junさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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波止場気質(1961年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

川地民夫主演のアクション要素のある人間ドラマといった作品。60分ほどの短尺併映用映画だが思わぬ拾い物でなかなか楽しめた。不可抗力の事故にもかかわらず上司の死の原因だと責められ船を降りた主人公の航海士が>>続きを読む

クーデター(2015年製作の映画)

3.7

最初から最後までスリリングな展開が続きかなり面白かった。映画のスケールとしてはB級という感じだが主人公の家族4人に絞ったドラマ展開で小さくまとまっている分すごくリアルで観ていて恐怖を感じた。

フランキー・ブーチャンの殴り込み落下傘部隊(1958年製作の映画)

3.2

フランキー堺、市村俊幸コンビの軍隊物喜劇「あゝ軍艦旗」シリーズ第3作で最終作。ひょんなことから落下傘部隊に配属されることになった主人公コンビが巻き起こす騒動を描く。たわいない喜劇だが戦場での爆撃シーン>>続きを読む

散弾銃(ショットガン)の男(1961年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

二谷英明主演の和製ウェスタン。ヒロインが芦川いづみなので観る価値はあるが内容的には凡庸な一作。二谷演じる主人公の妻を殺した仇が郷鍈治はともかく江幡高志と野呂圭介という弱体キャストなのが残念。

50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

コミカルで切なくて暖かく感動的なラブコメディ。実際問題1日で記憶が消えてしまう女性と恋愛して結婚して子供まで作るのは相当難しそうだがこの映画を観ているとそんな困難も愛の力さえあればできてしまいそうな気>>続きを読む

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.5

非常に評判の悪い作品とのことでいったいどんな映画かと興味を持って鑑賞。確かにつまらない映画だったが近年稀に見るといったほどのひどい出来とは思わなかった。中途半端にシリアス風味を混ぜるくらいだったら徹底>>続きを読む

バッドアス・モンスター・キラー(2015年製作の映画)

2.4

ケバケバしい色彩とデフォルメされた背景がアメコミっぽく、全体的な雰囲気がどことなくウォーレン・ベイティの「ディック・トレーシー」を連想させる。低予算を逆手にとったチープさや猥雑さを作品の個性にしている>>続きを読む

モンスターズ/地球外生命体(2010年製作の映画)

2.8

タイトルはモンスターズ(原題のタイトルもMonsters)だが怪物は単なる脇役で主人公の男女が怪物のいるメキシコの危険地帯を超えてアメリカへ戻ってくるまでの道程を描いたドキュメンタリータッチのSF。低>>続きを読む

二人の銀座(1967年製作の映画)

3.3

山内賢・和泉雅子コンビの大ヒット曲にあやかった歌謡映画。劇中に何度となく演奏される「二人の銀座」がすごくいい。和泉雅子がミュージカル映画風に踊りながら歌う「踊りたいわ」のシーンも可愛くてよかった。和泉>>続きを読む

ストリートファイター(1975年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「荒野の七人」「大脱走」そして本作とチャールズ・ブロンソンとジェームズ・コバーンが共演した作品は傑作ばかり。貨物列車に乗ってどこからともなくやって来るオープニングがいい。孤独感と哀愁を感じさせるブロン>>続きを読む

サチコの幸(1976年製作の映画)

3.7

ロマンポルノ期に作られた日活の一般青春映画は独特の切なさがあって印象深い作品が多い。この作品も戦後の赤線で健気に生きる娘の哀しさを抒情的に描いていて非常に胸に染みる一作。主演の三浦リカはもちろん、悠木>>続きを読む

ハザード・オブ Z(2016年製作の映画)

2.0

登場人物が持つカメラの視点ではなく主人公が直接目で見ている視点で描かれる完全一人称視点のゾンビサバイバルもの。POV映画が大好きな自分だがこの作品はストーリーがつまらなくてあまり楽しめなかった。

ザ・デプス(1989年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

当時流行った海底が舞台のクリーチャーものパニックムービー。ただ本作はクリーチャーがはっきり姿を現すのは後半で前半は盛り上がりに欠ける地味な展開なのが残念。ラスト、海上に出てめでたしめでたしと思わせてお>>続きを読む

ナイト&デイ(2010年製作の映画)

3.6

コミカルでスピーディなアクション映画。リアルさを排除したユニークでアクロバティックなアクションシーンは同じキャメロン・ディアスの「チャーリーズ・エンジェル」と共通するものがある。通常のアクション映画な>>続きを読む

恋は命がけ(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ホラーテイストのラブコメというのがユニークで面白かった。ソン・イェジン演じるヒロインがキュートで可愛い。ただ付きまとう幽霊を結局追い払うことも成仏させることもできずに終わってしまうのはちょい消化不良な>>続きを読む

初恋カナリヤ娘(1955年製作の映画)

3.1

神楽坂浮子演じる歌手になりたい娘とフランキー堺演じるバンドボーイなど隣のアパートの住人たちの姿を描いた群像喜劇。キャバレーのバンドとしてシティ・スリッカーズが出演、植木等がギターのほか生田恵子「恋のサ>>続きを読む

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.4

「ゾンビ」のリメイクということでどのように変わっているか興味を持ち鑑賞。時代の流れかゾンビの動く速さが常人と変わらなくなりゾンビというより狂人の群れのように。ノロノロ動くゾンビよりは格段に危険度は上が>>続きを読む

悪名高きろくでなし(1963年製作の映画)

2.8

宍戸錠主演のスラップスティックなコメディ。女優陣が朝風みどりに久里千春という魅力に欠けるキャスティングのうえ物語も一向に盛り上がらない。オープニングは楽しかった。

デッドウォーカー・インフェルノ(2015年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビ集団との壮絶な戦いを期待したがゾンビが恐怖の対象なのは序盤のわずかなシーンだけでそれ以降は散発的に姿を見せては容易く倒されるだけのデクノボウと化す。物語もヒトラー絡みの陳腐な陰謀ストーリーで面白>>続きを読む

燃えよデブゴン10/友情拳(1980年製作の映画)

3.6

定番の仇討ちものカンフー映画。サモ・ハンは準主役といった感じでカサノヴァ・ウォン演じるファーとレオン・カーヤン演じる師匠、ツァンを中心に物語が展開する。ディーン・セキとサモ・ハンの格闘などコミカル要素>>続きを読む

ジム・キャリーのエースにおまかせ/エース・ベンチュラ2(1995年製作の映画)

3.0

「エース・ベンチュラ」の続編。笑えるシーンも多少あるが1作目に比べるとかなり落ちる感じで全体的に低調な出来。ギャグにコンビネーションが不足気味でこちらにもショーン・ヤングが出てくれてたらなと思った。

クリスティ(2014年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

設定はかなり面白そうな作品だったので観てみたが自分としては期待外れだった。映画の大半が照明の消えた室内でのドラマのためとにかく画面が観づらい。主人公がカルト集団に追いかけられるくだりは本来ならもっとハ>>続きを読む

禁じられた遊び(2023年製作の映画)

2.9

このタイトルはダメだろうとまず思ったが原作の小説のタイトルだそうで変えることができなかったのだとしたらやむを得ないか。自分にとっては"エロイムエッサイム=悪魔くん"なので呪文を唱えるシーンでは金子光伸>>続きを読む

終電車の死美人(1955年製作の映画)

3.1

「警視庁物語」シリーズの原型だそうで刑事役にはシリーズでも刑事役で登場する堀雄二、花沢徳衛、松本克平といった顔ぶれが出演。物語のフォーマットもほぼ引き継がれている感じ。当時の三鷹駅の様子や周辺の風景が>>続きを読む

海底大戦争(1966年製作の映画)

3.0

海底を舞台にした日米合作のSF特撮映画。同時期の東宝特撮映画に比べるとチープで稚拙な感じは否めないがそのことが独特のジュブナイル感を醸し出している気もする。千葉真一が菊池俊輔の劇伴をバックに格闘アクシ>>続きを読む

インビジブル(2000年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

人間が透明化するシーンなど一昔前の透明人間ものとは比べ物にならないほど具体的でリアルさを感じさせるような描写がされていて興味深かった。透明化したらまぶたも透明になってしまい眠れないというのが面白く、子>>続きを読む

君たちがいて僕がいた(1964年製作の映画)

3.6

60年代の舟木一夫は邦画5社すべてで自分の曲またはアルバムのタイトルを題名にした映画に出演していて人気のすごさがうかがえる。本作は東映での初出演作で原作は青春小説や官能小説で有名な富島健夫だがどことな>>続きを読む

ゴーストライン 死者の叫び(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

かなりチープなホラーでシーンの終わりにフェイドアウトを多用しているのでなんだかTVドラマを観ている気分になった。ストーリー展開も不自然でご都合主義っぽく、出てくる刑事がやけに超常現象に理解のあるキャラ>>続きを読む

大いなる旅路(1960年製作の映画)

3.5

全体的な雰囲気は住み家を移動しない「喜びも悲しみも幾年月」といった感じ。機関士の父親と反抗する子供という家族関係はピエトロ・ジェルミの「鉄道員」を連想させる。機関車の転覆シーンがあまりにリアルと思った>>続きを読む

フローズン(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

リフトに乗ったまま取り残されるという非常にシンプルなストーリーながら最後まで飽きることなく観られる作品だった。ひたすら広い雪山の真っただ中なのにほとんど身動きできないほどの窮屈な空間という皮肉な状況が>>続きを読む

警視庁物語 行方不明(1964年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「警視庁物語」シリーズ第24作で最終作。行方不明となった2人の技師の捜索の過程で殺人事件の可能性が浮かび上がる。渋い俳優陣の活躍と当時の東京の風景や風俗を見られる非常に面白いシリーズだったがこれで観尽>>続きを読む

ゴースト・フライト407便(2012年製作の映画)

1.9

飛行中の旅客機の機内に多数の亡霊が現れるホラーだがストーリーが絶望的につまらない。全体的な作りもかなり安っぽく、観ながら"エド・ウッドが今生きてたらこんな映画作るんじゃないか"みたいなことを考えてしま>>続きを読む

人狼ゲーム 夜になったら、最後(2021年製作の映画)

3.1

「Werewolves Within」というビデオゲームが原作だそうで原題もそのまま。なので出来の悪い邦題に惑わされると肩透かしを食らう。ミステリー要素のあるコメディホラーといった雰囲気。個人的にはも>>続きを読む

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.0

ジャパニーズホラーらしい陰湿な雰囲気とじわじわ来る怖さは悪くないが最後までじわじわのままでほとんど盛り上がらず終わってしまうので拍子抜けした。黒木瞳演じる母親のキャラクターも感情移入するような魅力に欠>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

スリリングな展開と最後まで誰が犯人かわからない脚本のうまさでかなり楽しめる作品だった。ただ犯人が機長と乗客の1人を吹き矢で殺した点はちょっと苦しまぎれというか、機長の場合は実際そんなに都合のいい場所に>>続きを読む

ショッカー(1989年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

家族は殺されるわ恋人は殺されるわでかなり悲惨な目に遭う主人公だが映画のノリが軽い感じなのでそれほどシリアスな雰囲気にならないのはよかった。ピンカーが次々と人に乗り移っていくあたりまでは面白かったが終盤>>続きを読む