こくさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

マーベル・ワンショット:”チーム・ソー”結成(2016年製作の映画)

3.6

『シヴィル・ウォー』に参加しなかったソーが何をしていたかというだけの話。

余りに短いですし、ファン以外には意味ない作品です。ただ、MCU補完としては楽しい。

大奥(2010年製作の映画)

3.8

NHKのドラマの原型。

謎の奇病で男子ばかりが死んで、女性が国を支配している江戸。大奥も逆転して、女徳川将軍が美男子たちを囲う世界に。

マジで嫌味でなく素晴らしいので、こういった映画はどんとん量産
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.3

何度観てもヤバい。本当に何で成立したのか分からない映画。凄いまずいコンビニ弁当やカップ麺を、5000円出して食べたみたいな、不思議な気分になる映画。

遠く離れた星でもジェダイやシスならライトセーバー
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.2

初見の時は満点。やはり懐いしエモかった。2回目ほあざとさを感じました。

歴代最高の交際相手が、何故か30年経過したのに当時のイメージのままで現れた感じ。それはありえない。錯覚ですw

エピソード4を
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死霊の罠2 ヒデキ(1992年製作の映画)

3.7

子供の頃、東京の中野にあった場末の名画座で鑑賞。なんと、その劇場のみのロードショー。全く意味が分からずグロいだけという印象。30年越しの検証のため、ブルーレイを買いました。

シリーズの繋がりは皆無。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

まずA24作品だからと絶賛する人は無視。近年の「A24作品なら最高」という人はどうしても信用できません。

本作を評価すべきなのは、完全に今のマーベル映画の時代だからこそ成立した作品だという点。『MC
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どら平太(2000年製作の映画)

3.0

おそらくですが、庵野秀明が『エヴァ』で丸パクりしたであろう市川崑作品おなじみのクレジットのフォントデザインやレイアウトがめちゃくちゃかっこいい。ただ、本作は『エヴァ』よりも後発なので、こっちがパクりに>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

2.9

優雅な富裕層達を乗せた豪華クルーズ船が沈没。無人島で金持ち客とトイレ掃除おばさんの力関係が逆転。

設定は面白そうだったのだが、肝心のクルーズ船沈没まで90分は長過ぎた! そこまで待たせたのだから、難
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心に吹く風(2017年製作の映画)

3.0

学生時代好きだったあの人に再会!
でも何もしないぜ! キリッ!

そんな映画でした。韓国人監督らしいタッチでしたね。ストイックな純愛は良かったです。

ヒロインの学生時代を駒井蓮が演じていてかわいいの
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キラー・エリート(2011年製作の映画)

3.2

ステイサム、デ・ニーロ、オーウェン!

主役級の人々がわちゃわちゃ殺し合うので最後までなんとなく楽しく観れました。

ただ、まじめに観ると疑問だらけです。

主人公は超有能な傭兵兼殺し屋。それが簡単に
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.4

原作、随分前に買いました。ラノベ調のホラー作を量産してましたが、本格嫌ミスを書けるまでに成長した作家さんです。

これを白石和彌監督手堅く料理。少年少女への拷問シーンが何気に過酷です。阿部サダヲ満点。
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.2

刑事物としても、恋愛物としても、かなりぶっ飛んでますが、切実な愛が描かれてます。かなり方向性を間違えてますが。

重度のミュンヒハウゼン症候群の人が、凄い純愛をしちゃった。そんな映画です。

グレイマン(2022年製作の映画)

4.1

CIAの殺し屋たちによるエゲツない暗闘。ルッソ兄弟、流石です。楽しめます。

ただ、これそのまんま『ジェイソン・ボーン』最新作だったとしても、全く変わらないです。グレイマンをボーンに変えても、話成立し
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真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

2.6

正直、映画としての完成度は厳しい。タイトルと内容もあってないし適当です。

だが、巨乳グラドル演じるバカなユーチューバー達が、次々と殺人鬼の毒牙にかかり、生きたまま解体されるというのはホラー映画として
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.9

いつもマイケル・ベイのダメな神業で期待値を下回ってきた僕たちの『トラフォ』シリーズだが、もしかしたらこれは一番面白いかも。

呆れるほどわちゃわちゃ戦争を続けているロボット二大勢力は、全く進歩なし。と
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東京流れ者(1966年製作の映画)

2.7

余りに出鱈目な、殺し屋というかヤクザのバトルが楽しめます。

東京のシーンは途中までで、中盤からは脈略なく各地方を転戦します。

鈴木清順らしく物語は破綻していますが、画はスタイリッシュで美しい。当時
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呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

2.9

ドラマシリーズの続編? 勿論、全く知らないで見た自分が悪いのですが、心霊バスターズ的な主人公たちのキャラ、立ち位置が全く分からず大変でした。いきなりマーベル見た人の気持ちになりました。邦題で匂わせて欲>>続きを読む

最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.5

父親の葬儀で明かされる家族の秘密とは?

凄い構えて観ていたせいか、秘密が余りに凡庸で驚きました。この脚本にこの豪華キャストが集結したのは凄い。戸田恵梨香を非メジャー作品で見るのは珍しい。

正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官(2009年製作の映画)

3.9

アメリカの移民問題を扱った作品。一応、不法移民を取り締まる捜査官としてハリソン・フォードが主役で、アクション映画風な描写もあるが、根深い問題をシリアスに描いた群像劇です。

とにかくグリーンカードが欲
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

4.5

子供の頃は退屈な映画に感じましたが、大人になって観ると傑作でした。

ベトナムの狂気を描くという意味では、非常に分かり易いし、変に観念的な『地獄の黙示録』よりも、本当に「駐留地のすぐそばにある地獄」を
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みんな生きている ~二つ目の誕生日~(2022年製作の映画)

2.6

実際の骨髄移植経験者が、経験を元に演じてるという事で、前提として演技のリアリティに関しては誰もなにも言えない。

ただ、それゆえ映画的な大袈裟な仕掛けや盛り上げを避けたのかもしれせん。そういった部分は
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クイック&デッド(1995年製作の映画)

4.2

久しぶりに観たらやはり傑作でした。サム・ライミ流石だな。

様々なハリウッド映画の西部劇で使われてる『例の町』のセット内のみの物語。悪徳保安官が開催した命懸けの早撃ちトーナメントが開催されるだけ! こ
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終わった人(2018年製作の映画)

2.9

定年退職で暇になったお父さんが色々チャレンジする映画。本当にそれだけ。

広末涼子演じる、ちょいレベル高くて無理目な美女にアタックして玉砕するのはよかった。

かつてJホラーを牽引した中田監督作品だっ
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完全なる報復(2009年製作の映画)

4.0

舐めてた一般人が、国家に雇われてる凄腕殺し屋でしたパターンです。

強盗に妻子を殺された主人公が、強盗犯だけでなく、甘めの判決に導いた裁判官や検事、弁護士まで皆殺しに。ジェラルド・バトラーらしい豪快な
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ふしぎな岬の物語(2014年製作の映画)

2.6

どんなに時代が変わっても、素晴らしい物語を作ろう! という方向性でなく、ひたすら無垢でモテモテな吉永さゆりを維持しよう映画。アイドル映画としては正しい。

この立ち位置に、NOと言わないで生きてきた吉
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ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

3.7

コロナ禍以前に製作されたというのに驚いた。偶然に未来を予測してしまった系映画。

触れたら10秒で死ぬというピンクの雲に覆われた世界。人々はひたすらひき籠る。

食料や生活必需品がドローンで届くのです
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

面白いが、これが最高の邦画かと言うと違う気もします。またこの映画を長文で語ることこそが、シネフィルというよりも、個人的に唾棄すべきハルキスト的な行為なので、絶対に避けたい。

元は短編ですし30分で終
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ステルス(2005年製作の映画)

3.5

ロブ・コーエン監督なので、良い意味で細かい設定は適当ですが、ひたすら画とアクションはカッコいいので満足。

未来のステルス戦闘機が超音速ドッグファイトしてるだけでお腹一杯。

雷に打たれただけで狂って
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DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

3.3

噂に聞いていた庵野監督の自主制作作品。岡田斗司夫というノイズも懐かしい。当時は本当に仲良かったのかな?

正直、学生の自主制作映画レベルだと思っていたが、今放送してる『ウルトラマンデッカー』より面白い
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バーバリアン(2022年製作の映画)

4.2

またぶっ飛んだホラー映画。全くタイトルから内容が想像つかない。前情報はないほどいいです。

ただAirbnbを利用した事ないですが、地獄であると断言する姿勢は大好き。得体の知れない人の「空いてる部屋」
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.6

思った以上に『サマーウォーズ』でディズニーだった。細田監督、余りに成長なくて驚いた。もう完成されてるのかも。

仮想空間やSNSの描き方が、余りに今を意識し過ぎていて、普遍性がない。また、世界中に支持
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ローグ(2020年製作の映画)

3.0

南アフリカ。テロリスト集団に拉致された少女達を救う傭兵部隊! 掴みは最高でした。

中盤からは人喰いライオンとの戦いも始まりカオス状態に。

気楽に観るには良い。フルCGっぽいライオン。もう少しグラフ
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ゆめのまにまに(2022年製作の映画)

2.6

主演のこだまたいち。まだ作品を牽引できるだけの力はないように思える。ミュージシャン、モデル、俳優を名乗っているが、峯田や星野源の背中は遠い。

物語自体は非常にミニマムなお話です。やはり村上淳は、一度
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ライブリポート(2019年製作の映画)

3.2

『ダークナイト』ではいい役者だと思っていたアーロン・エッカートが、B級アクションのヒーローとして雑に消費される。嫌いじゃないです。好きな俳優がVシネ的映画や、資金謎のご当地映画にでた時の納得感w

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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.7

テレ東ドラマの映画化あるあるだが、全くスケールアップしていない潔さはいい。冒頭の京都旅行だけ、スペシャル感あり。

本当にテレビシリーズの延長で、映画的なクライマックスはないです。シリーズのファンなら
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.2

完全に映画のクオリティで、良い意味で驚きました。

ソー3作目では添え物扱いだった面々が大活躍してます。ただ、サノスと戦ったメンバーが、アメリカの警官に認知されていなかったのは、少し雑にかんじました。
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