花とみつばちさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

花とみつばち

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二人の恋人(1969年製作の映画)

4.5

面白かった~!
高峰三枝子等々好きな女優や男優がいっぱい出演していて嬉しい。

タイトルが 「二人の恋人」!「の」なんだ。
長男ユーイチの恋人は病死してしまうが、ある時映画館のチケット売り場で亡くなっ
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二十歳の原点(1973年製作の映画)

4.0

旅に出よう
湖の水面を暗やみの中に漂いながら
笛をふこう
そして、ただ笛を深い湖底に沈ませよう
( 自殺2日前の日記 )

1969 年 当時立命館大学に通う高野悦子という女性の日記…
この映画からは
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

この映画の出演者すべて、本当に演技が上手い方々ばかりだと感心する。素晴らしいです。
チナツ、タクジ、タツオ各々が心に重い物を背負い、普通に生きたいのに上手くいかない…そして居場所が無い。
上手く行きか
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一条さゆり 濡れた欲情(1972年製作の映画)

4.5

ロマンポルノの傑作!
凄く面白い!

タイトルに「一条さゆり」となっているが、ゲスト出演な感じで主演は伊佐山ひろ子。一条さゆりは実際のストリップショーや引退後の寿司屋の様子が描かれて、半分実際の映像と
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君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)

3.5

この作品凄く評価が微妙なんで、何故なんだろう?と鑑賞してみました。
ストーリーは、ある代議士の死に不審を抱いた検事・杜丘が罠に嵌められ逃亡する。罠を仕掛けた奴は何者か?
東京→能登→北海道→東京とあち
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野獣刑事(デカ)(1982年製作の映画)

4.0

関西が舞台の人間模様。
ケーコを中心に微妙な三角関係が面白いし、どんな大人になるのか心配になる小学生のミノル。
シャブ中毒のトシヤンとそれを捕まえた刑事のオオタキ。そして綺麗だけど見るからに幸薄いケー
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白昼の死角(1979年製作の映画)

4.5

タイトルシークエンスで東京裁判の映像が流れるが、当時特攻崩れ(上がり)と呼ばれる人がいた様に、鶴岡七郎という悪人になる事が実際に珍しく無かったのかもしれない。

東大法学部という肩書きで「太陽クラブ」
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青春の蹉跌(1974年製作の映画)

5.0

司法試験に合格、野心家となったケンイチロウは妊娠したトミコが邪魔になった物語なのだろうか?

今一度鑑賞すると、ケンイチロウとトミコは似た者同士に思える。お互いに異性に淫らでずるく計算高い。その似た者
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ピクニックatハンギング・ロック(1975年製作の映画)

4.0

狂気と静寂を併せ持つ内容。
聖バレンタインデーに岩山にピクニックをする生徒達と教師。
その中の3人の生徒とマクロウ教師が忽然と姿を消す。生徒のミランダは自分が長く無い事を知っていた様に…
後奇跡的に生
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ベッドタイム・ストーリーズ(1997年製作の映画)

3.5

7 つの短編を好きな順に並べてみました。
1. 「年上の女」…続きがありそう
2. 「黒い穴」…ドッキリ
3. 「闇の中の愛」…だから暗闇が良いの
4. 「互い違い」…面白い
5. 「ミスター・クリー
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サマードレス(1996年製作の映画)

3.5

ナンシー・シナトラ、ダリダで有名な 〈 BANG BANG 〉が聴けるとは思わなかった。こんな歌詞だったんだ!
今回は、シェイラ。

海をみる(1996年製作の映画)

4.0

ラストを知ると伏線があった。
主婦の日常では、時に子育てに解放されたい事も…
見知らぬ訪問客に子供を預けて買い物したり、セクシャルな事への欲求。
見知らぬ訪問客のノートには、同じ文字がズラリ…名前かな
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ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)

4.0

あとほんの少しの命…
最後に何を見たくなるだろう?

メルヴィル・プポー演じるロマンは、余命あと少しと医師から告げられる。
ゲイである彼と愛する相手と抱き合うシーンもとても美しい。
フランスって凄いな
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悪を呼ぶ少年(1972年製作の映画)

2.5

〈 おもいでの夏 〉ロバート・マリガン監督、音楽は ジェリー・ゴールドスミス、なんだけれど全くと言って両者の雰囲気が感じられない作品。
デ・パルマ監督の 〈 悪魔のシスター 〉と少し似ている。双子が主
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恋するガリア(1965年製作の映画)

3.0

類をあまり見ない内容で、良い映画だった様な気もするけれど、長く退屈してしまった。
恋に傷付く事を知らないガリア。
気儘な日常を退屈に楽しんでいたけれど、自殺するニコルを助けた事で、恋の苦しみが訪れる。
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愛人関係(1973年製作の映画)

4.0

以前にも観たけれど、凄く良い作品だった。以前はそれ程でも無かったのに…
フィリップサルドの美しい音楽♪
男性がペギーを好きになる。どの人もこの人も…その一人フランソワ。
フランソワと視聴者が同じ目線で
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ドリアン・グレイ/美しき肖像(1970年製作の映画)

3.5

原作を読みたくなりました〈ドリアン・グレイの肖像 オスカー・ワイルド〉
ヘルムート・バーガーの美しさを存分に活かした彼の為の作品という感じ。恋人とホットドッグをほおばっていた只の青年が、友人関係に因っ
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ジョアンナ(1968年製作の映画)

2.5

イギリス、スウィンギングロンドンという一文化を知るには良い映画。
主演女優ジョアンナ、ジュヌヴィエーヴ・ウエイはこの作品の頃二十歳で舌足らずな演技をしている。
ポップなビタミンカラーのファッションが特
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悪魔のシスター(1973年製作の映画)

4.0

デ・パルマ監督の面白いミステリー。
始まりのクイズ番組からセンス良い。
シャム双生児をテーマとした内容だけど、前半引き込まれ方凄かったけれど、オチ読めちゃって…
パノラマ記者のコリアーが窓から殺人事件
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恋のマノン(1967年製作の映画)

5.0

これぞフランス映画!
日本映画でこんな作品は無理だ!きっと…
マノンと兄ポールは、マノンの情夫のお金で贅沢に暮らしている。2人共に陽気で憎めない性格。そこに表れたフランソワ。このフランソワという男性は
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モラン神父(1961年製作の映画)

4.0

フランスがイタリア、ドイツに占領されていた戦時下。帽子に羽根を付けるイタリア軍とは違って、ドイツ軍の戦車や行進の音が凄まじい。母子家庭のバルニーは娘がユダヤ人の血が入っている為洗礼を受ける。その後、無>>続きを読む

狂ったバカンス(1962年製作の映画)

2.0

1 部、2 部と別れているが、この内容で 107 分はキツイ!
39 歳の大人男性が若者達にオチョクラレテいる。だけどその中の 16 歳のフランチェスカの可愛さにまんざらでもない。まともな内容が無い。
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冷血(1967年製作の映画)

3.0

トルーマン・カポーティの小説の映画化。そしてノンフィクション。
カンザス州の善人である裕福なクラスター家の 4 人を惨殺して強盗を企てるディックとペリー。だけどとある情報とは違って、金庫が見当たらずに
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4匹の蝿(1971年製作の映画)

4.0

都会的でセンスある作品が一番好み。
この「 4 匹の蝿 」は、主演が設定バンドマンなんでロックの音楽が時折心地良い。
ドラマーのロベルト。
見知らぬ男性に尾行され、事故でその男性を殺害してしまうが、そ
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回転(1961年製作の映画)

3.5

原作 ヘンリー・ジェイムズ 〈ねじの回転〉
脚本 トルーマン・カポーティ
監督 ジャック・クレイトン
主演 デボラ・カー
以上なので期待いっぱいで観た。
確かに美しいイギリスの御屋敷等々映像が素晴ら
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ペーパーチェイス(1973年製作の映画)

3.0

ハーバード法科大学院 (ハーバード・ロー・スクール) で学ぶエリート学生達の青春映画。こんなテーマな青春映画もあるんだ。
学校での成績で将来が決定する。
キングス・フィールド教授に幾度アピールするも名
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インテリア(1978年製作の映画)

4.5

凄く良かった!
凄い映画を観た充実感で嬉しかった。
親ガチャと言われる様に、出会う家族が「あたり」だと、それだけで人生は楽に生きれる。
イブという母親を独裁者みたいに言っているアーサー。でも、それだけ
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コリンヌ・クレリー/濡れたダイヤ(1976年製作の映画)

3.5

登場人物が多く、頭を整理しつつストーリーを追ったもののそんな事など必要ない内容だった。どんなミステリーが解明されるのだろうかと考えたりもしたけれど、絵本の切り抜きの挑戦状もさほど意味は無く、結局犯人の>>続きを読む

小さな唇(1978年製作の映画)

2.0

ピエール・クレマンティ主演なので覚悟はしていたが、アクの強い作品。

クレマンティ演じるポール。
戦争による精神と肉体に傷を受け、オーストリア(ブルック・アン・デア・ムーア駅)に 5 年ぶりに帰還する
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危険なプロット(2012年製作の映画)

3.0

オゾン作品のミステリーは非常に面白いけれど、途中と着地が現実と空想が要り混ざるのが少々難点。
数作観ているが、今回は苦手だった。

課題で提出する小説が見込みがある為、生徒クロードに深入りする教師ジャ
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さざなみ(2015年製作の映画)

4.0

アンドリュー・ヘイ監督って女性目線のデリケートな作品を作れる凄い監督だな。
熟年夫婦のリアルな生活が描かれるが、45 周年パーティー開催の1週間前に思いもよらない出来事が起こる。
50 年前氷河で事故
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

4.0

シャーロット・ランプリングの中でもお気に入り作品。
イギリスで活躍する推理小説家のサラ。躍動するプロットに行き詰まり編集長のジョンの薦めでフランスで創作活動をするが予想外の客ジュリーと同居する事に…
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幸せの向う側(1991年製作の映画)

4.0

凄い引き込まれ方だった!
サスペンスはこうでないとって思った。
あのネックレスどうなった?
最近のアメリカ映画は疎いけれど、ゴールディ・ホーン「潮風のいたずら」の女優さんだった。安心の演技力。

昨日にさよなら(1970年製作の映画)

3.5

お互いに名前も知らない中年女性と青年との、たった1日のアヴァンチュール。
列車で一目惚れした青年は、列車を急停車させたり、お金にも無頓着な破天荒な性格。だけど、父親に 10 シリングねだり、5 ポンド
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濡れた唇(1968年製作の映画)

3.5

私は雰囲気や内容と好みなタイプの作品ですが、スウェーデンの駄作映画でしょうか?ほとんど知られていない感じ?
主人公カルミラが小悪魔アンニュイガール。すべての人々を虜にしてしまう。
母親と義父との3人家
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悪魔が呼んでいる(1970年製作の映画)

3.5

ユリに起こる数々な不可解な出来事。
突然の会社の解雇、友情の破綻、住んでいるアパートを追い出され、やがて素性の知らない男が部屋で殺害されている。
いつのまにか、殺人者として指名手配に…
ここまではミス
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