magnoliaさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

一緒に老けるわけじゃない/私たちは一緒に年を取ることはない(1972年製作の映画)

1.8

タイトルに惹かれて観たのだが…私の思う典型的な"ザ・フランス映画"、恋愛というより、その家族や友人との関係性が
赤い旅行かばんやチェックのミニスカなどおしゃれ感は満載

それとは別に、ダメな人の平たい
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ペット2(2019年製作の映画)

3.0

ルースターかっこいい、さすがハリソン・フォードさん渋い声効果絶大

相変わらずペット達は可愛く陽気で健気なのは良かった
ただ原題の『the secret life of pets』というテーマから遠ざ
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.4

女王の掛け声「lions attack!」で全ライオンが戦闘に入るあたり、「avengers assemble」やんか!とヘンな萌え方してしまった
シンバは強さよりキュートさが前面に、負け姿勢で初めて
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地獄の英雄(1951年製作の映画)

4.2

カークダグラスさんが激しい野心家役でエライカッコいい
レッカー車で偉そうに登場など冒頭はコミカル、マッチの着火にタイプライターは斬新

記者の主人公は野心が過ぎて命の扱いを間違える、当然良くないが悪く
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ミッドナイト(1939年製作の映画)

4.6

馬鹿々々しくも面白かった、筋書のない即興舞台のよう
嘘成立のため、表で紳士然としつつ裏で超華麗な処理を施すジョンバリモアさんが最高に可笑しい

突然自らの嘘を小暴露する主人公、どうするのかと思いきや究
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北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

2.0

白熊親子&ワンぞう親子が可愛い、私もオーロラ呼んでみたい、吹雪の中でガシガシ「かまくら」造って寝るタフさ、自給自足感

物語は「厳しい自然の小さな村社会に突然飛び込む若者」 の話の割にフワッとしてんな
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百萬圓貰ったら(1932年製作の映画)

3.2

わらしべ長者的な話かと思ったら完全独立の棚ぼたオムニバスやった

小話8つはちょっと多いが全部そこそこ面白い、陶器やガラスを片っ端からなぎ倒すのは気持ちよさそうやなぁ…マナー違反車を体当たりで阻止しま
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力と栄光(1933年製作の映画)

4.6

噂は噂、本当のことは当事者しかわからない
ずいぶん遠くまで来てしまった、そんなつもりじゃなかった、本当は一緒にいるだけで良かったのに、という悲哀が堪える作品

「私が力とお金を欲しがったから、あなたは
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イヴの総て(1950年製作の映画)

4.8

女性3人の奇跡の相互作用で展開される物語が圧倒的で見応えがある、女性ならではのドロドロだが、うまい構成で"くだらなさ"がない

マーゴが幸せの一歩を踏み出す夕食の席が最高、そこまでのあがきや苦悩を超え
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.0

米9.11の頃、この地にはインフラがない、水道、電気、電話…車やスーツは所有しているので、個人でなく行政レベルで未開ということ、そんなアンバランスな…いやいや、世界は広い

廃材から何でも作り出す逞し
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失われた週末(1945年製作の映画)

2.3

アル中の行動を丹念に追う物語 that's all

何でこれ希望ありそうなエンディングなん
「あの時は本当にやる気あったんだ!」は、よくわかるけど

音楽が大げさで変に重さを煽る

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レディ・イヴ(1941年製作の映画)

3.3

バーバラスタンウィックさんの女傑感が魅力的な一品、なので印象は『Ball of Fire』に近い、前半と最後の船上にいる時が面白い、冒頭の鏡アテレコ、超易々と手玉に取る女性、完全にメロメロな男性
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ミニオンのキャンプで爆笑大バトル(2019年製作の映画)

3.8

貰い物でふんぞかえるアホさ加減がたまらん…っ
share badge っていい響き

ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

5.0

劇場鑑賞を夢見て幾年、感無量、冒頭のあの曲で既に瞳うるうる
[ there upon a rainbow is the answer to a never ending story ...]

本の中
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七月のクリスマス(1940年製作の映画)

4.7

莫大な懸賞金で何したいかって、「周りのみんなにプレゼントしたい」という多幸感満載の作品、しかも「あなたの分は?」「いらないよ、僕は君がいれば十分だもの」だなんてサラッと本気で答える主人公、惚れる

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熱砂の秘密(1943年製作の映画)

5.0

物語がとてもユニーク、冒頭のシーンからは想像できない展開であっさり夢中になった

主人公の切れ者さ加減が秀逸で、視線での会話や複層的な言葉、よくわからない会話に上手く合わせる慎重さ、とっさの判断などス
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五本の指(1952年製作の映画)

3.9

したたかな女性を相棒にするには客観性と自律が不足、金で買えない愛と知性

最後の一仕事し始めた所から破滅まっしぐらで見ていられない!とドキドキしたが、その後意外と"もった"ので、こりゃー生き延びるか?
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.0

物事を肯定的に捉えることで人生が好転する、最近どうもイロイロ上手くいかないという時期に観たら啓示を受けるかも
"入れ歯"はさすがにビビった!

予測機能+ネガティブな経験値 → やる前に止める → 生
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グブラ(2005年製作の映画)

1.8

主人公の家族が相変わらず全員キュートで良かった、夫婦の手遊びとか信じられない程可愛い「なんでそんな離れてるの?あたしのこと怖いの?」が一番面白かった

物語は前作に比べ散漫、共通テーマは飾りの位置づけ
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ニノチカ(1939年製作の映画)

4.0

決め台詞・殺し文句のてんこ盛り、言ってちゃんとキマる人のを聞くと至福、全体は声出して笑っちゃうコメディ

「will you smile?」「why」という笑わないニノチカの方が面白い、最悪のタイミン
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はなればなれに(1964年製作の映画)

3.3

ストーリーはないも同然だが、いろいろと実験的な映像が見られてその点では面白かった

冒頭のコマ絵秀逸、一番印象的なのは"1分間の黙祷"、他も無音含め音使いが印象的、BGMぶち切りも多く、クラシックもジ
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パリ横断(1956年製作の映画)

1.0

残念、状況は分かるけれども趣旨が何か全くわからない
終始誰かが怒鳴り散らしている
スノッブが庶民を小ばかにするのが面白い、ならばコメディかも
最後はハッピーエンドのつもり?でもやはり上から見下ろす構図

抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.4

超絶淡々とした進行なのに目が離せない、珍しく独白が効果的な作品

『the Shawshank Redemption』に近い、そちらでは最後の方で脱獄方法の要約が紹介されるが、この作品では主人公がコツ
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不滅の物語 オーソン・ウェルズ(1968年製作の映画)

3.4

舞台上の演劇的な演出なのにサティさんの軽くさり気ない曲が結構合う

設定がそう語られず不明瞭な部分が多い、それがミステリアスにもファンタスティックにも働きなかなか良い効果、命懸けで都市伝説をリアルに起
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踊る海賊(1948年製作の映画)

5.0

いや素晴らしい、最高、めちゃめちゃ面白い、急に走って観に行った私冴えてる

主役男性のダンスが圧倒的、バレエやフラメンコやetcetc...途中で納得『Singin' in the Rain』『Le
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細い目(2004年製作の映画)

3.5

若者たちの家族がいい、特に女性側は娘を穏やかに見守る、父ちゃんがゴニョゴニョ不満らしきこと言う度に「それあなた、プロポーズの時に私の父が言ったのと同じ」とか切り返す母ちゃんが可愛い、親が健全な愛を育ん>>続きを読む

快楽(1952年製作の映画)

3.0

3話一応「快楽×○○」の関係、話自体に関連はない
前二つは設定が凝ってて個性的でカメラワークが面白いが超気持ちの悪い人物がいる、最後はベタだが構成がきれい
1。過去のモテ期を忘れられず異様な行動に出る
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ある女の愛(1953年製作の映画)

4.0

めっちゃベタで時代も感じる設定なのに何故か凄く良いもの観た感

要約すると「仕事と俺どっち取るんだ」「仕事」という残念な話だが、苦渋の選択に至るまでの揺れる2人の心情が簡潔かつ丁寧、直球で伝わってくる
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怪盗ルパン(1957年製作の映画)

3.9

ルパンは絶対ルパンの勝ちなので、安心してお洒落さに関心向けられるのが良いところ、お爺さんも孫もね

冒頭からタラシで大胆なルパンを堪能、盗品の扱いが結構雑(笑)
この作品で何故にこれほど女性陣はルパン
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グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

3.5

前半良かった、子供時代が既に海の美と怖を凝縮して煌めいている

着こなしから何からザ・イタリアの田舎の兄ちゃん、って演出のジャンレノさんナイス、あのイタリアンカラーの全身タイツ凄い、海の碧とピアノの調
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.8

音楽、コメディ、アクション、ダンス、ファッション、すべてがキャッチー、やたらオマージュされるの分かる、エンタメの鑑

レジェンド贅沢仕様、JB神父率いる聖歌隊員にチャカカーンさん&レイ楽器店でのエレピ
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.3

子供が刃向かった点で他作品と一線を画す、観るのは苦しかったが作品を称賛したい

子供のネグレクトがテーマの作品多発、対象の親に共通するのは頭の悪さと自己偏愛、中でもこの作品中の大人の頭の悪さときたら救
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ワイルド・レース(2019年製作の映画)

4.1

ヒューマンドラマとして素晴らしい、ちょっと泣かされた

人の関係がとても優しい、息子だけ暴走するが、あとは皆焦ったり無理したりせず、なるべくお互いを尊重して自分のできることをする

トラボルタさんがと
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PROSPECT プロスペクト(2018年製作の映画)

2.0

森を抜けて視界が開けると、晴れた空いっぱいに静かに佇む1つの惑星、これがとても綺麗な映像だった

一応宇宙の話だが、どうも人類はどこかに行き着いたのち、後退したらしい、人の繋がりがほとんどない世界で少
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.5

中心の二人のような、信念を持つ人間が増えるといい、国境や所属を超えて正義や信頼を問う
多くが金や政治や圧力と引き換えに正義から目を背ける、そういう人々の真っただ中にいても、ほんの一歩の為に尽力する人が
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愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

3.3

『top gun』!?、既視感満載だけど悪くない、ちょいヒューマンドラマ寄り、日本語タイトルが本家を食っとる、秀逸

ダンディなオジサマがリチャードギアさんのイメージなので、出だしの少し甘ちゃんな感じ
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