HolgerShumaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

HolgerShumai

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パプーシャの黒い瞳(2013年製作の映画)

3.8

"ローマ"や"イーダ"を彷彿とさせる、静謐かつ絵画的な映像が素晴らしい。
ヨーロッパでよく見かけるロマの人々。少しは彼らのことを知ることができた、かも。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

金のかかったB級アメリカンカルト。最高でした。コメディも風刺もばっちり。レトロな田舎町の美術と舞台設定だけで僕は好きになってしまった。あのダイナーでだらだらコーヒー飲みたい。後半だれたのだけが少し残念>>続きを読む

苦い銭(2016年製作の映画)

3.6

中国の強烈な格差を思い知らされる。中国、特に田舎の無機質な風景が醸し出す閉塞感は凄まじい。

シン・シティ(2005年製作の映画)

3.8

ナイスハードボイルド!序盤期待外れかと思ったが、後半でしっかり面白くなった。原作読みたくなる。
この監督陣なら、もう少しアホなB級ノリを入れて欲しかった、とも思う。

光りの墓(2015年製作の映画)

4.1

幽玄で野生的、そして官能的。アピチャッポン作品からは動物としての人間の放つ匂いが漂ってくる。そこが好きだ。彼の作品にしては見やすかった。

北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

4.0

グリーンランドの美しい景色に圧倒される。アイスランドと併せて行ってみたい。
プロットは割とよくあるような内容だが、役者が本人たちだからか妙に説得力があった。都市で生まれ育った身からするとこの村から出る
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.3

初夏をそのまま閉じ込めたような瑞々しい映像が素晴らしい。決して若くなく、かといって年老いてもいない、どこか宙ぶらりんな人を描いた映画が好きです。まさに僕がそうなので…。teenage kicksがかか>>続きを読む

別離(2011年製作の映画)

3.4

初ファルハディ作品。凄まじい演技と演出で引き込まれてしまった。特に子役。ただこういうユーモア皆無でただただ重い作品は、1本見たらお腹いっぱいで2本目に手が伸びない…。凄いのは分かるが、好きなタイプの映>>続きを読む

ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.0

エディマーサンがちょい役でもったいねえ。フィリップシーモアホフマンを堪能。

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.5

筋書きは良くあるメロドラマだが、都会的かつクールに描かれたインドの描写が新鮮。インドの金持ちって英語で会話するの!?

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

4.1

うーむ、面白い!ストーリーの余白も見事。あのバーみたいな、本物のオールドアメリカン世界に1回は浸ってみたい。

鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)

4.2

人の死で笑わせるセンスに東欧(というかクストリッツァ)を感じた。どこか幻想的な舞台設定も素晴らしい。期待以上の良作でした。

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.7

圧倒的な映像美、そして音楽の良さで見せているような印象。プロットはあまり秀逸とは思えず。イーダが余りに素晴らしすぎた。

ブエノスアイレス恋愛事情(2011年製作の映画)

3.8

のんびりだらだらモノローグに耳を傾ける。ダニエルジョンストン良いよな。ビールが何故かアサヒ。

プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.8

悪ふざけ度合いではマチェーテ程ではない、けれど最高であることに変わりなし。

スプリング・フィーバー(2009年製作の映画)

3.9

刹那的な映像で描かれる都市の孤独。王家衛を思わせるクールさ、だが"ブエノスアイレス"ほど好きではなかった。中国語ネオンの場末感に痺れる。

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.7

ホアキンの演技はやはり凄い。ガスヴァンサントの演出にも合っている。
他人を赦してから自分も赦し、ジョークで笑い飛ばす。なんとも力強い映画だった。

いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

3.0

深作欣二×ショーケン。以上。みたいな内容。面白かったけれど後半は間延び気味。

みかんの丘(2013年製作の映画)

3.8

怪我人と老人が喧嘩しているのは妙にユーモラス。

心と体と(2017年製作の映画)

4.0

出てくるモチーフを見て寓話的な内容かと思いきや、御伽噺であった。寓話的な深みを期待していたのでこれが金熊か…とも思ったが、そういったことを気にしなければ非常に良質な作品。静謐な雰囲気の中でくすくすと笑>>続きを読む

シャロウ・グレイブ(1994年製作の映画)

3.6

ダニーらしい作風だがこの作品は妙にサスペンス調で、スプラッター。クールさは控えめ。トレインスポッティングで一皮剥けたんだな。

イタリアは呼んでいる(2014年製作の映画)

3.8

スティーブとロブのとりとめのない会話だけで楽しい。このシリーズ、好きです。イタリアは本当に綺麗なところだな。早くコロナが収まることを願うばかり。

ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)

3.9

盲目が故の激しい愛。ロウイエの力量を改めて思い知る。

内回りの二人(2018年製作の映画)

2.6

うーむ、会話がわざとらしい…。ビフォアサンライズを引用しているだけに、あの見事な演出との差が目立ってしまう。
ただ、こんな状況だとしばらく乗っていない山手線の車内とか、人がちゃんといる副都心の風景とか
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.3

スライドショーのように映し出されていくモノクロ写真、そしてモノローグ。ミニマルながら雄弁な映像、といいたいところだけれどこれは果たして"映像"なのか??と考えてしまう。静止画を用いることでどこかドキュ>>続きを読む

ブルー・イン・ザ・フェイス(1995年製作の映画)

4.1

"スモーク"より気楽に見られた。この気楽さが心地良い。ジャームッシュとルーリードの語り、渋い。

マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)

3.9

それやりたいだけだろ!で埋め尽くされた108分。最高です。

男性・女性(1966年製作の映画)

3.7

パリの風景を眺めながら哲学的な会話に耳を傾けているだけで楽しい…けど個人的にはゴダールは実験性がどうしても鼻についてしまう。
劇中シャンタルゴヤの歌う曲がどれも良い。サントラのレコード、欲しいな。

サウナのあるところ(2010年製作の映画)

3.6

身の上話を話す場所としてサウナがこんなに効果的だとは思わなかった。股間にモザイクなくてちょっと驚いた。こういう映画だったら構わないのだろうか。
素っ裸で話すから画的に難しいのかも知れないけど、女性版作
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

主人公が(微妙に違うのだけど)自分と被る部分が多く、妙に感情移入しながら見てしまった。最近の日本人若手監督の作品では一番好きかも知れない。次回作が楽しみ。
サスペンスもコメディも物語を進める推進力でし
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

3.4

どうも冴えないおじさんが頑張る話にヨワい。少々散漫だが、楽しめた。ジョンブライオンのサウンドトラックが素晴らしい。

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

3.0

有名だし見てみるか、ということで鑑賞。高倉健の痺れる格好良さに対し、武田桃井コンビのクセ。釧路や網走が栄えていることに驚く。高倉健演じるこのキャラクターは、今の時代にはもう共感を得られなくなっているよ>>続きを読む

秋のマラソン(1979年製作の映画)

3.9

ギャグが冴えててゲラゲラ笑った。映像の色合いも綺麗。真顔で笑わせに来るあたり、カウリスマキに通じるものがある。

マチェーテ(2010年製作の映画)

4.3

ラストシーンまで徹底してバカバカしくて最高。人バンバン死んでるのにどうしてこう笑えるんだ。