kioさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

私が知っているボンドはダニエル・クレイグだけなので、エンディングでは自分が思っていた以上にダメージを食らった。マスクが水浸しになるまで泣いちゃった。泣いてしまったけど、この強引な終わり方は好きではない>>続きを読む

ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

4.0

アニーの純粋さに触れて、周りの人達が少しずつ優しくなっていく様子がキラキラしていて本当に素敵だ。
 

こんなシンデレラストーリーが実際にハーレムに住んでいる子供たちにとって希望となれば良いが、ままな
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私をスキーに連れてって(1987年製作の映画)

3.5

黒髪ロングの原田知世、とんでもなく可憐で可愛い過ぎる。「時をかける少女」から4年経っても全く変わらない瑞々しさ。

無性にスキーに行きたくなったので、早く冬になって欲しい。

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

5.0

全力で作られていて、全身の演技に魅せられた。ライフに掲載された水俣病の人達の写真が、坂本龍一の音楽とともに胸に突き刺さって頭から離れない。

ジョニー・デップを改めて大好きだと認識した。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

主人公のトラウマや依存性による秘めたる渇望がカルトな民族の習性にハマり、解放されていく過程の作りが素晴らしい。監督の思惑通りこちらもカタルシスを感じる。

ホルガ人による奇行もほぼ全てが人為的で、超自
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ファイナル・アワーズ(2013年製作の映画)

3.0

特に捻りはないのだが、主役のネイサン・フィリップスの苦痛に蝕まれている表情や荒廃した街にベッタリと張り付くような太陽の光にかなりリアリティがある。    

ラストシーンが「ローグ・ワン」に酷似。「ロ
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.8

前作よりかなり面白かった。
製油基地を護る人々はまるでSWのレジスタンス。

マックスも孤高のヒーロー感が出ていて格好良かった。

マッドマックス(1979年製作の映画)

2.0

ロールにBrian Mayという名前が出てきて、「えっQueenの?!」となったのだが、別人だった模様。

マックス、最強の男の筈なのに、妻や子どもを放置し過ぎていて危機管理能力が無さ過ぎて苛々した。
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

魔法にかかったようなカラフルな街で、お城の名前がついた安モーテルに暮らす母親の娘愛。

ポップで明るい映像の中から見える人間の優しさと現実の惨たらしさに、心を動かされながらも何も言う事が出来なかった。
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英雄は嘘がお好き(2018年製作の映画)

3.0

「イングロリアスバスターズ」で一目惚れしたメラニー・ロラン目当てで観たけど、想像以上に軽い。

ヌヴィル大佐のキャラが苦手過ぎて、あまり入り込めなかった…。

時をかける少女(1983年製作の映画)

4.0

ノスタルジックな景色の中でどこかに本当に迷い込んでいるように感じさせる程カメラワークが上手い。最初のスキーのシーンも印象的だ。

何より原田知世の瑞々しさといったら…すごく可愛い。高柳良一の日本で一番
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0

カフェで煙草を吸いながら本を読むメラニー・ロランのビジュアルが完璧。やはりフレンチガールが世界で一番好き。

歴史のタラレバは恐ろしくもあるが、ついワクワクしてしまう。見るに堪えないバイオレンスを、お
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.0

理想を追い求める気持ちも大事だが、
見つからなくて悲嘆に暮れるよりは、今の環境に感謝出来る方がずっと幸せだ。

ロマンチックで素敵な映画だった。
斉藤和義の歌も良い。

TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.8

SFではあるが現代への風刺が上手い。

キリアン・マーフィーって超ハンサムなのに報われない役どころが多くて悲しい。

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

4.0

キャスティングが大正解。
役の良さも大きいが、山田孝之がこんなに格好良いって知らなかった。
長澤まさみもドリュー・バリモアに劣らずピンクのTシャツが似合っていて、とっても可愛い。

山崎まさよしのあの
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

5.0

深刻な状況を愛のあるユーモアで乗り越えようとする登場人物たちの純粋な優しさが、これ以上ない程に美しい。

セイウチが良い味を出している。

シンデレラ(2021年製作の映画)

3.0

現代に合わせたニュータイプのヒロイン
って素敵なんだけど、シンデレラである必要はあるのだろうか。

Somebody to Loveのアレンジが良かった。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

色々な方のレビューを拝見させて頂いたが、成る程朝子は正義病を患っていたのか。この正義病というのは非常に厄介で、貫き通すと自分が勇者のように思えてくるのだが、ともすれば独善的で他人を傷つける危険が多分に>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

静かに身体中を毒が蝕んでいくようで、とても辛い。無宗教の者が決して答えを導く事の出来ない問題に、ただ沈黙するしかない辛さ。

役者さんが皆良かった。
ここ数年、好きな俳優を聞かれるとリーアム・ニーソン
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.0

小さい頃はこれ観て恐竜にハマって考古学者になりたいとか言ってたいたのだが、今はただただ恐怖しかない。

ローラ・ダーンの若かりし頃、とてもお美しい!

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.0

私は無宗教だが、言葉は心の病気の治療薬だと思っており、言葉が力を持たなくなった時の救済が祈りだと思っている。

心に深い傷を増やし続けるトラー牧師は、不条理な世の中に絶望しながらも自身の祈りを信じて魂
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センター・オブ・ジ・アース(2008年製作の映画)

3.0

仕事からの現実逃避の為か、最近は頭を使わず異世界に没入出来るアドベンチャーものを観がちである。

ディズニーシーのアトラクションを思い返しながら。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.5

ドウェイン・ジョンソンが気弱な話し方をしているのが面白い。

RPGの世界観に憧れはあるのだがゲームスキルが皆無なので、映画を観ているだけで入り込めたのは有り難かった。

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.5

こんなストーリー、魔女狩りが横行していた頃に聞かされていたのなら人々が過敏になってしまうであろう事も理解出来る。   

救われているような、いないような…不気味な後味が逆に新鮮で面白かった。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

心からの信頼がある友人は、家族にもなり得る。痛みを伴いながらも、すごく優しい話だった。

ダコタ・ジョンソンの少し困ったように笑う顔が大好き。

スパイキッズ2 失われた夢の島(2002年製作の映画)

3.8

スパイキッズって子ども向けなのに何故この歳になっても面白いのか、と思っていたら監督があの「エル・マリアッチ」のロバート・ロドリゲス!流石、アクションシーンや音楽のセンスが冴えているわけだ。

ロドリゲ
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.5

愛さえあれば、がまかり通らない時代。 
後半はかなり苦しい。

マリオン・コティヤールがとてもとても美しい。彼女になら何を言われても信じてしまいそうである。

ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

4.0

煌めきと羞恥心の共存。 
現作のイメージにかなり近いキャスティングと俳優さんの演技に感動した。特にはぐちゃんの実写化は厳しいだろうと思っていたのに、蒼井優の儚さ可憐さは完璧だった。

スピッツのエンデ
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.5

結果良ければ全て良し
…と考える事は難しく、極限状態の人間の渇望ほど恐ろしいものはない。

ほんの一瞬のアンディ・ガルシア登場が謎。ジェニファー・ローレンスの美しさがなければもう少し低い評価。

キネマの神様(2021年製作の映画)

4.0

 原田マハの原作は、全ての映画好きの為にある小説だと思い号泣した。結局映画を観た後も、全ての小言を忘れて同じ感動に包まれていた。この映画に色々な想いを抱えていただろう役者さん達も、みんな綺麗でキラキラ>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.5

 登場人物がみんな心優しいので、前向きな気持ちになれる。特にニーナを見ていると、胸がキュンとなった。
 私は故郷への愛着心が薄い方だが、今でも辛い時に思い出すのは、無条件の愛と優しさを享受していた純粋
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.0

得意料理を聞かれたら、ニシンのパイと言う事にしている。劇中では煙たがられているが意外と美味しいのだ。

ドブロブニクの空を箒で飛ぶ妄想が広がる。

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

5.0

すごくヘルシーな映画。
過去に何度か大きな挫折をした事を思い出し、今からでも救われる様な気持ちになった。

ハビエル・バルデムは気持ちの悪いサイコパスな役が多いイメージだったが、この映画ではロマンチッ
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ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

4.0

アンソニー・ホプキンスの〝ファーザー〟の役はいつもしっくりくる。
悪魔に憑依された姿は博士に劣らない狂気的な演技だし、他の映画で見る機会の少ない涙はあまりにも美しい。

アンソニー・ホプキンスしか勝た
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