こつぶライダーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.2

飲み込んだ後は、出さないとね。

異食症を扱っているということで、職業柄気になっていた作品。
静かに進行する展開はスリラー感が満載だが、それほど大きな動きがないままラストを迎える。物足りなさを感じてし
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.5

劇場で腹抱えて笑った作品。
今回で3度目の鑑賞だが、何度観ても面白い。笑いが突き抜けている。

基本的には埼玉disりながら埼玉愛に溢れたコメディ。
しかし、BLや友情、地域間の関係性を学べたりと多方
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.5

うわぁ。胸が痛くなった。

赤ちゃんポスト、人身売買。
望まれない妊娠の先にある生命のドラマ。
結構な重さがある内容だが、それを良い意味でメロドラマに感じさせてくるのが是枝節に感じました。

この作品
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グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

3.0

駄作とは言えないが、面白かったか?と聞かれると……う〜ん、、、実にビミョー。

妻に先立たれた高齢者が娘家族の家へと引っ越してくるが、自分の部屋を明け渡すこととなった孫息子が憤慨し、何とかして奪還を試
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

3.8

冒頭10分が神過ぎて泣ける。
それ以降は毛色を変えて冒険ものになるが、ハラハラドキドキ展開とまではいかず。
あくまでも心温まる、ディズニーらしいハートフルな作品だ。
ラストには「冒険するのに年齢は関係
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

騙し合いバトルという過剰なフレーズや予告との印象が違うという声がある中で、情報を出来るだけシャットダウンして観た私の評価としては「中の上」かな。

主役を務める大泉洋さんがハマっている。
ひょうきんな
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

4.0

37歳、離婚危機のパパ。子どもたちからも見放され、職も失ったある日、17歳の姿に戻ってしまう…。

人生は選択の連続。
"あの日こうしていたら未来は違った"と後悔するよりも"あの日こうしたから今がある
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

前作でめちゃくちゃぶっ飛んだ私でしたが、どうもシリーズ化に疑問視しておって劇場へは足を運ばなかった。

ようやくアマプラにて鑑賞。

やはり予想通りハマらず。

どうしてもエスターの正体がわかっていて
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来る(2018年製作の映画)

4.0

豪華キャストで贈る、極上のホラーエンタメ作品でした!

澤村伊智による小説『ぼぎわんが、来る』を映画化した作品。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
社内では子煩悩で愛妻家で通っている田原秀樹
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そしてバーバラはアランと出会った(2022年製作の映画)

3.2

障害者たちよ、立ち上がれ!!
90年代のイギリス全土で巻き上がった運動をドキュメント&アートタッチで描くテレビドラマ映画。

この活動もバーバラとアランについても無知の私からすると、よくある活動家の映
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キャラクター(2021年製作の映画)

4.0

うん、ラストの尾の引き方が好きぃぃい。

邦画サスペンスってさ、どうしてもリアリティに欠けたりゾクゾク感が足りなかったりして毎回失敗する。
今作も豪華なキャストで、前評判も高かったから、余計に心配して
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パラダイス 人生の値段(2023年製作の映画)

3.3

時間を買うことが出来る近未来のお話。
貧困層が富裕層に自分の寿命を与える代わりに金銭を得られる。
かなり富裕層と貧困層との差が生まれている未来だとわかる。
パッと見、難民キャンプの規模からしてかなり裏
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

本当によく分からなかった。
『シン』シリーズでは一番訳わかんなかった。

わたくし、仮面ライダーめちゃくちゃ好きなんですよ。特に昭和のライダー、RXあたりまでは大好きで。
年代的にはクウガ、アギトあた
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.9

いやぁあああああ、こんなことある!?

かなり事実っぽさ出してる演出、リアルの追求、次の展開が気になる感じ、フィンチャーらしい。

ラストの決断は…うーん、、、難しいなぁ。オレだったらどうするんだろう
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.0

あまりにもクオリティが酷すぎて前半はげんなり。高校生が作った方がもっとレベル高いと思う。

しかし、中盤2周目に行くと…なるほど、そんな展開か。と今度は笑えてきて…。

まあ、ひねりのないラストも含め
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.0

続編にして初作を超えてくる凄味。
幼き頃に父と地上波ロードショーで観た思い出もある作品。
シュワちゃんは永遠のヒーロー。今観ると当たり前だが若い!!やっぱり筋肉どうこう以上に顔が美形です。

言わずと
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

言わずと知れたジブリの名作。
数多くある宮崎駿監督の作品の中でも、かなり評価が高く、出逢う人からはこれこそが最高傑作だと聞く。
興行収入こそ『千と千尋の神隠し』に及ばないものの、そこはきっと大人向けだ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.3

イーサン・ハント最終章だけある敵だらけの騙し合いの戦い。しかも相手は姿のない存在…。

トムは還暦と思えないアクションだった。
シリーズが進むごとに過激さが増すのが俳優泣かせなはずなのに、彼はむしろ喜
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呪詛(2022年製作の映画)

3.5

呪いの連鎖。

オカルトホラー好きの彼女が観て「よくわからない、つまらなかった」と言い放った作品。
台湾ホラーには馴染み薄だが、実は我が息子、ホラーゲームの実況動画が大好物で、その中にめちゃくちゃ怖い
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.0

横浜には6年間住みました。
社会人になり、酸いも甘いも経験したあの頃が懐かしく思い出されました。

メロドラマな今作。
ジブリ過去作と比較すると『海がきこえる』『耳をすませば』のような現実路線で動くド
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

風立ちぬ→ハウル の流れ。

ネタバレ厳禁のため多くは語れませんが、ひとつだけハッキリ言えるのは、ジブリの王道ファンタジー作品だったということ。

懸念していた重たいテーマに対する説教臭さみたいなもの
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.4

ツッコミどころ満載ながら、随所に不気味さを漂わせていた点で満足度が高い作品でした。

そもそもあんな不気味な人形をプレゼントする夫( º дº)<キェァァァェェェェァァァァァァァァァァ
だし、素で喜ぶ
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.0

ナウシカの敵も味方も救いながら、虫や植物ら自然を愛する姿に感動。

2度目の鑑賞、所々覚えていなかった。

いやージブリの中でかなり初期作でありながらも、上位を争うであろう作品なのがわかる。
あまりに
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.2

クリストファー・ノーラン監督大好きマンであるが、今作だけはなかなか観る機会がなかった。ようやく観てみたが、歴史がわからずいまいちパッとしなかったというのが正直な感想です。

陸、海、空の3つの視点で戦
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.0

事故物件で霊的現象に遭遇しては次に移るオバケロードムービー。

中田秀夫監督と言えば『リング』シリーズや『仄暗い水の底から』でハリウッド進出(リメイク化)をしたホラー映画界の重鎮な印象だが、彼はそもそ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.4

黙って家族みんなで生き抜くんじゃ!

いつしか戦う女性像を演じることが多くなったエミリー・ブラント主演でおくる、モンスター/ホラー。
どっちかというとホラーよりもモンスターサバイバル系といいますか…
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.5

黒人彼氏が白人彼女の実家に招き入れてもらうが「黒人ってスゲェよなー!」と持ち上げ方が明らかに気持ち悪い。使用人の黒人らに「ヘイブラザー!」言って拳で挨拶したら「ハロー」と握手されちゃう。なんだこの気味>>続きを読む

トールガール 2(2022年製作の映画)

3.2

不安との付き合い方。

コンプレックスに打ち勝てた前作。次なる試練について描いた続編。
ラブコメ路線を延長しながら、前作で悪役の立ち位置だったキャラクターを善人へとイメチェンさせた意欲作だと思いました
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.5

沈黙は同罪。

仲の良い姉弟の元に父の再婚相手であり継母となる女性が来てから生活が一変。虐待を受けたのち、弟は殺されてしまい、その罪は姉に着せられてしまう。

まるで地獄絵図だった。
虐待の様子として
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.8

誰も知ろうとしない。

このような子たちが実社会にいる日本。
周囲の無知、我関せずな地域社会の崩壊こそが問題。

社会福祉が彼ら彼女らを救い助けるには限度があるわけで、そこに踏み込んでいける存在があれ
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.0

わびさび。

是枝監督にしては毒気が薄いだけに地味さは否めないが、一番日本らしいわびさびを感じることが出来る作品だと思う。

放映当時は、それほど話題になった記憶はないが、観返してみると、随所に是枝監
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

人生は思ってることは起きない。思ってもみないことが起こる。だから進まなきゃいけない。先へ、先へ。

何から書くべきか…凄く迷ってしまった。
設定はとてもありえそうで、でも非日常感もあって。
モノクロ映
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マスク(1994年製作の映画)

3.5

アニメーションと実写の融合による、ハチャメチャコメディ。

おそらくジム・キャリーとキャメロン・ディアスを一気にスターダムへと押し上げた作品じゃなかろうか。

とにかくこの頃のキャメロン・ディアスは神
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.5

皮肉で盲目な退役軍人の男。未来に絶望的した彼の希望を紡ぐ物語。

私がこの作品を語る上で避けられない話題がある。
それはある女性との出逢い。

別に恋や愛でもなく、ロマンチックなものではない。ただ、間
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

4.0

村社会の裏の顔。腐敗からの脱出。

犯罪者の子として村八分にあってきた主人公が、都会から戻ってきた幼馴染によって救われていくが、栄華は長くは続かず、次々と事件が巻き起こっていく。
目をつぶりたくなる社
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

4.0

義理の伯父vs叔父

前作よりアクションのスケールアップは当然ながら、身内に焦点を当てたことにより主人公タイラー・レイクへの感情移入がしやすくなった。
前作から続く彼の過去への後悔がようやく晴れるのか
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