ぼぶさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ぼぶ

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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

5.0

久しぶりに映画を観て震えた。

フェイバリットな作品はこのアプリを始める前にも沢山あるのだけど、そこに飛び込むくらいの衝撃を受けた。

写真や絵画は、一瞬の情景や観念や心象を切り取る芸術。
音楽や本は
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.1

広告で目にはしていたけれど、マーベル原作でディズニーで、きっと心優しい感じのベイマックスとの日々、いわゆる日常系みたいなものかな…と、フワッとしたイメージを持った状態で鑑賞。

普通に最後ちょびっと泣
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.9

生を知らない殺し屋と、愛を知らない少女。数奇な巡り合わせで二人は出会い共に過ごす。

ジャン・レノの渋さはもうよーく知っていたのだけど、幼きナタリー・ポートマンの、初々しさと憂いと時折にじむ大人の女の
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.8

キューブリックらしく、スティーブンキングらしく、完成された芸術と娯楽が共存している映画。
はっきり言って面白い。

舞台は豪雪地帯にあるホテル。そこが閉鎖する冬の間の管理人として引っ越してきた一家。例
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Mr.BOO!インベーダー作戦(1978年製作の映画)

3.6

広川太一郎節が全開!

笑い…特にダジャレ不足を感じ始めたら、これで補給するのがオススメ。笑

今でも腹抱えて笑えるシーンもあって、良い物は良い、の良い例。

是非日本語吹き替えで…というか、吹き替え
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.2

対比に次ぐ対比、そしてリアルと虚構の絶妙な配合、その結果生まれたのがこの淡い幻想譚。


この作品、映画に希望やアクションや明快さを求める人には、決してオススメしない。
逆に映画の中における監督の意図
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春との旅(2009年製作の映画)

3.9

祖父と孫娘のロードムービーということで、もっと明るいものを想像していた。
しかし意図しない角度からヒヤリと現実を突き付けられた。

淡いタッチを生かした引きの画作りでは地方の寂れた様子を、そして急に寄
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

4.0

日本を代表するマンガ、アニメ、キャラクターとして君臨するドラえもん。

その生みの親、藤子・F・不二雄の生誕80周年を記念して、ドラえもんも3DのCG映画になって再生誕という作品。
ストーリーとしては
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サボテン・ブラザース(1986年製作の映画)

4.1

悪をやっつける正義の3人、銀幕のカウボーイヒーロー、サボテンブラザーズ!
…でもそれはあくまで映画の中だけのはずなのに、間違えられて本当の悪党退治の依頼が来ちゃう。
しかし、以前はヒットを飛ばし役者と
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オオカミは嘘をつく(2013年製作の映画)

3.3

大きな悪い狼たちが、嘘をつく。

タイトルからも連想できるが、暴力主義の警官とイカレてしまった被害者の父とペド趣味な宗教学の教師が繰り広げる、バイオレンス+心理戦+サスペンス、な一本。

今年No.1
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ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

4.1

核保有国であるが世界平和を目指す黒人大統領。
素質は抜群なのにうまくいかずにくすぶっていて娘ともうまくいかない警護官と、政治オタクでありもっと父との時間を持ちたい娘。

そんな娘と自分のためにもSPに
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フューリー(2014年製作の映画)

4.0

前に戦争映画コメディーを観たので、次は骨太なものをと思い鑑賞。

ブラピ演じるカリスマ性のある軍曹の下で、ローガン・ラーマンが一人前の戦車乗りになっていく様子を通じて…戦車のカッコ良さと、戦争の悲惨さ
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トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

3.8

単純にコメディーとしても面白いし、映画好きが観ると

それプライベートライアンやないかーい!
プラトーンやないかーい!
ランボーやないかーい!
などなどツッコめるうえに、豪華キャストを味のある配役で使
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大脱走(1963年製作の映画)

4.5

絶対大昔に観たことあるよなー、草原を駆けるバイクのイメージあるもの。
と思いつつ、すっかり忘れていたので鑑賞。

大勢の戦争捕虜がいる中で、一人一人のキャラが立っていて、さらに各々専門分野がある。
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バトル・オブ・ロサンゼルス(2011年製作の映画)

-

これはもはやスコアレスな映画。

B級?
いやいや、いっそ突き抜けてて…X級というかY級というかZ級かな!みたいな一本。

2011年制作なのにこのCGなの?!
基本しょぼくない?
この車は壊して良い
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.9

シングルマザーの母親は身勝手で、家族の愛が足りないエリック。
キュートで包容力と理解のある素敵な母親の愛をたくさん受けているけど…エイズに犯されていて、いつ自分が死ぬかもわからないデクスター。
家庭か
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.5

私事ながら仕事で全国ツアーに行き、少しの間、映画を観れていなかった。
次の休みには名作を観ようとずっと思っていての鑑賞。

4人の少年達が、各々12歳ならではの悩みを抱えたまま(バーンは少し怪しいけど
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

4.9

グーーッドモーニング、ベトナーム!!!!

観た後は絶対、皆言いたくなるんだろうな。この一言。

1965年のベトナム戦争中に、ベトナムへ赴任した米軍内の人気DJを、僕の大好きなロビン・ウィリアムズが
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RED/レッド(2010年製作の映画)

4.1

贅沢の一言!
画面を縦横無尽に暴れまわるのは、引退した敏腕エージェント達。
映画界を引っ張ってきた豪華なキャスト勢揃いってのもあるけど、やはり危険で過激な年金受給者っていう設定の勝利かと。

ブルース
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ゲンスブールと女たち(2010年製作の映画)

4.3

映画的な観点では、煙草、酒、美女たち、音楽、インテリジェンスとコンプレックス…らを、耽美な台詞と映像で観せてくれるフランス映画らしい一本。

こうした芸術家のサクセスストーリーには必ず折り返し地点があ
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イントゥ・ザ・サン(2005年製作の映画)

2.6

ヤクザ+セガール+FBI+各国のワル…で、任侠映画。
日本を、主に東京を舞台に、各国のワルと警察とエージェントが追いかけ合い、闘うという感じのお話。


セガールが日本語の台詞を沢山喋っていたり(小声
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ICHIGEKI 一撃(2004年製作の映画)

2.7

安定のセガールの最強っぷり、モテっぷりに安心。
ほんとパンチ重そう。

でもタイトルにもなってる『一撃』で倒したあと、刀を落として絶命して倒れた敵がちょこっと瞬きしちゃってたのは残念…。
あそこもっと
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パッション(2012年製作の映画)

3.8

往年のスリラー、サスペンスが現代のテイストで蘇ったという感じ。
音楽といい、スリルが迫ってくる感じは…ヒッチコック好きなんだろうなぁ。
温故知新で面白かった。

現代のフレーバー溢れまくるMacのPC
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.3

「映画の最後の曲は聞きたくないわ。ラストの合図は嫌。でも子供の頃に名案を思い着いたの。最後から二曲目が始まると映画館を出てしまうの。そしたら、私の中では映画は永遠に続くでしょ…」

キーになるのは、『
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.2

日本映画、まだまだ捨てたもんじゃないよ、という一本。

さすがの三浦しをん。

また決してルックスや事務所パワーだけでない、今の俳優・女優界を引っ張る演技力に定評のある松田龍平とオダギリジョー(個人的
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JM(1995年製作の映画)

3.6

大好きなたけしと、キアヌ・リーヴス、ドルフ・ラングレンの共演…なかなかのメンバーにしては少し物足りないかも。

が、これは2014年の僕が観ているからだとも思う。
だって映画の世界設定がおよそ2015
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.4

数々の受賞歴、感動の実話…という前振りがあって期待値が高かったせいか、映画としてのエンターテイメント性はあまり感じられず、佳作なイメージ。

ただ奴隷として連れて行かれ、理不尽な仕打ちを受けても心を折
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

2013年、ついに映画という芸術の表現の形はここまで来たよ、という最先端の一本。

知識はあっても、ほとんどの多くの人が行ったこともない宇宙空間を、ここまでのリアリティで体感出来る作品はこれまでに無い
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.9

とにかくオススメ!!

処女作「月に囚われた男」でファンになっていたものの、やっぱりダンカン・ジョーンズは本物だった。

気軽にサスペンスのつもりで観始めてワクワク犯人探しをして、気付いたら泣いていて
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.7

もの凄い撮影技術で大パノラマ!
ハードなアクションと大爆発!
超豪華キャストが勢揃い!

…といった具合に大金をかけなくたって、良い映画は作れるという証明の様な一作。

秀逸な脚本に、少しノスタルジッ
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.7

インテリ作家夫婦が離婚をする。
それに振り回されるのは、2人の兄弟。

主にお父さんについては、僕も映画や本が好きだからこそすごくわかる部分もあるし、グサリときた部分もあった。
テニスマンはテニスマン
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.9

ずっと観たかった一本。
そして間違いなかった一本。

少しだけセピアがかった画はどのカットを切り取っても、1枚の格好良い写真のよう。

「天国では海の話題が流行ってる!?このままじゃ俺たち話に入れない
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恋しくて(1987年製作の映画)

3.8

80年代らしい王道な恋の物語。

冒頭からシンバルやタイコのミュート、そして車のPearlのロゴに目が行っちゃうのは職業柄。
サウンドも80年代らしいスネアがドンと来る。

どちらもすごく若さ溢れる女
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スコーピオン・キング2(2008年製作の映画)

2.0

話や、出てくる人らの役割とかはすごくわかりやすい。
でもCGや小道具とかの粗さは…ハムナプトラが少しでも頭の片隅にあると、その落差がすごい。


TVでざっくり観るのなら、な一本。

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.6

最初から最後の最後エンドロールまで、隅々にまで充満する世界観。

ミュージシャンとしてはエンドロールに広がる重なり合う音の世界も楽しかったなー。
こうした世界観がうっすらと香るDVDを、ジャケ借りして
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コンフィデンス(2003年製作の映画)

3.8

「So I′m dead.」から始まる物語。
現代に甦る「スティング」といったところだろうか。

お洒落な演出によるものなのか、カットへのこだわりやストーリーの捻りなのか…あと一押し何かが足りない気が
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