだアニメが手書きの時代に、アニメの可
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おす(1962年製作の映画)

2.8

手塚治虫の短編。
僅か3分。

暗闇の中で、足が映り、手が映り、目が映り、寝癖が映る。
苛ついているのか、だらしないのか。

江戸っ子口調の猫が男に文句を言う話。
まさかのオチ。

IMPACT インパクト/ムーン・パニック(2009年製作の映画)

1.5

さ、三時間もある!

テレビの再現VTR並みのへなちょこCGだと思っていたら、本当にテレビドラマとのこと。
90分で前後編のドラマだから3時間なのね。

テレビドラマと思えば中々ですが、映画と思うと…
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プレデターズ(2010年製作の映画)

3.1

テレビにて再視聴。

プレデターズVS戦闘のプロ集団!
燃える展開です。

途中の展開も含めGANTZの大阪編みたいなイメージ。

戦闘のプロ集団は、思ったより似たような集団というか、バラエティには富
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風と舟(年製作の映画)

2.2

15分の短編映画。
小瀬田麻由が可愛い!

ストーリーはありきたりというか、敵対する侍同士の男女が惚れ合うという感じ。

全身真っ白侍と全身真っ黒侍とに別れるのは、分かりやすいし視覚的にも綺麗でよか
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ダークハウス(2015年製作の映画)

3.6

我らがジェームズワン!
…プロデュース?

やられましたわ。
監督じゃないんかい!

そうなると死霊館シリーズとの比較は避けられなくて、まぁどちらも二時間ある死霊館シリーズと違って「徐々にエスカレート
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山の音(1954年製作の映画)

3.0

原節子による良妻賢母の具現化。
いつもニコニコと愛想よく、よく働いて怠けない。

原節子の映画を初めて見ましたが、美人は美人ですが絶世の美女とは言えない顔してるんですよね。
けれど、仕草や表情から生ま
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世田谷ラブストーリー(2015年製作の映画)

1.5

あらゆる演技、演出が大袈裟で分かりやすい。
薄暗い映像に辛気臭い展開と、これぞ邦画という詰め合わせ感。

back number自体は好きだし、清野菜名ちゃんは可愛いし、何なら監督も嫌いじゃないんだけ
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2ちゃんねるの呪い 劇場版(2011年製作の映画)

1.7

安っぽい!
何もかも絶望的に安っぽい!

けれど、そこまでつまらない訳ではなく…。
インスタントラーメンにはインスタントラーメンの良さがあるというか。
いや、インスタントラーメンは高尚過ぎるか。
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Oh!透明人間(2010年製作の映画)

1.3

日本版インビシブル…、というには余りに幼稚な透明人間コメディ。

イクラを食べると透明になり、興奮するともとに戻る。

この設定で思い付くアレコレが、もうそのまま起こるだけの映画です。

ゆきおんな(2009年製作の映画)

1.4

長澤つぐみ以外の演技力が壊滅的。
ちゃんとしなさい!

題材は雪女ですが、ほのぼのちょいエロ馬鹿コメディ。
ホラー要素皆無!

色白雪女の長澤つぐみが可愛いというだけの映画。
片腕マシンガールで初対面
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ザ・シェフ 悪魔のレシピ(2016年製作の映画)

2.5

ホラー映画の中で、「人肉=上手い」は不動の方程式なのであります。

舞台はイギリスですが、以前見た「ヘルケバブ」よりもヘルケバブしております。
何せケバブが出てきますから。

伝説のゴミカス鬼畜映画、
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.2

樹木希林さん追悼観賞。
大好きな女優さんでした。

とは言え、樹木希林さんの出番は少なめ。福山雅治主演の激重ムービー。

私の心のバイブル、「星の王子様」よりイケメン狐の台詞を引用。


「秘密を教え
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Pictured(原題)(2014年製作の映画)

3.5

Right Off の監督によるショートムービー。

僅か3分ですが、ちゃんと怖い!

日常に潜む違和感をきちんと恐怖に仕立て上げて、オチもありがちとは言え私は意表をつかれました。

同監督の長編が見
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ONE PIECE エピソードオブ空島(2018年製作の映画)

2.0

テレビにて。

空島は、あらゆる人の思いが黄金の鐘に乗せられる、物語として非常に美しいパートなんですよ。

ヒルルクが大好きな所を差し引くと、ドラム王国編を抜いて私の中で一番好きかもしれない。

ただ
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宇宙からの暗殺者(1954年製作の映画)

1.4

この映画凄い!
愛すべきダメ映画!

いや、色々ダメなんですけど、宇宙人のビジュアルがぶっちぎりでダメ。
黒の全身タイツにゲジゲジ眉毛、卵を左右に切ったようや形の半球に黒目を書き足しただけの手作りお目
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エイリアンVS. プレデター(2004年製作の映画)

3.7

夢の対決系映画!
VS系の面白さはシンプルで、「お金を使ってる映画は面白い」。
凡百、いや凡庸にも遠く及ばない有象無象の低予算VS系とは違い、本作はちゃんと面白い!

敵の敵は味方、という安易な発想に
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拳精(1978年製作の映画)

2.2

なんだこの映画!(笑)

隕石の落下をきっかけに現れた拳法の妖精から、ジャッキーがカンフーを習うというトンデモカンフー映画。

最初、妖精は隕石に張り付いてきた宇宙人かと思っていたら、拳法書へ帰るシー
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ヒトラー最終兵器(2013年製作の映画)

2.4

ヒトラー最終兵器…。
この悪ふざけ100%の放題から、どんなおぞましいB級ゾンビかと思いきや、いたって真面目な武闘派ホラー。

ムキムキのナチスゾンビとムキムキのソ連軍人の骨太アクションが見られるイギ
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劇場霊(2015年製作の映画)

1.2

あ、これはダメです。
もう全然ダメ。

協賛がパチンコメーカーで、主演がAKB?
もう金の臭いしかしませんね。
パチンコ台作る為に映画撮ったんでしょうが、これでは…。

パグみたいなブサカワフェイスが
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ドラえもん のび太と鉄人兵団(1986年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

記念の600レビュー!
という事で子供の頃にみた思い出のドラえもん映画で。

小さい頃、家には子供向けアニメのビデオが沢山あって、ラインナップは「ドラえもんシリーズ」「ディズニー」「トムとジェリーシリ
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On Your Mark(1995年製作の映画)

2.8

「知名度が低く」「7分間の短編で」「政治的、哲学的な意図が汲み取れる」「宮崎駿監督の」「無声(BGMのみ)映画」という、いかにもネットジャンキーがしたり顔で解説するのに向いた要素を詰め込まれている為、>>続きを読む

ビジター(2012年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

本作のみならず、悪魔のいけにえ、エスター、ミザリー、シックスセンス、ファニーゲーム、ゾンゲリア、ジェイコブズラダー、下妻物語、アレックス、サンセット大通り、屋敷女、パージ、正体不明ゼム、ドントブリーズ>>続きを読む