ぼぶさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ぼぶ

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食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.8

人生を自分を見つめながら調和して生きていくためのヒントを…雄大な各国の景色と、人々との出会いと、美味しそうなご飯と共に教えてくれる一作。

「調和は大事だけど、人を愛する時はそれを崩しても良いんだよ。
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フランティック(1988年製作の映画)

3.7

ロマン・ポランスキーらしい、何だかやるせない無常感と哀愁が漂う暗さを味わえる一作。

救いがないのだけど、尖りがあるわけでもないこのタッチを華やかなヨーロッパ、パリを舞台にしても描けるのはさすが。
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パパラッチ(2004年製作の映画)

3.2

パパラッチ達のめっちゃ嫌な奴っぷりが、本当に腹立つくらいで逆にすごい。

ただ、いったいどうやってハリウッドスターが、パパラッチの嫌な奴らに復讐していくのかと思っていたら、意外とストレートに鉄拳制裁と
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.1

一度観ると衝撃に揺さぶられ、二度観ると散りばめられた細かい伏線を感じていける作品。

迷っているならば観た方が良い。

遺される者たちへ投げかけられた
、女であり、母であった女性の強く深い愛のこれまで
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

4.2

原作には原作のいなたい味わい、今作には今作の洗練されたエンタメ感がある。

もはや大ベテランの域に差し掛かったジャッキーの、それでも格好良い相変わらずな格闘はもちろん…試合着をもらって「ブルースリーみ
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ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

4.2

ラストのエピローグ、見応えのあるアクションシーン、ハウス感のある良い音楽…監督のこだわりがたくさん詰まった一本という感じ。

ヒューもトラボルタも魅力的に撮られているが、初見だと何よりもストーリーと展
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蛾人間モスマン(2010年製作の映画)

2.2

冒頭から、怪しげな水辺に浮き輪で浮く水着の美女…やばいよやばいよー…怪物モノだよな…B級映画のセオリー押さえてるよー!って感じで始まる今作。

まぁ古い時代のCGってやっぱこんな感じかなぁ、と観ていた
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マンハッタン無宿(1968年製作の映画)

3.3

何故か色んなシーンでブーツがとってもフューチャーされてる。

まぁなんだ、アリゾナから来たんだって伝わって、良かった良かった!!

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

4.3

今見直すともはやちょっと懐かしいような、王道な映画の世界に浸れる名作。
笑えるシーンもあって、最後も最高。良い映画には良い脇役達、の法則もバッチリ。

ボディダブルが多く使われているとはいえ、ギアもロ
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普通の人々(1980年製作の映画)

4.2

はじめはそっぽを向いていても、精神科医と相談したり、いくつか出来事を乗り越えるうちに…ついに引っかかっていたトゲがとれて、自分を取り戻す…。

これだけだとベタなよくある映画。

でもそこに1ピース欠
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テッド(2012年製作の映画)

4.9

一言で言えば『クッソ面白い』。
近年稀に見る最高の娯楽作品だと思う。

まず設定の妙ゆえにバツグンに笑えるし、さらにはちゃんと愛の形のあり方や人生設計について、友とはどんなものか、憧れを大切にする心な
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カミーユ・クローデル(1988年製作の映画)

3.4

真のアーティストは狂気とも隣り合わせ、才能は凶器にもなりうる、といったところ。

カミーユの演技や、細部までこだわられた衣装やセットなどの美術関係に目を惹かれた。

テンポが重くて長いのも、重いテーマ
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フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

4.1

NYが舞台な大人の御伽噺。

不用意な一言が生む悲劇、それ故過去に傷を持つ2人、人間の喜怒哀楽、社会に適合出来ない人達(むしろ適合してる人はいるのだろうか、それは幸せなことなのだろうか)、償いから真の
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トランセンデンス(2014年製作の映画)

3.4

テーマと映像はピカイチ。

特に序盤から中盤にかけてはなかなか面白かった。

テクノロジーや人工知能の発展により、それらに人類は超えられてしまうのではないか…さらにその人工知能に人間の感情が追加された
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心霊写真(2004年製作の映画)

2.4

終始暗めのタッチの、日本ホラーの様な画作りは好感が持てるけど、写真は表題だからまだしも恐怖ポイントが鏡や水といったベタなところだけだったのはまぁ普通かなと。
特に音、音楽であまり恐怖を増幅できていなか
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LIFE!(2013年製作の映画)

4.0

雄大な自然を色んな角度からより鮮やかに撮影した映像と、それを彩る忠実な音楽。
それだけでかなり観る価値有り。

もちろん、旅を経て成長して別人みたいになっていくウォルターも格好良い。
でも流行りに乗っ
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エグジット・スピード(2008年製作の映画)

2.5

サクッと見るにはちょうど良いアクションな感じ。

でも、止まらずに走って、のキーワードが生きているのか生かしきれてないのかハマってないのか、何ともフワっとした印象だった。

アーチェリーの子がすごく可
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パーフェクト・ゲッタウェイ(2009年製作の映画)

3.1

さすがにベタにこいつらではないだろうし…とか考えると、意外と犯人の見当はついちゃったりもする。

でも終盤の畳み掛けるアクションや、最後のどちらを撃つかなどは見応えがあった。

バイオ程のハードさはな
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魔女っこ姉妹のヨヨとネネ(2013年製作の映画)

4.2


魔法づくしのポップでカラフルなファンタジーの世界観ながら、人間のエゴや死生についても描いていて、色んな名作のオマージュも盛り沢山。
予想以上に良かった。
監督は僕の大好きな今敏のお弟子さんなのか。な
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フォー・ウェディング(1994年製作の映画)

3.6

結婚は軽々しくするもんじゃないと、端々で笑わせながらも教えてくれるお話。

これを観ると、人生の伴侶はまだ出会えてなくても意外と身近にいたりするんじゃないかとも思える。
本当に愛し合って、タイミングも
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40男のバージンロード(2009年製作の映画)

3.7

結婚観、仕事観なんかも色々と感じられる作品だけれど、やっぱり一番は男と男の友情。
それらを感じながら、たくさん笑えるのが良かった。

しかも最近心が涙もろくなってるのか、色々撮った写真と借りたお金をあ
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.2

まず、ループする1日から抜け出せない、というナイス設定。

コメディゆえに笑えるポイントが沢山で、さらに同じ日をループしているという設定が笑いを誘う要素としてもよく機能していて、声出して笑ってしまった
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.2

色んな意味でのニューヒーロー。

蜘蛛の巣は現代のネット社会の暗喩だったりするし、新聞もスパイダーマンを正義と扱わない。

悪を倒すことに真っ直ぐで超人で敵をちぎっては投げちぎっては投げでモテモテ…な
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少年H(2012年製作の映画)

3.0

さすが現実でも夫婦という感じで良い夫婦愛でした。
特にいったん腑抜けになる水谷豊の演技っぷりには技術を感じた。

原作を読んでいるとボリュームたっぷりな分、映画におさめると少しキツキツな印象を受けたけ
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.3

レナードの朝といい、いまを生きるといい、今作もロビン・ウィリアムズの懐の深さを感じさせてくれる一作。(もちろんジュマンジとか他にも面白い作品は沢山あるけども。)
突然の訃報を聞いて改めて見直してみた。
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.6

やはりカウリスマキ作品は洗練されている。

警視と知事の会話シーン、マルセルがバスから降りて歩きだすところなどなど、光と陰の角度や壁にどう映るかまでが計算し尽くされているようで、陰の中へ歩き出す様なん
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ゴジラVSスペースゴジラ(1994年製作の映画)

3.0

久しぶりに見たら懐かしかったなぁ。
少年心を取り戻した。

安定の柄本さん

カポーティ(2005年製作の映画)

4.7

久しぶりに二度目の鑑賞。やっぱり好きだ。

控えめな音楽と落ち着いた60年代を意識した美術、灰色と黒を基調とした『静』の世界がほとんどずっと続く。
でもその静けさを破るのは、最後の最期のシーンでやっと
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.7

ミュージシャンからするとまずもって音楽が最高だった。
笑えるシーンも沢山。

でも、学生ってハッピー!最高ー!!っていう青春映画なだけじゃないのがミソ。
誰でも抱えてる問題はあるし、それを解放したり吐
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