三条狼さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

アス(2019年製作の映画)

4.0

以前見て気に入っていたので久々再鑑賞。やっぱりゾクゾクでした。
この映画を見てから、なんとなく地面の下の世界を意識するようになったんだよな。

--- --- ---
20200704 AmazonP
>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.8

どのカットも色味が本当に良い。最初は好きになれなかった人たちも最終的になーんか好きになってしまった。ジャスミンのかわいらしさがいいんだよな。

母が Calling You を好きでよく聞いていたのだ
>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.6

小学生か中学生くらいの頃に見て、DVDを買ってその後も繰り返し見ていた作品。久々にこの頃のトム・ハンクスが見たくなって再鑑賞したらやっぱり素敵だった。全編通してトム・ハンクスのアドリブ全開で最高です。>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.6

鉄板のスコセッシ×ディカプリオなわりにちょっと他の作品とは毛色が違う感じがする。見ているうちにおいおいまさかと思ったらやっぱりそうなんじゃん! という展開だった。雨の印象強め。

ある事件の捜査のため
>>続きを読む

ほんとにあった!呪いのビデオ44(2011年製作の映画)

-

ほん呪3回分ぶっ続けで見るとまあまあ眠い、というのは分かった。スカイツリーのやつはちょっと不気味だったな。

ほんとにあった!呪いのビデオ42(2011年製作の映画)

-

ここから追跡シリーズを見るなど
この回はあんまり記憶に残ってないな

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

「私は / 地獄の住人だ」

漫画『ミューズの真髄』のモノローグにぶっ飛んだ2023年だった。これに出会って以来、私はときどき「そうだった、そもそもここは地獄なんだった」と自分の居場所を確認するように
>>続きを読む

ソウルに帰る(2022年製作の映画)

3.7

淡々としたすごみ。

韓国で生まれフランスに養子として渡った女性が、大人になって自らのルーツを引き当て韓国で実親を探し出したらさあどうなる、というお話。なかなか斬新なストーリー展開かつ持って行き方がめ
>>続きを読む

バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

2.8

アマプラ配信が終わる〜、と駆け込みで見たけどこの頃のコーエン兄弟作品は別にそんな好きじゃないんだよな……と認識しなおした。笑いが全部私の頭の上をスルッと通過していく感じ。ハマれたら面白いんだろうな、う>>続きを読む

クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち(2011年製作の映画)

3.8

永遠に見ていられるドキュメンタリーフィルム。

「そんな女性を称えるには地球上の愛だけでは足りない」

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.8

ヴィデオドロームを見た週にこちらも見て、クローネンバーグ初期から最新までを堪能させていただきました。どっちも一緒に見てくれた友人、かけがえのない友すぎる。こちらはもう世界観がアレで本当に誘いづらかった>>続きを読む

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

4.3

見てから4ヶ月も経つのにいろんなシーンを鮮明に思い出せる。アレハンドロ・ホドロフスキーのイマジネーション全開で素晴らしい映像だった。

自身の辛い過去を自分の息子たち出演・その他でエンタメにしてしまえ
>>続きを読む

ビデオドローム 4K ディレクターズカット版(1982年製作の映画)

3.9

本で噂を読んでいていつか見たい映画だったけれど、中々ヴィデオを手に取る機会がなくなった昨今、見る機会がねぇと思っていたらなんか急に4Kになって劇場でやりだしてビビったやつ。テアトルの企画のかた本当にあ>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

ほんとは今日までに今年見た映画のレビュー全部つけるつもりだったのに、何をどうしたのかまだ8月分を書いております。時間、巻き戻らないかな。

というわけでもう最近は「で、出〜!」のタイムループものな本作
>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

とっても良かった。今回のポスターになってるカットが本当に良くて幸せだった。群像劇、いいわあ。

実は全然エドワード・ヤンを通ってきてなくて、いきなり恋愛時代観に行ったりして大丈夫やろかとけっこう心配し
>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.5

実際に起こった銃乱射事件を本人出演で映画にしてしまうクリント・イーストウッドさま、順撮り主義と聞いていたけどこれはどういう撮影スケジュールだったんだろうか。。とりあえず筋トレ頑張ろうと思えた映画。>>続きを読む

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(1975年製作の映画)

3.2

超有名タイトルなのになぜか見てないやつあるある「これこんな話だったのか」。甘いストーリーかと勝手に思ってたけどめちゃくちゃシビアじゃん、言葉遣いくっそわりーじゃん。序盤でカラスが死んだ時点で「アッなん>>続きを読む

ほつれる(2023年製作の映画)

3.5

どうしようもなくて頭かかえる話。演劇のひとが作ったなあー、と思う。会話重心の奇をてらわない演出が全体的にとても良きでした。デートで見に行く映画候補にしてたけど回避して良かった。

夫と終わりかけの身で
>>続きを読む

無聲 The Silent Forest(2020年製作の映画)

3.8

息もできなくなるほどの暴力描写が苦しい映画です、フラッシュバック注意。これが実話ベースであるということ自体には世の中の状況的にもうあまり驚けない、というのもどうかと思う、ただただ腹が立って仕方がない。>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.6

あー、いい映画見たなって思える作品。

老婦人がBL漫画にハマったら女子高生と仲良くなったよ、コミケにも行くよというお話。いくつになっても楽しいことを追求して、お友だちを見つけて、新しいものにもどんど
>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.5

見てから5ヶ月経つけど鮮明に思い出せるシーンがある。見た瞬間、「怪物」もほんとはこういうことがやりたかったんじゃないかなあと思った。やたら比べられてるけどめちゃくちゃ分かる、これはそう思うよね。

>>続きを読む

スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

5.0

問答無用で最高です。去年レオス・カラックスの「アネット」を映画館で見られたことは本当に奇跡だったんだな。もっかい見たらたぶん泣く。

スパークスのことをアネットで知ったニワカもニワカだけれどこれからも
>>続きを読む

うまれる ずっと、いっしょ。(2014年製作の映画)

4.5

都の里親月間イベントの一環で鑑賞させてもらいました。もう死ぬほど泣いた、ぜんぶいい家族かよ。ちょっとあまりにみんな眩しいので、暗いとこで育ったひとは「えー」って思うかもしれないけども、こんな家族もある>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.8

夢でつながるふたつの時代の女性の物語。事前情報ゼロ鑑賞推奨。






全然過去じゃないよなあと改めて突きつけられる。以前『ザリガニの鳴くところ』を見たときに「昔の女性は大変だったんだね」とのたまっ
>>続きを読む

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

4.0

自己中クズ男ばっかり、自己管理の甘い女性ばっかりの群像劇。
という総括だとちょっとひどいのだけれど、サラッとおしゃれに進んでゆくのがこの時代のウディ・アレン作品なんだろうなと思った。見事だわあ。

>>続きを読む

シチリア・サマー(2022年製作の映画)

4.5

画面作り天才すぎる、私は花火に弱い。バス停のシーンも最高でした。

あまりひとの感想や公式サイトなどの情報は入れず、とりあえず映画館に足を運ぶことをすすめます。私はそうして正解だった。あとは買ったパン
>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

ブラックジャックも真っ青のセルフ手術が見たければどうぞこちらへ。

かつてロシア兵を何百人と殺ったという伝説のおじい (金塊掘り) が、ナチス軍相手にたったひとりで立ち向かう話。雰囲気はゴールデンカム
>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.6

原作の記憶を頭のむこうにしまいこんでいたため、いい感じに「こうあってほしい」というワガママを押し付けずに見ることができた。今泉監督の間をたくさん取る演出とは相性が良かったのではと思う。それなりに尺があ>>続きを読む

グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.6

感じの良さで自分のテリトリーにスッと溶け込んできた同僚の新人看護士が実は、病院で毎日起こるようになった医療事故の犯人なのではないか? という話。

実話かつ、犯人の動機がまったく見えないというのがめち
>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.9

長いなーと思ってずーっと見てなかったけど、見始めたらあっという間だった。NETFLIXってたまに謎なキャプチャをその映画のトップ画面にしませんか。さぞ象徴的なシーンかと思ってたらだいぶバカだった、また>>続きを読む

83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

3.5

ワクワクしてしまう新聞求人、採用されたおじいちゃんスパイが潜入するさきは老人ホーム。途中からあ、これワクワク面白コメディじゃないのか、と気がついてめちゃくちゃびっくりした。

正直私も親の介護どうしよ
>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.8

とっても素敵で、とくにラストは何度でも見たくなるお話。努力すること、ひとに親切にすること、約束は守ること。ひとを大事に、自分の気持ちに誠実に生きていれば人生は何度だって輝くんだなー。

戦争から20年
>>続きを読む

空のハシゴ: ツァイ・グオチャンの夜空のアート(2016年製作の映画)

3.6

「宇宙遊——〈原初火球〉から始まる」展の予習として。

アーティストの制作過程を見られることはとても貴重で楽しいし、政治的干渉による葛藤はこちらも見ていてもどかしい。何も考えなければ「オリンピックすげ
>>続きを読む

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.8

ぬるいホラーよりよっぽどこわい。

なんか知らんがたまたまツイキャス放送があることを知り、小さい画面ならあんまり怖くないかもと思って夜中に一人で見たらけっこう怖くて泣いた。だからさ、怖いやつは一人で見
>>続きを読む

NTLive『フリーバッグ』(2019年製作の映画)

-

超楽しみにしてたし超超超面白かったんだが、午前中の沐浴実習で力を使いすぎたのかこれも鑑賞中に寝てしまい。また見られる日は果たしてくるのか。