かずシネマさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8

可愛らしい。
小津やジャームッシュ風味の流れる様な日常系。
朱夏まではいかないけれど、完全な青春の時期を少しだけ越えようとしている女性の話。

色んな事の間が悪い時があるのはあるあるやなぁ。
空気の読
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スポンティニアス(2020年製作の映画)

3.5

クリスマスツリー綺麗やね。

「クローネンバーグの映画かと思った」
という台詞にンフフフとなるw
「宇宙からの物体ナントカ」等、他にも映画の話題が度々。

設定がユニークやな。
「砕け散るところを見せ
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

2.8

ミュージカルが好きな人にはゾンビが余計だし、ゾンビやパニックものが好きな人にはミュージカルが余計だし。
両方好きな人は二重に楽しめて良いやろね。

WOWOWの放送はスルーしたんやが、地上波で放送があ
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砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.4

「見せてあげる」言われましても、見せてくれと頼んでないしやな…ほんな誘い受けみたいな事言わんでも勝手になんぼでも砕け散らしてたらええんちゃうん?
と思って観た。
タイトルで気になったって事w
おはぎも
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銃2020(2020年製作の映画)

3.1

2017年木曜 晴れ
公園で人形を拾った さみしそうだから。

2019年土曜 雨
拳銃を拾う。何で拾ったのかは これが不機嫌そうだったから。

かゆい うま

それはともかく。
村上虹郎の「銃
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女体銃 ガン・ウーマン GUN WOMAN(2013年製作の映画)

3.0

仲代さん何やってはるんですか。
(このページには名前が無いけど、仲代達矢が写真のみで特別出演してる。)

ベッソン+タラちゃん&ロドリゲス+90年代前半くらいのVシネ…みたいな雰囲気。なんとなく昔の北
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星座(2013年製作の映画)

3.0

シャープさの無い、コントラストも弱い、ぼやーっとしたモノクロの映像。
そのおかげで夢の中みたいやな。
フォトショでカラー画像を何も触らずにそのままグレースケールに変換したらこんな感じ。Kが強く出ない。
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台風一家(2011年製作の映画)

2.9

ジャケットのイラスト好き。
刀鍛冶って設定だし、破滅していく話だって事だから、そのうち八つ墓村の要蔵よろしく刀を振り回すのかと思った。
無かったわ。

笑えるかどうか別として、これはブラックでシュール
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USB(2009年製作の映画)

2.8

たまにある設定とはいえ、製作年を思わず確認してしまった。

こやって見たら峯田わけぇー。
大森南朋もわけぇー。
あんまり変わらないイメージやけどな。
10年以上前やとやっぱり若いわ。
というか、脇を固
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ドモ又の死(2007年製作の映画)

3.1

2007年の作品やけど、それよりは少しだけ前の年代の雰囲気がある。
90年代末期〜00年代前半かせいぜい真ん中くらいまでの。撮影はいつやったんやろ。

薬物の更生施設に入所している女子達がカリキュラム
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カインの末裔(2006年製作の映画)

3.2

下敷きとしてあるのは、そのまま有島武郎の「カインの末裔」と旧約聖書のカインとアベルの話。

自分がした行いが、自分で予想ができ目に見えている事のみでは留まらず、水滴が落ちて広がる波紋の様に周囲に影響を
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赤線 AKA-SEN(2004年製作の映画)

2.5

先に同監督作の「USB」を鑑賞済みだったんだが、それよりも前に製作されていたこちらにも野田秀樹が出てたんやな。
というか、何なんあの役w

荒川良々のハッピよw
袖の部分のイラストは上からフェルトか何
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人間の時間(2018年製作の映画)

3.0

皆翻訳こんにゃく食べてるんだろな。

あれは特別扱いとは別種のもの…
だと、多くの日本人は思うと思うので、突っかかって行くのはよく分からん。
まぁ作品が言いたいのはそういう事ではないんだけども。

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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.8

逆さの時計。

ドキュメントのそれの様なカメラワーク。たまのアップの仕方が特に。
序盤に暴力と性、異様な部屋や異様な様子を持って来て惹きつけ、その後過激さを緩めて没入できる作り。
寒々しい雰囲気が、寒
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悪の偶像(2017年製作の映画)

3.6

あれは…ハナモゲラ語。

「巣を壊された蜘蛛は黙ってると思うか?」って。蜘蛛は黙って巣を張り直すだけよ。健気だよなぁ、蜘蛛。
「人が何を信じるかでなく、人に何を信じさせるかが大事」か。
これらの話は象
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

3.8

この作品、中国国内で大ヒットしたのだとか。
数年前のIGNの中華娯楽週報という記事でこの作品や他の社会派作品等、変化して来ている中国作品について触れられている。
前編 https://jp.ign.c
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羊飼いと風船(2019年製作の映画)

3.5

なんで折角遊んでる風船を割ってしまうん?と、お祖父ちゃんと同じ事を思ったけど。
風船が落ちていた場所と風船の形、そして「風船ではない」と言い切るお父ちゃんの様子にすぐ察する。
この後、作中でも説明ある
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詩人の恋(2017年製作の映画)

3.3

思っていた内容とは随分離れていた。
入りの部分は思っていた通りの雰囲気やったんやけど。

妊活に関する様々な描写や同性愛的な心情(こちらの作品の場合、厳密には少し違う)を描いたかと思えば
「(結婚して
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振り向いたらそこに(2016年製作の映画)

2.0

台北発メトロシリーズの1本。
忠孝復興駅。
こちらはテレビ映画用の作品。
このシリーズの別作品のテーマ曲だった五月天の曲ですら別の方が歌っているカバー版だったのに、なんでまたこちらはそのまんまflum
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西門に降る童話(2017年製作の映画)

2.1

台北発メトロシリーズの1本。西門駅。
こちらは劇場公開用作品。
シリーズの別作品、淡水駅の主人公がそのまま友情出演してる。父親のあのポスター持ってw

不思議ちゃん若しくは名物おじさんな彼(キング)に
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この街に心揺れて(2015年製作の映画)

3.4

作品で使用されていたのは別の方のカバーバージョンだったけど、テーマ曲の原曲は台湾を代表するバンド五月天(Mayday)の「知足」
https://youtu.be/_o0oeyCtoFA

台北発メト
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淡水河の奇跡(2016年製作の映画)

2.0

台北発メトロシリーズというものの中の1本。淡水駅。
このシリーズは劇場用の作品が3作、テレビ映画用の作品が4作。
こちらはテレビ映画用の作品との事。

なんかめっちゃ真面目な作品風の円盤ジャケットやけ
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草原に黄色い花を見つける(2015年製作の映画)

3.5

現在のパートが無い「おもひでぽろぽろ」みたいな。可愛らしい。
子供時代の不器用さや極端さ、とても素直なのに部分的に素直になれないとか、とても傷つきやすい心とか…
そういう子供時代特有のものもよく出てい
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漂うがごとく(2009年製作の映画)

3.3

香草蒸し風呂って気持ち良さそうやし、すげー効きそう。(ジャケ写がそれ)

不意打ちの日本語「あっ、こんにちはー♪(手を振り)」に、ひょっとなる(?)

「私は結婚式よりも葬式向き」
このアンニュイで少
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多日想果(2019年製作の映画)

3.3

友達いい奴やなぁ。
主人公、台湾映画のどの作品に憧れたのやろ。

作中実際には全然そんな事ないんやけど、小雨が降っていそうな雰囲気だった。特に渋谷のシーンは。

渋谷に居たのは彼女だったのだろうか。
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夏の夜の花(2018年製作の映画)

3.0

あんな小ちゃい子が1人で夜の新世界におる…アカン。。

お父さんの入れ知恵は卑怯やと思う。
お母さんはいっぱいいっぱいで気の毒。
ただ、旦那の事が嫌いでも何でもええけど一旦それは置いておいて、旦那にも
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帰り道(2019年製作の映画)

3.1

「どうもならん」
戦争も、自分の気持ちも。
悲痛でせつないな。。時代的に、ほんまに自分ではどうにもならんもんな。

着てるものを強奪するのはどうかと思ったけどw、帰って来てほしいという気持ちは痛いほど
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利用規約の男(2020年製作の映画)

3.6

ED読んでたのに途中で終わった…。
なんで成増って名前なんですか!w
下北沢にすぐ行ける人は劇団献身の舞台を観に行ったらええと思う。

【規 約 的 感 想】
 A4用紙にシンプルな指示しかないものを
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万置き姉弟(2019年製作の映画)

3.0

子供達2人共、名字が前田だからホンマに姉弟なんかな。
というか、エンドロール中に「照明 泉谷しげる」と記載があって驚いたんやけど、あの泉谷しげる?同姓同名の別の方?

なんだ、可愛いやん、と思ったんや
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まよなかのいぬごやレース(2020年製作の映画)

2.8

飛ばねぇ犬はただの犬だ。

内容的にもCG的にも90年代のNHKで放送してそうな雰囲気だった。
同世代の人には分かってもらえるだろう「音楽ファンタジーゆめ」的なCG。嫌いやないで。
しかし猫ちゃん、あ
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川を見に来た(2019年製作の映画)

2.9

新聞記事には大きく「令和」の文字。
そして名前に明治、昭和、平成の文字が入っている人達。何故いない大正。

で、平成さんが怖すぎるw
他の人達、はよ逃げぇーやと。
最初に言い掛かりの声をかけられた時点
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そんな別れ。(2019年製作の映画)

3.3

「携帯は解約した」
「どうやってお前に連絡とれば?」
「手紙」
「ふざけんな」
みたいなやり取りがあったけども、住所分かってんだから真面目に手紙やろ。

こういう事もあるわな、と思う。
番号再利用の件
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Happybirthday Raymond(2017年製作の映画)

3.2

ユニークな設定やな。
前に自分も、そんなに仲が良かった訳ではない学生の時のクラスメイトから「誕生日おめでとうメール」がいきなり来た事がある。
それが毎年恒例の事だったならまだ分かる(?)んやけど、在学
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Elephant Song -A Tokyo Couple Story-(2019年製作の映画)

2.8

この場合は譲歩し合うこと、話し合いやコミュニケーションが必要やな。

母親側の「見立てが甘かった」はホンマにそのまま何もかもその通りやし、父親側の(1歳児なのに)「女の子って何をあげたら喜ぶかなぁ」は
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私の居る場所(2019年製作の映画)

2.9

終了の約3分前の場面辛い…。この時のカメラが引いて行く演出、少し荒いけど好き。
鶏は「自由に」って言われても困ると思うよ。生きていけないと思う。
でも貴女はきっと違う。

主人公は前妻の娘であの母親は
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命が笑っている(2020年製作の映画)

1.9

ベーチェット病とは、全身に多彩な症状を起こす炎症性疾患。原因不明。 
別名シルクロード病。指定難病。

この人の場合は病はあくまで1つの要因に過ぎず、描写を見るにおそらくは踏みつけにされた自分の作品・
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