「天空の蜂」を名乗る犯人に奪われた最新鋭のヘリコプター「ビッグB」。狙いは原発。犯人の要求は「日本の原発をすべて破棄せよ」。
思っていた以上に素晴らしい出来で、常に緊張感があった。何と言ってもヘ>>続きを読む
「素晴らしくて敵わないと言う時には、″素敵″と言いましょう」
質素倹約令により、娯楽の類が禁止されていた時代。女が男より弱い立場にある時代。ビードロの音、貸本屋、江戸の人々の小気味好い会話。引き>>続きを読む
金髪短パンヘソ出しつけまバッサバサでもかわいく見える女、それが有村架純。
ストーリーは「学年ビリのギャルが一年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」。あらすじなんて全く必要ないほど単純明快>>続きを読む
助監督・近藤有希さんのお話を伺う機会があった。とても興味深いと思ったのは、河瀬直美監督が登場人物たちの下地を作ることをとても大切にしているということだ。
・冒頭、永瀬正敏演じるどら焼き屋の店長がア>>続きを読む
【かがくの ちからって すげー!】
火星にただひとり取り残された宇宙飛行士であり植物学者のマーク・ワトニーの生還までの軌跡。ジャガイモが食べたくなる映画。
圧倒的な画面の美しさ。宇宙の漆>>続きを読む
若年性アルツハイマーと診断され、辛く苦しくとも必死に闘うアリスと、そのアリスを支える、愛に溢れた家族。涙無しには観ることが出来なかった。
少しずつ少しずつ、記憶が抜け落ちていく。何かを忘れたこと>>続きを読む
演劇とかクソだしお前演技下手だしもういっそぶっ壊そうぜ!っていうイカれた発想により夜の学校に忍び込む高校生のPOVホラー。カメラ回しが上手いんだコレが。
ホラー物が大好きで散々ホラー映画を観てきた>>続きを読む
「死んでる人間は死にたいなんて思わない。死んでいることにも気付いていないから」
人を殺したい少年と殺されたい少女。おかしな二人の、おかしな逃避行の話。わたしは犬なの、チョコリエッタなの、と言っては>>続きを読む
HEROシリーズの最新作。前回のドラマでは雨宮さんが出てこなくてモヤモヤしていたので、漸く出てきてくれて、何年分もの絆を知らしめる掛け合いをまた見ることが出来て良かった。それにしても松たか子全く老け>>続きを読む
「愛がすべてを 変えてくれたら いいのに」
トランスジェンダーのロランスと、その恋人フレッドの愛の話。
ドランの作る作品はどれも光の描写と色の使い方が凄まじい。青や緑、赤と言ったビビットカラ>>続きを読む
運命だったり絶対的な愛だったりを信じている女々しい思考の持ち主のトムと、愛なんて信じない、人生とは何もかもが長続きしないものだと言い張る男勝りな性格のサマーとの500日の物語。
オープニングや、合>>続きを読む
「白鯨」は未読。期待していなかったせいもあるからか中々に楽しめる作品だった。CGの出来が良く、白鯨に襲われるシーンは圧巻。30メートルもある白い悪魔。質感が凄い。触りたい。
話は「白鯨」の著者メル>>続きを読む
子供達の保護施設「ショート・ターム」で働くグレイスとメイソン、そして子供達との些細で、突き刺さるような、それでも暖かい日常。
映画であることを忘れさせるような、微かに揺れるカメラと自然体の演技。
相>>続きを読む
同性愛者である主人公トム。亡くなった恋人の葬式に出るために恋人の実家である牧場に行き、そこで初めて恋人が自分に吐いた嘘、家族に吐いていた嘘を知る。
ドラン監督の作品。原作は戯曲である。
牧場の息>>続きを読む
シリアルキラーと刑事二人の戦いの話。
しとしとと降り続く雨と共に積み上げられていく「嫌な予感」というものがハッキリと形になって目の前に現れたとき、動悸が止まらなかった。
最初のシーンからずっと降っ>>続きを読む
絵師・葛飾北斎とその娘で同じく絵師のお栄と、周りの人々との短編集。
江戸時代の人々が信じていた人ならざるものだとか、死んだあとの世界だとか。そして葛飾北斎とお栄の絵師特有の想像力だとか、そういうも>>続きを読む
前作がすごく下品な話だったこと以外は全く覚えていないのだけれど、それでも最高に面白かった!
下ネタはもちろん様々な問題を揶揄するブラックジョークの数々にあっという間の二時間。
最後には笑い疲れ&泣き>>続きを読む
場所はNY。今では世界中の人々が知っている、ワールドトレードセンターにて。
時は1974年。一つの犯罪に挑む男が居た。
名はフィリップ・プティ。
犯罪名は、″ 綱渡り ″。
これは、実話である。>>続きを読む
とても久々に観た、わりと好きなシリーズ。
悪魔に取り憑かれた女性を、その彼氏が買ってきたちょっとお高いカメラで撮影するという映画。というよりホームビデオ。
日本人の好きなゾワゾワするホラーではなく>>続きを読む
「愛を読む」。いい響き。
前半を観ていてこの物語はどこへ着地するつもりなのだろうとハラハラしていましたが、あるシーンを境にガラリと印象が変わり、とても重く切ないラブストーリーとなりました。後半がとて>>続きを読む
綺麗で、切なくて、暖かくて、突き刺さるような。どの一瞬もすべて絶対に見逃すまいと思うほどに。
この映画は「人生」そのものではないか。
常に、愛だけは、その隣に寄り添う。
人生って、希望も絶望もあ>>続きを読む
不愉快です。(至極幸せそうに)
TVシリーズの続編。
博臣さん高校を卒業してすごく格好良くなりましたね。変態度が下がったから?
シリアスなはずのシーンなのに笑ってしまうシュールなやり取り、好きです>>続きを読む
「不愉快です!」
TVアニメの総集編。
本編を見ていることを前提とした編集なので初見でこちらを見るのはオススメ出来ない。
未来編見るためのおさらいで見ました!
それにしても栗山未来かわいい。
表>>続きを読む
終戦。それがどれだけの犠牲と苦悩の上にあったのか。
誰も彼もが日本という国の未来を考えて生きている。一つの国として、日本が、この先何十年何百年と続いていく為に、今どうすべきか。
タイトル通り8月>>続きを読む
忘れられることは、死ぬことと同じだ。
村上虹郎くんの演技が好きなので見ました。あの普通さがいいんだと声を大にして言いたい。全然通らない声、ぎこちない演技!あれがクセになるんです。褒めてるんですよ。>>続きを読む
罪とは何か。罰とは何か。
真実を知る回。予測不能のサスペンス映画ではないので、大体想像通りの結果になったわけだけれども。
それでもやはり本当に皆の演技が良く、裁判をやっているだけ(途中途中に回想シ>>続きを読む
正義はどこにあるのか。
宮部みゆき原作の二部作。
全ての始まりはバブル崩壊寸前、ホワイトクリスマスの朝。
ある中学校の生徒の死体が発見される。
亡くなった生徒の、生前の、死後でさえも、何かを、誰か>>続きを読む
原作既読。
それはたった17歳の男の子が抱えるには重すぎる後悔。その荷物も共に背負って、生きていこう。10年後も。一緒に。
何よりもまず言いたいのは、山﨑賢人がとても成瀬翔だと言うこと。漫画の>>続きを読む
原作未読。
ものすごく軽く人が死んでいく作品。最初から最後までとりあえず死んでいく。何の意味もなく死ぬ。全体的な演出がコミカルというか、かわいいというか。だるまさんも猫ちゃんもこけしもシロクマも、な>>続きを読む
流れていく四季の描写がとても素晴らしい。夏の日照りも、梅雨の瑞々しさも、秋の枯葉の匂いも、冬の静けさや爪先の冷たさも、暖かな春の風も、すべて詰まっている。この一本の映画の中に。
その美しく流れゆく四季>>続きを読む