seaさんの映画レビュー・感想・評価

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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

めっっちゃ面白かった!!
光も闇もひっくるめてクールに映された新宿の街
ちょうどよく令和ナイズされた設定
半端なくかっこいいアクション
Get Wildは大名曲。

鈴木亮平改めて振り幅すごい。
原作
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.6

ちさととまひろのゆるいファッションと台東区の下町感が好き。
日常シーンと戦闘シーンの緩急のバランスは前作の方が良かった。
それにしてもアクションかっこいいなぁ

3-4x10月(1990年製作の映画)

3.5

理不尽と暴力、呆気ない生命。
カットの美しさと音の無さが良い。
北野武の映す沖縄が好き。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

試合シーン
現実の試合を観戦しているかのような迫力とスピード。選手目線の細かな表情や視線の動きまで見えるカメラワークで、コートでプレーしているような臨場感も味わえる。熱戦を淡々と描いているのがリアルで
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.8

全カットが良い。風景も服装も色彩も構図も。
美術館室でのシーン、東京でお父さんの家に向かうシーンの日の差し方にノスタルジーを感じた。

90年代に思いを馳せる。

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.2

平穏と暴力、沖縄の鮮やかな自然と唐突な死、ユーモアと虚無のコントラスト。
「何十万というコマの中の任意の1コマが美しいのが理想」という北野武の映画観をまさに表していると思う。

登場人物たちの生き方は
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.8

ウォンカとヌードルが風船持って夜の街を飛ぶシーンすごく良かった。
ポール・キングのファンタジー好き。

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.8

秩序も倫理も正義もない世界。
ラストの清弘との対峙は名シーンだと思う。光と影のコントラストが素晴らしかった。

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

-

無理のある展開とアクションはもはや様式美。演出力がすごい!
しばらく追えていない原作を読みたくなった。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

何度でも言うけどウェスアンダーソンの世界観が本当に大好き。
色彩、構図、カメラワーク、目線の動きまで計算し尽くされたような映像へのこだわりがさすが。音楽とファッションも最高。
たびたび出てきた鳥はルー
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

オープニングが最高で堪らん!!!
曲もスタイリングも構成もオシャレすぎ

暴力を描きながら暴力からの離脱の物語となっていたのがとても面白かった。

怪物(2023年製作の映画)

4.6

誰かを怪物にした方が簡単に生きられるけど、現実はもっと複雑で、私たちが見ているのは多面的な世界のほんの一部でしかない。愛ゆえの行動も、正しいと思った行動も、必ずしも噛み合わない残酷さ。
あのラストを思
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

前作が良かったからだいぶ期待して観たけど、見事に上回ってきた!ストーリーも映像も音楽も最高!!!
視覚聴覚大興奮であっという間の2時間半だった。製作者の方々は本当にセンスの塊だと思う。芸術です。

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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

あたたかくてきらめいていて、どうしようもなく悲しくて苦しい。ひとつひとつのシーンやセリフを思い出しては涙が出そうになる。

説明されない余白が多いけど、休暇のあと、カラムは自ら命を絶ったのだと思う。あ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

3Dで観て正解。アトラクション乗ってるみたいで楽しかった!
改めてマリオの作中曲って名曲ばかりだなと思った

女神の継承(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アジアンホラー特有の陰湿な雰囲気はありつつも、エクソシスト!ゾンビ!なアメリカンホラー感の方が強くて、個人的にはあまり怖くなかった。
ポン(赤ちゃん)とラッキー(犬)は助かって欲しかったな。みんな悪く
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.3

余韻を処理する間もなく淡々と話が進んでいくから、エンドロールで一気に感情が押し寄せてきて泣いてしまった。

セックスというわかりやすい表現に限らず、帰る姿を少しでも長く見ようとベランダに出るとき、水仕
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アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

3.8

木の椅子を引く音、化石を削る音、波の音
全体的に静かだから些細な音が印象に残る。
セリフのないシーンにこそ描きたい感情が表れている気がする。

メアリーの孤独や虚しさを表現するケイトウィンスレットも、
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.1

新海誠作品はどうしてもキャラクターとストーリーの展開・粗さが好きになれないのだけど、やっぱり映像の美しさ、題材、演出力は素晴らしかった。
個人の受けた被害の大小に関わらず、日本人全体にとって3.11の
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

キャラの立ち方やストーリーの展開・緩急が良い意味で少年マンガ感あって好きだった!
人間の様々なウザいところを描いているのに、ここまで主人公たちを魅力的に、かつ話をすっきり仕上げられるのすごいと思う。
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パッション(1982年製作の映画)

3.5

まさに映像で観る名画。自然光の捉え方が美しい。政治的要素の配分もちょうど良い。

パッチワークのようなシーンの繋ぎ方で、あえてストーリーをわかりにくくしているのかなと感じた。作中たびたび出てくる"物語
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.0

ラストの有名すぎる名シーンをついに観た!笑
ぶっ飛んだアクションもキザ(すぎる)なルパンも、良い意味で漫画らしくてかっこいい。
音楽と絵が最高。
出てくる食べ物が全部美味しそうで印象的だった。

絵柄
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ONE PIECE FILM STRONG WORLD/ワンピース フィルム ストロングワールド(2009年製作の映画)

3.9

オープニングのわくわく感が堪らない。
このシーン描くために映画作ったのかなってくらい、シキの館に乗り込むところかっこよすぎ。
冒険心を擽る島と後半の任侠な世界観が好き。
そして主題歌が最高。

テレビ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

シャンクスとヤソップと直接会わずに共闘する構成が最高!!
全体的に"音楽"と"家族"という原作でも大切にされているテーマが描かれていて良かった。

SNS的な世界との繋がり、救世主として持ち上げられ、
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.8

ツッコミどころ満載だけど、とにかく音楽、映像の色使い、衣装が良い。
しっかり集中して観るというよりは、流し見で何度も観たいという感じ。
最近の映像作品(映画やMV等)でもロシュフォールの恋人たちに影響
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呪詛(2022年製作の映画)

3.0

苦手な描写多くてほとんど顔隠して観てた
主人公に非があって呪われる系は鑑賞後に怖さ引きずらないから助かる。
何も悪くないのに巻き込まれる周りの人達が終始可哀想だった。

ビデオ、スマホ、防犯カメラの映
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.9

途中引っかかる箇所がいくつかあったのと、前作観たときから時間経ちすぎてて細かいところ忘れてたっていうのがあったけど、
世界観とキャラクターが大好きなのでおっけーです。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

何一つ無駄なものがない。演劇のセリフ、登場人物の些細な言動、すべて後から「そういうことだったか」と気付かされる。気付かされるのであって、説明されるのではないのが上手いと思う。

話の構成が好き。すべて
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.9

題材が少しありきたりかなと始めは感じていたんだけど、思っていたよりはるかに曖昧で複雑で深かった。たくさん説明がなされているようで、実は何も語り尽くされていない感じ。観る側の想像力や感受性に託された余白>>続きを読む

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