ぼぶ

恋はデジャ・ブのぼぶのレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
4.2
まず、ループする1日から抜け出せない、というナイス設定。

コメディゆえに笑えるポイントが沢山で、さらに同じ日をループしているという設定が笑いを誘う要素としてもよく機能していて、声出して笑ってしまったとこもあった。

でも、ただ笑うだけのコメディ要素だけでなく、意外と深く問いかけられているような内容も多かった。

恋に関しては、作中のように同じ人へ繰り返しアプローチすることは現実では不可能だけど、情報収集をすることや、結局1つ1つの恋を経験して自身のスペックを磨くことで、恋愛力は高められるよということを教えてくれていた。
ピアノまで習っちゃうの、素敵だと思う。

さらには生き方という面でも、
『毎日精一杯生きてる?手抜いてない?優しい気持ち持ってる?』と問われるようなシーンが多々あった。

最初やなやつだったけど、段々角もとれてナイスガイになっていくフィルと、可愛いモグラのフィルも良かった。
メリーゴーランドの柵を利用したダンス、ちょっと憧れた。


「完璧な1日だったかどうかなんて、誰かがジャッジする前に自分が一番よくわかっているよね。
だから今日こそベストを尽くそう。」

朝の6:00を迎える度に、そう思える良作。
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