magnoliaさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

コレット(2018年製作の映画)

4.0

コレットさんの最初の結婚時代に焦点を当てた物語、自我の芽生え、ある意味勧善懲悪なつくりで鑑賞後はすっきり

やはり金にだらしない奴はダメだな…
この作品を見ての最大の謎は、妻の醜聞(と世間に思われるだ
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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

4.3

複雑な複数の問題を上手く凝縮させ、愛と緊張感溢れるピリッと締まった良品

1番の衝撃は医者の処方薬によるオーバードーズが中毒の始まりということ、処方薬の認可や医者の力量も難しい問題

あの息子には、自
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ホワイト・クロウ 伝説のダンサー(2018年製作の映画)

4.3

バレエに強い関心がなくとも十分に見応えあり
初めて主人公が一人で踊る場面で思いのほか感動した、重さを感じさせない跳躍と優雅さと、併存する力強さ

社会主義の底なし沼感に改めてビビる、「ここまですべて国
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リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

4.0

ほっこりと健やかな作品
『Back to Burgundy』鑑賞後と同じく、体使って自然に触れる仕事に就こうかなと思ってしまう、厳しさも理不尽も受け入れる度量、嘘や虚栄の意味のなさ、長い年月の視点
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

1.3

ここの粗筋見て驚き、明確な末期がん診断あったのか、主人公の思い込みに見えた

それは端においても、主人公が酷い墓穴堀男でコメディのよう、長年裏社会いたはずない
そう派手なアクションもないし、狙いどころ
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青の帰り道(2018年製作の映画)

3.2

メインの7人全員がキッチリ役に染まって好演、安心して見られた、森永悠希さんは『羊と鋼の森』でも音楽&引きこもりでは?ナイーブな役が似合うのかな、工藤夕貴さんもイメージを良く裏切りハマってた

時の流れ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.5

細部に至るまでイイ感じに視線が優しい

路上の様々な演奏は見ているだけで超楽しい、ステージ袖の決断は辛く切ない、最後にやらかすプロデューサーの可愛いこと!
人の縁の不思議さ…結局みんなそれぞれの道を行
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.8

ジョン・カーニー監督の作品が好きらしい私、ギリギリ行き過ぎない気持ちの持っていき方が"おつ"だと思うん、良い音楽聴けるしなぁ

特にこの作品はいい音楽聴きまくった、たいていは一曲丸々聴かせてくれる配慮
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インディア・ソング(1974年製作の映画)

1.3

端的には抽象的な昼ドラ、時間が半分だったら実験的でまぁ面白い

写真見せながらの読書か、語りと映像がそう強く連動していない、個人的には新しい種類の作品だが、あまりにも動きに乏しく、タイトルの曲ばかりが
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

2.9

女性の成長記なんやね、壮大なロマンスと思いこんでたので拍子抜け、だって表面『Casablanca』そっくりやし…実態は日本の朝ドラか昼ドラ、朝ドラを4時間で纏めたと思えばコンパクト

主役が「こんなビ
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パリの家族たち(2018年製作の映画)

2.5

邦題が良い、母の日は単にテーマの一つで、家族の話

コウノトリのお知らせは良かったね、やるな彼女!
女優が明るくて好き、「先に上着脱いで」は笑った、音楽もイイ
老人ホームに親を送る小洒落た方法に感心
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バイス(2018年製作の映画)

1.7

これは予告編が良くできてる
スティーヴカレルさんが好印象、主人公に上手いことかんでいる

全体浅い、映像も後半は混み入ったコラージュのように細切れの映像をがつがつ差し込んで更に焦点がぼやけた…チェイニ
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マルリナの明日/殺人者マルリナ(2017年製作の映画)

2.3

シビアな内容だが、音楽や一部の会話がすっとぼけてて…でもシュールとも違うし、なんやろ

15人くらい生きた男性が登場するが、1人少しいい人、1人無害、他は全員徹底してクズ、冒頭からなんだそりゃ、と呆気
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

これも緊張で胃が捩れる系の…マットデイモンさんが出てくる頃から結構辛かった、でも観て良かった

そもそも地球からはアッサリ出ていき、宇宙空間での話がメインのこの物語、なぜか未知の世界での挙動にリアリテ
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.7

表紙にもある水仙のシーンは圧巻、それこそ幻のよう

おとぎ話部分に伏線回収的なものがあり、そうきたか!という爽快感で後半思ったより盛り上がった
最終的に、人生ですれ違った人々に空想の世界で生きててもら
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アンコール!!(2012年製作の映画)

5.0

開始15分から延々大号泣、こんな初っ端から声が抑えられない泣き方したのは『Wonder』以来、この短時間でよくもまぁ…疲れた

嫁が好き過ぎてその体調を気遣うあまり、嫁にもその友達にも偏屈な態度をとっ
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

4.5

ある種の天才
この作品自体が金言の宝庫なので手元に置いておきたい

ゆっくり噛み締めるような話し方なので内容はそう多くない、が、一言に重みがあり、時に涙が滲むほど心が揺さぶられる 頻繁にdignity
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

終わり30分は緊張で胃が捩れる、ホント弱いなサスペンス…でも良品観た

特に一番最後が怖い、ホラーかくらい震え上がる、真の真相に気が付き始める警察の、あの血の気がひくような感覚が見事に表現されていて怖
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

2.9

ショートカットのルーニーマーラさんが初夏の太陽のごとく輝いている作品

過去を乗り越えて前に進むには、というテーマ、それでなぜこんな眼鏡かけ忘れたかようなボンヤリ感なのか、感涙とか大笑いできそうなもの
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ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.9

サイモンペッグさんとロビンウィリアムズさんで、楽しくないワケない!きっちりエンドロールまでめっちゃ笑かしてもらった

全能の力なんて突然持ってもロクなこと思いつかん…のでロクでもなく使う、でも適当言う
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.3

ライアンレイノルズさん、そういうわけ!

最近のモフモフは声が渋い、そこに惹かれるのはギャップ萌えか?いずれにせよ今回のピカチュウも可愛い上に声がいい

ポケモン自体が未知で迷った、真相まで4、5転す
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.8

少し場にそぐわないスローで柔和な管楽器リードの曲がいい感じの味
「雨のパリはいいね」と言うには降り過ぎなラスト、全体的にソフトで可愛いコミカルさが心地よい

こんだけ歴史上の芸術家に次々会えて話せてて
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.1

1作前と同じく、これだけのヒーロー集めて1つの作品形成自体が凄い

アントマンのストーリーとのコンビネーションにニヤリ、アイアンマンの真正ヒーローらしさに感無量、キャップは…良かったねって、心から
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ヒット・パレード(1948年製作の映画)

4.1

前半のセッションが胸熱!

ジャズってどんなん、を研究するために本物豪華メンバーが次々と演奏してみせる、いやー、眼福、耳福
ライオネルハンプトンさんに「ベニーグッドマンなら弾けるぜ」と言われる"クラシ
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教授と美女(1941年製作の映画)

4.3

良くできたストーリーで楽しかった

スラングを学ばな!というコンセプトがまず可笑しい、専門家の集合で喧嘩しそうなものを教授達はとても仲良し、何より頭でっかちさん達の真面目さを嫌味なく笑いに変えていて、
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パディントン(2014年製作の映画)

3.5

モノクロから入ったので一瞬、作品間違えたかと…
パディントンもプーさんも、声が低いめハスキーで好き、大人も観て楽しい要素の1つと思う

物語は後半に勢いがついて面白くなる、でも初めからちょいちょい笑い
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12か月の未来図(2017年製作の映画)

3.8

ほんのり温かくほろ苦い大人の成長記
類型に『La Melodie』どちらも仏やし、ただこちらは先生側の成長が重点

メインの生徒は、反抗的なのに肝心なところでイジイジ黙る面倒の典型で(失礼)とても上手
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カサブランカ(1942年製作の映画)

5.0

いやーーー、いいなぁ、しか言いようがないなぁ、映画を堪能するってこういうことやなぁ

ド・ストレートな殺し文句をサラッと山ほどたたみかけるハンフリーボガートさんに気絶しそうなほど痺れた、あの独特の渋い
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紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

3.4

初めて動くマリリンモンローさんを観た!

ミュージカルだが偏りなく話自体も普通に面白い、ラストなど主人公二人とも、やるじゃん!という見事な解決方法を見せてくれる

「Diamonds are girl
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三つ数えろ(1946年製作の映画)

4.7

満足!久々に映画で良質のミステリーを観た

マーロウ考察中の時間が少なく、原作より解決までが明確で鮮やか、相手の言葉にガンガン言葉を重ねて追い詰めたり、割と社交的なマーロウ(Oh,Hello …!)
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無花果の葉(1926年製作の映画)

1.0

サイレントということを加味しても、メイキング映像かなと思うような

ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

2.3

もちろん本人の映像を見て音を聴けることは至福

ただミュージシャンのドキュメンタリって、なんで構成も内容もこんな一緒なん!? もしや人名変えただけ?ってくらい同じで既視感満載

コンドル(1939年製作の映画)

4.0

男同士の友情・絆がとても粋

ちゃっちー小型飛行機と、水たまりだらけのグダグダに歪んだ滑走路なのに、経済的理由もあり悪天候でも隙あらば飛ぶ貨物航空…当然死が近い職場でみな、悲しい時ほど明るく振舞う…厳
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リアム16歳、はじめての学校(2017年製作の映画)

1.0

バドミントンが強いことになってる女子ペアの、お遊び以下のラケット使いにドン引き しかも内容に全く関係ない
全体的に雑で不要な場面も多かった印象 

パパは奮闘中!(2018年製作の映画)

3.0

家族として成長する、ということもあるんやな、と

妻失踪の理由はそう明確にならないので、その原因追及などは置いといて
同居だけでは意思疎通ができるようにはならんということ 親も子も声に出して思いを述べ
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.0

農場にいた頃までは良かったが…思ったより宗教・政治的かな

前半、搾取され無賃金のころ、労働者同士は平等で比較的団結していたが、街に出た後半はリアル貧困に晒され狡猾に
ラザロの疑念を抱かない純真さは、
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