童貞をこじらせながらネットで熾烈なミゾジニー的言論を展開しついには女性を殺す若者をアメリカでは「インセル」と俗に言うらしいが、その走りみたいな人物造形だった
とにかく血が噴き出し、そして走る。
かなり面白い
復讐譚としてかなりよくできているし、ことを終えた後の虚無感が果てしない。
昭和40年代後半の新宿を余すところなく切り取れているところが興味深い。
タイトルが「総括リンチ」なので若松孝二を追っている自分にとってはタイムリー
血の量がえげつなさすぎる
裸の付き合いで一丁締めされたあたりから思考を放棄した
藤田敏八のデビュー作
レイプサバイバーがレイピストに恋愛感情を抱くのは男性性の幻想である以外は概ね楽しめた
既視感のあるカメラワークの正体はヌーヴェルヴァーグだった
絶対寝るだろうなーと思ったら全然飽きさせないし最後までドキドキした。
坂口役のARATAが素晴らしい。ああいう奴が正義や大義語って平然と人を殺してきたんだろうなーという典型。
あさま山荘事件といえば鉄>>続きを読む
代名詞の大胆なローアングルと正面切り返しの他にも、これは、と思うようなギミックが仕込まれている(海のシーンで自転車と砂浜ばかり写し海を写さないなど)
ラストの笠智衆の哀愁が素晴らしい。
面白い!!
『殺しの烙印』を観た人なら主題歌を歌っている人物が大和屋竺だとすぐわかるだろう
集団・組織に対する個人の徹底的な反抗を寓話的に描く
当時の学生運動に対する若松監督のアンサーだと捉えるのも間>>続きを読む
上映後、足立正生監督&小水一男監督とのトークショー。
コテコテの茶番を大真面目にやるギャップにマジで腹抱えて笑った
ジャームッシュのノリで若松孝二が撮ってみたら?感がものすごかった
好きな方だと思う
下元史朗が鬼畜すぎて全部持って行った
アングルやアップのパン決まりまくっていた(周防監督のデビュー作も撮影がこの人だったと思う)
耽美や退廃美が強調される一方で若松孝二の持つ反戦思想やイズムがかなりダ>>続きを読む
セット丸わかりの思い切った美術、寄りで迫り続ける長回しの殺陣、池玲子の身体etc…見どころが多い
冒頭で修ノ介が出てきた時から「クズ男っぽい美男子だな〜」と思ったら例に漏れずその通りでした
お、面白くねぇ…笑
ひたすら山下洋輔の狂った音楽。写真担当が中平卓馬なのは驚いた
連合赤軍の内ゲバもこんな感じだったんだろうな…妙にリアル
冒頭の武器掠奪のシークエンスは躍動感があった
追記
「秋」>>続きを読む
タイトルがタイトルということもあり若松孝二なのでもっと荒削りなものを想像していたがだいぶ真面目に撮られていた
昭和40年代の風景に吸い寄せられながら社会問題へのアプローチを見せられるのだが、型に収まり>>続きを読む
GHQからの指導が入っているのかってくらい教条主義的な女性性の語り。溝口作品らしくない。
寮長ら男性が語る都合よい「新しい女性」観に最後まで刃向かっていったのは溝口っぽい。
田中絹代の衣装にビックリす>>続きを読む
溝口作品では「画面内で歩いて来る/去る」動作がメインに据えられるがこの作品では「フレーム内で留まる/去る」要素も押し出されており、加えて代名詞のロングショットのほかにミディアムショットなどが加えられた>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
不完全燃焼感。
全く面白く無かったわけではないのだけども、主人公の成長物語を描きたかったのか、エステルのキャリアウーマンとしての引き際を描きたかったのか曖昧なまま終わっちまった。
移民問題×Diorと>>続きを読む
話が全く分からない
人物の内面描写(葛藤や苦悩、逡巡)が、その人物の実際の動作としてカットに組み込まれるのは面白い
荒涼な風景や建物をぐるぐる巡るところは青山真治監督『Helpless』のようだった
要約すると4人のスタンド使いによる超絶シュールバトル
照明の使い方のわざとらしさと動きのカタさがなんとも言い難い
扉をバタバタ開け放って光を浴びせまくるシーンは爽快だった
衣装も舞台美術から乖離したシ>>続きを読む
長回しの画面の情報量の多さと鮮烈さに惹かれた
方法論が『犯され志願』の時とまったくブレていないどころか洗練されまくっている倉田先輩と杉山先輩イケメン過ぎだぁ…
終盤になかなか胸が締め付けられるカットバ>>続きを読む