花とみつばちさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

花とみつばち

花とみつばち

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花のようなエレ(1971年製作の映画)

3.5

霊術を使ったいかさま商売、戦争で心が荒れる兄、何より主人公ファブリスの母親の若い男狂い…そういった村人の欲に対してきっと若いファブリスはそれ故ににエレに恋してしまう。
エレは、純真無垢なんだけれど、男
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

3.5

80 歳のお婆ちゃんのモード。
学校での火災をきっかけに、自殺ごっこ遊びが大好きな青年ハロルドと滑り込みセーフで友人となる。
お互いに他人の葬儀を見るのが趣味。
警官なんて全く気にせずに車を目的の為に
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闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

3.0

ヴァレリエが凄く可愛い。
ブルーを基調とするすべての映像が綺麗。チェコの美的感覚は素晴らしい。
洋書のページをめくる様で、物語のストーリーは全く分からなかった。
耳飾り、骨董品の様に素敵。
小鳥や動物
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真夜中の招待状(1981年製作の映画)

4.5

都会的なミステリーは大好き。
実力派俳優と当時一番美しい女性と評判だった小林麻美の共演。
たくさん好きな俳優さんが出演しているのでお気に入り作品。
物語は、婚約者の兄弟が次々に失踪、次は自分の番では?
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夜明けのうた(1965年製作の映画)

3.5

私生活が乱れ、不倫をしている有名女優の緑川典子。我が儘、気紛れ、自己中で心がすさんでいる。
そこで出逢う恋人たち。ちかちゃんは時期に眼が見えなくなる…そんな彼らに出逢い、徐々に価値観に変化が典子に訪れ
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三月のライオン(1992年製作の映画)

3.0

この作品の非現実的なファンタジーを理解し、感じられたかったけれど…
クーラーボックスの煙り
アイスばかり食べてるナツコ ( アイス )
解体現場ばかりの映像
線路を歩くナツコ
水彩絵の具
室内の光が眩
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BU・SU(1987年製作の映画)

4.0

何があったかははっきりと描かれないが、心に闇があり自分の殻に閉じ籠る麦子・すずめ。故郷を離れて東京で芸者になる為に置屋で修行している。
彼女の世界は、学校とこの置屋。
東京の神楽坂かな?雨上がりの濡れ
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.5

正直、雰囲気は好みでは無いけれど、序盤から涙がポロポロと流れます。
杉咲花の 「 お腹が痛い 、 頭も痛い 」と学校で虐めにあっていて、まだまだ母親を必要とする演技が上手い。
そして、家族が抱える問題
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スローなブギにしてくれ(1981年製作の映画)

4.5

内容がしっかりとある訳じゃないのに良い映画。藤田敏八監督の作品は、不良っぽい作風がカッコ良い。
南佳孝の曲、ムスタングの山崎努、バイクの古尾谷雅人、高校生で猫みたいな浅野温子。この調和が良い。
「 お
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あいつと私(1961年製作の映画)

3.0

この時代の若者で飛び交う言葉、
汚い、野蛮、不潔、安保反対!
映画の中でたくさん言っていた言葉。
石原裕次郎演じる、裕福な大学生クロカワサブロー。序盤からこづかいの金額の多さと、そのお金で夜の女を買っ
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猟人日記(1964年製作の映画)

3.0

戸川昌子の原作で、妻役でも出演している。
中平康らしい作品だった。
この当時は、珍しい血液型 Rh-AB で推理小説が書けたのかもしれない。
「 流浪の民 」
主人公の夫、ホンダイチローは妻が奇形児を
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ハッスル(1975年製作の映画)

4.5

砂浜に横たわる女性の死体、そこから物語は始まる。
アメリカ映画に出演するドヌーヴ。
映画 「 男と女 」の場面やアズナブールの曲が流れたりとフランス映画の雰囲気や、フランク・デボルの音楽がムードいっぱ
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弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

3.0

遊川和彦って映画作ってたんですね。
良い内容だと思います。
高校生の弥生とサンタ、サクラ。
間に大切な親友が入っていて、お互いの気持ちが打ち明けられない。月日だけが流れて行く…心に引っ掛かる異性がいる
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悲愁物語(1977年製作の映画)

2.5

ジャケットやタイトルから、新人?白木葉子と原田芳雄との、けだるい恋愛を想像していたが全く違っていた。
出演者すべてが狂っていく。
物語の始めは、プロゴルファーのレイコが有名になり、立派な家に弟と住んで
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愛のきずな(1969年製作の映画)

3.5

松本清張 「 たづたづし 」が原作。
主人公藤田まことのラブサスペンス。
行きずりで出逢う男女。
その男は専務の娘と結婚している。女の方には前科者の旦那がいてすべてを話すと言い焦る男…、その男時に愛、
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獲物の分け前(1966年製作の映画)

3.5

フランス映画は、女性が男性を翻弄する作品が多いが意外だった内容。
贅沢好きでセレブな生活を過ごすジェーン・フォンダが本当に綺麗。
生さぬ仲の恋。
甘く見下していると傲慢で恐いミシェル・ピコリ。ミシェル
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ウホッホ探険隊(1986年製作の映画)

4.0

根岸吉太郎監督、森田芳光脚本。
タイトルからは想像付かない内容で、意外と面白かった。
仕事を持つ妻と単身赴任の夫。
「 女の人がいる 」と妻は夫から言われて離婚するまでが、夫婦の子供も交えて描かれる。
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エスター(2009年製作の映画)

4.0

これ、こわ~
妙に明るいエンディングまで、身体に力入ったままだった…
パパ疎い、カウンセラーは役立たず。
お兄ちゃん…😢😨

輪舞(1964年製作の映画)

3.0

娼婦と兵士→兵士とメイド→メイドと青年→青年と人妻→人妻と旦那→旦那とナンパされた少女→ナンパされた少女と作家→作家と女優→女優とピアノ弾きの伯爵→ピアノ弾きの伯爵と娼婦、という感じで恋する相手が各々>>続きを読む

女衒 ZEGEN(1987年製作の映画)

3.5

今村昌平監督、緒形拳主演作品。
こんな日本映画があったとは知らなかった。緒形拳を観たかった!
緒形拳演じる村岡伊平治は、明治から昭和に掛けて、しほという恋人に出逢い多数の女郎を助けた事をきっかけに女で
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エコール(2004年製作の映画)

3.5

同じ小説からなる2つの映画 「ミネハハ 」「エコール」
先に「ミネハハ」を観ているので比べてみましたが、こちらは「動」という感じで赤裸々な描写で内容が描かれますが、「エコール」は、「静」ではっきりとし
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ミネハハ 秘密の森の少女たち(2005年製作の映画)

3.5

ストーリーがかなり有名な為、知っていたせいかあまり興味深く観れなかった。
ジャクリーン・ビセットが地位を守る為に生徒達を威圧する役は、かなり演技力が上がってるなと月日を感じた。

所詮は籠の中の鳥状態
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金色の眼の女(1961年製作の映画)

3.0

ジャン=ガブリエル・アルビコッコらしい、モノクロながら眩い綺麗な映像。
この作品当時、主演のマリー・ラフォレと結婚、彼女の為に作り上げた作品。
原作、オル・ド・バルザック。
ある一部を現代風にアレンジ
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人間の証明(1977年製作の映画)

3.0

「 人間の証明 」内容は大好き。
戦後の混乱を現在にまで引き摺り、地位名声を保つ為に片方の息子を切り捨てる母親。こんな悲しい内容があるだろうか…
鏡に銃口を向ける松田優作の棟居刑事はカッコ良いし、ヨコ
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

4.5

なんて清く正しい高校生達なんでしょう~ ! 「 上を向いて歩こう 」が鳴っているので、時代は 1963 年頃かな…
古い街並みや魔窟カルチェラタン等、レトロで素敵な映像。
それだけでうっとりしちゃう。
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おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

4.5

この当時 27 歳の主人公タエコ。
山形に親戚を頼って田舎に旅行する。
その時何故だか、小学 5 年生 10 歳の自分が旅に同行する。
回想する 10 歳の記憶…
タエコは昭和 30 年代生まれだろう
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.0

知的な中学3年生。
文章を読んだり書いたりするのが大好きな雫とバイオリン製作者になるのが夢な天沢聖司。
図書カードって人の想像力を掻き立てるのね~ カッコ良い「 天沢聖司 」
甘酸っぱい青春!
彼が夢
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愛ふたたび(1971年製作の映画)

4.0

市川崑監督作品とは驚きでした。
脚本は谷川俊太郎で、映像美や雰囲気重視だと素敵な作品です。
フランス映画で活躍していたルノー・ヴェルレーと浅丘ルリ子の共演。
一年半留学したフランスで知り合う二人。国際
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鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

3.5

宗教、哲学と解釈が容易には難しい。
孤島の無機質でありながら、美術品のインテリアが素敵な映像。清潔感のある衣装も素敵だった。
蜘蛛という醜い物に例えられた神の存在。あちらとこちらを往き来する姉。
弟、
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誰のために愛するか(1971年製作の映画)

4.5

脚本が鎌田敏夫なんだ。
内容が説明も少なく、はっきりとしない内容だけれど、こんな出演者の心が判然としないこの作品、結構大好きです。
酒井和歌子が演じるトモコ。若く潔癖で真面目。呑み屋を営む母親から、若
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エレキの若大将(1965年製作の映画)

4.0

若大将シリーズ6作目。
加山雄三と寺内タケシとブルージーンズのエレキの演奏、音が心地好い。
左右の足を1、2、と身体を傾けながら演奏する姿が、この当時のエレキブームのスタイルだったのかな?テケテケ ♪
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オアシス(2002年製作の映画)

4.0

障害者の性についての課題がニュースで取り上げられているのを目にしたりするが、やはり韓国映画はそれを映像にするとは何て鋭い。
脳性麻痺を患い、障害者であるコンジュに対する周囲の間違った思い込み。
コンジ
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タスマニア物語(1990年製作の映画)

3.0

豪華なキャストだった。
根津甚八、緒形直人、薬師丸ひろ子、田中邦衛。オーストラリアの自然やウォンバットやハリもぐら、羊の群れとたくさんの動物が可愛い。親子喧嘩しながらの親子愛。それを見届ける薬師丸ひろ
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風たちの午後(1980年製作の映画)

3.0

ジャケットやパートカラーは綺麗だった。
ナツという女性が少しボーイッシュなミツという女性に恋する話し。
水道のパッキンが緩んでるのかいつもポタッポタッと音がする。
ミツのゴミ持ち去りするナツ、「 悦楽
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ウディ・アレンのバナナ(1971年製作の映画)

3.0

一度ふられた女の子がぐるーっと旅したら、また戻って来てくれる喜劇。
クスッとなる笑いがたくさん詰まっている。
音楽は、マーヴィン・ハムリッシュ

めまい(1958年製作の映画)

4.5

始めて観た時の感激は忘れられない。
サスペンスとして秀逸。

ジョンの前に現れた旧友の妻マデリン。
夢遊病の様に死を怯え、何かに取り付けれている、美しいマデリン。
だがすべてジョンの高所恐怖症によるめ
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