HolgerShumaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

HolgerShumai

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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

3.2

佳作。ナッシュビルはニューオリンズと並んでいつか音楽を聴きに行きたい街。

オレグ(2019年製作の映画)

3.4

こりゃしんどい…。技能実習生問題や入管収容問題に思いを馳せる。

兄が教えてくれた歌(2015年製作の映画)

3.9

陽光の加減による描写の上手さはこのデビュー作から傑出している。この極めてアメリカ的な映画を中国出身の監督が撮ったということに感嘆。他所者の方が本質を見抜きやすいのだろうか。

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.2

北野武の初期を急に見る気になった。醒めた狂気とユーモアの緩急。

ミシェル・ウエルベック誘拐事件(2013年製作の映画)

4.0

ウェルベックが大男を三角締めしてる画が面白過ぎる。暇つぶしのような会話に耳を傾けるのが楽しい。

素顔のルル(2013年製作の映画)

3.3

シンデレラリバティものは良いな…。善悪が相対的なあたりがフランスらしい。冬の港町の寒々しい雰囲気も楽しめた。
おっちゃん3人組、キャラ立ってるのに余り活用されてなくて残念。この3人組との交流のみで1本
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晩春(1949年製作の映画)

3.9

映像による感情表現の妙には脱帽する他ない。凄過ぎる。戦後の東京の様子が知れるのも興味深い。

テリー(2011年製作の映画)

3.7

アメリカンハイスクールもの、特にルーザーものは大体好きになってしまう。特に本作はインディ作品らしい温かい感触があって特に良かった。ジョンCライリー最高。
一回アメリカの高校校舎を見てみたいと思うんだけ
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コントロール(2007年製作の映画)

3.3

イアンが詩人として偉大な存在だったことを認識。歌詞を読もう。

家にはいたけれど(2019年製作の映画)

3.8

出産、生死、子供と大人、演技としての生…などなどのテーマが垣間見えるがはっきりとテーマは語られない。ディスコミュニケーションの淡々とした描き方やこの語らなさは"マルセイユ"より更に強くハネケを彷彿とさ>>続きを読む

Olla(原題)(2019年製作の映画)

4.0

色遣いや構図が素晴らしく、ブラックユーモアも効いている。夫のヨルゴスランティモスに作風が似ていた。長編撮ってくれ。

憎しみ(1995年製作の映画)

3.8

こういうゴロツキものはヨーロッパだとUKのイメージがあったので、フランスにこういう作品があるのは意外だった。実際、序盤からレゲエがかかったりとUKな雰囲気が強い。だがこの上品おフランス映画イメージ形成>>続きを読む

すべてが許される(2006年製作の映画)

4.0

家族の崩壊と再生。良くあるテーマではあるが、こういう話は何度見ても良いものだ。ミカエルアースやアンゲラシャーネレクに通じる、ヨーロッパ映画らしい瑞々しい映像。
コンスタンスルソー、美し過ぎない!?あと
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.5

The reportも併せて見るべきなんだろうな。戦争映画における描写を見てアメリカの正義観について考えている。

11時10分前(2009年製作の映画)

3.9

切ねえ…。頑固じいちゃんものはだいたい好きになってしまう。

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.8

この世界観を1人で!?
ストーリーは少々とっ散らかっていたが(同じような展開が2回あったり)、小物やキャラクターの楽しさが圧倒的。次作はスタッフ雇ったりするのかな。

ライフ・オブ・ザ・パーティ(2018年製作の映画)

3.0

飛行機の中とかで見たいお気楽アメリカンコメディー。たまにこういうの見たくなるよね。
メリッサマッカーシー最高

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.2

柳楽優弥の怪物ぶり。菅田小松の絡みに笑ってしまう。
イエローキッドの方が描写が丁寧で好きだった。こちらの暴力は余りに乾き過ぎている。

落穂拾い(2000年製作の映画)

4.0

ヴァルダのドキュメンタリーはとにかく見入らせられる。面白い。収穫後の畑で拾うことが法律で許されていたりと制度の違いも楽しい。
大量消費社会や格差を描きつつも断罪はしない匙加減が絶妙。厳しい状況の中にい
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キングダム見えざる敵(2007年製作の映画)

3.8

アメリカの正義と傲慢。アメリカのイヤなところが余すところなく描かれていて容赦がない。良作。

藍色夏恋(2002年製作の映画)

3.7

ありふれた恋愛ものかと思いきや深みがある。夏の台北の景色が爽やか。男子校育ちなので共学って良いなとか思ってしまった。突然のキムタク。

Playback(2012年製作の映画)

3.6

記憶や存在の曖昧さをそのまま表現した映像。悪くなかった。

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.3

やはりロメールは恋愛もの以外の方が好きだな。レネットとミラベルをはじめ、登場人物が活き活きと映されている。頑固で理屈っぽいフランス人。

Hero(原題)(1983年製作の映画)

3.8

これぞオフビート、なロードムービー。白昼夢的な演出も効いている。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

リスボンやアンダルシアで浴びた陽光を思い出した。南欧行きてえ。
Sufjan Stevens最高。寒々しい景色が似合うアーティストだと思っていたが南欧もばっちり合っていた。

満月の夜(1984年製作の映画)

3.7

描かれるおフランス恋愛模様、正直心底どうでも良いのだけど、それでも見入らされるのがロメール。夜のシーンが多いロメールは新鮮でした。

イエローキッド(2009年製作の映画)

3.6

面白い!遠藤要の迫力あるアンチヒーローぶり。あれやっぱり濱口監督だったのね

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.3

好みで言えば本作より好きなヴェンダース作品は沢山ある。一方でこの映画の美しさが頭一つ抜けていることも間違いない。アメリカ的風景とライクーダーの音楽が華を添えている。

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

4.3

社会派のロメール、とても良い。再開発や田舎/都会、情報通信技術などなどの議論は今見ても十分鋭い内容。会話劇の演出の上手さは恋愛もののみならず社会派作品でも輝いている。

このすばらしきせかい(2006年製作の映画)

3.6

気まずさの演出などなど、山下敦弘の影響が色濃い。沖田修一らしいじんわりとした優しさもある。会社辞めてぶらぶらしていた時期を思い出した。

バンコクナイツ(2016年製作の映画)

4.0

タイとラオスを舞台に外国/自国、都会/田舎、此岸/彼岸、男/女…などなどの対比が混沌と繰り返される。見応えがあった。東南アジアの夜の熱気を久々に感じられたのも嬉しかった。露店で飲むビール、うまいんだよ>>続きを読む

The Seventh Walk(原題)(2013年製作の映画)

3.1

アピチャッポンをさらに先鋭化したような幽玄映像世界。自然や心象と対峙し描く画家の精神世界を表現、しているのは分かるけれど流石に眠くなってしまった。