2015年4月17日(金)シネマヴェーラ渋谷。
監督の小沢茂弘、脚本の高田宏治、撮影の仲沢半次郎の組み合わせで、きまじめすぎた前作『山口組三代目』よりぐっと血の気の多い作品に。東京撮影所から呼ばれた>>続きを読む
2015年4月17日(金)シネマヴェーラ渋谷。特集/祝・芸能生活50年 安藤昇伝説
結核病みばかりの文字どおり病理集団が戦後社会に抹殺される一方、その首魁は何事もなく後背位でひたすら女を突きまくる。>>続きを読む
2014年4月17日(金)新文芸坐。
『七人の侍』の志村喬よろしく、〈魂の戦士〉を求めてL.A.からパリ、ニューヨーク、ロンドン、スイスと世界を駆けるホドロフスキーの冒険。
集められた顔ぶれは、ジ>>続きを読む
2015年4月17日(金)新文芸坐。
母親役のひとの本業はオペラ歌手だそうだが。そのおっぱいに眼が釘づけ。この一点だけで『フェリーニのアマルコルド』を超えた?!
2015年4月9日(木)、シネマヴェーラ渋谷。
典型的な日活アクションふうの物語を安藤昇でやってみた、といった感じ。これが映画3本めの安藤は棒読み演技でまだ素人くさい。やはり、加藤泰と出会ってから役>>続きを読む
2015年4月6日(月)、ラピュタ阿佐ヶ谷。
「みんな嘘だ」男の台詞どおり、女は嘘に嘘を重ねてゆく。謎そのものとしての女を描いた物語は夢の中でみる夢のように何ひとつ要領を得ず、もはや前衛に近くなる。>>続きを読む
2015年4月5日、ユーロスペース1。
ヴァーリ・トゥードのような泥だらけの性愛。
『ラ・ピラート』から幾星霜、ジャック・ドワイヨンの洗練された野蛮。
2015年3月4日(金)、神保町シアター。
はじめは撮影の森田富士郎を大映東京撮影所へ呼んだのかと思ったが、これはしたり、京都撮影所作品だった。直前に京撮で『悪名無敵』を撮っていた田宮二郎のスケジュ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
2015年4月1日、UPLINK X。
実在の人物に演じてもらい、時制を入れ替え、あるいは誘導することで、ドキュメンタリーとフィクションのはざまを曖昧にする構成は相当に考え抜かれ、周到に作られている>>続きを読む
2015年3月31日、新文芸坐。
2015年3月31日、新文芸坐。
もしかすると、スクリーンでいちばん多く観た外国映画かもしれない。オールタイム・ベストのうちの一本。
2015年3月30日、ラピュタ阿佐ヶ谷。
パンケーキと酸っぱいミカンとグラタンの日常から、狂気と夢と妄想のシュールな世界へ。
既知外のひとの内面押しだけで進める構成は大胆だが、よるべなきドラマには>>続きを読む
2015年3月27日、新文芸坐。
果てしなく堕ちてゆくやくざを描くなら、本来は『仁義の墓場』の渡哲也のようにひとりの主人公を徹底的に追うか、『実録・私設銀座警察』の渡瀬恒彦のように群像劇に対置される>>続きを読む
2015年3月24日、シネマヴェーラ渋谷。
親分の命じるまま行ったり来たりで刑務所に計8年、独り言が癖になったやくざ。小まめに部屋の掃除をし、斬られた背広も腹も針と糸を使って器用に自分で縫う。手練手>>続きを読む
2015年3月23日、ラピュタ阿佐ヶ谷。
おなじみ「切られ与三郎」の成人映画版。パロディ色は薄く、意外や本格的な時代劇の構え。歌舞伎狂言の定番をポルノ映画として語り直した、といったところ。
玄冶店>>続きを読む
2015年3月22日、シネマヴェーラ渋谷。
「わだくすもそう思ってましたのよ」
「ハァ、ドンジャカ脚上げた。あー、こりゃこりゃ。爺さまと婆さまが……」
囁き、つぶやき、哄笑し、痙攣し、歓喜の喜悦に>>続きを読む
2015年3月12日、シネマヴェーラ渋谷。
田中陽造的な、あまりに陽造的な世界は『地獄』のプロトタイプであることはわかるが、神代とは合わないのでは。フツーの映画にみえる安藤庄平の撮影もしかり。
声>>続きを読む
2015年3月11日、神保町シアター。
桜田淳子の目と草刈正雄の飄々とした演技。
ずんこは市川崑の演技指導のよろしきを得て、かなり魅力的に映っている。しかし、この翌年の『動乱』ではものすごくへたっ>>続きを読む
2015年3月11日、神保町シアター。
渥美金田一「いずれ現場検証があるので、ここはこのままにしておきましょう」と手を放すと、ずぶずぶと水中に沈んでゆく死体。
「あいやぁ、それあすねえ」的なザ・シ>>続きを読む
2015年3月8日、ラピュタ阿佐ヶ谷。
白川和子の性のオブセッションが延々と繰り広げられるさまは、加藤彰が助監督についた中平康の1964年の性愛三部作や翌年の『結婚相談』、とりわけ脚本にも参加した『>>続きを読む
2015年3月6日、早稲田松竹。
いま、あえて35mmフィルムで撮影した自主製作作品。その意欲を買う。
武田梨奈という女優のポテンシャルに気づかせてくれた映画でもあった。
2015年3月5日、目黒シネマ。
臆病者とそしられても戦場から生きて帰って来い、という主題は『ゼロ・ファイター 大空戦』や『大空のサムライ』ですでに描かれている。現代との対比で特攻隊をとらえる構成も>>続きを読む