アニエス・ヴァルダって自意識がものすごいがお茶目だな
各地でカメラを回してその土地の映像を撮る行為を「拾う」と比喩するのは面白い
蛇の道よりも雑になったと言えばいいのかあえて散らかしたと言えばいいのか
青山真治のチンピラもそうだけど、やくざ崩れの人間をここまで戯画化するんだなぁと
最後思いっきりベルトルッチでした
2021.1>>続きを読む
コメットさん怖すぎでしょ
ロケーションの、気の抜けてはいるがここでなきゃあの不穏さは出ないっていうスメルがたまらない
この作品で既にビデオに対する強烈な意識があったので2年後に回路を撮るのも納得
2>>続きを読む
本作の悪役、テリー・サバラスってテレビアニメ『戦国魔神ゴーショーグン』の指揮官サバラスの元ネタの俳優だったのか!
ストーリーは平坦だけれどアクションシーンに異常なまでに力が入ってた
これぞエンターテイ>>続きを読む
話がごっちゃごちゃしている上に主人公のハンフリー・ボガードが実力行使で敵対者を片付けるなどの描写がないので、サスペンス「ぽい」雰囲気で2時間ぶっ通しでした
悪くはないけど名作と言われるほどではない気が
異常なまでにスパスパ話が進むからすごく気持ちがいい
最後あたりドンパチやりたかったんだろうなって思う
話が難解というか、SFの古典的というか最低限のお約束をしっかり守った上に自分の世界を乗せてくるので>>続きを読む
牧口雄二が撮ったプログラム・ピクチュアは一貫して反権力と弱者を描いているのだが、これも漏れずにそう
映像美で描き切るといった風に振り切ってはいないが、いろいろとちょうど良い。中島貞夫『日本の首領』の添>>続きを読む
この映画を観て真っ先に思い出したのはベルイマンだった
貶す要素なしの名作。
だが、
が、
2人の関係性のターニングポイントが分かりづらかったかな〜
それにソフィが関係性に介入してくるタイミングもよく分>>続きを読む
取り立てて面白いところはないが最後まで見てしまった…
主人公の母親の愛人のシャツが必要以上にスケスケで笑った
完全にアダルトビデオの下位互換。
しかし堀内靖博という監督は藤田敏八、曽根中生という名監督に師事してやっと監督昇進したかと思えば会社の要請でこんな映画を撮らされて(極め付けが8マン実写化だろう)貧乏く>>続きを読む
サディズム・マゾヒズム・エロティシズムの極致。
2022.1.10 新文芸坐にて再見
2024.6.8 シネマヴェーラ渋谷にて再見
のっけからドラマ探偵物語
アクションシーン・長回しの効果的な使い方に脱帽
アクション9割よねこの映画
荒木一郎との死闘の後撃たれたのにケロッとして走り出す松田優作でした
撮影と照明に力入ってたねぇ
自転車出てこないのはなんとなく残念
自分が映画の中でやりたいことって大体青山真治がやってる印象
『鉄道員』『居酒屋兆治』を手掛けた降旗康男監督のデビュー作がまさかのヌーヴェルヴァーグオマージュだと知る人はなかなか少ないだろう
あらゆる要素が中途半端にしか作用していないため不完全燃焼の感が強い
一>>続きを読む
便宜上、一作目と二作目「西の遊郭廓夕月楼」を併せてレビューする。
素晴らしいの一言。
ポルノらしくないポルノ。よくこんなものを500万円で撮ったなぁと(それもにっかつロマンポルノより250万低い)
役>>続きを読む
言うほど悪くない印象。というかやはり娯楽映画を繰り出す東映らしいら作品ではなかろうか
カットのつなぎで遊ぶところも良し
ここ端折る?みたいなところは多々あれど普通に楽しめた。
泣きじゃくる菅原文太って>>続きを読む
祝・早稲田松竹復活!!
ということでヴィー・ガン2本立てを観に。
何も起きていなけど、確実に何か起きている。これぞスペクタクルというべきか。
相変わらずキモいショットで攻めまくる青山真治を味わえた
Helplessよりも洗練された感じがするんだけど気のせいかもしれない
監督の演出が青い
多分監督はにっかつロマンポルノを念頭にこの映画を作ってない(性的消費の主体となる男性が性交渉を拒否しているという構成によって自分の価値観の古さと作品の新しさに気付かされた)
1番びっ>>続きを読む
田中登はよく覗くなぁ
シュールなドラマにしたいのかアートフィルムにしたいのかどっちつかずだったな
あんまり話は楽しめなかった。
美術の完成度。さすがは50年代大映映画。長谷川一夫の声を握りつぶしたような演技、素晴らしい。
ラスト数分間のダイアローグに物語がある。
本当の地獄の門とは、旅立った人間の>>続きを読む
驚嘆するカットでの魚眼レンズからのCAMの急速トラッキング、あれはアニメにしかできない。憎たらしい。
初めての、そして最後のアップリンク渋谷の劇場体験として選んだのが、以前から気になっていた矢崎仁司監督『三月のライオン』だった。
なんという映像世界だろう。
セリフを極力廃し映像や音声で語るスタイルはく>>続きを読む
かっちょいい殺し屋・宍戸錠がヨレヨレボロボロになるまでを描いた、日活アクションの極致(成れの果て?)
もはや鈴木清順は何をしたい/したかったのかわからん
めちゃくちゃルパン三世のテイストだったけど、な>>続きを読む
銃で撃たれた直後に口笛吹くとかどういうメンタリティなのか
照明技師・熊谷秀夫、美術マン・木村威夫ってなんでもこなせる名カツドウ屋だったんですね
ゲロが出るほど90年代だった
全編、笑うしか無い
編集の人新婚だったのね
こういう映画作れるのって本当に幸せだよね、奇跡というか
ロマンポルノってセックスとヌードさえあればガチで何やっても良かったんだな……ひえ……。
ヤらないと死ぬよ、というセリフの全能感
ラピュタ阿佐ヶ谷「桂千穂特集 血と薔薇は暗闇の映画」にて。
思えば初ラピュタではないか。
バビル2世かよと思うほどの超人ぶりを発揮する主人公と倒錯の方向がバラバラな姉の近親相姦もの。
高林監督は耽美を>>続きを読む
後半とんでもなかった
古典崇拝のあからさまさはこのレベルまで来るとものすごく清々しい
今更ながら溝口健二の代表作をば。
カメラワークが綺麗にまとまっていたのはもちろんのこと、田中絹代の変身が観れたのでよかった
ただ事件(ターニングポイント)の起こりがどれも物凄く理不尽ではないか