ろっきーさんの映画レビュー・感想・評価

ろっきー

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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

いろんな感情が湧き上がって、全然大したことのないシーンでも涙が込み上げてきた。
具体的には、苦しい時に頑張りたいけど頑張れない自分のこれまでのあらゆる経験に対して不甲斐なさを感じるとともに、自分の中に
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.2

事件を通じて過去のトラウマと向き合えるようになる主人公の人間的成長が物語の軸になっている点にこの作品の魅力を感じる。

そしてやはり善にも悪にも使える高い技術を持ったハッカーたちの勝負は胸熱だった。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

この作品で出てくる「真実をそのまま伝えようとする者」と「利権を守るために真実を隠そうとする者」の対立構造は、今世界のあらゆるところに存在する対立構造をユニークに表していてとてもおもしろかった。

特に
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バケモノの子(2015年製作の映画)

2.5

交通事故で母親を失くして心に穴が空いてしまった少年が、バケモノの世界での訓練を通じて、自分自身の置かれた状況を受け入れる強さを手に入れるまでの成長物語。

「教えられて学ぶ」のではなく「自分で学ぶ」こ
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.3

最後ちょっとくらい会えそうで一切会えないという結末に、王女という立場の重さが伝わるとともに、いかに「ローマの(たった一日だけの)休日」がアンにとって価値の大きなことであったかがわかる。

そしてそれが
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.3

結果最後までどの世界が現実の世界なのかがわからないところにこの作品のおもしろさがあると感じた。

また、「記憶を人工的につくり出した人たちがその記憶に滅ぼされる」みたいな、科学が人の予想を超えてしまう
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.5

アルベルトの嫉妬シーンにとても愛らしさを感じた。
保身のために友だちを裏切っちゃうことってあるけど、大事なのはそこからどう挽回するかだよなと思えた。

エルコレが終始一貫してただただ悪いやつだったのが
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.5

「できないかもしれないけどとりあえずやってみる」
「求めているツールがなくても、今あるものを最大限に活用する」
「できていないと思っていることも整理してみると結構できている」
「一見楽だと思える道に答
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

4.0

現在の国同士の関係性を端的に表している物語。

500年前に龍たちがやった方法と同じ方法で問題を解決していたところに歴史や伝統の偉大さを感じた。

たとえ相手が自分を過去に裏切り、今も自分のことを信じ
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セッション(2014年製作の映画)

3.7

めちゃめちゃ鬼気迫るシーンが多かった。
どれだけパワハラを受けても耐えられてしまう恐ろしさを感じた。

すぐに逃げれば良いというわけでもないが、耐え続ければ良いというわけでもない。
そのバランスを取れ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.1

「好きなことで生きていく」という考え方が流行しすぎて、「好きなことを見つけなければいけない」と窮屈に思えてしまう今の時代に、「そんなことはない」というメッセージを与えてくれる作品。

好きなものを見つ
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.7

すごく大きな事件を起こしているわけだが、最後まで一貫して「孤独を避けたい」というシンプルな目的で行動していることが見えて、共感できた。

そして何より自分の詐欺の経験が社会に役立てられるようになるとい
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.3

こういう地味なことをやり続けられる人が偉業を成し遂げられるのかなと思った。
暗号を解読できた瞬間に涙ぐむチューリングの表情にグッときた。

とはいえそれで万事がうまくいったわけでも、すぐに社会的評価を
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.7

病院爆破のシーンをはじめ、迫力がすごすぎる。
正義の価値観が変わってしまうところに切なさがあり、おもしろさがある作品。

クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

4.4

しんちゃんは、人を身体的なものではなく、心など精神的なものとして見ていることがよくわかる作品。(実物だからどう、ロボットだからどう、という風には見ていない)

そんなしんちゃんの物事をフラットに見る姿
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#生きている(2020年製作の映画)

3.5

主人公が日々ゲームをしたり映画を見たりして過ごしている現代っ子が故に、彼の些細な行動に共感できておもしろかった。

のんびり平和に暮らしていて、サバイバル能力を持っていなくても、生きようと何かしらをす
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

こんなにひどい親でも「好きだから仕方ない」という彼の最後のセリフに、親から逃れられない生物的本能の恐ろしさを感じた。

子どもを自分の所有物のように捉える考え方をしてしまうのは、教育格差やそれにつなが
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セブン(1995年製作の映画)

3.9

ゾッとするほどとてもよくできたストーリー。

マネーボール(2011年製作の映画)

3.3

主人公の娘の歌う歌が良くて、とても印象に残っている。
戦略的に戦うことのおもしろさを感じさせてくれる話。

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.2

スマホとPC画面だけで全ての物語を見せる演出に斬新さがあっておもしろい。

真犯人に意外性もあるので、ちょっとしたミステリー作品としても楽しめる。

そして何より「家族って良い!」と思えるところが良い
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

恐ろしかったけど、現代社会にも当てはまるリアリティのあるストーリーだなと思った。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.5

30歳の今となってはたしかに、あんなに純粋な友人関係なかなかつくれないなと思うと、少年時代の友人と遊んだことが今の自分を支えているのかなと思ったりした。

ピュアな感情が失われて虚無になりつつあるとき
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こわかった。。
唯一絶対の味方だと思っている人の裏切りほど怖いものはないなと思った。

最初から違和感はあるから何かあるんだろうとは思えるけど、圧倒的に予想を超えてくる恐ろしさ。

悲しいときとかに見
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.8

タイムトラベル系映画の王道作品として今でも評価されている作品だけあって、シンプルにおもしろかった。

サマータイムマシンブルースをはじめ、いろいろなタイムトラベル系の作品を先に知っていると、未来が大き
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.8

ラストがとてもいい。
対極の人生を経験した人は強いなと思った。

ノー寄りの人も、イエス寄りの人も、一度あえて逆側の生き方をしてみると人生の豊かさ増すなと思った。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

前半はコメディーでとてもおもしろく、後半はシリアスでゾッとさせられる。そのバランスがナイスすぎる。

ただただ半地下で暮らしているときは家族全員幸せそうだったように見えることを考えると、いかに他人のこ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

自分のことしか考えることができなかった主人公が、他人から助けられることをとおして、他人のために行動できるようになっていく過程にとても感動した。

危機的状況下での人の優しさはやはり最強だなと思う。
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード(2003年製作の映画)

3.2

「家族で焼肉を食べる」というシンプルな目的のために頑張れる野原一家の姿勢がとても清々しかった。

あと、まさおくんが、自らの裏切りによって失ってしまった友人の信頼回復のために身体を張って敵に向かってい
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

コンピュータvs人類という設定が、少なからず今の世の中を表していて、とても興味を惹きつけるものだった。

そして研ぎ澄まされた人類の意識が結果的に勝利する終わり方も、希望が持てて個人的には良い終わり方
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.0

オンラインサロンで西野がどれだけの想いと行動で作品をつくってきたのかを見てきたから、その光景を思い浮かべるとグッときた。

ストーリーはとてもシンプルでわかりやすいため、子供含め、多くの人にとって受け
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ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年製作の映画)

1.7

医療機関・従事者が利益至上主義になってしまうリスクはとても大きいことがよくわかる。そして構造上仕方ないことだと言うこともよくわかる。
堺雅人に対しては、どんな演技でも「半沢」要素を探してしまう自分がい
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

2.5

原作を読んでいたこともあり、映画ではそこまで期待していたわけではなかったけど、普通にめっちゃおもしろいわけでもなく、つまらなくもないという感じ。

人を信じることも疑うことも使いようだなということがと
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

2.7

犯人の行動や殺人方法の背景には、人間ならではの深い愛情が隠されていて、それが明かされていく過程がとても興味深かった。

殺人事件然り、隠された真相を明かすためには、人間の心理を読み解くことが何よりの鍵
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

4.2

めっちゃよかった!

特に、野原一家が戦闘に参加するシーン。
クレヨンしんちゃんの映画では毎回のことだけど、人間の良いところがとても滲み出てるなと思う。

そして敵の大将を負かしたときに「もう許してあ
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ミスト(2007年製作の映画)

3.2

「こんなエンディングがあるのか!」ってほど後味の悪い作品だった。

こういう危機的状況に置かれた時の人間の醜いリアルな姿も描かれているけど、大抵の作品は、正義感を持って行動した人が報われるケースが多い
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メメント(2000年製作の映画)

2.0

超難解で解説記事読まないと全然わからなかった・・

とは言え、解説読んでから「えっ、こわっ」って思った。
例え難解であろうとも、つくり方に独自性のある作品は興味深い。

ゾクッとさせられたい人におすす
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