kazuuuさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

レプティリア(2000年製作の映画)

3.0

B級モンスター映画にどハマりしていた小学生の頃、このパッケージを見た私。
「カッコいい!観たい!」
しかし、レンタルの資格を持っていなかった当時の私は、借りることができなかった。

10年の時を経て、
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.2

黒澤明監督×三船敏郎の傑作SAMURAI映画。

勧善懲悪、痛快なストーリーが楽しいです。多勢に無勢、圧倒的に不利な状況に、くたびれた浪人(実は強い)と仲間たちが知力を尽くして立ち向かうという構図が、
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

「奥さんが亡くなって、今までの自分を見つめ直す」系の映画、流行ってるんでしょうか。ジェイクギレンホール主演の映画も最近ありましたよね。

それはさておき、大切な人とちゃんと向き合えてるか、考えさせられ
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.0

自身の運転する車の事故で、弟と視力を失った元警察官が、少女誘拐事件に立ち向かうストーリー。私好みなサスペンスで、かなり面白かったです。

初めは盲目ゆえに警察から相手にされなかった目撃証言が、段々と猟
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アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

2.5

淀川長治さんの解説付きのDVDで鑑賞。なるほど、かなり意味不明な作品です。

シュルレアリスム(超現実主義)をテーマとしており、現実を超えた現実を描こうとしているのですから、当然といえば当然。

脈絡
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初恋(2020年製作の映画)

3.7

余命幾ばくもないボクサーが一人の女性を助けたことをきっかけに、ヤクザ、中華マフィア、警察、入り乱れてのどんぱち合戦となる作品です。

目新しさはありませんでしたが、最後まで楽しめました。

それはひと
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.6

透明人間のストーカーを眺めた後に、殺人鬼の映画を観るという、なかなかイカれた本日のスケジュール。
一緒に観に行ったホラー好き同志も流石に疲れた様子で、本作鑑賞前は我々寝るんじゃないかと恐れてましたが、
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透明人間(2019年製作の映画)

3.8

主人公が精神的に追い込まれていき、社会的に孤立していく前半が恐ろしい。

そして後半、遂に透明人間が暴走し始めてからは、斬新なアクションが拝めます。このインビジブルアクションだけでも観た甲斐がありまし
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サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

3.8

サスペリアとは監督が同じこと以外、関係がないのに題名がサスペリア2。なんともおかしな題名の付け方ですが、作品自体はサイコサスペンスとしてかなり面白いです。

独特な色彩で彩られた映像と、気味の悪い音楽
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.5

観たことのない映像が続く、SFアクション映画。

アクションシーンでの斬新なカメラワークはかなり好印象。

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

4.0

平和ボケ軍団が残虐な現地軍に捕まり、傭兵軍団とランボーが救出に向かうというストーリー。

無駄を極限まで削ぎ落とし、胸糞悪い敵に、怒りの銃弾を浴びせるランボーに興奮を感じられる作りになっています。
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ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.9

敵「一人で30人を相手にしてたあいつは何者だ!神か?」

大佐「神にはまだ慈悲があるが、彼にはない。」

敵「…お前は誰だ。」

ランボー「貴様の悪夢だ」ゴゴゴォォ…

3作目はステルスキルあり、ドン
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ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.8

まだ未見だった第2作目。1作目はまだシリアスでメッセージ性があったように思うけれども、今作では一気にエンタメアクション大作へと舵を切っていますね。

スタローンがキレキレの動きで無双しています。船から
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.1

ブチ切れランボー、怒りの復讐。

安息の地を見つけたランボーは、今回もかなり辛い目に。観ている側もかなりメンタルやられます。
その鬱憤を晴らすべく、後半は大暴れ。人命の尊さを微塵も感じさせない鬼畜ぶり
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ウィルソ〜〜ン!!!

時間に厳しいビジネスマンが、飛行機事故で無人島に漂流し、サバイバルするという内容です。

主人公が創造性を発揮しながら行うサバイバル生活も面白いですが、人生と時間に関する物語が
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屋敷女(2007年製作の映画)

3.9

妊娠中に見てはいけない、見せてはいけない映画No.1を更新です。(2位はローズマリーの赤ちゃん)

ハリウッド映画にはない荒々しさと痛々しさが、観る者を恐怖と嫌悪感で包み込みます。倫理的にアウト!なシ
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赤い影(1973年製作の映画)

3.7

赤いフードの少女や、鏡や水面越しのカットなど、不安を煽る演出が冴え渡る良作サスペンス。

難解で唐突なラストも、じっくり考えたり解説を読むと、なるほどなと繋がる。良かったです。

論理で生きる男vs感
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音楽(2019年製作の映画)

4.0

映画好き同期に激推しされて鑑賞。

演奏開始とともに、本気度が切り替わる絵柄がめちゃくちゃにかっこいい。館内に響く低いベース音の振動が、スクリーンに映る絵の振動にリンクして、かなりテンションが上がった
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ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡(2017年製作の映画)

3.5

実在するとあるバックパッカーが、ボリビアのジャングルで遭難した際の実話を、ダニエルラドクリフ主演で映画化した作品です。

なんといっても、一人ジャングルに取り残されたダニエルの身体を張った演技が見どこ
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

映像表現がかなり独特で、観たことのないアニメーションだった。パレードの気味の悪い映像と音楽が頭にこびりついています。

夢と現実の境界がテーマ?でストーリーはだいぶ難解です。一度だけじゃわからないです
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遊星よりの物体X(1951年製作の映画)

3.5

南極の基地で、調査隊がエイリアンに襲われるという設定がカーペンターの「遊星からの物体X」を想起させる。しかし、襲ってくるのはフランケンシュタインのような人型星人。

かなり昔の作品ながら、襲ってくる人
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

3.7

中学時代、「kazuuuって、[性格は]イケメンだよね」と女子から言われた私が一生理解できない世界、それがイケメンとして生きる世界線です。

私が全力でやって滑ったギャグも、イケメンが照れながらもやる
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.5

かなり昔のどんでん返し系映画。サイレント映画はあまり観た事がなかったので、新鮮だった。

どんでん返しの表現は当時衝撃だったんだろうな。

オアシス(2002年製作の映画)

3.8

綺麗事じゃない、本物の愛?

美男美女がスクリーンで恋に落ちる映画ばかり観てきた私にとって、かなり衝撃的な映画でした。

前科者の男性と脳性麻痺の女性の、愛の物語です。社会からはじき出された男女の、一
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.6

心に沁みた。。。

若草物語の何度目かの映画化です。

四姉妹、その近所のローリー一家、みんな優しさに満ちていて、温かい気持ちになります。

そんな一家を襲う数々の試練ー。それでもめげずに、前を向いて
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.5

これは万人にオススメできる、青春映画の名作ですね。

子役の演技や主人公二人の冒険を描いた映像や曲も好きですが、特に脚本が素晴らしい。ネタバレは書きたくないので何も書きませんが、秀逸すぎるラストには唸
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.0

北野映画をこよなく愛する職場の先輩に、「ソナチネ」はいまいちでしたと伝えると、いまいちなら報告せんでええ、と笑われた後、本作を勧められました。

めちゃくちゃいい映画です。

高校生を主人公とした青春
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ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

3.0

馬に乗ってタリバンと戦った英雄たちの物語。

荒涼とした変化のない地形のせいか、アクションシーンが単調な気が。
物語も深みがなく、ただ英雄となった彼らを描きました、で終わっているように感じ、いまいちで
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ザ・ウォール(2017年製作の映画)

3.5

凄腕スナイパーに狙われ、遮蔽物となる壁から動けなくなった兵士がなんとか脱出しようとするお話。

姿の見えない敵から狙われ続ける恐怖と、アーロンテイラージョンソンの1人騒ぎまくる演技が良かったです。

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.9

戦場で人を殺さず、救い続けた衛生兵の物語。

ハクソー・リッジとは、第二次世界大戦の沖縄戦において、本島にあった高台のことで、本島南側への米軍進出を拒む重要拠点だった。この高台に陣を敷く日本軍と、攻略
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グリーン・ゾーン(2010年製作の映画)

3.0

結局見つからなかった、イラクの大量破壊兵器を巡る戦争に、独自のフィクションを織り込んだ映画です。

反戦映画なんだろうけれども、メッセージ性に乏しく、またアクションに振り切れているわけでもないので、中
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キングダム見えざる敵(2007年製作の映画)

3.8

「チーフ、仲間を失って悲しむ彼女に、なんて伝えて慰めたんです?」

この映画、ラストがかなり好きなんですよね〜。

実際に起こりそうなテロ事件、異文化の中で難航する捜査、終盤の壮絶な銃撃戦。特にメッセ
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死霊高校(2015年製作の映画)

2.5

夜の高校に閉じ込められた生徒たちの恐怖を描いたPOVホラー。

首吊りってのは、フェイクとわかっていても怖い。縄が首にかかり、足元の板が消える。落ちた時に響く音、その後の静寂が、生理的に受け付けられな
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生きる(1952年製作の映画)

4.5

いのち短し恋せよ少女。

死を間近に感じ、初めて生を意識する。人の役に立つこと、何かを生み出すことに夢中になるってのが、本気で生きることなのかもしれない。

「夜と霧」という本には、大事なのは私たちが
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運び屋(2018年製作の映画)

3.0

イーストウッド祭り、第四弾。

今回見た四作品の中では、最もいまいちでした。イーストウッド主演なのに。

家族をほったらかしにして仕事ばかりしてきたイーストウッド爺が、麻薬の運び屋の仕事を始める、とい
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.5

戦地と母国の往復を繰り返すうちに、むしばまれていく心。体はアメリカにもどっても、心は遠くの戦地にある。
戦争が人を変える、というメッセージ?は伝わってきましたが、淡々とした描写のためか、深く印象に残り
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