kioさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

4.0

手紙をやり取りしただけで、この人とは解り合えていると確信が持てるって、なんて素敵な運命なんだろう。

そしてこの映画で初めてミキール・ハースマンという役者さんを知ったのだが、お顔がシュッとしていてとっ
>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

5.0

日本人の武士道精神を否定せず、彼等の間違いを赦すミスターローレンスの透き通った様な心の美しさ。それに触れて友情が芽生えるハラ軍曹の行動に涙せずにはいられない。

音楽の天才たち、デヴィッドボウイと坂本
>>続きを読む

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.5

賢くて努力を怠らないキューティー・ブロンドのエルちゃんは全女子の鑑です!
ピンクのスーツがとっても可愛かった

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

役者さんの演技も何気ない台詞も秀逸だったのだが…序盤は大好きなチーズケーキを食べ過ぎて胸焼けをした気分になった。

消費期限のある〝花束みたいな恋〟より、いつまでも醒めない夢の中で〝消えない虹〟を探し
>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.0

窓の外で雨粒がきらきらと輝くのを静かに眺めながらもの想いに耽る小松菜奈…完璧だ。

図書館デートでおすすめの本を聞いたなら具体的に教えて欲しいタイプだから、今回の大泉洋にはハマらなかった。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.5

今まで何かへの強い〝執着〟を描く映画は、自分の心の醜い部分を曝け出されてしまう気がして苦手だった。
しかし凪沙の純粋な憧れへの執着は…なんと美しい事か。一果が白鳥ならば、凪沙はきっと人魚姫だ。

トラ
>>続きを読む

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.5

少しでも史実に基づいていると思うと、笑える筈の場面も笑えず、下手にコメントも出来ない。
 
ソ連の話が全て英語で進められるのには違和感しかないが、観る価値はある。 

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.0

ティア・レオーニが可愛い。知的なのにお茶目で、良い意味でコケティッシュな理想の奥さん。
しかし序盤ニコラスケイジが喚きまくるシーンで興醒めしてしまい…。

エンドロールが流れるシーンは◎
夜の空港のカ
>>続きを読む

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

〝執着〟のお話。
サンフランシスコの格差社会については興味深かったけど、映画としてはイマイチハマらなかった。

主役の親友2人も、憎くはないけど愛す程にも至らず、中途半端な感情になった。  

劇がな
>>続きを読む

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.0

阿南陸相の職務全うと陸軍の部下たちへの想いに揺れる苦悩がモノクロの画面からひしひしと伝わってくる。
昭和天皇の聖断が下された時に、他の官僚達が嗚咽を漏らす中、阿南さんだけが涙を見せずただひたすら感情を
>>続きを読む

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.8

学校は、ここまで詳しく終戦に至る経緯を教えてくれない。
1967年版をまだ観ていないので比較して映画としての完成度を語ることは出来ないが、こうやって史実を何度でも映画化していく事にはすごく意味があると
>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

あまりにも人間臭くて、弱さを全面に出す大嫌いなバカシンジ、すべての観客を解放してくれてありがとう庵野さん。
私のモナリザはあなたの歌です宇多田ヒカルさん。

切なくて、苦しくて、あり得なくて、すごくリ
>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.5

この実話に言葉は要らない
残酷な時代に実在した、素晴らしく美しい話。

メル・ギブソンありがとう。
役者さんも皆良かったが、テリーサ・パーマーめっちゃ可愛いな???!!
ナース服の姿はもう完全に天使。

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.0

史実が満州での731部隊や軍部の圧力などを扱ったデリケートで重たい話であっただけに、ドラマチックな描き方がチープに感じてしまった。

黒沢清のダークなサスペンス仕立てと戦中軍部の陰謀を暴くというテーマ
>>続きを読む

CUBE(1997年製作の映画)

3.0

観てるだけで精神崩壊しそうになる。
ああ〜もうこの展開また誰か1人…思ったらそうなるのが何とも胸がむかむかする

星の王子ニューヨークへ行く2(2021年製作の映画)

3.0

ザムンダの不思議な世界観。
ちょっとインド映画を観ているような気持ちにもなる。

相変わらず頭を空っぽにしてハッピーになれる映画。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.2

鼻にかけてもいないし、妬んでもいない。
生まれた場所と育ち方なんて自分で選んで決めた訳ではないのに、何故大人になっても窮屈な想いをしなくてはいけないんだろう。

そんな葛藤を静かに秘めた、門脇麦ちゃん
>>続きを読む

めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

4.5

神経症を〝運命〟と名付けているだけ、なんていう人もいるけれど…
〝無意識と無意識が無意識的に反応する〟…そんな人生で滅多に出逢うことができない奇跡は、絶対に逃してはいけないんだ。

「めぐり逢い」の話
>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.8

ここからギターキッズになった人、ものすごく多いんだろうな…。今のキッズはボヘミアンラプソディからバンドにハマるのかな(ちなみに私はスクールオブロック)

子どもが出来たら早いうちに観せたい映画リストの
>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.5

金曜ロードショーで久しぶりに観た。
(正しい)未来の世界が遊園地に来た時のようなワクワク感があって好き。というかもはやUSJ。

明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.8

観終わった後、爽やかな気持ちになる。主演の2人がとってもキュート。特にキャスリン・ニュートンちゃん、可愛すぎて目がくらくらした。

1日に閉じ込められた2人の小さな世界も、閉鎖的ではなくキラキラと輝い
>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.8

紫禁城と満洲国皇宮、そして収容所だけでほぼ物語は完結する。満洲国の内情をもっと知りたかったが、これが溥儀に見えていた世界なのだろう。

映画の中に溶け込む坂本龍一の音楽が秀逸だった。メインテーマはもち
>>続きを読む

青鬼(2014年製作の映画)

3.0

当時映画館で観たからかもしれないけど、ヘレディタリーより満足感があったな〜と思い出したのでマーク。ちなみにゲームも怖い。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.8

うーん、浅く広く詰め込みすぎではないだろうか。
比較すべきではないのは判っていながらも、
ITの方がビックリするし
化け物的怖さは貞子の方があるし
カルト的な完成度はサスペリアに及ばない
…とか思って
>>続きを読む

マルコム&マリー(2021年製作の映画)

3.0

誰もが持っている可能性のある、人間のエゴイスティックで一番嫌な部分を隠すことなく曝け出した映画。

だからこそ好きになれない。
マルコムとマリーの言葉に多少の共感は出来ても、彼らのルックス以外に魅力を
>>続きを読む

下妻物語(2004年製作の映画)

3.5

エンドロールで服装を交換して土屋アンナがロリータ、深キョンがスケバンになった時のビジュアルが神々し過ぎて惚れた。この2人は最強

メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

全編を通して静かな美しさが視覚と聴覚に伝わってきて、不思議な感動を覚える。

ドゥニ・ヴィルヌーヴは強いメッセージ性を映画に持たせながら、わざとそれをオブラートに包んで難解に描いている気がする。
一緒
>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

ブルージーな音楽やポップなパッケージに対して、想像を絶する際どい内容。観ている間ずっと冷や汗をかいていた。

歴史で習い過去の遺物だと思っていたKKK、現存する団体があるなんて、ゾッとする。

ジョン
>>続きを読む

バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!(2012年製作の映画)

3.0

下ネタ満載で18禁も納得。
私とは属性の違うガールズグループだが、やはり女友達ってサイコーとは思った!

〝エリザベスタウン〟でも思ったけど、キルスティン・ダンストってめちゃんこ良い女。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.2

レイチェル・マクアダムス、顔も滲み出る性格の良さも前髪も可愛すぎて優勝。
お嫁さんにしたい女性、ベスト3に入る。ちなみにもう2人はルーニー・マーラとアマンダ・セイフライド。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

5.0

私生活を犠牲にしてでも成し遂げたい事がある…その目的が他人を救う事だったならば、どれだけ素敵だろう。
大きく括ると同じ〝報道〟の仕事をしている立場で観ると、思わず襟を正してしまった。

この事件につい
>>続きを読む

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.5

学生時代に観ていたら、違う形の就活をしていたかもしれないな〜、なんて思ったり。
グーグル本社の中なんて見る機会がないので、結構ワクワクした。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

5.0

心が壊れる程大きな何かを消失した時、自分が今どの様な感情なのか、どこを向いて歩き出せば良いのか解らなくなる事がある。
デイヴィスの様に、一度全てを〝解体〟しなければ、喪失感から解放されないのではないだ
>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

言葉を介して正義が勝つ時、えも言われぬ快感を覚える。

弁護士役マーク・ライランスの演技が、とても良かった。