umakoronさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

umakoron

umakoron

映画(1031)
ドラマ(2)
アニメ(0)

彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

4.0

あーこの映画好きだわー

音楽とカメラワークが
完全に好み

小説を読むような
余白が心地よい

複雑な三角関係の
なんとエロチックな事

ドイツとイスラエルを
旅しつつ
極上のスイーツに
心が満たさ
>>続きを読む

きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

3.4

非常に苦痛を伴う作品であった
大人が子供の夢を奪う

性のはけ口にし
暴力で支配する

親を失い、
身寄りのない子供達にとって
最後の砦であるはずの施設が
救いようのない
気力を失う場所である事実
>>続きを読む

マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

3.6

隣近所は皆顔見知りで
距離の近かった日を懐かしく感じる作品

アメリカだけに
風景、土地の広さ
人々の明るさも日本のそれとは違う


国や文化が違えど、
心の奥にある
大切なものは
万国共通であると感
>>続きを読む

奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

3.6

超越した能力を持ちながら
出生を理由に
長い事日の目を見ることがなかった
インド人 数学者の話


天才、奇才にありがちな
気難しいや
紙一重さはなく、
人柄は至って温厚で実直


時代がそうしたとは
>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

3.3

引きの美学を感ずる作品で
音楽と色彩が印象的

静か故に残酷さが際立ち
平凡な男の悲哀が引き立つ

少しずつだが確実に
下っていく人生

作品全体に漂う
毒加減が面白い

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.1

男と女の友情は成立するかがテーマ

結局のところ
異性の友情は成立せずか?
それとも恋愛と友情が共存できた場合
最強ってこと?

時代を感じさせる髪型に
懐かしさを感じるも
メグ ライアンは何をしてて
>>続きを読む

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.8

子役の演技が自然で
つい感情移入してしまう

逃亡犯と人質の子供
あり得ない2人の友情劇は
ハートウォーミングで
好きなテイスト満載であった

しかし、

ラストの旨みは
クリント イーストウッドが持
>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.2

映画好きと盛り上がり
イーストウッドの話題に‥‥

監督としても役者としても好きだが
彼のラブシーンが苦手であると
口を滑らせたら
絡みのない本作を勧めらて鑑賞


若い頃の彼は唯一無二な雰囲気があり
>>続きを読む

恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.5


クリント イーストウッドの放つ
男のゆとりある雰囲気と女の狂気
そのコントラストが面白い作品

大人の火遊びが
地獄と化す様が
ストレートすぎて怖い

レトロさが良い塩梅となり、
小細工のなさがかえ
>>続きを読む

ジム・キャリーはMr.ダマー(1994年製作の映画)

3.2

知人スコットランド人に
絶対好きだと思うからと
勧められて鑑賞

これが好きそうって
いったいどんな人に映っているんだ?


ジムキャリーのまさかの弾けっぷりが凄い
ここまで突き抜けるともう
笑うしか
>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.8

なんだ、これ
レトロでおしゃれ

無茶苦茶不思議で
シュール

ありえない設定に入り込めず
リタイアしそうになるが
いつの間にやらすっかりハマる
毒薬のような魅惑作品

新感覚すぎて
異国で初めて口に
>>続きを読む

アイリス(2001年製作の映画)

3.4

一見、優しさ溢れるようでいて
カミソリで削がれるような痛みを伴う作品

愛の形は色々あれど
ここまで相手を慈しむ姿に
感銘を受けずにはいられない

この作品を見るにつけ
自身が愛だと思う事への
自問自
>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.7

大人も子供も完璧な人はいない
人生は皆それぞれであり
迷い、間違えながら進んでいく
それが当たり前で
そんなものなのだと思える

12年もの歳月を費やし
撮影しただけに
作り手の作品への愛着が伝わり、
>>続きを読む

おとなのけんか(2011年製作の映画)

3.7

これは面白い

本音と建前が、入り混じる
大人の喧嘩

徹底した皮肉の応戦に
クスッと笑える

大女優2人の抜擢が
見事に成功したパターン

人様の喧嘩をひたすら見る
そこに清々しさはないが
切り口が
>>続きを読む

或る終焉(2015年製作の映画)

3.8

リアリティの作り方がうますぎて
ドキュメンタリーと見間違うようである

本作も長回しが多く
静かで独特なカメラワークは健在
予想のはるな上を行く
衝撃がすごい

この監督の作品は
常に残忍さに溢れ
>>続きを読む

フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて(2019年製作の映画)

3.5

見知らぬ田舎街に
旅に出たかのような
ほっこり、温かな作品

耳に残る海の男たちの歌声の
味わい深さといったらない

忙しない日常から
しばしエスケープし
すっかり癒された

アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

3.8

流れる音楽と
寂れた雰囲気

忘れていた子供時代を思い出し
なんとも言えない心地よさに包まれた


懐かしいあの頃の思い出に
ひたすら浸かれる良作

ちょっと見るものの年齢を
選ぶ作品かもしれない

母という名の女(2017年製作の映画)

3.8

これって、完全に反則でしょ
を正面から堂々とやってのける衝撃

モヤモヤとすっきりが
同居する不思議

母という女
とは良く言ったもので
女の最も醜くダメな部分に
しっかりフォーカス

気持ちの良さは
>>続きを読む

チア・アップ!(2019年製作の映画)

3.0

75歳にして踊れるダイアン キートン

作品自体は馴染みのテーストなのだが
お疲れ気味の本日
敢えて十八番をチョイス

何も考えず
フラットになれるという意味では
ダイアン キートンの
いつもの奴はあ
>>続きを読む

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.8

ナチス関連は掘れど掘れど
知らないことだらけですね

こちらも、もれなく悲惨で残忍です。
緊迫感でここまで
疲労困憊するのは珍しい

何度となくソファから
飛び上りながらの鑑賞となりました


デンマ
>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.0

ミステリーを期待していたが
ほぼアクションムービー

映像が綺麗で
雰囲気は良いが
ドラゴンタトゥーの女の方が断然好み

本作が決して面白くない訳ではないが
ゾクゾクするような何かに欠け
中途半端さは
>>続きを読む

マイ・ガール2(1994年製作の映画)

3.5

続篇も前作同様の空気感で
すっかりほっこりさせて頂きました

作品が放つ
なんとも言えない懐の深さと
柔らかさが良い


家族を作る
誰かを愛するって
単純に良いねと思える癒し系作品


この緩さがた
>>続きを読む

Seaspiracy 偽りのサステイナブル漁業(2021年製作の映画)

3.5

英国人男性がこの作品の
感想を聞かせて欲しいとの事で鑑賞

いきなり日本の鯨やイルカ漁の
実態を見せられ、息苦しいったらない

その後も海にまつわる
悲惨な現実
血まみれ魚達の残虐シーン満載で
気分が
>>続きを読む

マイ・ガール(1991年製作の映画)

4.4

この作品本当に好きだわ

可愛くて切なくて
ずっと見ていたいと思った作品は久しぶり
世界観がとにかく良い

人間は非力であり
生きるとは無常でもあり‥‥
人生の縮図を見るような
ピリリとした良い作品
>>続きを読む

ともしび(2017年製作の映画)

3.5

なかなかのきつさ

一つ歯車が狂ったたけなのに
そこから先はもうどうにも噛み合わず、
下っていくのみ

閉塞感と切なさでえぐられる


ひたすら暗くどんよりとした作品だが
妙に寄り添え
共感できてしま
>>続きを読む

名もなき塀の中の王(2013年製作の映画)

3.4

ジャック オコンネル見たさに鑑賞

彼はハードな役が
本当によく似合う

出生故に愛に飢え、寂しさから
非行に走った青年の成長を描いた作品

監獄内で父と再会
仲間との出会い
徐々に心を開き始める青年
>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.3

久々の再鑑賞

元々大好きな作品であったが
年齢や経験を重ねた今
以前にも増し、感情に寄り添えた

住み慣れた環境を手放す事の恐怖は
誰にとっても計り知れない

夫婦にありがちなすれ違い
性別による感
>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.1

ホアキン フェニックスの
凄さ際立つ作品


点と線がうまく結び付かない
モヤモヤ感を楽しむ作品だが
現実に妄想が入り混じり
かなり難解

解釈に自信が持てず
答え合わせ必須
映像と共にストーリーが追
>>続きを読む

PK(2014年製作の映画)

3.3


宇宙、宗教、愛
とにかく盛りだくさん

ETのようなストーリーをベースに
インドらしく
踊ったりわちゃわちゃしたり
神々がでてきたりと
面白いのだが
とにかく長い

インド映画は
独特な癖も含めて好
>>続きを読む

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.5

何十年かぶりの再鑑賞

偏屈指数高めの
ユダヤ人おばあさんデイジーと
黒人お抱え運転手 ホークが
人種や宗教の垣根を越え
次第に心を通わせるハートフルストーリー

主従関係にありながら
軸を決して失わ
>>続きを読む

この世界に残されて(2019年製作の映画)

3.9

じんわりと沁み入る良作

ホロコーストを生き延びた
心に傷を抱えた男と女
42歳と16歳という年齢設定が秀逸で
2人の関係の危うさと
心理描写に惹きつけられる

見るものの邪心を弄ぶかのような
脚本が
>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.8

かの有名ブランド 
グッチの華やかな世界を楽しむ作品と
思いきや、まさかのどろどろ劇

欲望渦巻く壮絶な潰し合いは
サスペンス要素もあいまり
華やかさと醜さの共存が実に面白い


アダムドライバーの飄
>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.1

誤解のないよう予め‥‥
私はさかなクン大好きです
多分ファンでもあります

レビューが非常に良いので
書きにくいのですが
この作品のターゲットは
子供にしては長尺
大人にしては少々コミカルすぎ野暮った
>>続きを読む

ハートビート(2016年製作の映画)

3.2

踊りと音楽を
楽しみつくす映画

表現者達が発する
熱量と技量が素晴らしい

ストーリーは至って単純
圧倒的なパフォーマンスを楽しむ事に
徹すれば楽しめる作品

俳優陣の容姿もかなり優秀
ヴァイオリン
>>続きを読む

今さら言えない小さな秘密(2018年製作の映画)

3.2

悩みの概念がちょっと変わる
不思議なテイストの映画

ゲラゲラと笑える作品ではないが
一貫した滑稽さが面白い

フランス語の響きと街並みで
雰囲気が良いが
この平坦さを退屈ととるか
ほっこり癒しと捉え
>>続きを読む

ミス・シェパードをお手本に(2015年製作の映画)

3.2

イギリスらしい湾曲した言い回しと
ユーモアで
言葉遊びを楽しむ作品
とでも言いましょうか‥

ブリティッシュイングリッシュを
完璧に理解できたら
かなり面白いと思います

マダラ理解だと
面白さの多く
>>続きを読む