umakoronさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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恋愛適齢期(2003年製作の映画)

3.2

ダイアンキートン
例に漏れず抜群の安定感

チャーミングでお綺麗だが、
いつも同じテイストの役で
さすがに見飽きた感が‥‥

いつものお店のいつものあれを
食べたい時向け作品

個人的には
キアヌ リ
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デーヴ(1993年製作の映画)

3.4

ほっこりと、嫌味なく
絶妙な軽さとのりで
ストレスフリー

気分を下げたくない
あまり考えたくない
さらっとした映画が見たい

そんな時にぜひ

後味が良く
心がぽかぽかする作品

ボーイズ・ライフ(1993年製作の映画)

3.5

ディカプリオとデニーロの共演
それだけで見る価値のある贅沢な作品

ディカプリオの
美しさに目を奪われがちだが
この若さですでに
デニーロすら
飲み込みそうな存在感と
圧倒的なカリスマ性が
発揮されて
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オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に(2010年製作の映画)

4.0

オペラ座
どの公演も衣装が素敵すぎる

一度でいいから生で見てみたい


出産後たった5ヶ月で舞台復帰
体の戻し方はもうマジックとしか
言いようがない

舞台を降りれば
母であり、タバコを燻らし
電車
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Maiko ふたたびの白鳥(2015年製作の映画)

3.3

世界で活躍する日本人


彼女の偉業は
母親の存在なくしては
ありえなかったであろう

これは素敵な親子の
ドキュメンタリーである

己と戦う真摯な姿に胸を打たれる

ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

5.0

光注ぐ庭
愛おしい物に囲まれた家には
妖精が宿るかのよう

現実と空想
二つの世界を同時に
体現したかのような日々

彼女の紡ぐ言葉は
詩集のようであり
教養と知性、ウィットに溢れている

有り余る彼
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トゥルー・クライム(1999年製作の映画)

3.4

久々の再鑑賞

車のフォルムや
ポケベルが懐かしい

イーストウッドのいつものテイストに
珍しくほんの少し
アクション要素のある作品

脚本に強引さがあるが
良い意味で無難に楽しめる

イーストウッド
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

3.9

インド発
ハートウォーミングストーリー

子育て世代にぜひ見てほしい

ブラックユーモアで
全編を和ませつつも
メッセージに芯がある良作
 
非常に力強さがあるため
自己肯定感が高まりそう

インド映
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

気怠さ満載で
ベッドに横たわるスカヨハのジャケット
そのインパクトに加え
全編を日本で撮影したとあり
俄然気になっていた作品


外国人目線でみた日本は
私たちにはとっては
逆旅行気分

なかなか新鮮
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

ビートルズに最大限の敬意を払った
青春物語

全編を通じて流れる
ほがらかな空気が非常に心地よい

世の中からビートルズの存在が
なくなったら‥‥

こんな粋な脚本を思いつくこと
自体天才的


ビー
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あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

3.7

実話とはなんとショッキング

世の中は知らない事で溢れている
弱いものを食い物に
水面下で行われる
許されざる悪行

宗教とは何か?
その根本を
揺るがす内容であった

迷えるものを導き
共に歩むどこ
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息子のまなざし(2002年製作の映画)

3.9

この監督ならではの描写と
切口に舌を巻く

余白の作り方が群を抜き
淡々としたストーリーから
個々の背景や感情を
見るものに委ねるあたりも憎らしい

深部をえぐりつつも
灯火は消さない手法が見事

ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス(2018年製作の映画)

3.2

とがりにとがった
決して守りに入らない
パンクな生き方

その凄まじい人間力と
揺るぎない信念が
いつしかイギリスの伝統をも揺るがす

デザイナーの本質を見失わず
資本主義を否定し
温暖化にも目を向け
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奇跡のひと マリーとマルグリット(2014年製作の映画)

3.6

慈愛に満ち溢れたフィルム

手話で紡ぐ世界の何と優しい事

清く、美しいものに囲まれ、
心が洗われる作品であった

宗教観だけでは到底語り尽くせない
マルグリッドの崇高すぎる人間性

彼女がどんな環境
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海を飛ぶ夢(2004年製作の映画)

3.6

尊厳死を
認めている国はまだ少ない

もし私や近しい人が
それを望んでも
日本では叶わない現実と
重ねながら見た

「人間としての尊厳」

命を終えることを望みながら
その日を待ち続けた
年月の長さ
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ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.3

馬好きとしては
ずっと見たかった作品


襲歩で、他の馬との距離はほぼない
って、もう自殺行為!!

鍛錬をつんだとはいえ
騎乗者達の神経はどうなっているのか
そばかりが気になって仕方ない


ラスト
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

3.0

多様性などという言葉がない時代
彼の感じる息苦しさは
相当なものであったであろう

イヴのガラス細工のような
繊細さと危うさを
ピエールが好演

彼がが持つ色気と
儚げな雰囲気が功を奏し
華のある作品
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レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.5


17歳

若さ故か
持ち合わせた狂気か‥‥

舞台の背景や登場人物を
極限まで絞り込んだ構成が好印象

フローレンス ピュー
ハマり役すぎる

あまりの演技力に
俄然気になる女優さんにランクイン
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ブエノスアイレス恋愛事情(2011年製作の映画)

3.3

ブエノスアイレスの写真集を
パラパラと眺める感覚に近い作品

無機質で文学的だが
映像の切り取り方
小物にセンスが光る

後付けした
窓の位置
オシャレすぎ〜

こういうシュールさはツボにはまる

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ロパートキナ 孤高の白鳥(2014年製作の映画)

3.2

恵まれた長い手足から
生み出される
ポーズの美しさ

宙を舞うような柔らかさ
そのしなやかさにはっとする


どんな踊りも完璧に演じるが
それでも彼女の
白鳥の湖は群を抜いて美しい

成功しても手を抜
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マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

3.2

整えられすぎていない庭には
温室がしつらえられ
背丈の高い色とりどりの草花が
咲き誇る

この庭の持ち主、偏屈お爺ちゃんと
お隣に住む不思議ちゃんの交流物語

花に囲まれたい欲求を
十分に満たす
セラ
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ヴェルサイユの宮廷庭師(2014年製作の映画)

3.0

ヴェルサイユ宮殿の
お庭が完成するまでの
紆余曲折を描いた作品

広大な景観と
優美な暮らしを眺める
楽しさのある映画だが
脚本が今ひとつ

衣装のディテールの素敵さ以外は
良くも悪くも特徴に欠けた印
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ポルト(2016年製作の映画)

3.1

妄想で何度も訪れたポルトの地
憧れの場所を肌で感じ
ちょっと幸せな時間であった


人生で一度くらいは
出会ったばかりの相手と
ひたすら情事に耽る

大人なら
そんな忘れられない夜が
あってもしかり‥
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ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋(2011年製作の映画)

3.5

世紀の愛を
ヴォリス本人と
現代に生きる
アメリカ人ウォーリーの目線で
追うストーリー

構成が分かりにくいが
なかなか面白い

好奇の的であった恋は
世間のイメージ通りなのか‥‥

選ばれし女の余裕
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夏の嵐(1954年製作の映画)

3.2

若くて美しい男との出会いにより
底なし沼に落ちていく貴婦人


騙す男とは
美人でもなく
お金もなければ
そうでくわす事もないであろうが
一応自戒しておこう
などと訳の分からない事を
考えつつ鑑賞
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声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

3.7

くすっと感満載で
独特なユーモアセンスが癖になる

毒っけが
小気味よく
絶妙な塩梅が後をひく
イスラエル作品

かなりシュールながらも
軸はきちんとあり
随所にセンスを感じる隠れた良作

ヒトラーの贋札(2007年製作の映画)

3.7

ナチスドイツ時代
ヒトラーの知らざる顔はまだまだある

史実を元にした良作

収容所のグレーの色彩が
脳裏に纏わりつき
屎尿の匂いすらしそうな
描写がリアル

武器を持って戦うだけが
戦争ではない
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さざなみ(2015年製作の映画)

3.9

少なくとも
夫婦は順調にみえた
その日を迎えるまでは‥‥

心の波紋
そこだけに焦点を当てた作品

夫には封印した過去があり
真の思いは掴めない

夫婦に走る
なんとも言えない距離感

積年の思いが溢
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.6

脚本が巧み

認知症を患ったご老人が
手紙に書かれた
ミッションをこなしていく

ほどよい緊張感を味わいながら
謎を解いていくが
展開が読めそうで読めない

前情報を入れずにぜひ

ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)

3.4

小説を読む
その感覚に近い作品

初恋は
永遠と記憶に残り
思い出もまた美化される

男と女
同じものを見ているはずなのに
感性のずれが滑稽

静かなフィルムだが
なかなか奥深い

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

3.6

世界を魅了するドリス ヴァン ノッテン

当たり前だが
映るものすべてがオシャレ

天賦の感性が生み出す作品は
現代主流となった
ファストフッションとは両極
手仕事の美しさにハッとする

センス溢れる
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秘密の花園(1993年製作の映画)

3.0

おとぎ話に
アルプスの少女と
ハリーポッター
をまぜたような雰囲気の作品

お屋敷のなんと立派なこと

草花と動物
子供達に癒されるも
ファンタジー要素が強く
ちょっと苦手かも

これだけ評価が高いの
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.4

歌わない、踊らない
珍しくしんみりとした
切なさ満載のインド映画

ラトナの作るお料理が
なかなか都会的で
美味しそうなところも見どころ


お坊ちゃまと使用人の恋がテーマだが
知人インド人家族を見て
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.6

筆舌に尽くし難いほど
寸分の狂いもない
脚本に心が震える

東西ドイツの激動の時代を
こうも嫋やかに表現した
作品は他にあるまい

上質な余韻の憎らしいこと

しばし酔いしれてしまう
色気のある作品で
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.3

心温まる
アメリカの片田舎の家族の物語

葛藤にリアリティがあり
美化しすぎない描き方が共感を呼ぶ

家族という集団の中の自分と
個としての自分
誰もがそのあり方に
悩む経験があるであろう

すぎてい
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search/サーチ(2018年製作の映画)

2.5

まさにタイトル通りのストーリー

snsを駆使し
展開もサクサク

じっくり味わう作品ではなく
ゲーム感覚で
アップデートされていく情報を
フルスピードで追う

現代ならではの捜索ノウハウを
体感する
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