ヨークさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.1

俺が週刊少年ジャンプを購読するきっかけになったのは同世代の多くの子供がそうであったと思うけど『DRAGONBALL』の最新話を読みたいというのが動機であった。生まれて初めて買ったジャンプはもっと前なん>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.9

感想を書く前に先に述べておくと、前作はすでに観ている上で3Dのハイフレートレームにて本作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観ました。いや面白かったよ。間違いなく面白くはあったけど、でも映像は凄い>>続きを読む

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

4.1

俺の記憶としてはケリー・ライカート辺りから始まった気がする過去の女性監督再評価ムーブメントの一環のような感じで日本で初劇場公開されたバーバラ・ローデンの『WANDA』ですが、やたらと評判が良かったから>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

正直観るつもりはなかったんだけど周囲の良く映画を観る人たちが結構褒めていたのと、前作『天気の子』を俺と一緒にボロカスに貶したはずの友人が「面白かった」と言いやがったのが気になって観てしまいました。まず>>続きを読む

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.9

土井センセの料理が目当てで劇場に足を運んだのだが、いやこれが中々に面白い映画でしたよ。メインは料理で映画としては特に期待していなかったのもあってちょっと思わぬ拾い物をした感じのうれしさがあった。
お話
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.7

かなりどうでもいいことだとは思いますが本作『マッドゴッド』にて俺がフィルマークスで映画の感想文を書き始めてから500本目の感想文になります。1本目が2019年の1月で『来る』だったのでほぼ丸4年で50>>続きを読む

マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説(2021年製作の映画)

3.7

ファッションには疎いのでマリー・クワントといっても花柄のロゴマークとミニスカートの生みの親ということしか知らなかったので色々と知れて面白い映画でしたよ。心の中でへえーボタンを連打しまくってた。
本作は
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ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄 完全版(2022年製作の映画)

3.9

面白かった。まぁ映画の内容は『ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄 完全版』というタイトルそのまんまで、かつて岡本太郎は日本人としてのルーツやアイデンティティを探るために国内旅行をしまくっていたらしい>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.7

アーサー王の神話もトールキンの諸作もそんなに詳しくはないのであんまり突っ込んだことは言えないのだが、いやでも面白い映画ではありましたよ。しかし面白い映画ではあったんだが、なんつうのかな今さら二時間以上>>続きを読む

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.8

多分これは中々に面白い映画でサスペンス・スリラーな面もありヒューマンドラマな面もありで見応えのある映画ではないかと思いますね。冒頭に多分、と付けているのはまぁ俺にとってはよくあることなんだけど今回結構>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.1

いやー、これは超面白かったっすね。超面白かった映画だけど出来のいい映画かって言うと特にそういうわけではない。しかし出来の善し悪しよりも俺これ好き! ってなる映画でしたね。といきなり褒めから入ったのだが>>続きを読む

宮松と山下(2022年製作の映画)

3.8

特に話題になったりもしていなくてひっそりと上映されている感じの『宮松と山下』ですが、いや面白かったですよ。超面白かったとまでは言わないが面白かった。もうちょい話題になってもいいんじゃないかと思うくらい>>続きを読む

未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

3.7

有名なカルト映画としてそのタイトルとショーン・コネリーの衝撃的な赤パンツスタイルだけは知っていた『未来惑星ザルドス』ですがやっと観ることができました。なんだろな、この年まで観ずに来たし別にもういいかっ>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.6

まぁ別につまんなくはなかったんだけどなー、つまんなくはなかったんだけどちょっとなー! という、それもうつまんなかったと同意だろっていう感じの書き出しで始めていますが、いや本当にそこまでダメな映画ってわ>>続きを読む

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

4.2

本作を観たのがもう三週間くらい前であまりよく覚えていないうえにこの感想文もサッカーのワールドカップを横目で見ながら書いているので、なんというかまぁ結構適当に書いている感想だということをまず断っておく。>>続きを読む

ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

3.7

コクトーの戯曲が原作らしいのだがそっちは知らない。でも面白かったですよ。『ヒューマン・ボイス』というタイトルが中々に味わい深いのだが約30分の短編作品なのでちょっと詳しく内容を書くと即ネタバレにつなが>>続きを読む

七人樂隊(2021年製作の映画)

4.3

アン・ホイ、ジョニー・トー、ツイ・ハーク、リンゴ・ラム、サモ・ハン、ユエン・ウーピン、パトリック・タム。凄い面子である。香港映画界を牽引してきた彼らがそれぞれ撮った15分程度の短編映画をつなげたのが本>>続きを読む

呪われた息子の母 ローラ(2021年製作の映画)

3.7

シッチェス映画祭の四本目でこれが今回ラストの作品です。ヴァンパイアのやつ見逃しちゃったけど観たかったな~。どっかで再上映してくれないかな~。大体がスケジュール出すの遅いんだよな~、愚痴を言い始めたら長>>続きを読む

ノベンバー(2017年製作の映画)

3.8

予告編を見た時点ではよくあるアート映画なんでしょ? 東欧ならタル・ベーラの系譜でなんちゃってな雰囲気映画なんでしょ? と思っていたのだが、これがそうでもなくどうやら分かりやすくて結構楽しい筋書きの幻想>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.1

これはもうストレートに面白かったですねぇ。絵面も濃ければ演出も濃くて、派手な大立ち回りが満載で歌って踊ってお話はくどい! とおよそ娯楽大作系のインド映画に期待するものが全部盛りになっているのでそりゃあ>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.8

最近観た映画の中では一番可もなく不可もなくな感じだった『アムステルダム』でした。まぁ普通に面白かったし見応えのある映画ではあったのだが、別にそんなに絶賛するほどでもないという映画ではあった。
お話は第
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ビハインド・ザ・ドア 誘拐(2020年製作の映画)

3.6

『ゾンビ・サステナブル』に続いてシッチェス映画祭の三本目の『ビハンド・ザ・ドア 誘拐』ですがこれも面白かったな。今年のシッチェスは今のところ全部面白い。中々の当たり年ではないですかね。
さてお話は本作
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ゾンビ・サステナブル(2021年製作の映画)

3.8

これは素直に面白かった! 今のところ今年のシッチェスではベストかなっていう『ゾンビ・サステナブル』ですね。ちなみに知っている人が少なそうなので一応説明しておくと、本作は5~6年くらい前の『ゾンビマック>>続きを読む

ぼくらのよあけ(2022年製作の映画)

3.6

原作漫画は既読だけど読んだのがもう10年前なので内容をいい感じに忘れていて新鮮な気持ちで楽しめた『ぼくらのよあけ』でした。でしたが、いやでも自宅に帰ってから色々と思い出していくと原作にあった要素を大分>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.8

いい映画だと思うしどっちかというと好きな映画だが、観方によってはわりと厄介な映画というか必ずしも無邪気に称賛できないような部分も秘めているなぁ、という印象でしたね。そんな『アフター・ヤン』なのだが如何>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

これは面白かったなー。まさにおフランス映画といったブラックな皮肉もたっぷりだし、景気よく人が死んでいくし、でもどことなくバカバカしいから笑えるしという感じでとても楽しい映画でしたよ。
まずタイトルが『
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みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.0

わりと『みんなのヴァカンス』というタイトルそのまんまな映画であんまりそれ以上言いようもないなー、という気のする映画でしたね。いや面白かったし好き嫌いで言っても好きな映画ですが、別にそんな大したことが起>>続きを読む

耳をすませば(2022年製作の映画)

2.9

なんというかまぁ一言で言えば「キツイな…」という感想になってしまうのだが、これは『耳をすませば』という作品に対してどういうスタンスの人間なのかということで結構印象の変わる映画ではないだろうかと思います>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

面白い映画だったしいい映画だなーと思うんですがね、でも何というか素直に褒め辛いというか諸手を挙げて絶賛! 的な感想は書きにくい作品でもあったんですよねぇ、これが。
いきなり奥歯に物が挟まったような物言
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

4.4

矢野顕子の歌の世界を映像で物語にしたというだけでもかなり凄いと思うのだが、矢野顕子を抜きにしても一本の映画としてかなり良かった『LOVE LIFE』でした。いや凄い良かったな。今年の下半期ではかなりぶ>>続きを読む

バビ・ヤール(2021年製作の映画)

4.5

映画なんて好きに観りゃいいじゃんと常日頃から思っていはいるのだが、しかしこの映画はちょっと監督の意図などを理解するには結構な予備知識がいるというかぶっちゃけざっくりとでもいいから東欧史にある程度の知識>>続きを読む

響け!情熱のムリダンガム(2018年製作の映画)

3.7

わりと久々にインド映画を観た気がするが結構期待通りな感じで良かったですよ。タイトルが『響け!情熱のムリダンガム』というもので何だかアニメの『響け!ユーフォニアム』を連想してしまうのだが、似ているのはタ>>続きを読む

プリンセス・ダイアナ(2022年製作の映画)

3.8

エリザベス2世が亡くなったのがつい先日の9月8日のことなので、当然ながら本作『プリンセス・ダイアナ』はその死を受けて制作されたとかではなく単純にたまたまこのタイミングで公開されたということなのだが、し>>続きを読む

バッドガイズ(2022年製作の映画)

4.0

いやー、面白かったですよこれは。期待通りに観たいものを観せてくれた感があって非常に満足でした。そうそう、これくらいの出来のアクションありオシャレ感ありの娯楽映画を定期的に観たいんだよという感じである。>>続きを読む

ソングバード(2020年製作の映画)

3.4

ぶっちゃけそんなに面白い映画ではなかったのだがフィルマークスでの平均スコア2.9(10月9日時点)というのはやや低いかなぁ、と思う『ソングバード』でした。じゃあお前は高評価するってのかよ! と言われた>>続きを読む

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

3.6

まず最初に断っておくと期待していた映画とは方向性がかなり違っていたので、そっちかー! という気持ちでスクリーンを眺めることになったのだが、それはそれとして思ってたよりは全然観れたので、いやー良かったな>>続きを読む