かっぱさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

FBIという、法に則る組織ともあろうものが、証拠を捏造し圧力を掛け、捜査情報を記者に漏らすなどという愚行を行う様は見ていて腸が煮えくり返るものがあります。
何が恐ろしいって、これが実話であるということ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.4

新海誠作品で一番好きかも。自分を大切にできない人たちが他者を愛し愛されることを知って初めて生への執着を見せる、壮大な物語。

すずめが中盤まで「死ぬのは怖くないの?」という質問に対して何の迷いも疑いも
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.6

頭の中を完全に空っぽにして観ると、CGも凄いしハリウッド王道の感動家族モノだし、なんやかんや最後まで飽きずに楽しんで見続けられる。
惑星衝突系かと思いきや実はエイリアン系?と予想させてからのAI反乱系
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

サイコパスは罪悪感も悲しみも感じないから、記憶を失ったぐらいではどうということもない。はず。
なのだけど、この主人公は葛藤して最後は自ら死を選んだから罪悪感も悲しみも、愛情すら感じていたかもしれない。
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.6

かつての民主党と現政権の非常事態宣言のしょうもなさを軽快におちょくっておられる。ついでに韓国の所業も全力でおちょくっておられる。それが割とリアルで面白い。
大臣の怪獣にぶっ刺さり事件は、お下品ながらも
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.4

地球外生命体同士の政治のいざこざ、人間と侵略者との政治のいざこざ、人とは何なのか禅問答を繰り広げ。
他のウルトラマンもこんな感じなら見てみたいなーと思わされた。怪獣ガチンコ特撮モノと禅問答を上手く昇華
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

試写会にて鑑賞。
コロナ禍で枯渇していた中、数年ぶりに王道ハリウッド・アクション映画を堪能できました。しかもIMAXで!ハリウッド映画が帰ってきたぞー!やっぱハリウッド凄い!と唸らずにはいられない。ア
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.6

原作を知ってて、原作が好きでなければ、こんなにムシャクシャすることもなく、もう少し楽しめたのかも。
村上春樹とはほぼ無関係なオリジナル作品として楽しむと良いと思います。
カセットテープとの対話のシーン
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.4

ユーモアを交えながら、現代及び時代に関わらず変わらない人間の悪しき部分と矛盾ゆえの美しさを余すことなく描いていらっしゃる。

彗星が地球に迫っているのに、それをギリギリまで認めないことで現実から目を逸
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.2

愛と信念の戦い、って感じで、もーれつに良かったです。乙骨に緒方さんの声がピタッとハマっていて「これだ!」て叫びたくなっちゃいました。
それぞれの歪んだ正しいと信じる愛(信念)のぶつかり合い、迫力ありま
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99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.8

新ヒロイン登場でわちゃわちゃ具合に拍車がかかって最初はダレ気味でしたが、後半の事件真相に迫っていくに連れて、まさにこれぐらいのわちゃわちゃ具合じゃないと映画全体が重苦しくなって99.9らしさが薄れたん>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.2

何故かずっと目に涙を溜めながら観てた。涙もろくなったのかなあ。

歴史をうまい具合にブラックさとジョークも交えて組み込んでおり、アクション、ストーリーともに濃密でした!
オックスフォード公が格好良くも
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ダブルフェイス 偽装警察編(2012年製作の映画)

4.6

エンド後の物語の行き先が何通りにも解釈できる凄い作品。
一見どん底で終わっているようにも見えるけれど、物語はここで終わるわけではなく、描かれない部分でも続いていくし、そこには光も闇もある。
救いも絶望
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.5

久々にアクションバリバリの映画を大スクリーンで見れて幸せ。
全体的に悲しいお話だったけど、エンドロールを最後まで見たら……ちょっとしたドンデン返しが見れます。
そしてタイトルの「No Tine to
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.6

ヴェノム上映前の予習に。意外とグロッキーだけど上手い具合にコミカルに描かれてるからグロッキーさが半減どころか面白おかしくなってる感があって好き。

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.8

アクションめちゃくちゃ頑張ってる……!日本のアクション物で久々にワクワクしちゃいました!

ストーリーは人間模様をしっとり描こうとして未消化に終わっちゃった感が少し残念。

敵ボスが最後哀愁漂わせた表
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.2

今回は物語の序章部分です。
ガンダム・ユニコーンでもそうでしたが、作者の思想に共鳴できないと見ていて「ゲゲゲエッ」となるので要注意。
ドンパチだけならよく出来てて面白い。

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.8

怪獣わちゃわちゃ合戦。最近のCG技術はさらにえげつなくなったなあ。好き。

シャイニング(1980年製作の映画)

2.1

全く怖くはない。けど、最後はちょこっとハラハラさせられました。
BGMがとにかく大きくて「キーン」という音が終始鳴り響いていたので耳障り。
でも、ジャック・ニコルソンの演技は良かったなあ。最後の顔(雪
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.8

人間心理描写が相変わらず丁寧で美しい。
髪の毛の動きや水の動きも素敵でした。

ただ、アニメ版でもしょっちゅう出てきた「お父さん、お母さん、産んでくれてありがとう」という、どこかで聞いたことのあるよう
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楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

4.6

戦闘機のアクションシーンとヒロインの表情が素晴らしい!
そして何より、全体を通して「生きるとは何か」「幸せとは何か」をテーマに据えて、娯楽と難しいテーマのバランスを上手く取ってるのが……流石虚淵さんだ
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パニッシャー(2004年製作の映画)

3.8

意外と仁義に厚いピアス青年チームが好き。人前の身で無双する復讐劇は爽快ながらも、敵さん方にも人間味があって切なくなりまする。