kankoさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.8

ブラックユーモア含むショートショートの連続。最初の方は面白くて笑ってしまったが途中から訳分からなくなりつつ引き込まれる。滑稽さと何か不安な怖さも感じ異次元の世界に入り込む様。
あのちょい斜めの構図とか
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.8

お盆の午前中になぜこの映画を観ちゃったんでしょうか。ってなった。
過去と現在、そして元夫の書いた小説の世界がクロスして面白かっです。あの小説って本当にあった事なの?って最初思ってしまったよ。それで別れ
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夜明け(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

淡々と進んでいく感じが良かった。日本の映画だなあと思いました。

そりゃあの中で偽りつつ生きていく事なんて出来ないでしょう。彼にとってあの場所は新たな再生への力になった場所だと思う。

小林薫演じる男
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とても良かったです。面白かったー!と言う感じでは無くじんわりとしみじみと良かったなと言う感じ。

主人公の凛とした姿が良かった。読書家の老紳士との繋がりも良かった。 街の権力者に作り上げた書店を奪われ
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それから(2017年製作の映画)

3.5

いやいやいや、なんだこのオヤジ? ってなる映画でした。 このオヤジの酷さに呆れるが酷さがコメディに感じて来て(コメディなのか?)まあ面白かったかな。酷すぎるなあと思ったけどこんな話多分そこら中にあるん>>続きを読む

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

3.8

wowwow のW座にて

深海の世界を探索する生物学者お紛争地区での囚われのみとなる諜報員とのラブストーリー。
ラブストーリーだけでは無くてソマリアでの囚われの身になっての体験で異教徒である人々との
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ベトナム戦争によって傷を(精神的にも)追ったひとびとの映画。と言えるのだけれど確かに戦争映画だけれどもっと深い人間の残酷さを感じた。

ロシアンルーレットが賭け事として成り立っていること。歓喜する観客
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日本の黒い夏 冤罪(2000年製作の映画)

3.5

松本サリン事件を扱った作品だが時間そのものと言うよりもマスコミの報道のあり方に大きくスポットを当てた作品だった。なので事件そのものについて(オウム真理教が起こした事件としての)の映画ではない。

高校
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.0

単純だけれど本当に戦争はしてはいけないとあらためて思う。残された地雷は負の遺産。地雷撤去の活動をしていたダイアナ妃の姿をふと思い出した。
デンマークの海辺で地雷撤去の作業をさせられるのはドイツの少年兵
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

久々に観た後にどっと疲れが。それはずっと緊迫感を持ちながら集中して観ていたから。
全編ワンカット(風)のカメラワークが主人公達の進む行動をずっと見せていてこちらも一息つく時が無かった。まるで一緒につい
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

再鑑賞。好きな映画です。今回改めて観て1人も悪い人が出てこないんだよなあと思った。それが最後まで続いて持っていけるのも素晴らしい。
後、宇宙飛行士になる人ってやっぱりおかれている状況を客観的に見て冷静
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わたしは、幸福(フェリシテ)(2017年製作の映画)

4.0

訪れたことのない、多分一生訪れることのないコンゴのキンサシャ、そこで生きる一人の女性。前半の動と後半の静。対照的な流れ。前半の事故にあった息子の治療費のために必死でお金を集める姿にお金というものに対し>>続きを読む

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.8

最初、虫の声に圧倒された。とても美しく計算されて作られた作品。一枚一枚美しい写真を見せられているかのようなそんな印象を受けた。特に窓への視点、窓からの視点。夕方本当に闇に映る前のあの時間、暗闇に浮かぶ>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大好きな映画、wowwowでやっていたので観た。 大好きな映画なんだけど辛すぎるのでしょっ中観れない。今回も観た後しばらく動けなくなった。

いつもあのレモンパイのシーンで涙が出る。
愛する家族に愛さ
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.8

どう感想を書こうかとちょっと悩んだ作品。最初見た時アルコール依存症を更生させる団体がちょっとカルト宗教?なんて思ってしまい本当に終盤になるまでそこが引っかかってしまったけどお金持ちの主催者の告白があり>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

妻も愛人も愛してる、愛のある生活幸せだ!と何も知らない妻にその事を告白するこの男は馬鹿なのか?!普通は言わないよなあ。それを妻にも認めさせて享受させようとしたのだろうけれど。
浮気、遊びなら許せる妻も
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

なんと言うか身につまさせると言うか、色んな出来事が一気に降りかかって来て辛すぎる。この年代の女性の気持ち。
長年一緒に歩んできた旦那には裏切られるし、仕事もつまづき、母親の介護、教え子との考えの違い。
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劇場(2020年製作の映画)

3.5

お互い好きあってても一緒にいることがそれぞれをしんどくしてしまう事ってあるよな。って思った。

お芝居の街で、こういうカップルが一体どれくらいいるだろう。

最初主人公の自意識過剰ぶりと自分勝手さに自
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.5


敵が韓国人マフィアなのかな?それが結構効いていた。それで教授はモーガンフリーマンだし、どこの映画見てるのかと思ったら監督がリュックベッソンなんだ。
人間の脳、使われているのは10%である薬が体内に入
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草原の河(2015年製作の映画)

4.0

ムヴィオラ見放題配信パックにて

主演の小さな女の子素晴らしかった。これって演じてるんですよね?ってフィクションじゃないのだもんね。
お父さん役の人もよかった。父親との葛藤、埋めることのできない溝に苦
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

こんなに始終主人公にムカつく映画も稀かもしれない。とにかく一言で言うとイヤなやつ。その映像を買うテレビ局も腐ってる!少なからずこう言うことってあるんだろうな。しかしこんな映像を流しても大丈夫な社会も恐>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.0

エディレッドメインの演技が凄かった。もうホーキング博士にしか見えない。
なんとなく普通に感動ものと構えて観ていたら中盤からもっと深い展開になってそこから掴まれました。実話を知らなかったのでそうだったん
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.8

一人の少年の6才から18才の成長、16年間の家族が描かれた映画。
可愛かった6才の少年がどんどん大きくなっていってそれを見るのがひとつの楽しみ方(うまく表現できないが)なんだけど他の家族の変化も時の流
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ひつじ村の兄弟(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ポスターと予告編に騙された(笑)
ほのぼの北欧ものかと思ったらどんより北欧ものだった。
実の兄弟だからこそ拗れちゃうとこういう風になってしまうものなんだなあ40年口をきかないとは。
お兄さんの羊が疫病
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団地(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前にwowwowで観て面白かったので再鑑賞。何となーく内容も覚えていたので展開に驚きはしなかったけど安心して(?)色々楽しんで見れました。
もう、藤山直美と岸部一徳が夫婦なだけで面白いだろうと思っちゃ
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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.5

元CIAのブルースウイルスがキレキレでカッコ良い。けれど50代でおじいちゃんて呼ばれちゃうのか。変人マルコヴィッチも良かった。
最後もスカッとするし面白かった〜で終われる良いエンターテインメント。
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アルマジロ アフガン戦争最前線基地(2010年製作の映画)

-

これは何の為の戦争なのか。タリバンから住民達を守ると言う大義名分のためにアフガニスタンに派遣されたデンマークの若者達の記録。
エッチなビデオを見て喜んでいるようなあどけない若者達。けれど始終観ている私
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

dTVで見放題になってたのでラッキーと思い見ました。
多分2回くらい以前に見た気がするけれどストーリーやはりちょっと難しくて理解しきれてない。今回もそうなんだけどやっぱりあの場面が好きなんだよなあ。恋
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シリアスマン(2009年製作の映画)

3.8

コーエン作品きちんと観るの初めてですが面白かった。
宗教的な事はわからず作品の情報も見ず鑑賞しましたが楽しめました。

主人公、普通に生きてきたのに次々と降りかかる災難、不条理だよなあと思う。凄く悲惨
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

Amazonプライム見放題がもう直ぐ終わるので鑑賞。数年前に見て今回が2回目だけどこんなに良かったっけ。そして主人公がホアキンフェニックスだったんだ。

こう言うバーチャルな(AIとの)恋愛ってそう遠
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サマーフィーリングも喪失の物語だったがこちらも喪失の物語だった。
ある日突然大切な人を失うという事。悲しみもだけど喪失感が、現実を受け入れることが出来ないだろう。

若い叔父が姪を引き取ることを決意す
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.8

なんかもう凄いですね。「聖なる鹿殺し」を見た時も始終不気味さと気持ち悪さを抱えながら見てたけどこれもまた凄かった。好きか嫌いかと聞かれるとどっちとも言えないんだけどとにかく魅せられる。きっとこう言う感>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

リンコさん可愛かったな。あんなに健気で強い女性を演じた生田斗真も凄い。
きっと良い家族になれると思うけれどやはり帰ってきた本当の母親を選ぶのも切ない、そこも母と子と言うことなのだろう。
去っていった後
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

4.0

昔レンタルビデオで何回借りた覚えがあり、昨夜見たセブンのモーガンフリーマン繋がりで鑑賞。
この運転手薬がモーガンフリーマンだったのかって今頃知った。

昔好きだった作品は懐かしさも手伝い今見ても良いで
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セブン(1995年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白かった。 猟奇殺人で始まるストーリーの展開にドキドキしっぱなしだった。 
雨のシーンとか色々撮り方もカッコいい。
ブラピとモーガンフリーマンのコンビも良かったです。モーガンフリーマン渋
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トッツィー(1982年製作の映画)

4.0

dTVの見放題終了一覧を見ていたら見つけてしまい懐かしさに見ました。
もしかしたら映画館で見たかもしれないぼんやりした記憶、そのあとも何回かレンタルビデオ店で借りて見た。そして今回本当に久々に見たけれ
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