haramouthさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

3.0

クソガキにずっとイライラさせられる。
自己顕示欲に囚われた高校生男子2人組による『近所のジジイをビビらせてみた』動画に端を発する胸糞ストーリー。

3つの時間軸を代わる代わる観せる脚本は巧みながらも、
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バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート(2015年製作の映画)

3.5

頭のネジ数本失っちゃってる凄腕殺し屋(サムロックウェル)と、男運無しプッツン女(アナケンドリック)がお互い一目惚れ。最強サイコパスカップルここに爆★誕ー★!

まーたアホな邦題付けちゃって…と思ったけ
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スコア(2001年製作の映画)

2.4

この物語を楽しむポイントはただ一つ、「期待しない事」。
とはいえロバートデニーロ、エドワードノートン、おまけにマーロンブランド御大ときたら期待せずにはいられない訳で…結局肩透かし食らうことに。

前半
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.0

フィリップマーロウから渋みを抜いて、エドワードノートンの偏狂的演技で包みましたみたいな映画。
舞台は50年代のニューヨーク。私立探偵が追う事件の糸は街を牛耳る大物の闇に繋がっていて…。

エドワードノ
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.0

こういう希望を跡形もなく焼き払うような物語って、どう受け止めたらいいやら…と呆然としてしまう。
性善説を文字通り嘲笑う結末。
天使の姿で現れるものの正体は悪魔なのだ、というキリスト教的教訓か。善と悪の
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ベスト・オブ・エネミーズ ~価値ある闘い~(2019年製作の映画)

3.0

サムロックウェルのウインクが流れ星のようにキラめく、げに美しき物語。

1971年。黒人小学校の火事をきっかけに、黒人生徒を白人と同じ小学校に通わせるか否かの問題が勃発。
結論は市民による話し合いに委
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

4.0

ベルリン陥落目前のヒトラーとその周辺を、若き女性秘書の目線で描く。
ままならぬ戦局にブチギレるヒトラーはもはやただのヤク中じいさんなんだけど、その一方で意外と犬好きだったり、女性に対しては紳士的だった
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ナチス第三の男(2017年製作の映画)

2.6

その冷徹非情な遂行力ゆえに敵味方双方から恐れられた「金髪の野獣」ラインハルト・ハイドリヒ。
ナチス親衛隊の創設時から頭角を現し、やがてチェコ統治の実質的トップとなった彼の半生と死を描く。

まるっとハ
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

2.8

これぞタランティーノイズムなんだなぁ。と納得するものの、全然ハマれず。。。
なんでかなぁ?と考えてみたけど、「登場人物たちが厚着しててむさ苦しすぎ」というなんとも浅ましい結論しか出なかった。だってみん
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.8

アー面白かった!
数年ぶりの映画館体験ということもあり、テンション上がりまくり、大満足。
とにかくライアンレイノルズが可愛くて悩殺。「オハヨ」のイノセントな顔が可愛すぎてもう金魚になりたいよ。

主人
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.4

「人生にしがみついてやる!」
ガリッガリのマシューマコノヒ―演じる主人公の生き様に笑わされ、泣かされ。

酒にドラッグに女に溺れた生活を送っていたカウボーイ。HIVと診断されたことから、彼の人生は18
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ドライヴ(2011年製作の映画)

3.9

寡黙なライアンゴズリングによる愛と暴力。
いい意味で裏切られた…。最高。

主人公は敏腕ドライバー。
彼の華麗なハンドル捌きによって劇的に姿を変えていく物語。
主人公の無表情で淡々とした日々から、隣人
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

-

えっこの映画ヤバ…笑
これほど爆笑できるTHE ENDってほかに無い。
中身カラッポのガールズトークにイライラさせられるのも、カーチェイスに手汗ビシャビシャにさせられるのも、全部このカタルシスのためだ
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セブン(1995年製作の映画)

3.0

暗いし、ずっと雨降ってるし、毎日猟奇殺人だし。
思い出せる笑顔は2回だけ。地下鉄で揺れる部屋のシーンと、胸毛剃るシーン。なんだそれ。
観る側もずっと眉間にシワ寄せて険しい顔してなきゃいけない、ヒリヒリ
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.5

この完成された物語はなんだ!
絶対的にハッピーエンドではないんだけど、バッドエンドとも言い切れない。
予想していたものとは全然違うベクトルの衝撃と、感動なのか希望なのかよーわからんポジティブな感情が自
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.8

最高。
最高なんだけど、なんの予備知識もなかったらもーーーっと最高なんだろうなー。
「どんでん返しの傑作」「ケヴィンスペイシーの怪演」との評判はあまりにも有名で、どうしたって先入観込みで観ちゃうのが悔
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ボーイズ・イン・ザ・バンド(2020年製作の映画)

3.6

すげーうるさくて、すげーいとおしい物語。
1968年。ニューヨークのアパートの1室では誕生日パーティが開かれていた。集まった7人は揃ってゲイの仲間たち。ある人物の飛び入り参加によって、楽しいホームパー
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.0

缶ビールを開ける軽快な「プシュッ」っという音(この世で一番好きな音だぁ)が全編にちりばめられた楽しいパーティ映画。
休日、まだ陽が高いうちから缶ビール片手に観るべし。平日の朝観てしまったわたくしは大後
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

3.4

死刑囚(ケヴィンスペイシー)が、刑執行を前にジャーナリスト(ケイトウィンスレット)に自らの半生を語る。単純に見えた殺人事件の真相とは…?

映画半分くらいまで観たところで、真相は見通せちゃった。という
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モンスター上司2(2014年製作の映画)

2.2

注意事項;
・クリストフヴァルツはちょびっとしか出ない。悲しー。
・モンスター上司1、2立て続けに観るといよいよ自分までアホになる

1に続きケヴィンスペイシーは最高

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.2

「家に帰りたい…」悲痛な叫びが、月の虚空にひびく。
哀愁たっぷりサムロックウェルの芝居を堪能しようの巻。

近未来。エネルギーが枯渇した地球は、資源を月に求めた。
主人公サムは、月の裏側で採掘した資源
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.0

宇宙の旅の鍵を握るのは〈愛〉。
愛というものを、物理現象と同じように確かなものとして捉えるのは…なんともオシャレというか…。

重力やらブラックホールやら5次元やらはまっっっったくこれっぽっちも理解で
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.0

観る機会を逸し続けて、シャイニングがらみの陰謀説の方に詳しくなっちゃってたところを、ようやく!
結果、よくわかんなかったぞ!^^
・子役ちゃんが可愛すぎる&達者すぎる
・ずっと音が不穏な感じでキモチワ
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時の面影(2021年製作の映画)

3.8

じんわりと温かな感動に心洗われる物語。

未亡人(キャリーマリガン)が遺跡発掘の夢を託したのは、学位は無いが経験豊かな採掘士ブラウン氏(レイフファインズ)。小さな夢が、やがて歴史的発見へとつながってい
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

2.7

より輪をかけて軽〜〜〜〜いウディアレン。
物語を盛り上げるべき事件は、登場人物たちがひとりで飲み込んで腹の中に仕舞っちゃうゆえに波乱無しに進むストーリー。これが大人の世界かい…。

いつの間にか若い頃
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パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)

3.0

民衆の敵と呼ばれた男は同時に民衆のヒーローでもあった。
その男が屈したのは国家権力か、それとも…。

FBI発足前夜の1933年。
のちのFBI長官Jエドガーフーヴァーをして「パブリックエネミーNo.
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ホワイト・ボイス(2018年製作の映画)

3.7

すこし不思議(SF)で、不気味。そんで無茶苦茶笑える。
ボリスヴィアン的筆致で描かれるブラックコメディは、資本主義の搾取システムに対する痛烈アンチテーゼ。

ニートでビンボーの黒人カシアスは、やっとの
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ミッドナイト・ガイズ(2012年製作の映画)

3.3

元ギャングおじいちゃん達の大冒険♪

28年の刑期を追えたヴァル(アルパチーノ)は、昔なじみのドク(クリストファーウォーケン)とともに出所祝いに繰り出す。
だが、ドクはヴァル暗殺の指令を受けていて…。
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.7

愛ってなんなんだよぉ…。

観るものすべてを絶望させにかかる恋愛映画の金字塔。
恋の始まりから愛の終わりまでを描いた物語はある意味で普遍的。
この世のカップルの数だけブルーバレンタインがあると思うと、
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ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​(2019年製作の映画)

3.1

オネエなジェイクギレンホール × アート × ホラー
このイロモノ感、なんだぁ最高かぁ

ある芸術家が大量の絵画作品を遺してこの世を去る。その価値に目を付けたアートブローカーたちが、彼の遺言を無視して
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.8

チンピラなレオ様。
重層的に描かれる男たちの生き様、駆け引き…150分があっという間だった面白かったー!

アイリッシュマフィアVS警察。
マフィアの手先として警察に入り込んだコリン(マットデイモン)
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

モッシュピットを抜け出して、おウチに帰ろう。

美男!美女!美男!美女!美女!美女!!とたたみかけてくる画面はひたすらに美しいのだが、じっと集中して観るにはなかなか人を選ぶ作品。
独特のカメラワーク、
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.6

最後の最後まで気の抜けない、ずっと緊張感が続くミステリー。

孤島で繰り広げられるサスペンス、しかもスコセッシ監督ときたら、暴力マシマシの『そして誰もいなくなった』みたいなバッタバッタ人が死にまくり系
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ペイチェック 消された記憶(2003年製作の映画)

3.3

陰謀を阻止せよ!理系男子が戦う痛快SFアクション。

敏腕エンジニアのマイケル(ベンアフレック)は、企業の依頼を受けて競合パクリ製品を開発して稼いでいた。製品完成後は、開発期間の自らの記憶を消すという
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キング(2019年製作の映画)

2.4

うーむ。。
製作陣の意欲はめちゃくちゃ伝わってくるんだけど、どうにも主人公像が腹落ちしないままラストを迎えてしまったな。。。

イングランド王の長子、ハル王子(ティモシーシャラメ)は王宮には居着かず放
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マネーボール(2011年製作の映画)

3.3

少年漫画みたいなストーリー!
これが実話に基づいているとは、なんともロマン感じる…。
野球のことは全然わからない私でも、わかりやすい対立構造・わかりやすい物語展開でキッチリ楽しませていただきました。
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