チャウさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ブエノスアイレス恋愛事情(2011年製作の映画)

4.2

ブエノスアイレスの街並みや雰囲気とか生活までもよく分かったような気になった。
たくさん電線あるのとか建物に統一感なくて混沌とした感じとか日本と通じるところもあるなと思うと親しみが湧いた。
もちろん鉄腕
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.2

んー
秩父の空の青さはこれでもかってくらいに伝わったけど。で空の青さを知る人は誰だったんだろう。
生まれた地に留まることで気付くこともあるんだろうけど結局はそこかって思った。
オッサン扱いされてる慎之
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ケミカル・ハーツ(2020年製作の映画)

3.8

形のあるものは壊れても修復することができるけど、人の心のように形ないものはそれができない。でも前には進めると思わせてくれる。
主人公の背伸びし過ぎてないところとか好感持てたし、ストーリーもセリフ一つひ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

あらすじを見て戦争をファンタジックに仕上げた映画だと思い込んで観たらちょっと違った。
子供だから無邪気にヒトラーに憧れるところからのショッキングな展開。10歳にして戦争の凄惨さを見せ付けられたかと思う
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

3.8

気軽に観るにはピッタリ。
話の展開もなかなか面白かった。
まさかのゴミ袋。思った以上にコメディ。下品だけど声を出すくらいに笑える。アンハサウェイが結構振り切ってた。ラズベリー賞にもノミネート。
南フラ
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.2

軽い気持ちで楽しめる青春ものかと思ったら全然イメージと違って想像のはるか斜め上をいってた。バタフライエフェクトとかインセプションのような世界観と言ったら聞こえはいいけど、アニメだからってなんでもありす>>続きを読む

100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)

3.4

『365日のシンプルライフ』のリメイクだと勝手に思い込んでたけどオリジナルとは別物。オリジナルの持つシンプルなテーマが好きだったからちょっと残念。
1日1個を選ぶのに真剣に悩んでいる様子もなければズル
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

4.0

なんとも女優陣が豪華。
そしてどこを切り取っても絵になりそうな映像の連続。それが続きすぎるとちょっと飽きそうにもなった。半分はルーニーマーラの魅力で成り立ってるような気もする。ケイトブランシェットの存
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ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

3.5

マギーの下っ端感とか底辺な感じが思ったより出てなかったから、サクセス感が薄く感じる。新鮮味も乏しいような。
途中からは音楽を楽しめればいいかと割り切って観てみたら、ラストの展開だけは急に面白くなってた
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シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

映像は所々美しくもありファンタジーと言えば確かにそんな感じだけど、終始不穏な空気が流れててやっぱり暗くてひたすら重苦しい。
ラストシーンには辛うじて救われたけど、監禁を指示した犯人が来年2022年に出
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.2

主人公ジヨンに対する風当たりの強さが露骨すぎたり、ジヨンに寄り添う人とそうでない人の描き方が極端で引いた感じで見てしまった。もちろん女性の生きづらさは伝わるんだけど、この映画の中での伝え方がなんか違和>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.3

90年代が舞台というだけあって映像も当時の雰囲気を出していて古臭いまま(いい意味で)終わるのかと思いきや新しい感じさえした。
ヒリヒリしたものも伝わってくるけど、スティーヴィーだけでなく家族や仲間たち
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.7

これコメディ?どのへんがコメディ?と思って観ていたら確かに結婚式シーンだけはコメディ要素強め。
主人公ビリーがお父さんとkilling me softlyを華麗に歌うのに、その直後、日本人アイコが伴奏
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.6

のんと橋本愛の共演で、ここでの評価も高かったので期待値高すぎたのかも。
細かいところまで楽しませてくれる演出は好きだったけど、みつ子の背景までをもう少し描いてくれてたらなと思った。過去のトラウマを克服
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.6

ビル・マーレイの寂しげな表情とゆうかなんとも物憂げな感じが、もともとそんな顔つきのような気もするが、とにかくそんな演技がロスト・イン・トランスレーションの時と重なって見えた。コメディとゆうジャンルで括>>続きを読む

15年後のラブソング(2018年製作の映画)

3.4

3人が海辺で会うポスターシーンが一番の盛り上がり。タッカーの息子も含めて互いに少しずつ影響しあってるところも良かった。
作った本人が駄作だと言うアルバムに対してダンカンがあれは傑作だ、アートは当人だけ
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.5

パーティーシーンが多くて、よく分からないようなゲームを楽しそうにやってて、繰り広げられる会話の内容もほとんど頭に入ってこなかった。
ようやく物語が動き始める終盤まではひたすら辛抱。何気に登場人物も多く
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

トニーが運転手になる展開がやや強引に思えたのだけは残念。それでも2人が心を通わせていくにつれてどんどん引き込まれた。メリークリスマスってこんなにも暖かい響きの言葉だったんだって初めて思ったかも。と同時>>続きを読む

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

現実的な世界からかけ離れていくラストの展開が映画らしくもありよかった。ベットを道連れにするのはどうかとも思ったけど1人で旅立つよりは観ている側は寂しくなくて、むしろ穏やかな気持ちで見送れた気分に。
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僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

3.8

楽しい思い出も全部あげるから君の恋人になりたい〜て歌詞がなんか沁みた。恋人になるってそうゆうことかもなってすごく納得。友達とはそこが違うんだなって。
それでもヒロインと加藤との関係がなんか良かったから
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

4.0

音楽も映像も軽快で切ない展開もありつつ最後までテンポいい。
同じ1日を繰り返すから似た映像も繰り返されるし、予算もそんなにかけてはいなそうだけど、手間と時間をしっかりかけてる感じがして一個一個のシーン
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スキャンダル(2019年製作の映画)

4.0

実話ベースとゆうのももちろんだけど、トランプの映像とかツイートとかが普通に出てきてるのに驚いた。アメリカのメディアとかに詳しかったら更に楽しめたのかも。
枕営業って言葉もあるくらいだし日本でも起きてる
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

早く終わってくれと思いながら見入ってしまった。一回観たらもうお腹いっぱい。ちょっと苦しいくらい。
映像は冒頭の雪降るシーンが一番綺麗だったような。話題作を観たとゆう達成感は得られた。

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.5

アントニオ・バンデラスは歳を重ねても渋いなあ。もう60歳とは。緑のレザージャケットを着こなせるのはさすがスペイン。さすがバンデラス。緑と赤が特に綺麗な映画だった。32年ぶり!の元恋人?との再会にも割と>>続きを読む

ソワレ(2020年製作の映画)

4.3

ひたすら暗くて苦しくなるのに美しいと思える映画だった。何でもないシーンでさえ美しくて何か尊い感じさえした。映画を観て尊いと思った感覚は多分ない。美しいだけでは表現できない気がして尊いと言ってみた。そし>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.2

アンハサウェイは最初から普通にオシャレとゆうか綺麗だったのに、一体どこまで綺麗になんねんとゆうほどの変貌ぶり。そしていい意味で期待を裏切るラスト。メリル・ストリープがとにかく粋。そのラストまでの流れも>>続きを読む

さざなみ(2015年製作の映画)

4.0

「さざなみ」って比喩的には不協和音て意味でも使われることを後から知ってなるほどってなった。さざなみと言えば「愛のさざなみ」。繰り返す〜繰り返すぅ〜♪のイメージ。沸き起こる嫉妬心が繰り返しながら徐々に膨>>続きを読む

リスボンに誘われて(2012年製作の映画)

3.7

リスボンの街並みを見れたらいいか、くらいの気持ちで観たけどストーリーもよかった。唐突に思う展開があったり伏線回収は雑な感じがしたけどポルトガルの歴史も少し勉強になった気分。サスペンス要素よりもロマンス>>続きを読む

ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)

3.7

5年ほど前のポルトガル旅行でリスボンから日帰りで行ったシントラ。世界遺産とゆうだけで行ってみたけど本当にいいところでした。
そのシントラがまさに舞台。これは観るしかない。シントラの旅をもう一度なぞりた
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.4

期待しすぎたせいか、ブルーススプリングスティーンをほとんど知らなかったせいかストーリーにもあまり新鮮さを感じなかった。
ただ知らないとは言えやはり大御所ともなると耳にしたような曲がちらほら。歌詞と主人
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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

3.5

ちょっと疲れてる時はこれくらいのコメディがちょうどいい。音楽も陽気で軽い感じなのがいい。ストーリーも振り切り過ぎてなくてイタリア人ならあり得なくもない話なのかと思える程度に説得力もあった。いや、あり得>>続きを読む

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.8

今ケ瀬の「だったら最初から無理って言ってよ」みたいなセリフに、いやいやあんたが最初に脅迫めいたこと言うからじゃん、あの状況じゃ無理って言えないよなってなった。一途なのは分かるけど今ケ瀬が大伴を振りまわ>>続きを読む

his(2020年製作の映画)

3.9

『愛がなんだ』の監督作。
誰もがどこか不器用で、だけど一生懸命に生きていて、ぬくもりとか優しさとかバンバン感じられた。他の作品ももっと見たくなった。
映像は思ったより地味。よく知らない俳優も多かったけ
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.6

悪くはないんだけど、途中から『冷静と情熱のあいだ』と重ねて見てしまったからかな。『サヨナライツカ』とも被ってしまう。
この2本に比べて(比べることではないけど)、この二人を繋げてるものがとても薄っぺら
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希望の灯り(2018年製作の映画)

4.0

立たされている舞台とか状況とかいろいろ違っていても僕も同じ日常をやり過ごしている、誰にも同じように日常が訪れる、そんな当たり前のことを感じさせてくれる。
旧東ドイツの歴史を考えると当たり前なんてそんな
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.2

ジャケットの雰囲気そのまんまの映画だった。人工物と自然との対比が綺麗で見ていて心地よくなった。レンガとかガラス窓とかタイルとかカーペットの模様とかが規則的に並んでるのを見てるのも美しかった。なんか癒さ>>続きを読む