umakoronさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

umakoron

umakoron

映画(1028)
ドラマ(2)
アニメ(0)

シャトーブリアンからの手紙(2012年製作の映画)

3.4

史実なので仕方がないが
後味がかなり悪い

希望や光が描かれない作品は
痛みだけが残る

ヒトラー作品は
どれもこれも悲惨すぎて脱力感と
憤りが半端ない

罪のない17歳の少年の
短すぎる人生を思うと
>>続きを読む

ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.4

バラの新種ができるまでの
目に見えない苦労が素人目にも面白い

薔薇の可憐さに癒され
所々コメディタッチでほっこりできる

草花を愛する人たちの
日常が愛おしく目と心に栄養が
行き渡るような作品

>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

評価が高く長いことクリップしていたが
どことなくふざけた雰囲気のジャケのせいで
放置していた作品だが
何故もっと早く見なかったのかを悔やむほど
光州事件を忠実に描いた大作であった


勇気ある男たちの
>>続きを読む

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.9

再鑑賞

普通の主婦が巨額な賠償金を
大手企業に求め勝訴しちゃうお話し

誰かの本気は何かを動かすの実例だが
行動力と責任感が尋常でない

諦めるとか泣き寝入りするとか
そんな言葉はエリンの辞書にはな
>>続きを読む

オートクチュール(2021年製作の映画)

3.7

ディオールのお針子さんのお話し

素敵な衣装に囲まれ
憧れの世界を垣間見る
贅沢なひと時をありがとう

レースにシルク
刺繍ともう個人的にはワクワクが
とまらない作品でした。

オートクチュールドレス
>>続きを読む

アリスのままで(2014年製作の映画)

3.5

久しぶりの再鑑賞
何度見てもジュリアン ムーアの演技が良い


頭脳明晰だった女性が
記憶を失っていく

彼女の若年性アルツハイマーは
家族性疾患であり子供達も
50%の確率で遺伝する

50代がリア
>>続きを読む

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.6

期待せずに見たが
男同士の熱い友情がとても良かった

人を思いやるとはどういう事かが
伝わってくる優しい作品

題材の割に重さがなく
尺も短いためさらりと映画を見たい時に

シャンドライの恋(1998年製作の映画)

3.4

愛の形は色々
展開が読めない楽しさはあるが癖強め


美しく音楽を奏でる男性は
それだけでセクシー

言葉少なめだが
情熱的な思いが
ひしひしと伝わる

愛とは無常で狂気でもありを
すぐれた映像で見せ
>>続きを読む

ミス・ポター(2006年製作の映画)

4.1

ピーターラビットの原作者
ベアトリクス ポターの伝記映画

馴染みの優しいタッチの絵に
イギリスの美しい景色
ほんわりと包まれるような空気が
心地良く絵本の世界さながら


二つの恋も自然な流れで
>>続きを読む

バレエボーイズ(2014年製作の映画)

3.8


中学生男子3人がバレエにかける情熱
絆で結ばれた友情
時に迷いながらも夢を追い求める姿が
きらきらしていて美しい

ロイヤル・バレエ団に呼ばれるだけあり
ルーカスは踊りに力強さがあり
見た目のアドバ
>>続きを読む

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.7



撮影期間に少年の風貌が
大人に変わっていく所がリアル

生涯で最も多感な時期を
丁寧に描き
大人になるために必要な経験
恋、自立、労働、責任、導いてくれる大人
裏切り 友情などが
ぎゅっとつまった
>>続きを読む

理想の恋人.com(2005年製作の映画)

3.0



特別な何かはないが
さらりと楽しめる
あまり集中して見たくない時に
良いかもしれない

大人女子の婚活は
マッチングアプリを中心に
家族や友達の紹介と幅広く
デートする数も半端ない

アメリカ版ダ
>>続きを読む

恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ(1989年製作の映画)

3.9

音楽が素敵で大人の哀愁が漂う
好みの作品

音を操る人たちは
何故にこうもセクシーなのかしら

脚本も音楽も洗練され
何度見ても楽しめる

実の兄弟ならではの
阿吽の呼吸と唯一無二な雰囲気の
ミシェル
>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.3

終盤までのフラストレーションがすごい
どうしてこうもすれ違い
正直になれず
そんなことを言うのか‥‥

歯痒いったらない

とはいえ、
共感できる部分も多く
ちょっとしたすれ違いで
置いてきてしまった
>>続きを読む

クイーン 旅立つわたしのハネムーン(2014年製作の映画)

3.6

インド人女性が単身で
新婚旅行予定地だった
パリ、アムステルダムへ向かう

きっかけは婚約破棄
傷心であるはずだが
その行動力と強靭なメンタルには
目を見張る

一人で生き抜く力のある女性が
インドの
>>続きを読む

旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.3


逃亡犯とその家族
その設定からして興味をそそられるが
脚本も明解で無駄がなく
リズムの良さもあいまり非の打ち所がない

一見無茶苦茶な親子関係だが
そこには無骨ながらも愛があり
それゆえに子供達も忠
>>続きを読む

アザーフッド 私の人生(2019年製作の映画)

3.2

sex and the city の雰囲気そのままに
ファッショナブル
衣装が可愛く見ているだけで楽しい

母親は息子に無性の愛を注ぎ
見返りは期待しないが
完全に親の手を離れてしまうと
寂しかったり
>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.1



全編人間のダメさをシュールに描きつつ
ほんの少し優しさや救いも感じられる

五つの国で繰り広げられる
タクシー運転手と乗客の会話劇は
夜更、密室、大人達の素にもどりかけた姿
という、そそられるコン
>>続きを読む

晩秋(1989年製作の映画)

3.7

あたたかな家族の物語
ゆったりとした展開で
一人一人のキャラが明確で
感情移入しやすい


中盤に描かれる
アメリカ視点の日本がなんとも面白く
中国寄り描写になるのはご愛嬌

死を通して
生きる事に目
>>続きを読む

ヴェラ・ドレイク(2004年製作の映画)

3.7

イメルダ スタウントンの
圧倒的な演技力に痺れる

望まない妊娠に
産む以外の選択肢がなかった時代

中絶は違法と知りつつ
若い女性を助けたい一心で
手を貸していた本人の思い

事実を知らず
ある日突
>>続きを読む

秘密と嘘(1996年製作の映画)

3.8

役者の演技が巧みで
難しい題材ながら、楽しめる

隠しておきたい過去
言えない過去
様々な出来事が複雑に絡み合い
現在に繋がる

辛い経験こそが人を強くし
それを乗り越えたものにだけ
与えられる目には
>>続きを読む

セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

3.6

軽めの作品が見たくてチョイス
ストレスなく楽しめ後味も良い

大好きなのに何故かうまくいかなかった恋
ほろ苦くて、切なくて
女子なら共感できるシーンが多いはず

つくづく縁って
何なんでしょうね

>>続きを読む

とまどい(1995年製作の映画)

3.8

フランス人の恋愛観が如実に現れた
興味深い作品

恋は狩りであり
チェスのような心理戦が続く
結婚はゴールとの認識はなさそうだから
常に気が抜けないだろう

そりゃ、フランス人、
男女ともに年齢を重ね
>>続きを読む

マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

3.7


預け先での少年の日常に
ほっこりと癒される

甘辛さとシュールさの
バランスが程よい

少年の寂しさをそのまま包み込む村人達の
眼差しがあたたかく
心がほぐれていく様にグッとくる


子供の成長に欠
>>続きを読む

ガープの世界(1982年製作の映画)

3.4

作家男性とその家族の生涯を描いた作品


時系列で時代を追う楽しさはあるが、
落とし穴にはまるようなエピソードが続き
またその穴も思いの外深い

長尺かけてたどり着いた先も辛辣

初志貫徹、夢を叶えた
>>続きを読む

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.8


情緒的で
静かであるが
信念と情熱の
炎は決して消えない


独特な距離感や
詩的な言葉選びが
イギリスならではの作品


映像から伝わる
本の質感や匂い
登場人物の知的な会話から
読み取れる背景
>>続きを読む

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.0

音楽が印象的で後味のよい作品


この世に生を受けたからには
使命がある

生と死は常に隣り合わせで
人生は様々な縁と選択で
彩られていく

真偽だけでは語れない
人間が持ち合わせる
様々な欲望や感情
>>続きを読む

13人の命(2022年製作の映画)

4.0

冠水したタイの洞窟に取り残された
12人の少年とコーチの救出劇

事故の一報から安否確認まで時間を要し、
誰もが諦めかけていた事や
麻酔で眠らせて救出する方法が
センセーショナルで、
連日話題に上がっ
>>続きを読む

北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

3.6


異文化交流を静かに見守る作品

近代文明に慣れ
自然と共存する術を
失いつつある私たち
その一方で、グリーンランドの暮らしは
地球に優しく環境破壊とは程遠い

彼らの地に足のついた
日々の営みを見る
>>続きを読む

イヴォンヌの香り(1994年製作の映画)

3.6

舐めまわすようなカメラワークが際立つ
大人な雰囲気の映画

容姿端麗な2人の
美しいシーンが満載で
艶かしい事この上ない

文化の違いといえばそれまでだが
日本人の感覚とは違う色香の表現が
密かなカル
>>続きを読む

相撲人(2018年製作の映画)

3.6

女子相撲の映画を
アメリカ イギリスが制作

ジェンダーギャップの分野において
日本はだいぶ遅れている

この事実に声をあげる人が
少ないのが現実で
日本では革命を起こそうとする人も
ほぼいない
>>続きを読む

ニューオーリンズ・トライアル(2003年製作の映画)

3.5

練られた脚本で面白いが
アメリカの陪審員制度の
予備知識が必要であった

全体像を掴むのに手間取り
登場人物の多さに惑わされ
理解が追いつかないまま中盤に突入

豪華俳優陣の共演
これだけで十分楽しめ
>>続きを読む

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

3.4


音楽とイギリスの風景の融合が
素晴らしく良い


懐かしい子供時代に
戻れる稀有な作品

時の移り変わりを
感じられるのも古い作品ならでは

なんとも言えないゆるさが心地よく
映画全体に流れる平和な
>>続きを読む

彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

4.0

あーこの映画好きだわー

音楽とカメラワークが
完全に好み

小説を読むような
余白が心地よい

複雑な三角関係の
なんとエロチックな事

ドイツとイスラエルを
旅しつつ
極上のスイーツに
心が満たさ
>>続きを読む

きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

3.4

非常に苦痛を伴う作品であった
大人が子供の夢を奪う

性のはけ口にし
暴力で支配する

親を失い、
身寄りのない子供達にとって
最後の砦であるはずの施設が
救いようのない
気力を失う場所である事実
>>続きを読む

マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

3.6

隣近所は皆顔見知りで
距離の近かった日を懐かしく感じる作品

アメリカだけに
風景、土地の広さ
人々の明るさも日本のそれとは違う


国や文化が違えど、
心の奥にある
大切なものは
万国共通であると感
>>続きを読む