リンチの評判の悪い映画を観ておもしろいと感じた自分がリメイク版を鑑賞。音響とか大画面にも圧倒されるが、そのSFXと一体になった美術と壮大な映画世界に圧倒された。これで前半部分でも、長いとは思わない。>>続きを読む
コーダは音楽用語の方ではなくて「聾唖の親を持つ子ども」の頭文字をとった略語。いつもは横文字をカタカナにするだけのくせにこんな時だけ変な配慮をする。この邦題に苦言を申したくなる。
漁師をする父母と兄>>続きを読む
今思い返すとコロナ直前に映画館で観た最後の映画だった。マジンガーZの基地を実際に建設する計画を立てるという内容なので、建設・建築関係のトリビア満載。少しも堅苦しくならずコミカルな作風。役者たちも楽しん>>続きを読む
大学で出会ったマナとすみれの2人。すみれは突然姿を消してしまい、マナは社会人になってからもそれを引きずっている。実はすみれは旅行先の東北で津波に遭ってしまったらしいことが次第に明らかになる。はじめは>>続きを読む
パリ南部の13区を舞台にした中国系住民エミリーと高校教師カミーユ、30歳を超してから大学に入った地方出身のノラ、3人の物語。恋愛というよりもっと醒めたセフレと言っても良いような微妙な関係で、じめじめ>>続きを読む
映画館で3Dで鑑賞。最初の方に主人公がうがいをした水をこちらの画面に吐き出す場面がある。そういう3Dってすごく悪趣味。映画そのものはまあまあ、かな。
角川映画なので色目で見てしまうが、観てみると案外良かった。非現実的な設定をつい揶揄したくなるが、この映画の松田優作と薬師丸ひろ子は形容しづらいが輝いていた。
ホームで余生を過ごす老人たち。それが意外にからっとしていて楽しそう。その彼らが、異星の力を得て第二の青春を迎える。この映画は好き。たぶん低予算で話題になったかどうかも知らないけれど良作。
コエーリョ原作らしい。が、この映画はそれがホントなんですか、と聞きたくなった。真木よう子が主演でそこに文句があるわけでもないけれど、邦画がつまらない、という人はこういうものを観て言ってそうだな。
映画のチケットをまだ窓口で買っていて、女性の販売員に映画名を言うのに緊張した。高校生のどうしようもない性への関心がおかしく描かれる。弱小バレー部を激励する教師が綾瀬はるか。彼等を鼓舞するため彼女はある>>続きを読む
映画の内容とは関係ないけど、前半眠ってしまって後半しか観ていない。少年と伯父のロードムービーだが、ジェシー少年の子役は演技うますぎ。モノクロでドキュメント調。もう1回観ないと・・・。
原作は知らずに映画だけ鑑賞。田中圭が相当なはまり役で、オートアサシノフィリアという特殊な嗜好を持った教師役。彼がかつて出会った「キャサリン」に殺されるために赴任した高校で女子にもてる人気教師として振>>続きを読む
ごく始まりから目を覆わせる容赦ない暴力描写で苦痛が充満している映画。異色作というか怪作。映像センスはあって気に入る人はきっといるだろうが、ちょっと辛かった。説明もなく出てきて理解(受容)に苦しむ場面>>続きを読む
佐久間由衣が、本人の言う22歳のポチョムキン、ホリガイそのものになりきっている。原作を読んでいても感心するほどそのまま現し身になっているよう。イノギを演じた奈緒も蔭ある存在を健気に演じている。原作の>>続きを読む
途中で少し意外な展開になるけれど、ネタバレしたとしてもそんなに変わらない、そんな映画。あまり刺さらなかったのはなぜか。浅い。
男女2人の逃避行。和歌山。飾らない演技が自然体。映画そのものも低予算を逆手に取ったのか演出にも作り込んだ感じがない。もう少し「華」があっても良かったとは思うけれども。
ドキュメント監督の木下由宇子は、3年前の高校生自殺事件の真相を追った番組を製作しようと取材を続けている。一方で父の経営する塾の手伝いもしながら、自分の父親の思わぬ事実が明るみになって揺れる。そして自>>続きを読む
おもしろいという映画ではなく、万引きの疑いで逃走した高校生の事故死に始まる鬱展開。その事故場面がショッキング(言及だけで直接的な描写はないが)なことも尾を引き、父親の狂気もはらんだ憎しみがこの作品を>>続きを読む
2人のつかみどころのない恋の行方を描く。唐田えりかも東出も予想していたよりもそれらしかった。ヒロインの朝子は不意に姿を消した麦のことが忘れられないまま東京で暮らしている。そこに麦と生き写しのようだが>>続きを読む
下北沢舞台の若者映画。台詞を棒読みのように抑揚もつけずしゃべり特に筋書きらしきものもなく淡々と続く。主人公は青という古着屋の主人。恋人の雪と別れて日常がつづく。その周りにいる人物たちもこの世界の中に埋>>続きを読む
良くできた映画かもしれないが、全編暗くてフィルムノワール風。犯罪がはびこるゴッサムシティはもうニューヨーク。バットマンの所作も超兵器など登場せず普通の(?)強い人。リドルの正体があのような風貌なのもギ>>続きを読む
ネコよりイヌ派、なのだがこの映画のカンタは可愛い。カンタを巡って「親権」争いをする離婚間近の夫婦とその不倫相手4人の笑劇。いかにも低予算といった作りなのだが軽妙でおもしろい。自分はこの俳優たちは誰も知>>続きを読む
話題の面々の新作を新宿で鑑賞。いきなり古書店主の多田に、高校生岬が求婚。その一方で多田の片思い相手で結婚間近な一花と相手のあいだには亀裂。多田も巻き込まれていく。下世話なジョークもあって場内笑いが何度>>続きを読む
ヒロインの伊藤沙莉はハスキーボイスと着実な演技力で、池松壮亮は地で行っているだけにも見えてしまう自然な演技。30代の少し大人の恋の事情を描いているのだが、予備知識なにもなしで見始めたのではじめ構図がわ>>続きを読む
アマゾンプライムで世界同時配信。原作も読んでいたのでそんなに期待せず観てみた。少し色眼鏡で見ていたようだ。見くびってはいなかったつもりだが、脇を固める役者陣も好演していて充分観れる映画だった。主人公>>続きを読む
原作読んでないのだが、あらすじは知っていた。ハンナという女性の存在に縛られる。罪を問われたハンナに主人公は物語を読んで聞か続ける。
敗戦濃厚なベルリン地下壕にこもる第三帝国の要人たち。ヒトラーの秘書を務めた女性から見たその最後の日々。色眼鏡なく見ることは不可能だがこの映画は印象に残る。最後に実際の本人が登場するのは余計かもしれない>>続きを読む
大卒してニューヨークで住み込みの養育係を始めたアニー。雇い主のミセスXの属する上流階級の世界は欺瞞に満ちたもの。アニーはついに切れる。痛快。
映画館で観ました。ハリウッドで映画化されたのが不思議。
三島由紀夫晩年の代表作の映画化。雰囲気があって悪い映画ではないが、エンディングの宇多田ヒカルには違和感を感じた。
劇を元にした映画。ナタリー・ポートマン、ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、クライブ・オーウェンの4人が主役。会話劇で軽妙だったり、きわどかったり大人の劇。それぞれが個性を出してぶつかり合うのでおもし>>続きを読む
中世のような宗教裁判が残った時代のスペイン。裕福な商人の娘役ナタリー・ポートマンが異端の嫌疑を受けて投獄される不幸な役。拷問され乱暴され長年投獄された末に、ナポレオン軍の侵略で牢獄から解放された時の変>>続きを読む