ろくさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.9

王道シンデレラストーリー(もしくはハッピーエンドのラプンツェルかもしれない)とは言えども、主演のお二人を含めた俳優さんたちの絶妙な演技と、美術の華麗さ・美しさで、特別なものに仕上がっている。

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.4


恋愛ってこういうものだな〜と訳知り顔で頷きたくなる映画。運命の恋とのぼせ上がっても、うまくいくときといかないときがある。やるせない。
なので女性の恋愛観はむしろ肯定的に見てしまった。わかる、恋するっ
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

3.5


ディック・ヴァン・ダイクとロビン・ウィリアムズの名演を見れるというファンにはワクワクが止まらない作品。

誰もが一度は想像しうる、「夜だけ動く」展示物たちが非常にコミカルで可愛らしい。

ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)

3.6


絶え間なく「不思議」
夢の世界でたゆたうような

色遣いさえ目に新しい鮮やかさ。今見ても古さを感じさせない。

101匹わんちゃん(1961年製作の映画)

3.6


ワンコたち+ねこ・馬・牛たち動物の結束力の強さ、表情の豊かさ、柔らかい体の動きの美しさがこれでもか!!と再現された楽しい作品

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.4


1作目と変わらぬ幻想的で美しい映像。

アクション映画としては盛り上がりっぱなしでメリハリはあまりないように感じた。「ダークエルフとの戦い」における展開としては少々肩すかしを食らう。
けれど「ソーと
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ヘラクレス(1997年製作の映画)

3.4


神話をもとにした作品。という割には、実際語り継がれる神話「ヘラクレス」の外枠は全て取り払われて、彼のヒーロー性と神たる精神を大きく取り上げて描いている。

歌が印象的でとても良い。
ストーリーもリズ
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ピーター・パン(1953年製作の映画)

3.0


幼い頃のぼんやりとした記憶では、家から飛び立つシーンや、子供たちがリズムよく歌うシーンしか印象に残っていなかったので再見。

「女の子」として見たら、これほど未来へ地獄を感じる作品もないなという印象
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.9


核爆弾の代わりにトラウマを抱えたトニー・スタークの成長。そして過去の清算。

最後のスーツ大集合でのアクションは興奮した。これだけの数・種類を生み出したトニーの才能にワクワクできるシーンだった。
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.0


再見

キャプテンアメリカのオリジンとなる映画。彼の高潔さや、コンプレックス、「戦争に行き自由のために戦う」ことへの自負を物語るストーリーだった。

それはさておき

アクション映画としては、絶妙に
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.4


ロキ………!!ロキぃぃぃ…!!!

ロキがなぜあんなに人気なのか。納得しかない。兄を妬み、ただ平和な国で「自分が一番愛されている」と感じたいと願いながら1000年近く生きてきた神様。かわいそかわいい
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

3.9


おかしく滑稽なハロウィンタウンで繰り広げられる、異文化である「クリスマス」の彼らなりの再現。
おぞましい場面も多いが、登場人物たちはシンプルでわかりやすく、可愛さも伴っている。

そしてなにより、ロ
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プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング(2004年製作の映画)

3.8


「プリンセス」になることを決めた主人公ミアが、いよいよ女王になるまでの物語。
アメリカを舞台としていた前回とは違い、王国内で展開するので、宮殿の内装や衣装の美しさ・豪華さを味わい、ひたることができる
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プリティ・プリンセス(2001年製作の映画)

3.7


初々しい10代のアン・ハサウェイが、急にひとつの王国のプリンセスと告げられる引っ込み思案な高校生を演じる。
そして、美しく上品な女王であり「おばあちゃん」を演じるのは、ジュリー・アンドリュース。
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

4.0


近づいてくる死の恐怖に一人怯えるヒーローが、死を前にして「やりたいこと」「やるべきこと」「残してはいけないこと」をしっちゃかめっちゃかこなそうとする姿は、ひどく痛ましい。

そこからの、父親からのメ
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.9


トニー・スタークのアイアンマンとしてのオリジン。彼のヒーローとしての始まり。仲間を世界の人々を決して犠牲にはしたくないと願う思いの始まり。
死の商人と呼ばれ漫然と生きていた人間が、使命を得て生まれ変
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.4


CWの続編として見ると、首を傾げたくなる場面が多々ある。

だが、アベンジャーズ4との前後編での前編としては、ほぼ完璧に近いストーリー運びだったのではないだろうか。素直に楽しめる作品となっていた。
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名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.9


近年、作品ごとに全く違う「色」を魅せてくれるようになったコナン映画。今年も今までとは根本から異なるテーマで攻めてきてくれた。それがまたものすごく面白い!!

「警察」のみならず、日本の闇の中に沈むと
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

4.0


子どものころ、全くわからない英語版ですり切れるほど見ていた映画。想像力を働かせて、歌と踊りを楽しんで、俳優さんたちの表情一つ一つ覚えるまで見ていた思い出の作品。吹き替えで観賞し、やっと全てを理解でき
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.8


画面の色も演出もストーリーも言葉運びも、何から何まで好きな作品。

「英国王のスピーチ」と色が似ている。
画面の色も、物語の色も。
けれど「英国王〜」とはまた違ったチャーチル首相と国王の姿が、泥くさ
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.3


最初から最後まで、ずっと苦しい映画。

主人公の女性とともに、観客である私たちもずっと戸惑いながら、恥ずかしさを感じながら、己と主人公を疑いながら見続ける。

そのわりには最後、カタルシスが強いわけ
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.9

ええ!?
そんなカッコよくそれやっちゃうの!?
という驚きに満ち(略)

まさか尺の2/3を回想シーンに費やすとは思っていなかったので、残り時間を非常に気にしながら見ていた。二部作にした理由がよくわか
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.9

ええ!?
そんなこともできちゃうの……!?
なんていう驚きに満ち溢れている。

初インド映画。本当に歌って踊るんだーー!!?画面も歌声も美しいけど、それによってより感じるこの気恥ずかしさはなんだろう…
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6


ハリウッドで見る「少年漫画の主人公」のイメージ。間違いながらも、本当の安息を知る「男の子」のお話。

バーナムはサイコパスというほど解離しているわけでもない。
育った環境と、周りから受けてきた扱いへ
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

4.3

最後の最後で号泣してしまった。何度見ても涙があふれて、腹の底から笑える。

テーマとしてはありふれた「ひとりっ子から急にお兄ちゃんというタスクを与えられた少年」なのだが、ストーリーは奇想天外きわまりな
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.3

じんじんと心に響く物語。
家族愛とくくってしまうのに戸惑うような、人の根源的な愛情をじっくりと蒸し出す温かさが感じられた。

おそらくママココを想ってずっと生きてきたであろうおばあちゃんの気持ち。それ
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.6

子どもの頃はよく理解できず混乱だけが残った作品だったが、今観てもなんとも言えない悲しさが残る。アナ雪や、グレイテストショーマンが生み出された現在で、この作品は改めてどう受け取られるのか、考えは尽きない>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.6


面白い!!全てが面白く新しい!!

アフリカ系文化をファッショナブルに、そして世界の問題を真正面から取り入れた凄まじい映画!
「ブラックパンサー」という世界観を現実に取り入れた場合の矛盾をしっかりと
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8


最後の古い詩を体現するために、そして人生の中で積み重ねてきた思いを体現するために、デルトロ監督が渾身の愛情を込めて作り上げた同人誌という感じがした。だからこそ、今作がアカデミー賞を受賞したことに大き
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.2

不可思議でゾクゾクするテーマ曲がとても好き。
愉快な詐欺師かと思いきや、家族を愛してやまないただの青年が優秀な頭脳と甘いマスクを駆使して必死に生きている話。そこがしんみりと悲しかった。
最後は希望がさ
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DearGirl Stories THE MOVIE3 the United Kingdom of KOCHI 蒼の継承編(2018年製作の映画)

3.8

ラジオ番組の劇場版第三弾の後編。という字面としては相変わらずわけがわからない映画。
ファンのためにあるかと思いきや、おそらく何も知らずに友人や恋人・家族に連れてこられただろう老若男女誰もが大声で笑い転
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オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン(2011年製作の映画)

4.1

本場での「オペラ座の怪人」未鑑賞のため、生で見る作品としてなにかと比べることはできないのだが、素晴らしかったのは事実!

ラミン・カリムルーさんとシエラ・ボーゲスさんのお二方を、城田優さん含めた4人で
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名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)(2011年製作の映画)

3.0

村のなかのドロドロな人間関係ぐあいは少し古典推理小説っぽい。ただネタはそこまで入り組んでない。