Johnny54さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

Johnny54

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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.0

寓話的な表現を所々にまぶした、ちょっと変わった演出。
いくら思い入れあるからって、頼まれもしないのに他人の家にペンキ塗ってたら普通に迷惑だろ、とか何かと共感しかねる部分も多い。寓話だけどね。
ちょっと
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

ノーランらしいケレン味あふれるSFスリラー。
ワケワカメなのは良いとして、そもそも謎の論理的答えなんて用意されてるのだろうかと感じてしまったので考察はあまりしてません。
オープニングシークエンスなどの
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ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

4.0

韓国映画ではたまにある不幸のツルベウチ・ムービー。
息子を探して三千里的な展開から、悪魔のいえにえライクなファミリーカルトなところへ辿り着いた挙句のカタストロフは韓国映画の真骨頂。ラストは蛇足かもしれ
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人数の町(2020年製作の映画)

3.0

何かとツッコミどころは多いながらも最後まで見させるファンタジック・スリラー。
中村倫也くん演じる主人公が自然な演技で、シュールな世界観に不可思議にマッチしてて良いです。
2020-059

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

なんともいえない後味を残す凄春モノ。
スケボーに生きる希望を見出した少年がヤンキーたちと戯れるよくある話を独特のテイストで。90年代中期の特徴ってなんだろうね。
ということなのか、リアリティ・バイツな
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僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

5.0

平手友梨奈以外はほぼ知らないし、歌も数曲しか知らない中での鑑賞でしたが、今年の中でも印象的には屈指の思いに。

心を締め上げられるような悲痛さに満ちた映像の後に、無理やり希望を持たせるようなラスト。
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ファナティック ハリウッドの狂愛者(2019年製作の映画)

3.0

トラボルタのケイジ化宣言ともとれる怪作。いろんな意味でかなりヤバい。
けど、なんか惹かれる不思議な映画。
で、結局だれも悪くないよね?

2020-057

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.0

あまり戦記については知らないのでフラットな立場で鑑賞。
史実にだいぶと忠実だそうで、ミッドウェイ海戦とは何か、がよくわかります。
その分、いわゆるエメリッヒ的な大味にすぎる魅力片山褒めてます)はかなり
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オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

3.0

もっと法定劇寄りなのかと思ってたら全然違った。
隠蔽しようとする政府と闘う女性記者!なのかとも思ってたけど、それも違う。
でも、ハラドキもあるし、とある女子の決断もキーラ嬢がナイスな演技でええ感じ。
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.0

まったく宣伝費なさそうだけど結構いい映画。
トムハンクス演じるのは、アメリカでは有名な人みたいだけど、ほとんどの日本人には全然知らない人。
でも主人公、ていうか狂言回しなので知らなくて問題なし。
いわ
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

4.0

みずみずしいとはこのこと!
透明感に溢れるとはこのこと!
同監督の「デイ・アンド・ナイト」でも鮮烈な印象を残した清原果耶ちゃん。今作ではほぼ出ずっぱりなんですが、桃井先生と十分タイマンはれる位の存在感
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

5.0

ここ最近は青春映画が花盛り。
「ブックスマート」の和訳意味を後から知って納得の拗らせ女子たちの変わっていく様をコメディタッチで。
たった2日間の出来事で、登場人物(主人公だけでない!)の人となり、どん
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

ノーラン祭りに乗じてIMAXデジタルレーザーで。しかしなんとIMAXカメラ使用シーンが皆無!これはとんだ失敗!
作品自体はノーランらしく仰々しいが、いくつかの点に目を瞑れば、とてもよく出来たSF。
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映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

3.0

何かと突っ込みどころはあるが、ドラちゃん好きには安定品質。
ピー助に比べてわかりにくくて、整合性を持たせるためとは言え、複雑なオチの解釈は子供にわかるのかしら。
そう言う意味でも彼らの行動を無理くりに
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.0

にしても、製作会社がこんなにフィーチャーされてブランド化するのってピクサー以来か?というくらいな注目度のA24制作ブラックコメディ。
オチというか、なぜ死んだのかは中盤過ぎにわかるのだけど、まあ。。。
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

4.0

松本穂香を始め、メインキャストがすべて魅力的な青春賛歌(小室ぺいと金子大地の見た目が被ってて途中まで同一人物だと思ってたのは内緒)。
いくら土砂降りとはいえ、モールになんでクルマで誰も迎えに来ないのか
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ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)

4.0

汚職警官追い詰めモノ×巻き込まれモノ×サバイバルモノといった複合要素を黒人メインキャストで描くありそうでなかったのかもしれないクアクション・スリラー。
ナオミ・ハリスがスンゲー頑張ってるサバイバルな展
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.0

いまだ演劇アレルギーのわたしには少しきついモノもありましたけど、少女たちのそれぞれの青春をそれぞれに生きていく思いは熱く伝わってきます。キャラ設定も良くてみんな魅力的だし、普通に良い映画!
ただ。。。
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海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.0

オレ、いまサメ映画見てる!、という至福感が味わえる、終盤に向けての追いサメ具合がスゴいパニック。
ツレ子同士のキズナ構築系のドラマはどうでも良くて、あらゆる手段で追いかけてくるシャークたちの活躍が見も
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

5.0

青春時代をスプリングスティーンで過ごした私にはこれはもうダメだ。。
筋書きの本質自体はよくある親子融和モノだけれども、数々の名曲に彩られるとともに、少しブームが過ぎた時代設定での音楽シーンの描写と対比
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リトル・ジョー(2019年製作の映画)

4.0

よくわからない植物が起こすよくわからない騒動。オープニングからこりゃ普通の映画ではないわいとスイッチ切り替え、そもそも起こっていることが現実なのか妄想なのか、とも思わせるくだりもあり、この手の不思議ち>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.0

マ・ドンソクの魅力がシッポまで詰まったアクション。シリアルキラーのターゲットがたまたまマフィアのドンでした、というパターンはこれまで知りませぬ。
犯人を追い詰めていく手法がよくわからなかったり、ドンさ
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ダークナイト(2008年製作の映画)

5.0

何度となく観てきた生涯ベスト級の傑作をIMAXデジタルレーザーで堪能する至福。
IMAXシーンは多くはないが、映像フォーマットが変わるだけでシーンへの印象がこれほど変わるのかと。
そのときは、「鑑賞」
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.0

まさかの大入り満員に近い大ヒット。
こんなどうかしてる映画に平日の夕方にあんな大勢の客が入るなんて世の中どうかしてる。そして俺もどうかしてる。
今となっては、なんでこれが上映禁止になるのか…というモノ
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透明人間(2019年製作の映画)

5.0

間違いなく今年を代表するサスペンス・スリラーの大傑作。
ヴィランが「透明」であることが最初から観客には分かっていることを逆手にとって、いつどこでどう出てくるかが全く予測不能なシチュを絶妙なミスリードを
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オーバー・ザ・リミット(2017年製作の映画)

5.0

ロシアの新体操選手が金メダルを掴むまでのドキュメンタリー、と聞くとどんな映画を想像するだろうか。
様々な周りの支援があって、挫折から這い上がって大団円を迎える感動作!
とは真逆の心理的トーチャーホラー
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.0

長澤まさみが超絶ビッチな母親を演じる佳作。ひどい親との共依存関係の親子モノってどっかで観たような気がするけどタイトルが思い出せん。。
20-037

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.0

スケールダウンが著しく、動機がとてもパーソナルな復讐に終わってるのだけども、年齢や置かれた環境から考えても、ちょうど良いのかもしれません。
ランボーらしさは正直あまりないのだけども、わかりやすい復讐劇
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.0

刺青を入れたレイシストが改心する話。
ジェイミー・ベルがとても頑張ってて、パティ・ケイクスとの仲が上手くいって欲しいと願わずにいられなかった。いわゆる「抜け」の困難さの描写も壮絶。
ただ、現状の映画界
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

フェミ臭の強い、いわゆる説教押し付け系と思ってました。予告もそんな感じだったし、現在世界の感じからしても、もうわかったわい、と思って後回しにしてましたが
時間が空いたので観ました。
結果、めっちゃ良か
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アドリフト 41日間の漂流(2018年製作の映画)

3.0

最近とんと見なくなったシェイリーン・ウッドリーが頑張ってるサバイバルもの。
いろんな映画を見てしまうと、こういう仕舞い方ではないか、とか色々考えながら見てしまうのは少し病気なんだけども、そんな感じでし
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

3.0

スクリーム的なオチがあると勝手に想像してたんだけど全然違った。
世界一、は言い過ぎだけど、なかなかに楽しいスラッシャー。
あれだけ足を怪我してもフツーに全力疾走できる彼女はすごい。
2020-032

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.0

表面だけ見てもわけのわからない怪作。
予告を見ればなんとなく想像がつきそうな展開にもならず、かといってわかりやすい社会問題提議型でもない少し変わった作風です。
ステレオタイプとは何か、がテーマではある
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

5.0

「赦された」のではなく、「許された」子どもたちの、それまでとその後の物語。
子どもたち、といっても主人公家族の描写がほとんど。
大好きな内藤監督の、何もかもエグられるような描写に胸を心地よく傷められつ
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罪と女王(2019年製作の映画)

4.0

この設定、男女が逆で描かれてたらバッシングの嵐に合いそうだな、と思ってみてた。作り手側もおそらくそれはわかってて、女ならなぜ世間的に許されがちなのか、も併せて考えさせる。
ラストあたりのあの涙は後悔か
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バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)

4.0

アルゴライクな戦後しばらくたった東ドイツからの脱出スリラー。
特に気をてらった演出でもないけど、ときにミスリードを誘うお手本のような編集、特に終盤はお見事。ハラドキ感がかなり強い反面、政治メッセージ性
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