怨念大納言さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

怨念大納言

怨念大納言

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口裂け女 リターンズ(2012年製作の映画)

1.2

B級ホラー業界は、こっくりさんと口裂け女好きね。

怖くも面白くもなかったのだ。

バッド・マイロ!(2013年製作の映画)

3.4

か、可愛い!
何コレ可愛い!

ストレスで出来た腸の腫瘍がモンスター化して、ストレスの原因を噛み殺すって内容のアホなホラーで、こんな可愛い必要あります?
おめめクリクリなんですけど。
ソファで添い寝し
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

2.9

粗や説明不足はあるものの、その分テンポのいいタイムループ系ホラー。

この手のホラーは、どうしても最初の緊張感を維持出来ず、後半「殺される事に慣れる」ものだけど、この映画のバランス感覚は凄くよかった。
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キクロプス CYCLOPS(1987年製作の映画)

2.0

終盤、エレベーターのシーンからがこの映画の本番。
モンスターVSモンスター。
ぐちょぐちょと絡まり合いながらの戦闘シーンは汚くて最高。

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

何コレめっちゃ面白い。
B級臭過ぎるタイトルからの大当り。

冒頭、駄菓子屋の老婆が知的障害を持つ息子に店番を教えている。不潔な路地裏にゾロゾロと集まるホームレス。その内の1人の頭上から、ニュッと両手
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

キリのいいレビュー数まで取っておいた本作、700レビューを記念してついに書きます!

大学時代にパンズラビリンスを見てから大好きなギレルモデル・トロ監督がアカデミー賞を取ったということで、非常におめで
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植物図鑑 運命の恋、ひろいました(2016年製作の映画)

2.2

長い長い長い長ーい!
この手のふわふわ恋愛映画と、起伏のないへなちょこスプラッターを90分以上やるのは拷問である!

あんまり好きなタイプの映画ではなかったけど、高畑充希は本当に演技が上手いな。
アニ
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怪談(1965年製作の映画)

4.3

見たぞー!長い!なんと三時間!

「怪奇」というのがぴったりで、現代のホラーの直接的な恐怖に比べると、奇妙な物、不思議な物、不可解な物が描かれ、そこにじっとりと恐怖がまとわりつく印象。

一本目の黒髪
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ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

3.7

最早伝統芸能と化したファイナルディスティネーションシリーズ。
安定と信頼の面白さ。
「運命に殺される」って思い付いた時点で勝ちよね。

日焼けマシンのシーンは、馬鹿馬鹿しくて最高。

闇刻の宴(2015年製作の映画)

1.3

このレビューはネタバレを含みます

ショートオムニバス6本


絵の少女に命じられ、旅館で連続殺人が起きる。
全く全然一切不要で、かつ別に有り難くもない濡れ場が入る。
江戸川乱歩は「押し絵と旅する男」の原稿を捨てようとしたらしいけど、
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プリズンボンバー/地獄のサティアン(1982年製作の映画)

1.2

まず、放題よ。

「プリズンボンバー 地獄のサティアン」
ふざけ過ぎでしょ!(笑)

内容はね、この手のB級監獄ダメ映画を継ぎ接ぎした特に言うことのない作品。

ナチスの残党が現地人にやらせる労働が「
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さびしんぼう(1985年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

樹木希林さん追悼4作目。
随分若返ります!
(作成途中で忘れてた…。なんて変なタイミング。)

大林監督の「尾道三部作」三作目。
その名もさびしんぼう!

ノリの古いギャグ連発に引きそうになったものの
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血のお茶と紅い鎖(2006年製作の映画)

2.8

まず、ストップモーションの無声映画で一時間以上の映画を作ろうという根性が素晴らしい。

決して出来は悪くないのに、なんか三時間くらい見てた気がする。凄く疲れた!

非常に不気味で幻想的。
印象的なシ
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.3

資本主義経済の「身も蓋もなさ」を生々しく描写した傑作。

「大企業の上に立つ者には、背負わなければならない十字架がある。そこに上りつくまでに、多くの友人を失うことになる。」
レイ・クロックの「成功はゴ
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.3

停電の原因とか理屈はどうでもよくて、停電により変容する社会や人間の関係を描く。

「価値がある」とされる多くのものが資本主義上の利害で薄く成り立っていて、停電前には意味のあったものが無意味に、無意味だ
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リトルプリンス 星の王子さまと私(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まず白状すべきは、原作の「星の王子様」は私の人生に大きな指針と影響を与えた傑作であって、ただ「忠実にアニメ化」しさえすれば★4.0以上は確約されるのです。

ただ、本作は純粋な映像化ではなく、原作の後
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.2

緻密に作り込まれながらも、エンタメ的面白さに全エネルギーを注入した傑作。

今見ると、ドラえもんやバタフライエフェクト等々の影響で「タイムトラベルする時の倫理観」みたいな物が出来上がっていて(奇妙な話
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ラプチャー 破裂(2016年製作の映画)

2.0

思ってたのと違う!

さぞ、嫌らしくてねちっこい嫌がらせ地獄が待ち受けるのかと思いきや、描写はそうでもないし(個人的には)別に見たくもない脱出の為の悪戦苦闘が長々描写されていたり。

後半につれ、尻切
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ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.0

「居心地の悪さ」「薄気味悪さ」、こういう直接的でない不快感を与えてくれる映画は貴重で、流石。

こういう現実と非現実の曖昧さは、恐ろしさと優しさを同居させた不思議な感覚。

オチは古典的なので、多分多
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

マツコ可哀想過ぎるでしょ…。

ミステリーではありますが、「謎解き」や「どんでん返し」がメインではありません。
壊れてしまった日常、その正体を生徒達が取り戻す為の話に思えました。

現実の裁判と比べれ
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血を吸う粘土(2017年製作の映画)

3.4

低予算のスプラッターで、よく「豆腐」なんて揶揄されるのは、都合上、ちょっとしたダメージで大幅に人体が欠損しなかればならないから。

そこで、思いきって「人体を粘土にする」という試みは素晴らしい。

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感染列島(2008年製作の映画)

2.7

コロナ禍の真っ只中という事で観賞。

現在、コロナでしょう感じる不安って政府のあり方だったり、「自粛」の範囲、解釈を巡る個々人の対応だったりするけど、そういうのは一切なし。

医療現場の過酷さがメイン
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.0

特に啓示とか哲学とかが示される映画ではなくて、可愛いお姫様ラプンツェルが幸せになるお話。

健気に王子様を待つ古典的なディズニープリンセスではなく、非常に活動的で好奇心旺盛。

長期幽閉されてあのコミ
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

私の町の小さな映画館で、本作が公開されるとの事で、わくわくしながら視聴。
最高でした!
端的に言うと、「リトルミスサンシャイン」の骨組みに、「ボヘミアンラプソディ」や「8マイル」の音楽サクセスストーリ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

「口が埼玉になる」「埼玉がうつる」「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」、冒頭から酷すぎんだろ!
そしてついでにdisられる八王子と群馬、千葉、茨城。千葉だと思われる西葛西。
これも可哀想。
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ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.3

ミニオンたちがついてゆくボスを探す物語。
家族愛を全面に出すグルーシリーズとは違い、ミニオン大活躍のスピンオフ。

ウクレレでヴァン・ヘイレン弾くのは見事。
あの指でどう弾くのか。
※そもそも、ライト
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怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

3.4

ひたすらにミニオンが愛らしい映画。
ゾンビ化しても可愛いミニオン。

映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

2.6

浜辺美波、池田エライザ、福原遥と、綺麗なお顔の人気女優が変顔するのが見られます。
けれど、それ以上のものではなかったかなと。

意外にも大活躍する木渡には笑った。

スウィートホーム(1989年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

30年前の古典的館ホラー。
恐怖の間宮婦人が襲いかかる!

暴走ハイハイベビーを焼却炉で燃やしてしまった間宮婦人は、我が子があの世で遊び相手に困らぬように村の赤ん坊を拉致しては焼却炉で燃やしまくる。
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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「私はグレネードなの」。
常に死が背後に立つ主人公は、大好きな人たちを傷付けないように孤独でいようとするけれど、親は子供を愛する事をやめられないし、恋人は恋人を愛する事をやめられない。

双方が癌患者
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Virginia/ヴァージニア(2011年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

設定のごった煮!
二時間もあるのに纏まりがない!

バラバラの時刻を刻む7面の時計台なんて、ロマンの塊みたいなアイテムをよくぞ思い付いたなと思うし、エルファニング演じるヴァージニアの、幼さの中に色気が
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30デイズ・ナイト(2007年製作の映画)

2.6

ゾンビがヴァンパイアになるだけでこうもオシャレなのね。

映像も凄く綺麗だけれど、ヴァンパイアとしては相当狂暴な部類です。

ちゃんとしたホラー。

Re:デッド(2018年製作の映画)

2.3

俺の側に近寄るなぁーーーー!

はい。
ジョジョの奇妙な冒険におけるチート技の二大巨頭、「ゴールドエクスペリエンスレクイエム」と「バイツァダスト」を同時にくらうとこうなります。

なんというか、惜しい
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.0

SF、ホラー、コメディ、ミュージカル。
「面白い映画」という一点突破の為、ジャンルを超え、エネルギーに満ちたパワー系映画。

メインキャラクターの一人が某大人気海賊漫画に引用された事で、再脚光を浴びた
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

耽美的ホラーの金字塔、サスペリアのリメイク。

「何だかよくわからないけれど、美しくて怖い」という前作の特性をバッチリと引き継ぎつつ、映像は格段にパワーアップ。

踊り死にするシーンや、理事長の気色悪
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