kakashiさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ミナリ(2020年製作の映画)

3.2

アカデミー賞ノミネート作品ということで鑑賞。
より良い暮らしを求めて、韓国からアメリカに移民してアーカンソーの片田舎に入植した韓国人一家が、様々な試練に見舞われながらも、最後は希望を期待させる展開の物
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ANON アノン(2018年製作の映画)

4.2

全編に漂う雰囲気や色合いなどの絵面が同監督作品のガタカに似ているというだけで個人的には高評価。
終盤のストーリーの片付け方に、タイムの時に感じたのと同様の雑さを感じるものの、その点を除けば感覚的に好き
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詩人の恋(2017年製作の映画)

4.2

ヤンイクチュンの色々と際立ってない様や演技が役柄にハマっていてなんともそこがツボでした。
序盤コメディー要素多め、終盤にかけてはかなりしんみりとした展開。派手さや奇抜さがなく、景色や音楽、ストーリーが
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ブリス ~たどり着く世界~(2021年製作の映画)

3.1

理想郷のようなリアル世界のありがたみを知るために、シミュレーションで創作されたこの世界を現実だと思い込み体験しているといった話だが、リアル世界に戻るためのジェムは麻薬のメタファーなのか、妄想の産物なの>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.2

史実に基づく作品。
なんらかの政治的な意図をもって恣意的に運用される裁判の恐ろしさよ…
人間であるが故に公正さや中立性って難しい。

声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

3.4

90年代にロシアからイスラエルに移民してきた声優夫婦のクスッと笑ってしまったりしんみりしてみたりなストーリー。
ロシア語とヘブライ語(全く馴染みがない)の境目が聞いていてもいまひとつわからなくて、その
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

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この手の作品は嫌いではないので面白くなかったわけではないけど途中知らない間に寝てた。
前編通して流れる音楽たちや、ガスパールの部屋のインテリア、とびだす絵本、パリの街中を走るトゥクトゥク、フラワーバー
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43年後のアイ・ラヴ・ユー(2019年製作の映画)

4.2

理屈で考えるとそれやっちゃいけないでしょな話な気もするが、難しいこと考えず、素直にラブストーリーに感動してしまった。年齢的に徐々に主人公の域に近づきつつあるせいか…
薬の話題で親友と盛り上がるとか、あ
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.2

一人一人クセが強いけどなんだかんだで良い家族。全編通してクスクスニヤニヤしてしまい、そしてほっこりする。
良作。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.2

会話で紡ぐ恋愛の物語。観ていて、とても大人なこんな関係構築、単純に憧れる。
個人的に、レストランでの電話のシーンが好きかなぁ。牛の演劇が見れなかったのは残念だけど(笑)

レベル16 服従の少女たち(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

そもそもの着想は悪くないけど、細かいツッコミポイントがちりつもで、謎に浅薄な印象の作品。
こんな狂気な状況(皮膚牧場)を産み出してしまう、ヒトの若さへの渇望コワし。

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.8

ストーリー序盤の展開では、大昔にみたジョディーフォスターの白い家の少女を思い出した。こちらの方が、よりサスペンススリラー感満載だが。
エンディングに多少の救いは見いだせたものの、とても物悲しい話。

ゼロの未来(2013年製作の映画)

3.2

個人的にテリーギリアムの作品は理解できたり、そうじゃなかったりの振れ幅が個人的に大きいのだが、本作は後者。
SFを期待したのだが、どちらかというとポップで哲学ちっくな内容。
彼女は夢で踊るに引き続きレ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.4

全編小洒落てて、小気味良くて、すっとぼけた感じが堪らない。そしてキャストが豪華すぎ。
ル・パナッシュの香りが気になる。

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.6

終盤にかけて加速度的に進化するOS(AI?)との恋愛のお話。
近未来な映像と、音楽が心地いい。
セオドアのエンディングからの再起に期待。

ピザ!(2014年製作の映画)

4.2

映像や音楽などに、いわゆるインド映画のエキセントリックぽさをほとんど感じなかった不思議な雰囲気の作品。
ことさら悲壮感を強調することなく、全編ほのぼのして、とても普通な日常なのが個人的にはすごく良かっ
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スターダスト(2007年製作の映画)

4.2

愛するということをテーマにした、ファンタジーの王道をいく内容。
話の展開が容易に読めても良いんです。おそらく死ぬまでお伽噺が好物なので、それだけで個人的に高得点。ストームホールドの住人になりたいなぁ。
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2012(2009年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

CGの迫力はなかなかすごい。視覚刺激を楽しむ作品。考えてはいけない。

ストーリーは…
あまりにも多くの登場人物がいとも簡単に死んでいく中で、主人公だけは、異常な高さのLuck値(おそらくLuck全振
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アイランド(2005年製作の映画)

3.7

クローンに自我が芽生えて…という最近ありがちなテーマを、思い切りマイケルベイ風味で彩りましたな作品。前半比較的大人しいが、終盤かけてどんどんとアクション加速です。
ブシェミが相変わらず今作でもブシェミ
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.2

ウィルスミスのアクション+最近ありがちなクローンなテーマをからめた作品。
劇場公開当時、予告などを見過ぎたせいでストーリー的におー!とか、あっ!的な要素がなかったのは残念。アクションを愛でる作品なので
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オブリビオン(2013年製作の映画)

4.2

色々と詰め込まれ感たっぷりのストーリーやシーンも個人的には嫌いじゃないけど、なんと言っても、ステーションやドローンなどの造形のデザインがこれでもかってくらいの近未来SF的無機質さ&美しさで、それだけで>>続きを読む

記憶の夜(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

んー、なんというか、ストーリーの出来の善し悪し云々より、このあまりにもひどい救いようの無さが重すぎてなんとも…

デンジャー・ゾーン(2021年製作の映画)

3.6

主人公に感情移入ができなかったり、終盤にかけての展開が、おや?な感じがあったり、そのほかにもツッコミどころはあったが、そこまで酷評されるほどではといったところ。
話のテンポは悪くないし、アンソニーマッ
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

4.3

内容的にも時間的にも見応えたっぷりでした。熱い(ある意味暑い)ストーリーテリングは大好きです。
視点や見せ方は違うけど、言わんとしてることがたまたま直前に見たソウルフルワールドに通ずるものがあったよう
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.2

前半は話になかなかのれなかったが、終盤にかけてジワジワな展開でした。
生きることとは?な、哲学なストーリー。
最近、フッと息を抜くの忘れがちだなと気づかせられた。
映像は安定のピクサーなり。

ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

3.4

勝手に壮大なSF作品と思い込んで見始めたが、どちらかというとジョージクルーニー演じる主人公のヒューマンドラマちっくな要素が強かった。
宇宙船内の5人の乗組員の大人な関係がなんだか羨ましい。
映像は綺麗
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.8

実話がベースというストーリーもシンプルでわかりやすく、笑い多めでほどほどにほろりとする展開ありで、新年を明るい気分で過ごすのに良い作品。
星野源のこういう情けない役柄の演技がなんだか好き。

ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.8

個人的に、煌びやかで明るい内容のミュージカルというだけで、気持ちをポジティブにもっていけるので好き。理屈抜きです。
主人公役のジョー・エレン・ペルマンを見てエリザベス・モスを思い出しました。

しっか
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.0

いろいろ考えてはいけないやつ。
リベンジもので目的は果たされるけど、なぜかスッキリしないこの感じ。

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.2

鉄板のトムハンクス作品。
ミスターロジャーズなトムハンクスの演技が優しくて暖かくて、主人公のエスクワイヤー誌記者の気持ちも氷解していったように、見ているこちらも毛布に包まれるように癒されて優しい気持ち
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.8

日本のアニメはとにかく絵がきれいだなと感心。
ストーリーも結構好き(前半のスコップの喋りがくどくて耳につくのがアレだったけど、キャラの設定上しょうがなしか…)。
芦田愛菜ちゃんも上手い。
もともとの原
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.0

最近背中の一部に痛みが走るので他人事とは思えず。
人生の生き方について、どちらかといえばコミカルタッチで描いた作品。随所で共感する点が多く。
ジョニデの演技がやっぱり好き。プライベートが大変なことにな
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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

3.6

事前に前作たちも見ておきたかったけど、近所のレンタルにもなくて断念。
心身ともに疲れ切ってる時に、頭空っぽの状態で何も考えず、くすくす笑いながら見るのにちょうどいい内容。おバカ映画大好きさ。こ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.4

本作内でも皮肉られていた娯楽エンタメ系好きな俗人からすると、正直な話、面白かったかどうかよくわからないのだが、終始ニヤニヤしながら見ていたのは間違いない。
エンディングの解釈は気になるところ。

インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

3.2

秘密の森、チョスンウ繋がりで鑑賞。
面白くないわけではないけどストーリーは想定の範囲内で、個人的に、えー!?とか、あっ!?な展開がなくて物足りなさを感じた。期待しすぎか。
ペソンウが出ていたのが微妙に
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ノッティングヒルの洋菓子店(2020年製作の映画)

3.0

健全な、喪失からの再生がテーマなので大きな期待をしてはいけないのかもしれないけど、全体的になんとなくストーリーが浅い。良い話ではあるんですが…
まあ、ロンドンの街中の雰囲気を味わうには
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