magnoliaさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

凱旋の英雄(1944年製作の映画)

1.0

集団ヒステリ、大群&延々のディスコミに辟易、出だしは良かったのに

鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)

4.5

厳しく温かく子の成長を見守る良質な大人を見られて幸せ、映画そのものの切り口も斬新で興味が尽きない

レールの上を走るため、障害を避けるには減速しかない鉄道、いつか人を轢くのか、いつやらかすのか俺は?と
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パームビーチ・ストーリー(1942年製作の映画)

2.7

オープニングでいきなり"the end"になり引き付けられる、エンディングも必殺の双子技を面白く使っていて、そんな円満な終わり方できるの凄い!と思った

"うずらクラブ"のドタバタが苦手で気持ちが離れ
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カーマイン・ストリート・ギター(2018年製作の映画)

2.8

クラフトギターの作成現場としても、素晴らしいギタリストたちの素音と飾らない話を聞くことができるのも貴重

ただ丸々着席で見るものでもないかなと、よく通りがかる場所にエンドレスで流れていて、ちょいちょい
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さとにきたらええやん(2016年製作の映画)

2.9

断ち切れない負の連鎖の中、出来る範囲で救いの手を差し伸べている機関に敬服する、単に居場所というだけでも重要、ただ明らかに障害児とわかる子が何人もいて、医療行為を受けているのか気になった、医療との連携も>>続きを読む

ドッグマン(2018年製作の映画)

3.0

主演の俳優さんの引き付ける演技力で、最後まで物語から離れることなく観られた

拙い私の経験値では理解し得ないが、もし主人公が幼少より「相手が誰でも悪い顔をしてはいけない」と尋常でない強さで言われて育っ
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記憶の代償(1946年製作の映画)

3.6

話が面白かった、鑑賞後はすっきりした気分に

犯人は誰かが問題なのだが、それより主人公は誰だの方が気になる、正解は分からないが、違うのはわかる、というムズムズしたその感じ、偽名のまま記憶喪失になるって
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

人に愛されて育つということ、子を正しく愛する大人の自律

集団としての人間の在り方が良い、意地悪もはた迷惑も少し回路の違う人も当たり前のようにそこにいて、怒ったりやり返したり、でも誰も排斥はしない、面
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幽霊と未亡人(1947年製作の映画)

5.0

船長の真の男気には惚れるしかない、少しコメディ要素もある、切なく美しい愛の物語

幽霊になってまで死守した家なのに、初めての自由に喜びトチ狂った闖入者である彼女が可愛かったのだろう
helpless
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仔鹿物語(1946年製作の映画)

3.5

グレゴリーペック父さんが超できすぎ君、嫁の不機嫌をやんわり包み、常に前を向き、子供の愛と責任を育てる、あんな父ちゃんに「男同士の秘密だぞ」と言われたら生涯の秘密にする絶対
[ if there is
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

5.0

鑑賞後、清々しい気分になるほど泣かされた、やれやれ…
私怨のある人は治安系公務員になったらあかん、それは自力ではないよ

『タクシー運転手 約束は海を越えて』を直接引き継ぐものだし、『共犯者たち』『a
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

3.0

俳優陣のほとばしる熱演・名演、映画より舞台で"体感"したいと思った、本人役や、かなりリアルな役柄のキャストが多いようで、必然的なものだろう

初観賞だがダイジェストでも目にしたか、既知の物語だった、本
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他人の家(1949年製作の映画)

3.3

何と言ってもエドワードGロビンソンさんの熱演、『double indemnity』同様超エネルギッシュ、本気で伊人かと錯覚する勢い、更に"自分が法律"な人間をくっきり表現

要はみんな自活すりゃいいの
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三人の妻への手紙(1949年製作の映画)

3.5

主人公?のアディが1ミリも出てこない、写真でさえ額縁まで(笑) アディことセレステホルムさんの妖艶な声と併せて印象的な構成

3組の夫婦のうち、ローラメイ家は面白い、二人ともツンデレのツンが9割で崩壊
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模倣の人生(1934年製作の映画)

5.0

我を忘れて見入った…テーマは「相手を想う気持ち」「アイデンティティ」

冒頭の子供が悶絶の可愛さ、「保育園に行きたくないの歌」でキュン死、” i want my quack-quack ” がラストに
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殺人幻想曲(1948年製作の映画)

4.2

本来ドリフ的ドタバタは好まないのだが、これはその真っ最中に大笑いしてしまった、不覚

本番演奏中に”落とし前”の妄想を炸裂させる、1曲1パターン、3曲でちゃんと(?)妄想が進化し、それが”熱演”となる
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うわさの名医(1951年製作の映画)

4.8

物語が激烈面白かった、とにかく主人公が徹頭徹尾いい人で、なんていい人なんでしょう!っていう話続々、ラストは驚き

善人エピソードばかりで嫌味なく見られるのは、全て「命の尊厳」がベースにある、実は厳かな
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.4

バットマン誕生以降は面白かった、謙さんがいる辺りは話の無理が酷いが我慢した甲斐アリ、今思うとDCは既にここで小さくエンドゲームしとる
[ justice is balance ]

執事の執事的カッコ
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ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

いつ何回観ても良い、もはや神話

料理することも、台所のある部屋に越すことも、絶対ないのにする会話
きっと彼女は各国語で挨拶し続け、彼は借金返し続けるのだろう
謁見会場で瞬きもせず見つめるジョー、お互
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ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)

3.0

『les demoiselles de rochefort』の監督が映画監督になる前までの話
幼少期のこんなエピソードがこの作品のこの場面になる、といった対比がコミカルに示されるのが面白い
大した装置
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共犯者たち(2017年製作の映画)

3.0

キムシゴン元KBS報道局長カッコいいなぁ

あのぬるい警備の仕方がインタビュアーの暴力待ち見え見えで腹立つわー
それにしてもこの抗議方法で世情が変わる国って若い、勢いがあると思う、でも法廷とかで公的に
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幸福の設計(1946年製作の映画)

1.8

誰も夫の存在を気にしてない…アプローチするのが礼儀、ともまた違うしな

グロッサリーの店主をあれほどイヤラシイ人物設定にした理由は?金持ち悪く描いたら宝くじの価値なくなるやんなぁ、最後までそういう展開
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とらんぷ譚(1936年製作の映画)

3.2

すっとぼけた味のある作品、結構名言が多い

「金持ちとは溜め込まず使う人、金は使ってこそ価値を生む」
「すべての下り坂はカジノに繋がる」
「イカサマを失敗した男が最初に考えるのは次のイカサマ」

とて
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

5.0

これは観て良かった、史実自体も興味深く、見事な展開の物語、人物像も鮮やか、白黒からさっとカラーへ変化する演出なども大変効果的、とにかく充実感のある時間だった
カークダグラスさん似てたなぁ…

意見の合
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トム・オブ・フィンランド(2017年製作の映画)

2.9

流行のテーマにアートとニッチ性を加えて新鮮な切り口に、国毎の対応の差も印象的

太古の昔からある、広く生物が持つ嗜好の1つだと判明済やし、いい加減もう声高に叫ばんでもえぇ社会にならんかね、私にはリンゴ
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シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

4.0

スーパースターはどう見たってアーミルカーンさんだろう…原色紫地で肩に金箔唐草模様のピタTにはビビった、それも着こなせてこそスターさ!

DV加害者だけでなく、それを受け続けるDV被害者も不安定な家庭に
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.3

長めなのに一瞬も飽きない、むしろエンドロール重要、最強の信頼の証と思われる「オマエ俺のこと売りやがったなぁ!?」とか、ある怖いことを「できたよ!」と無邪気に報告する可愛いライアンレイノルズさんとか小ネ>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.2

山ほどの計算という地味な作業をあれ程ドラマチックに仕立てて敬服
物語自体が面白い、予定の結論に行き着くまでもドラマがあり面白かったが、その後の転覆と言ってよい展開にかなり痺れた、学生の正論だけでは見え
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マーウェン(2018年製作の映画)

3.6

スティーヴカレルさんは鼻が高い(比喩でない)、寝顔を顎から映すショットでかなり驚いた
そして超『Back To The Future』wow !!

妄想は自分が絶対的な主人公、誰も自分を傷つけられな
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カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

3.5

そこで仕事をすることが自分の誇りであり幸せ、結果、客への心地良いもてなしに繋がるっていう好循環が素晴らしい
[ make someone happy ]

まあもの凄い逸話集が次から次へと…クスクス笑
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.0

ラストの屋上が良い、夜の重さ、遠い喧騒、感謝、後悔、思慕…独りふらふらと立っているだけなのに、様々な思いの交錯がひしひしと伝わってくる、名シーン

あまり触れ合うこともないのに、肌の質感を感じるような
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地上より永遠に(1953年製作の映画)

3.8

フランクシナトラさんの俳優姿が見たくて…で、サイモンペッグさん風で良かった、合唱で皆に溶け込んでたり下手なピアノにキレたりは面白かった、まぁ『The Godfather』のリンクで好演必至やしな…>>続きを読む

第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

4.0

まぁデイヴィットじゃない!(by 『Sabrina』)ウィリアムホールデンさんはいつでもカッコいいが今回は硬派、その一匹狼な強さと利口さがたまらない味、ラスト、誤認で責めた同僚を許しつつ、そいつの顔で>>続きを読む

深夜の告白(1944年製作の映画)

4.2

何といってもレイモンドチャンドラー様なので、洒落たニクイ台詞がさり気なく山ほど聞ける、すれ違う人の愚痴にさえ名言あり

しかもマッチ!この時代は本当にマッチ一本で痺れるカットが多い、特にこの作品は切な
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Loulou(1980年製作の映画)

2.6

何というか特に何もないが、コメディの要素があって気楽に見られた
イザベル・ユペールさんが今と違って幼い可愛さ、カーディガンをパツパツに着て映えるの彼女ぐらいでは
病院ではしゃぐ二人が可愛い、ネリーとル
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