umakoronさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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静かなる情熱 エミリ・ディキンスン(2016年製作の映画)

3.1

美しい旋律で言葉を紡ぐ
類まれなる才能は、
私生活ではそのまっすぐさと
感受性故に時に苦しめられ、
辛辣すぎる物言いで軋轢を生む

アメリカを代表する作家
作品から想像していた人物との落差が
新鮮な驚
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レディー・ガガ:Five Foot Two(2017年製作の映画)

3.5

表舞台に立つキラキラした姿からは
想像すらしない彼女がそこにいた

病に苦しみ
レディー ガガであり続ける事への
プレッシャーがひしひしと伝わってくる

オンオフの高低差が激しく
彼女の苦悩がダイレク
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若い女(2017年製作の映画)

3.1

フランス映画って
ほんと不思議

主人公のセリフや行動が
日本人の思考とかけ離れており 
アクが強い

彼女の独特なキャラを愛せるかどうかで
この作品の面白さは変わると思う

自由と個性を愛する
フラ
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男と女、モントーク岬で(2017年製作の映画)

3.6

男と女
綺麗事だけでは立ち行かない時もある

実際のところ世の大人は
どれほど品行方正に生きているのか‥‥

人生にちょっとした
エッセンスを添えた忘れられない過去の恋

大人ならではの秘めたる恋を
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神様の思し召し(2015年製作の映画)

3.5

短めでサクッと見られ
イタリア語の勉強に持ってこい

分かりやすいストーリーと
テンポの良さが魅力で
ラストも好感触


ありがちな内容なのだが
イタリア語ならではの
軽快さが楽しめる作品

A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.5

ここ2年急にコーヒーに目覚め
まだまだ初心者ながら
すっかりコーヒーに魅せられている

誇りを感じる職人達の眼差しが印象的で
生産者の姿が見られる
貴重なドキュメンタリー

一杯のコーヒーが
なんとも
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八月の鯨(1987年製作の映画)

3.9


姉妹独特の関係を見事に描いた
じんわり染み入る良い作品

憧れの立地に建つ
こぢんまりとした素敵な家を
見ているだけで癒される
紡いだ時間を感じる暮らしぶりも素敵

リアルさとゆるさの塩梅が心地よい
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警察と泥棒(2020年製作の映画)

3.1

短い中に主張がきちんと込められた作品だが
アメリカの人種差別を扱った
※他の短編作品と比べると 
やや特徴にかけるかもしれない


※隔たる世界の二人
 SKIN

日本で暮らしていれば
感じることの
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眺めのいい部屋(1985年製作の映画)

3.5

クラッシックな雰囲気がお洒落で
大女優達の共演が贅沢

ストレートな返答を避けるイギリス人
その手法は見事で時に笑え、興味深い

上流階級の暮らしぶりや
フィレンツェの街並みに
うっとりする贅沢なひと
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

1.2

あーもう、これは最悪としか
言いようがない

いくらなんでもグロすぎるし
何が言いたいのか????

ひたすら気分悪い
理解に苦しむとしか言いようがない

AV 、オカルト色強く
ひたすら気味悪い
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イマジン(2012年製作の映画)

3.8

無茶苦茶悲しくて切ないストーリー
歯痒さと奥行きがたまらない

物が見えているものには
わからない世界が存在し
その先にある確かな何かに
非常に想像力を掻き立てられる

微かに感じ取れる音
光の先にあ
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エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆(2022年製作の映画)

4.2

神聖なゾウとそれを世話する
汚れのない人達の心洗われる
ドキュメンタリー

映像も美しく
作り手の愛が伝わる作品

この神が宿る場所を
人間のエゴによって失うことが
決してあってはならない

近距離恋愛(2008年製作の映画)

3.2

ぼぉ〜っと映画を見たい気分でチョイス

スコットランド人が
面白おかしくいじられてる!!

日本も外国人目線だと
おかしなことになるが
まさにそんな感じか?

スコットランドと聞いて
誰もが想像する事
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.2

壮大な推理ゲームを
豪華キャストと艶やかな仕掛けと共に‥

ギラギラした世界が眩いばかり

ラストは脚本とはいえ
バチがあたりそうでちょっと気が引けるも
近未来を垣間見るような
楽しさがある作品で
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愛する人(2009年製作の映画)

3.8

親と子
繋がっていく子孫
時に辛辣だが優しさ溢れた時間が流れていた

消せない後悔と折り合っていく姿に
勇気が湧き
人生の面白さを感じられる

出会いやきっかけは
自分の心の中にある

今の私ををつか
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ホリデイ・イン・ザ・ワイルド(2019年製作の映画)

3.2

ストーリーは特筆すべきものはないのだが
ゾウが可愛いのなんのって😍
ゾウ好きにはたまらなく
幸福度の高い作品でした


ある日突然離婚を言い渡され
一人でアフリカへ旅に出た女性
宿に着くや否や
パイロ
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スケート・キッチン(2018年製作の映画)

2.9

貧しい国の少女がスケートボードの
オリンピック選手になるまでを描いた
スポ根作品と思い込んでいたが
全くの見当違いであった

スケートをこよなく愛する
ティーンエイジャー達の思春期を
リアルに描いた物
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.7

「女は気分屋で心の平常を欠く」
だから投票できないくて当たり前

平然とこんな思想が罷り通るとは
冒涜も甚だしい

女性は離婚しても親権すらない
母親があんなにも惨たらしい形で
最愛の息子を失ったら
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.3

淡々映画の極み

旧友二人と愛犬のロードムービーだが
笑えるほど何も起こらない

ひたすらのどかで
それが心地よかったりする

若い頃は心底通じあっていたはずの友人が
時を経て、お互いの取り巻く環境が
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まともな男(2015年製作の映画)

3.8

事なかれ主義の男が重ねる
少しの判断ミスが積み重なる悲劇

最低だが
保身は誰もがするだけに
怖さが伝わってくる

優柔不断で決断力のない人間には
地味だがえぐられる
なかなか面白いストーリー

この
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アルバート氏の人生(2011年製作の映画)

3.8

レビューは今ひとつであるが
個人的にはかなり好み

脚本が良く
女性が男性を演じる難しい役を
目の動かし方
手の使い方で繊細に表しており
職人技を見るかのよう

演技そのものを楽しむという観点において
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.5

チューリップのまさかの黒歴史が面白い

展開も読めそうで読めず
ラストまで目が離せない

少しでも財を築きたいと思う
人間の滑稽さは今も変わっておらず
形を変えてながら
歴史が繰り返えされている事が興
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.5

この手の仄暗い作品に
何故か惹かれてしまう

士官学校の制服の
デザインと質感が素敵すぎて
衣装を見ているだけで楽しめてしまった

脱線したが
ミステリーはあまり見ない為か
展開が読めず程よい緊張感が
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選ばなかったみち(2020年製作の映画)

3.6

かなり重ため

親子の愛情は底はかとなく美しいのだが
父は認知症を患っている

若い娘が健気に父を介護をする姿に
感動したり痛々しさを感じたり
複雑な思いに駆られる

薄れゆく記憶の中でも
鮮明に覚え
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モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

4.0

女性には選択肢がほぼない社会に生きる
モロッコの女達

その抑圧された生活からか
表情は険しく、口数も少ない

生む性である
女性の強さと特徴を緻密に描いた作品

モロッコの雰囲気や料理を
たっぷり味
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パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

3.2

出会いそうで出会わないもどかしさを
楽しむ作品

トラウマがそっくりな男女
お隣のビルに運命の人が住んでいるとは
つゆ知らず‥‥

生活圏がほぼ同じな2人
出会うまでの道のりは想像以上に長かった
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.4

なかなかタイミングが合わず
見られずにいた作品

出てくる人は基本良い人で
ほっこりとした優しい作品なのだが
薄味すぎて個人的にはのめり込めなかった

年齢職業に関わらず、誇りを持ち
夢を叶える姿には
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ローラとふたりの兄(2018年製作の映画)

3.8

嫌味なくどことなく抜けていて
ほっこりできる作品

二人の兄が妹を思う気持ちが
単純で可愛く
思わずくすりとしてしまう

兄弟の日常を切り取っただけの
何の変哲もない作品なのだが
何故こうも愛しいのだ
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デッドマン・ウォーキング(1995年製作の映画)

4.2


死刑囚とシスターの
実話を元にしたストーリー

必要とされている人の救いでありたい
とのシスターの姿勢と
死刑囚の鬼気迫る演技に
心揺さぶられる良作

被害者と加害者双方の心情が如実に理解でき
死刑
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.7

さすが、イーストウッドは
人物描写が上手い


三人の幼馴染が
旅先パリの車内で爆破テロに遭遇する。

学生時代の落ちこぼれぶりとは対照的に
毅然と犯人に立ち向かう勇敢な姿に
心揺さぶられる


20
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あなたの旅立ち、綴ります(2016年製作の映画)

3.6

訃報記者とやり手だが傲慢ご婦人の
年齢を超えた交流物語

序盤で一気に掴まれ
期待値もアップしたが
中盤に差し掛かり
狙い過ぎが鼻につく

とはいえ、
ハートウォーミングなストーリーで
主演女優のキュ
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ラブレス(2017年製作の映画)

3.2

気分が沈む

登場人物の誰にも感情移入できず
この国が持つ閉塞感と暗さで病みそうになる


離婚すら許されず
プライベートにまで踏み込んでくる
会社が恐ろしい

女性のアグレッシブさも強烈で
吠えたり
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.7

統合失調症を患った青年の話


信念を持ち
ありのままを受け入れる大切さが
伝わってくる穏やかで温かな作品

序盤彼が作る料理のシーンが印象的

熱中できるもの
支えてくれる人
自分を信じる力

これ
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.0

脚本が素晴らしい
ラストまで展開が読めず
心理描写が巧みすぎる

登場人物が多めだが
ブレずにそれぞれのキャラが
演出されており見事としか言いようがない

非常にバランスの取れた
見応えのある作品

イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

3.9

ヴィゴさんがもう格好良すぎて
新年早々テンション爆上がりです。

音楽、脚本も完全に好み

エグいシーンが多く
心臓には悪そうだけど
男の色気で完全ノックアウト

余韻まで楽しめるよく纏まった作品
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ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

3.7

実際にあった事件というから驚く

密室でずっと一緒にいると
あり得ない展開でも
理性を失い、敵を味方とみなす
この人間の心理の不思議さ

この事件に限らず
その後も同じ症例があるのだから
映画としての
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