Hiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

四谷怪談 お岩の亡霊(1969年製作の映画)

3.2

まあ、いろんなお岩さんの映画作品がありますよねっ。

それにしても各作品ごとに実に上手い脚色がされていて面白い!

お岩さんの悲惨な結婚生活を丹念に描いてからの復讐ものであったり、案外とあっさりと彼女
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どたんば(1957年製作の映画)

3.6

パニック&レスキュージャンルの王道として、人間関係、状況、土壇場でのアイデアなど、既にこの時代に確立していた事に驚く。

ネタバレになるかもしれないが、ラストはなかなかの感動が押し寄せてくる。

岡田
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お早よう(1959年製作の映画)

4.0

月並みな感想だが、今の世の中のようになんでもある、なんでも便利になった生活よりも、何かと不便な生活の方が幸せだったのかもしれない。

無駄な会話さえ、交わさなくなったかもしれないご近所同士。

果たし
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.1

この作品を観た時の最初の印象は素晴らしい脚本であれば棒読みの台詞回しでも観れるんだなあというものでした。

なかでも、やはり個性の強い東野英治郎さん、岸田今日子さん、加藤大介さんの芝居はこの作品では浮
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暴れん坊街道(1957年製作の映画)

4.5

暴れん坊街道という題名に惑わされず、本作を実に多くの方に観て頂きたい。

現代の作家が束になってかかっても敵わない近松門左衛門の傑作『丹波与作侍夜小室節』を内田吐夢監督が見事に映画化。

山田五十鈴さ
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三匹の浪人(1964年製作の映画)

2.0

近衛十四郎さんがいつもより弱く。
進藤英太郎さんが珍しく無双の坊主役。
髙津住男さんの役どころが中途半端。

ラスト泣かせに行こうとしているが、この三人ならば明るい時代劇にするべきだ。

素晴らしいキ
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恋天狗(1955年製作の映画)

1.5

さほど痛快でもない主人公を市川右太衛門さんが演じる。

内容の解りにくさと、編集の下手さがやたらと目立つ。珍しく酷い出来だ。芝居の息もあっていない。

市川右太衛門さん程の役者でも様々な作品にぶつかり
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ひとり狼(1968年製作の映画)

3.9

まあ、兎に角、市川雷蔵さんは素晴らしいんだ。

長門勇さんも実に美味しい役どころ。守備範囲の広い役者だなあと見るたびに感じる。

小池朝雄さんもまあ、兎に角にくにくしく演じてくれるのでラスト、卒塔婆に
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歌行燈(1960年製作の映画)

4.4

何故、今これがつくれない?
当たり前だ。こんなスキルのある役者が一人もいねえからだよ。

市川雷蔵を喰う勢いの柳栄二郎の殺気と優しさをみよ。

哀切にして艶麗!鏡花文学の最高傑作を描く衣笠、雷蔵、山本
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父子鷹(1956年製作の映画)

3.4

どうにもならないくらい真っ直ぐな男。
出世に響き、妻やまかないまで苦労する。
両親や兄貴も苦労をする。

一族には、必ず厄介者というのが一人はいるものだ。

今の世にも呑む、打つ、買うをやらなくても迷
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続・拝啓天皇陛下様(1964年製作の映画)

2.5

『日本は負けても、天皇陛下は負けてはおらん』
玉音放送を聴いても尚、信じられない主人公。
無法松にも似た不器用かつ、純粋な善助の生き様を描いた本作品。

今の日本人は何を信じて生きているのだろうか?
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喜劇 誘惑旅行(1972年製作の映画)

2.0

このシリーズのもう1人の主役は間違いなく列車であったのだが、本作品はフィリピン航空の観光映画になった。

唯一、シリーズにみえるのは森田健作さんが最初にチラッとお目見えするところでしょうか?

今では
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若き日の信長(1959年製作の映画)

3.0

ミーハーな意見かもしれませんが、色んな俳優さんで、この織田信長という人をみてみたいんですよね。

最近では染谷将太さんが大河で非常によかったです。過去にはハナ肇さんの信長もあったがなかなか良かったです
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次郎長富士(1959年製作の映画)

3.5

前半、長谷川一夫さん
中盤、市川雷蔵さん
後半、長谷部一夫さん

次郎長といえば、このエピソード。

勝新太郎さんが、森の石松を好演。

気持ちのいい物語だ。

迷宮物語(1987年製作の映画)

2.6

りんたろう。
もうこの名は我々にとって魔法の呪文のようなものだ☺️🙏

はだしのゲン2(1986年製作の映画)

2.5

おととい、日本は原爆で14万人を殺害したアメリカに野球で勝った。

はだしのゲン(1983年製作の映画)

2.9

今、日本は原爆を落とし14万人を殺害したアメリカと仲良しだ。

キャプテン(1981年製作の映画)

3.8

WBC2023で優勝🏆した侍ジャパン。
元気と勇気を有り難う。
インタビューをみていると、不思議とキャプテンを想い出す。

陸軍中野学校 開戦前夜(1968年製作の映画)

3.0

いよいよ第二次世界大戦開戦。
真珠湾攻撃漏洩を阻止した中野。
勿論、日本の行く末は知る由もなかった。。

御前会議の秘密が洩れた! 色を失った大本営! 無電が飛ぶ、暗号が走る! 真珠湾作戦を勝利に導く
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ふりむけば愛(1978年製作の映画)

2.0

劇中に『君去りし街』という映画が出てくる。
監督はセルジオ・レオーネ
音楽はエンニオ・モリコーネ
出演はリチャード・ドレイファスと
ジーン・ケリー。

死ぬ前に観てみたいものである😆

陸軍中野学校 竜三号指令(1967年製作の映画)

3.0

同僚の杉本の無駄死。
日本は第二次世界大戦に没入するのか?

日本軍の極秘情報が盗聴されている! 敵スパイに化けて大陸に潜入せよ! 雷蔵が国際諜報戦で活躍するスパイを演じるシリーズ第3作。

昭和15
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眠狂四郎 人肌蜘蛛(1968年製作の映画)

3.0

河津祐介さんが悪役とは珍しい。
緑魔子さんて今、どうしてるんやろか?
ソルマックの渡辺文雄さんも懐かしいなあ!

眠の怒りの鉄剣‼︎
皆殺しのラスト!
そして眠作品のラス前作品!

軍の妾腹の子ゆえに
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陸軍中野学校 密命(1967年製作の映画)

2.9

野際陽子さんの登場が嬉しい本作品。
憲兵にしごかれた椎名の顔に爆笑。
あのメイクはいかがなものかと思う。
犯人の正体もさほど面白くもない。
それでもなんだか面白いから不思議だ。

中国大陸で活動中にス
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陸軍中野学校 雲一号指令(1966年製作の映画)

3.3

冷酷を描けば、暖かさを描くことになる。

神戸港から新型兵器や兵士を満載し大陸へ向う軍用船が次々に爆沈される事件に母校の名誉と祖国の運命を賭けて挑む椎名次郎。国際牒報機関を壊滅させる中野学校の活躍を描
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喜劇 大安旅行(1968年製作の映画)

2.8

倍賞千恵子さんがひたらすら可愛い☺️
和歌山ロケが素晴らしい松竹の佳作。
伴淳三郎さんとの喧嘩シーンは迫力があり、収まりもまた泣ける。

眠狂四郎 女地獄(1968年製作の映画)

3.1

伊藤雄之助さんが実に美味しい役どころ。
田村高廣さんがカッコいい。
そして市川雷蔵。
襲いかかる女達。
品のいい役者達のおかげで作品が艶っぽくなる。

斬るもよし! 抱くもよし! 邪剣にひそむ魔女七人
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残月講道館(1957年製作の映画)

2.9

ひたすら真面目な物語。
本当に柔術と柔道の抗争が明治にあったのだろうか?

投げられても投げられても猫のように着地する主人公に拍手。

柔術から新しい柔道を学ぶ熱血青年彼を慕う恩人の娘、今は芸者となっ
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眠狂四郎無頼控 魔性の肌(1967年製作の映画)

3.6

眠狂四郎はボンドか?ゴルゴか?死亡遊戯のリーか?

京都への殺戮のロードムービー!

今宵また、抱いた女体に殺気が走る! 抱いて燃えず、斬って冷たし円月殺法! 島原の乱の際、士気を鼓舞するためにポルト
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赤い手裏剣(1965年製作の映画)

2.6

市川雷蔵さんの映画でも駄作があるのに驚く。
西部劇風時代劇。
赤い手裏剣に意味があるのかと思いきや赤色になんのいわれもなく物語が続く。
雷蔵の役どころの目的もわからず、映画は終わる。

遠雷(1981年製作の映画)

3.0

今は泣きバイプレーヤー達の怪演が楽しい。
ひょもすれば暗くなる物語を実に上手く料理している。
ジョニー大倉さんの独白にグッとくる。

わたしの青い鳥。
そうそれが幸せの全てである。

眠狂四郎 多情剣(1966年製作の映画)

3.3

菊姫はノータイムトゥーダイのラスボスのベースか?眠に次々に襲いかかる刺客。
中谷一郎の正体はやっぱりかあという感じだ😅

将軍家斉の息女・菊姫は、かつて自分の醜い顔を暴いた眠狂四郎に対する復讐の念に燃
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眠狂四郎 魔性剣(1965年製作の映画)

3.5

81分でこの厚み!
恐れ入ります💦

眠はホント冷たいようで、ワケアリ物件に手を出すから人が悪いというか?人がいい☺️

雨の夜、眠狂四郎は貧しい身なりの武家育ちらしい女から声をかけられる。自分を買っ
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柳生旅ごよみ 女難一刀流(1958年製作の映画)

3.6

大友柳太朗さんの柳生十兵衛‼︎
明るく楽しい本州行脚。
次々と女がらみの事件に出会す。
途中の十兵衛の偽物のくだりも面白い。
大友柳太朗さんの千両に値する笑顔を見届けよ!

日本一の剣術使いと噂の高い
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九ちゃん刀を抜いて(1963年製作の映画)

2.7

東千代之介さんと進藤英太郎さんを脇に大暴れする九ちゃん。
ホントに大スターだったんだなあと再確認。
最後は沢庵漬けの歌で幕が降りる。
なんとも能天気な時代劇だ☺️
いい時間だなあ〜🤗

侠客を志して家
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眠狂四郎 炎情剣(1965年製作の映画)

3.0

ラスト、女を斬るか?斬らないか?
斬ったっ‼︎凄いっ‼︎

永観堂[禅林寺]で、皆殺しの挽歌だ。


ある日、眠狂四郎は檜垣ぬいと名乗る武士の妻が夫の仇を討つ助太刀をした。「助太刀すればお主の恥」、仇
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