こくさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.8

またボクシング映画に傑作が生まれましたね。2000年代以降邦画もこのジャンルだけは、世界と互角に闘えてます。→山Pの『あしたのジョー』除く。

それだけこの国がハングリーというか、貧しくなっているのか
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オーバードライヴ(2013年製作の映画)

3.2

無実の罪で刑務所に入った息子を救うため、ロック様が麻薬取引の囮捜査に協力する。

ロック様のルックに対して、「お前みたいにビビりな黒人は初めて見たぜ」と言い放つ麻薬の売人、マジで人見る目ゼロ。

ロッ
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天上の花(2022年製作の映画)

2.0

主人公は詩人。師匠の妹に恋して、妻子を捨て結婚。でも酒浸りで収入はなく、ひたすらDV三昧。実話の映画化だそうですが、遺族に訴えてられそうな内容。しかも、スキャンダラスに描いているが、かなり浅い。

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コロンビアーナ(2011年製作の映画)

3.3

家族を殺された少女が、成長して復讐。本当にこれだけのリュック・ベッソン系映画。ベッソン、このパターンから逃れられないのか。

ハンドタオルを使った殺陣はなかなか新鮮でした。

ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)

3.0

もの凄く良いお話だし、問題提起もしてる。でも、ごめんなさい。自分には感動ポルノに見えた。ただ、僕の僅かな税金は全てこういった仕事をする保健所職員に渡ってほしい。

もうすぐ殺処分される犬たちと、その面
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インパクト・アース(2015年製作の映画)

2.8

小惑星の衝突で人類滅びるカウントダウン映画。いつものように、その事実を知るのは一部の科学者のみってディザスター映画のパターン、流石に飽きてきた。 

有能なはずの科学者や医者が1ミリも予想できなかった
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龍が如く 劇場版(2007年製作の映画)

3.0

三池崇史で歌舞伎町でヤクザ。面白方程式をクリアしてるのに、何故かつまらないという珍作。この頃から三池はスカ混じりになった。

ただ、ゲームのバカバカしさをそのまま活かしている姿勢は好き。北村と岸谷が命
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.6

モンスターバース。少しづつ盛り上げてきたテンションはこれで終わったかな。アダム・ウィンガード監督。好きだけど『デス・ノート』も失敗してたし。

ゴジラの無双は良かったが、コングの余りに弱い扱いと唐突な
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耳をすませば(1995年製作の映画)

3.1

宮崎アニメ枠の作品です。一時期のスピルバーグ映画と同じ。監督がべつの方でも、宮崎映画として宣伝されてました。

自分はシネフィルではないですが、キャラも脚本もパヤオ担当のこの作品が、宮崎アニメではない
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ザ・ターゲット 陰謀のスプレマシー(2012年製作の映画)

3.1

アーロン・エッカートがジェイソン・ボーン的な元殺人マシーンなスパイ、しかも子持ち。という違和感さえクリアできたら楽しめます。

主人公の娘さんとかも、素人のはずなのに、工作員を拳銃でバンバン撃ってよう
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.8

安いホラー監督から、不気味な普通の人を描くのが、どんどん上手になっている安里監督。高良健吾を皮膚感覚キモいと思える描写力凄い。激しいDVセックス描写は、全盛期の三池崇史にも負けてないかと。監督女性です>>続きを読む

ザ・ディープ(1977年製作の映画)

3.2

ダイビングが趣味の新婚カップルが、新婚旅行ダイビングで難破船を発見! ヤバい人々に狙われながらも、難破船のお宝をゲットしようと奮闘します。

もうね、一般人が得体の知れないマシンガンを持ったヤクザ者に
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.8

クオリティにムラのある松居大悟作品では『アイスと雨音』『私たちのハァハァ』と並んで好きな作品。

7月26日だけを過去に遡りつつ描く構図がいい。コロナ禍で押しつぶされそうな日々から、キラキラと輝いてい
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.5

アナキンがこんなに悩んでキレて恋をして酷い事をしましたサーガ完結。長すぎる蛇足感はあったが楽しめました。シスの支配の始まりから、ジェダイの終わりが描かれます。

アナキンがとにかく酷い。メイス・ウィン
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

4.2

前作から10年後の設定。既にイキってる若き日のダースベイダー。こりゃ必ず闇堕ちするなという描写ばかりで、作劇的には少し厳しい。あからさまなんです。

オビ・ワンの冒険によって明かされるストーム・トルー
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.6

映画化自体は嬉しい。ただ、奇跡の続編、というかプリクエルがとんでもなかった事例として、映画史に残るかも。

『SW』というどこにもないはずの世界のポッドレースが、演出やディテール含め現実のF1にそっく
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.5

『クローズ』シリーズに関東連合の誕生から発展までを絡め、それにタイムリープまで盛り込んだ原作者凄い。

ほぼ、ヤンキー成分のみの映画なので、人を選ぶかも。

少しだけ格闘技的な視点で見ると、登場人物の
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スター・ウォーズ/ジェダイの帰還 特別篇(1997年製作の映画)

4.6

恒例のCG追加祭。

インペリアルシャトル着艦シーンで、ストームトルーパーの数が増えました!

こういった改変を楽しめる人向け。

ラスト、帝国崩壊を祝う星が追加でやたらと増えてます。だったらお前らも
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

4.6

SFXは進化したが、お話はエピソード4とほぼ同じだった。まさかのデススター再建! でも今作のハリボテバージョンの方が好きです。

物語の大部分はイウォークたちが支えています。本当です。子供の頃、シリー
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スター・ウォーズ/帝国の逆襲 特別篇(1997年製作の映画)

4.9

私の記憶が曖昧なのか、既にオリジナルが完成されていたのか。あまり違いが感じられませんでした。

傑作には違いないので、好きな方を観ればよいと思います。

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

5.0

前作の直後ではなく、またここまでの過程が字幕説明のみ。いきなりオープニングからクライマックスっぼい戦いという凄まじい構成。あり得ないのに面白かった。ホスの戦い好きです。

ヨーダの元でのジェダイ修行の
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スター・ウォーズ 特別篇(1997年製作の映画)

4.9

現在はこちらがスタンダードなのか。

酒場のクリーチャー、借金の取り立てにくるジャバのCGなどが追加。特に再鑑賞しないでもよい。

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

5.0

僕が生まれる前に、SF映画は完璧な形で完成していたのであった。

再鑑賞したらアラがあるかもと思ったが、完璧。この1作でやめていたら、本当に伝説の映画になっていたでしょう。9作も続けた事で、変な終わり
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

5.0

宮崎アニメが社会現象となってしまう前、純粋に内容のみで評価されていた時期の最高傑作かと。本当に声優が誰かとか、主題歌がどうとか、監督の発言とかも関係ない。

『指輪物語』のように、ラピュタ伝説のある作
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.1

ナショナルランプーンなコメディだった前2作の正統派続編でありながら、完全なジュブナイル映画になっているのは凄い。
変な例えだが、昭和から平成の『ゴジラ』シリーズと『シン・ゴジラ』の関係を真逆にした感じ
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百合の雨音(2022年製作の映画)

3.0

今回のロマンポルノ復活企画のなかで、過去に本当にロマンポルノを撮っていたのがこの金子監督。平成『ガメラ』3部作、『デスノート』の巨匠が、今更低予算ポルノに挑んでいるのは凄い。正直、ガチなお爺さんですよ>>続きを読む

ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.0

子供の頃、かなり好きな映画だったのですが、記憶の中で美化され過ぎていたか。虚無と戦うという曖昧なファンタジーだったな。唐突に白馬も底なし沼にハマってた。全てが唐突で曖昧だった。

ファルコンの犬のよう
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.0

舞台が本業の根本宗子らしい脚本だと思います。行定勲監督が『劇場』のクライマックスでやってみた事を、もっと馬鹿ストレートに大胆にやってます。

駄目男に恋する女。全く別の4カップルの話が、文字通りストー
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ラッキーナンバー7(2006年製作の映画)

4.0

殺し屋とマフィアと一般人によるドタバタコメディかと思ったら、ある男の人生を賭けた壮絶な復讐劇でした。タランティーノからの影響も感じました。

ふたつのマフィア組織が、残忍な割には間抜け過ぎる感じもしま
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トラック野郎 望郷一番星(1976年製作の映画)

3.8

シリーズ何作目かも分からず鑑賞しましたが楽しい。こんなおバカ映画、昔の邦画にはあったのですね。ちょっとドリフのコントのような雰囲気もありました。

北海道を舞台に、トラック走らせて荷物運んで喧嘩して恋
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マーベル・ワンショット:エージェント・カーター(2013年製作の映画)

3.5

立派に1本の作品でした。

『キャプテン・アメリカ』のラストから、から『エージェント・カーター』の誕生までを描く。

カーター、ヒロインポジションの印象だったので、ここまで強かったのかと感心。ブラック
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レッド・サン(1971年製作の映画)

3.5

天皇からの貢物をアメリカ大統領に届ける武士。その武士を乗せた列車が強盗に襲われ大活劇に!

大体、江戸幕府の頃の設定だろうか。西部劇の世界で武士がインディアンやガンマンと戦うというトンデモな世界観が良
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音楽(2019年製作の映画)

3.1

色々な人に絶賛されていたが、アニメ映画としての新しいさみたいな物は感じませんでした。

バンドを始めて音を鳴らすまでが、クライマックスのような映画。坂本慎太郎や岡村靖幸の声優挑戦など、サブカルな人々に
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D-TOX(2002年製作の映画)

3.1

スタローンとサイコサスペンスという食い合わせの悪さ。それにしてはなんとか観れた。

全く犯行手口がバラバラの警官連続殺人鬼が大暴れ。恋人まで殺され精神崩壊したスタローンは、何故か人里離れた激寒の施設に
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リ、ライト(2022年製作の映画)

2.0

地域映画としては正しいのだろう。ただ、川越はこういった地域映画を必要としないほど、個性ある人気の町だと思います。

梅宮アンナの従姉妹がジャズシンガー役。無理がある。余りに歌が下手だった。しかも、ジャ
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ミッシング・デイ(2014年製作の映画)

3.0

養子を迎え入れるため裏ルートを使った夫婦が、当然のごとく酷い目に遭う話。本当に簡単にお金で養子を買おうとするので、同情できない。

何度も金を要求する養子縁組詐欺集団の話をもっと丁寧に描いて欲しかった
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