べーぐるさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

べーぐる

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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

5.0

極上のブラックミュージックとブルース兄弟の逃走劇。ライブシーンはとにかくイケてるし、カーアクションも実に爽快。

mellow(2020年製作の映画)

3.7

日々ひとが集う場所。様々なひとたちが交差して与えたり与えられたり、そうして日常に出来事が巻き起こっていく。
横暴な振る舞いや無頓着さ、変な優しさを持っていたり。みんな愛おしく映し出されている。

女は女である(1961年製作の映画)

4.4

ちょっと分かった気になって、実は何も分かってない。だからいつまで魅力的、そんな感じ。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.1

人生という名のストーリーをどのように描いていくのか、決断を下させるのはほかでもない自分自身であり誰もそこに評価を下すことなんて出来ない。
この世にひとつしかない自分が主人公の物語。とびきりのヤツを描い
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ルーム(2015年製作の映画)

3.9

この世界はたくさんのモノで溢れているけれどジャックにとってはあの部屋もママとのかけがえのない場所なんだね。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.8

北イタリアの田舎町で芽生えた清らかな恋心はあまりにも真っ直ぐで時に脆弱だ。
エリオットの心の中に残されたものは彼が眺める暖炉の火のようにどこかで静かに灯り続けている。

横道世之介(2013年製作の映画)

4.7

日常にある些細なことにたくさん幸せを感じていたいし、そんな瞬間をいつまでも大事にしていたいって改めて思わせてくれた。世之介みたいな人を通して見ているからこそ毎日が愛おしく思えるんだろうな。 

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.5

パンクと宇宙人。パンクを愛する者にとってパンクであるか否は物事を捉えるのに最も重要なものさし。

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

3.8

田舎で過ごすひと夏の思い出系の物語大好きだな。夏の台湾にいつか行ってみたい。

マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.9

お互いの距離を掴めずにいる母と息子。何度も感情を爆発させて言葉をぶつけ合っている二人だけれど本当の気持ちとは裏腹なことばかりだ。人は内なる敵を殺した時に初めて真っ直ぐな気持ちのままでいられる。時に大切>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.7

ありのままの自分で生きるということの美しさ。様々な障壁。たとえ離れていってしまうものがあったとしても自分が自分らしく生きてさえいればまた世界は鮮やかに色付いてくれるし忘れられない秋を懐かしむことがあっ>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.7

3兄弟それぞれのキャラクターが爆発してて3人がわちゃわちゃ喧嘩とかしてるだけで楽しいし、3人兄弟ってホントこんな感じだよなーって思った。
普段は仲良しとは言えないけど、3人が一致団結した時の謎の無敵感
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

4.1

1人の男の子に恋をする男女の話。
三角関係の中で同性愛と異性愛が対立しているという特異さはあるけど、彼らの取り巻くものはすごく身近で普遍的な恋愛模様。恋の始まりや終わり、嫉妬や妬み、駆け引き、恋愛にお
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HANA-BI(1997年製作の映画)

5.0

誰かの人生を描くのにこんなにも言葉とは必要が無いものなのだろうか。
詰め込まれた言葉や大袈裟な表情など無くとも彼らの心の機微が映像を通して伝わってきた。
世の中から外れてしまった人間が過ごす残りわずか
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.3

ラストの映像の凄まじさ。1968年にこのSF作品が生み出されたことが凄すぎる。キューブリックまじでハンパないよ。

時をかける少女(1983年製作の映画)

3.8

アニメ版は観たことあったけど実写版も良い。脚本に違いはあれどエピローグでやっぱり甘酸っぱい気持ちにさせてくれる。エンドロールも好き。

台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.5

思い通りに進まないふたりの人生。
次第にすれ違って行く彼らの関係と進みゆく80年代の台北。それらを包み込むどこか物悲しい空気感が印象的。
エドワードヤンの映画は後から切なさがジワジワやってくる。

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.2

自らが知らない所で誰かを苦しめていたりする事はよくある事だし、全く関係のない人間関係の歯車に知らぬ間に関与している可能性も多いにある。
ニュースで見た遠くの人たち、どこかで涙を流している知らない誰か、
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.5

めっちゃ好き!ミノタウロスの皿とかドラえもんの映画に通ずるものを感じる。

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.8

音楽もセリフもカットも最小限に削ぎ落とされていてすごく静かな物語。
自分は空っぽだと涙を流すジョニーの心の空虚を表すかのようにこの映画は余白ばかりだ。彼が無言で何かを眺めているとき彼は何を思い葛藤して
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.4

緻密に作り上げられた芸術。
このような作品がこの世に存在しているという事実がただただ嬉しい。
誰にも真似することのできない圧倒的なモノに触れた時に感じる感動と高揚感。自分はこれを常に探し続けているのか
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.8

実は初めて観たけどこんなに良い映画だったのかよと心底感動した。どこが良いというよりも名作という2文字を用いることが最もふさわしいに違いない不朽の名作。名作には名作たる所以があるな。人が死に直面した時に>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.4

廊下を歩いたり扉を開けたり何をするにもカメラワークや構図にアイデアとユーモアが溢れていて画面に釘付けにされてしまう。
演技もポップでコミカル。登場人物がみんなキャクターみたいに可愛らしく動いて楽しいし
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花に嵐(2015年製作の映画)

3.8

前から観たかった作品。まさかの無料公開で即座に観た。
岩切監督が影響を受けたであろうものやフェチのようなものが垣間見えて好きなものを詰め込んでいる感がすごく良かった。常人にこの映画は撮れない。

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

4.5

見えないベールで包まれた5人の少女たち。神秘的かつ幻想的な彼女たちは最後まで影を落としたままどこかへ消えてしまった。
近づきかけたものが擦り抜けていく時の喪失感。人として避けることの出来ない死というも
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.5

もう何もかもを投げ捨てて誰も居ない静かな海辺で2人だけで幸せに暮らそうよ。

ピュアで甘酸っぱくて可愛らしくてノスタルジー。ウェスアンダーソンが創り出す世界が愛おしくてしかたない。

ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

4.5

ジャレットヘスのアートセンス、コメディセンスが本当に素晴らしかった。
現実世界にいたら厄介者扱いされてしまいそうな登場人物たちがなぜか愛おしく見えてしまうのは、理解不能な発言や巻き起こることの全てが思
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

4.1

何が正しいとか何が原因とかこれはしていけないとか誰が悪いとかそんな1つの明確な答えで片付けられるほど簡単な世界で自分たち生きていない。哲雄や園子もまたどこへ向かうべきかも分からないまま夫婦というものを>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

5.0

人間臭くて臭すぎるぐらいの宮本や靖子の生き様が真っ直ぐで力強くて愛おしくてたまらなかった。
大声で自分の気持ちを言えてしまう宮本と靖子はもしかしたら異常なのかもしれないけど、すごく羨ましいと思ったし、
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レッツ・ロック・アゲイン!(2004年製作の映画)

-

世界中を魅了したザクラッシュのフロントマンがライブのビラを配ったり、ラジオ局に飛び込みで自分の曲をかけてもらえるよう交渉したりする姿にはとても驚かされた。
作中に登場するジョーストラマーの言葉はこれか
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音楽(2019年製作の映画)

4.5

人それぞれ音楽に対する思いは千差万別だと思うけれど、少なくとも自分がこれまでの人生で愛し続けてきた音楽は確実にこの作品の中で表現されていた。
音楽に出会ってしまったことによって与えられた衝撃、それによ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

勝手に難解な作品だと思って身構えていたけど、ストーリー自体は分かりやすくてとても観やすかった。
カメラワーク、音楽による演出が素晴らしくより画面に釘付けにされた。
上流階級の人々の華やかな暮らしと地下
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.4

まずなんと言ってもレースシーンは圧巻で迫力が凄かった。大音量でエンジンの音や車が風を切る音、ピットで叫ばれる怒号などレースの臨場感や空気感をよりリアルに体感できるのがこの映画の楽しみの1つである気がし>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.8

戦争を題材にした作品にも関わらずユーモアに溢れていて何度も笑いが起きていた。ジョジョの可愛らしいキャラクターはずっと観ていられるなと思った。
ナチスの思想に染まってしまっているジョジョがウサギを殺せな
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.6

突如として訪れた愛する人の死。最愛の人を心のどこかに抱えながらも、もがくことも抗うこともなく淡々と彼の時間がゆっくりと静かに過ぎてゆく。ベルリン、パリ、ニューヨークの3都市で過ごす夏の日々を16mmフ>>続きを読む

PARKS パークス(2016年製作の映画)

3.3

吉祥寺・井の頭公園を舞台とした物語。
東京の中でも特に自分が好きな場所が舞台の作品だから観ていてとても嬉しい気持ちなった。井の頭公園や吉祥寺駅、ハーモニカ横丁、レコード店など自分が知っている景色が数多
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