戯連堂さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

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記録
僕の彼女はサイボーグ、カラーオブハート、Cチェイスの透明人間、カイロの紫のバラ、ラストアクションヒーロー、シンドラーのリスト(天国と地獄)、タイタニック、どんぎつね
(てなわけで採点不能)

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

5.0

単に'儲け'は他人からお金が動いただけ、大儲けほど他の誰かがダメージを被る。もしその損を無いフリしたならば…。結果が分かってようが、笑いが挿入されようが下手なホラー・災害作品より怖いのなんの…。勝って>>続きを読む

ゴッド・ブレス・アメリカ(2011年製作の映画)

5.0

新世紀版「フォーリングダウン」親父の怒りはマスコミへの巻。中年主人公ビルマーレーの弟ジョエルは兄の陰映画界の酸いも甘いも知り尽くし、背中の哀愁はずっしり。時々正気のおっさんに戻り相棒のJKに説教を垂れ>>続きを読む

マジッククリスタル(1986年製作の映画)

5.0

のび太少年とETなバスケットケースくんと云うよりドイヒーなクオリティの不気味な只の平べったいカタマリとの友情物語にラウより凄いSラスロックのカンフー。突然無理くりギリシャでゲリラ撮影なカンフー。ラスト>>続きを読む

その男 ヴァン・ダム(2008年製作の映画)

5.0

古代遺跡物JCVDのアクションでなくモキュメンタリー→自虐ドキュメンタリーと云うヤコベッティや「独裁者」演説時のチャップリンも尻尾巻いて逃げる唯一無二JCVDワールド。劇中銀行強盗に白旗を挙げるのはま>>続きを読む

座頭市(2003年製作の映画)

5.0

元々part2を作る気なんざ毛頭ないばんざい監督初の大衆向け娯楽作。市キャラのコミカル部門はタカ氏に任せ、一手引受け北野氏の殺陣は近年馴染みの中華ワイヤーアクションや編集誤魔化し無しド級の凄さ。勿論賭>>続きを読む

ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

5.0

圧巻の物量、とんでもねえ数のエキストラ…とダンサー群・お太めミーナの豪華な衣装の数々。それに霞まぬ手ぬぐい・白一張羅ラジニの圧倒的な存在感!3時間観客を飽きさせぬ乱暴に繰り出すあの手この手、ベタな笑い>>続きを読む

カットスロート・アイランド(1995年製作の映画)

5.0

世界一赤字作の一言で片付けるに惜しい。CGを極力押さえた生身のスタント(CGは命綱消し、顔すげ替え程度)、美しい自然のロケーション、ラストの実物帆船大爆破、Jデブニーの重厚なスコア…と非の打ち所はない>>続きを読む

笑の大学(2004年製作の映画)

5.0

弾ける検閲官vs.曳きづられる大根芝居ゴロー青年の密室劇コントラストの妙!二度と有ってはならぬ戦時中お上が見てなきゃ不謹慎でも面白くなくとも笑わにゃ損々なんて時世が有った怖さ。役者役所氏の演じる本気お>>続きを読む

ハイジ(2005年製作の映画)

5.0

本作は短尺&ライトにするあまり、主人公がおしんの如く長々耐える場面をJチャップリン・宿敵ロッテンマイヤー女史の存在一点に置換、ハイジのクリフハンガー場面のどさくさに紛れてクララがあっという間に立つとい>>続きを読む

ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

5.0

1はウィリス、リックマンの飛躍台が2では小御所感のパトリック、レグザイモ。バカ度(コックピット脱出、ライター着火他)はupだが短期間で前作踏襲の作り込み💗 ※曾て米国一人ツアーでケネディ空港到着後、現>>続きを読む

ランド・オブ・ザ・デッド(2005年製作の映画)

5.0

ロメロ尊師の新3部作その1にして、まるで現在の感染渦巻く情勢を予言してたかの様、安全圏内の者がスラムの民に汚れ仕事強い苦しめる世界観がオンタイムで見た時より数倍怖し。(花火はワクチン?) Gニコテロの>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

悪に振り切れない主人公、悪のおっさん軍団に振り回されるバリバリなクライムアクション。劇中スペイシー、ハム両キャラ善悪逆転の面白さ。勿論エルゴートの耳・目の鎧が剥がれるごと善への流れも💗久々に聞く名曲の>>続きを読む

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

5.0

以前より邦画ゾンビは「低予算故ダサい特殊メイク」「カメオでタレント出し集客」「演出・演技が稚拙&照れ(だからお笑い寄り)」「銃の無い日本の風土に則せず」などの枷で正面切った作品は中々ないが、本作はライ>>続きを読む

PK(2014年製作の映画)

5.0

真っ昼間にターミネーター風に登場「超怪力」ではなく「超素朴な疑問」を武器に宗教観へ立ち向かう武力以上にデンジャラス、コメディ糖衣の告発ド直球作!寅さん風ラストで良い涙…と、思ったら四戒エピローグでぶち>>続きを読む

少林寺への道(1981年製作の映画)

5.0

カーターワンの顔芸を楽しむ一択!取って付けた上官霊鳳(終始後向きのおっさんスタントWに涙)、都合よくウッカリ見つかる奥義秘伝書、多すぎキョンシー似の将軍影武者群(いつの間にか激減)等ドラマは付足し、主>>続きを読む

トム・ヤム・クン!(2005年製作の映画)

5.0

シドニーへ親族奪還のため目指すのはカクレクマノミだけじゃない!英語圏に降り立ちタイ語でひたすら「象を返せっ!」現地の人々「何言ってるか解りましぇ~ん」で戦闘開始な親切展開。(端見単なる乱暴者) 途中蛍>>続きを読む

ミッドナイト・エンジェル/暴力の掟(1981年製作の映画)

5.0

近代黄飛鴻作品を征した徐克監督の初期暗黒トンデモ問題作。ネヅミやぬこに針やかん袋…何んてことを!(現在とっても不可な映像!)導入部より終始ドンヨリ空気の中、病んでる登場人物達(見た目おんなじ3人組、よ>>続きを読む

デッドヒート(1995年製作の映画)

5.0

何時もながらのジャッキーだが日本が舞台で、ほぼ素で芝居する加山雄三他、娯楽の殿堂お相撲さんが待ち構えるお風呂と球が超でっかいパチンコ屋。(ビミョーだがかなり頑張って作り込まれたセット)※令嬢役江黒嬢は>>続きを読む

トリックマスター(1999年製作の映画)

5.0

シンチー主演…でなく肉饅ドラゴン王晶監督vs.Nチョン!曾ての彼の立ち位置をチョンに譲るが、ジャッキー作品の名バイプレーヤー香港の佐野史郎こと盧惠光との一戦をBリー風に嬉々として交えたり(盧がかなり手>>続きを読む

エイリアンズ・レポート(2011年製作の映画)

5.0

クローバーフィールドからトーシロが我も我もとステレオタイプpovホラー・SFが雨後の筍レンタル屋さん棚を玉石混淆ほぼ石が埋め尽くす。限りなく石な本作、ドイヒー芝居なJブラック似の主人公ワメきとグズ>>続きを読む

12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

5.0

Jレモンがあまりにも弱々しくフリードキンだけにGCスコットに刺し殺されるかと思った…。Rローズが40年を経てややリライト。57年版よりスピード感、緊迫感が薄まったが、現代風に直球アメリカ万歳が陰を潜め>>続きを読む

コーマ(1977年製作の映画)

5.0

よくある医療サスペンスだと思ったら…華奢な女医が体を張りたった一人で不気味な昏睡ボディ農場(床擦れ防止機能テーマパーク風)に立ち向かう、後にも先にも新機軸な展開。普通ならダイハードな男主人公がやる狭所>>続きを読む

マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

5.0

当時はベガス破壊で見応えタップリ、宇宙水爆戦ミュータント風火星人によるオールスター大虐殺馬鹿映画にしか見えなかったが、現在では有事我々を守る筈の政府高官・軍部が迷走、バカさ加減に現実がリンクする様で怖>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

5.0

ディズニー定番となりつつ本家アニメ実写化。リアルさ意識のあまり野獣の顔がちと怖く「魔鬼雨」のAボーグナインを思い出す、アニメ版2人ダンスの躍動感・ダイナミズムがやや押さえ気味、薔薇の花びらが和菓子練切>>続きを読む

ラウンダーズ(1998年製作の映画)

5.0

ポーカーという地味な対戦をルールが解らずとも魅せられるオールスターなドラマ。小汚ないマルコビッチ💗※対戦相手の動揺を誘う&ブラフ(ハッタリ)技術が全て。ギミック使いのイカサマ師は余程のことがない限り、>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

5.0

私用でテキトーに疎遠な両親に子供を預ける母、好きなだけ食べていいお菓子、オーブン(かまど)、姉弟ふたり…、まるで現代のヘンゼルとグレーテル。(宇宙人か悪霊にボディスナッチされる祖父母?)終始体を張った>>続きを読む

ターミネーター(1984年製作の映画)

5.0

シリーズが進むにつれ要らんオマケがドカドカ増量(2は除く)当初の「不死身な怪物が未来から襲来、非力な女給を果てしなく追う」一点が影を潜める。タイムトラベルもSFたる1スパイスだったのに…。悪役シュワが>>続きを読む

グリーン・ホーネット(2010年製作の映画)

5.0

真の主役KATOのキャスティングはJスコットリー、JリーそしてCシンチーと云う変遷を経てJチョウと云う、実に今風な好青年且つ無個性が祟る。更に寡黙な筈のホーネットがベラベラ悪態をつき足手まといとなる図>>続きを読む

黄昏(1981年製作の映画)

5.0

老い、死、娘を頑なに認めぬ黄昏老人が血縁の無い孫との交流を経て心を開く。終盤フォンダ親子の短い絡み、堰を切るぎこちない2人の間の熱がこれでもかと伝わる。事実本作の数年前まで絶縁関係だったことにダブり。>>続きを読む

ザ・スタッフ(1985年製作の映画)

5.0

人喰いアメーバ+麻薬ゾンビというB級映画王コーエンの目の付け所!襲うゾンビが主人公達に追い付きそうでの手加減走りや窮地といえアイスの素手触りには目を瞑り、ミニチュアと遠近法を活かした視覚合成が独創的💗>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

5.0

学芸会仕様なMr.フリーズから10年経たぬうち、制作費も1,5割増程度で完成したビギンズの質・量驚きのボリューム増!ただ誕生編の為観賞後は渡辺、ニーソン筆頭に渋イイ顔オヤジ祭りの印象しか残らなかった。>>続きを読む

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

5.0

「きっと、うまくいく」の都会的カラフルさからはうって代わり、土色一色の寒村を舞台に実録インド版星一徹女子レスリング物語。立ち塞がる男尊女卑と貧困の壁をぶち壊せ!何処まで本当か謎だが、父という舵を失なう>>続きを読む

ダーククリスタル(1982年製作の映画)

5.0

SWからフォースの解釈を巡り、半ば暗黒面寄りのルークァスと袂を分かったカーツ大佐が放つ、画面の隅々まで動くアート工芸作品。こちらのフォースは観客に見えないより見える方がよかんべと、クリスタルのかけらと>>続きを読む

ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲/ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地雄覇(1993年製作の映画)

5.0

ご存知黄飛鴻シリーズ!…の珍品、王晶監督横路逸れ編「ゲジゲジ拳対ニワトリ拳」。お馴染みJチェン主題歌「男児富自強」のお色気お姉さんバージョン、飛鴻弟子vs.悪役Gリュー(かつての飛鴻役)との青葉屋そっ>>続きを読む

ソウル・サーファー(2011年製作の映画)

5.0

片腕スターはジミーさんの特許ではない!
JAWSとの遭遇事態から立直りまでのパートが以外とライトなディズニー印。主人公が災害ボランティア時、小さな子の手を取るシーンにウルウル。ふと一昨年の被災後とダブ
>>続きを読む