こうたろうさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

こうたろう

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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

IMAX上映で改めて鑑賞。

 大好きな作品なんですが、いかんせん物語の時間が短い。
壮大な世界観を1本の映画に収めた副作用として登場人物達が終始状況説明に徹している点と夢世界の設計者の手腕がどう活か
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透明人間(2019年製作の映画)

3.4

いるの?いないの?やっぱいるの?って演出が好きです。透明ってそういうことか。

アップグレード(2018年製作の映画)

4.2

低予算ながら面白くさせる工夫が随所に入ってて感心しまくりでした。終始飽きさせない脚本も演出も素晴らしいんだけど、特にアクションシーンのカメラワークはよく考えられてる。こういう作品に巡り合うとAmazo>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.8

他者に耳を傾けたり理解しようとする姿勢が少しでも拡がれば…と思うがそれを拒むのは貧富格差の拡がりや人種差別が根底にあるのかな。
同僚はクレイジーだし異動初日からとんでもない事件に巻き込まれるポマードさ
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.2

ドロップキックで車のミラーを蹴り落とすシーンはポンジュノの一八番ですね。
困った顔のペドゥナだけでずっと見てられる。

海にかかる霧(2014年製作の映画)

4.0

船員たちを養うために良かれと思ってグレーな仕事を引き受けた船長が次第に狂気に駆られて一線を超えてしまう過程が恐ろしい。特に映画の内容調べずに見たので、途中のあるシーンにはかなり衝撃でした。
そして、余
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.3

小学生の頃、乗車中の新幹線の中で1号車から16号車まで歩いて探検した際にグリーン車の雰囲気の違いに子供ながらに格差を感じたのを思い出した。

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

好きな子に近付きたくて、その子の好きな本や音楽を調べたりする気持ち超分かるなー。
偉大な哲学者や詩人の言葉を引用するより、拙い言葉でも自分の言葉で相手に気持ちを伝える事が大切だという物語の帰着も良いよ
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.4

 昔レンタル見たけどこのタイミングで再鑑賞。今見るとパラサイトと共通している部分も多い。ポンジュノ作品はやはり貧困層に寄り添った視点で体制側を批評する視点は一貫しているね。
 怪物が初めて登場するシー
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.4

観終わった後、感想を上手く言語化できない。母として過剰とも思える無性の愛情を注いできてある意味”全てをコントロールしてきた”と思っていた息子が自分の知らない顔を見せる度に物語の緊張感が高まっていく脚本>>続きを読む

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.2

 洪水により動物園からワニが民家に流れてきて人間を襲うという偏差値70超えのインテリ映画なんですが、ジャンル映画はこうあるべきというツボは押さえていて楽しめた。
 家の床下でのシーンが多いんだけど、主
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

「乗り物で戦う映画において、車両を整備するシーンがしっかり描かれてる映画にハズレなし!」と思ってるのですが、今作もまさに整備シーンから戦車戦まで最高でした。やっぱ戦車は市街地戦ですよね!監督わかってる>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

脚本が秀逸なコメディ映画。フライドチキン食べながら見たい。

メランコリック(2018年製作の映画)

3.3

松本役の磯崎義和さんの演技が素晴らしくて、実質的に主人公ですね。アクションも様になってたし新たな才能ある俳優を知れたことが大きな収穫。あと、銭湯に行きたくなった。

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.6

笑っちゃうくらい主人公が最悪な状況から物語がスタートして行き、この話は何処に向かうのか惹きつけられたまま見終えた。サクッと面白い作品。

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.0

白黒の資料映像から復元されたカラー映像に切り替わった瞬間はまさに現実の戦場に引き摺り込まれるような感覚に襲われる素晴らしい映像体験。

いつの時代でも戦争の一番の犠牲者は純粋で無垢な若者達だ。

37セカンズ(2019年製作の映画)

3.9

車椅子の主人公目線での見上げるようなカメラワークが日常の風景を別世界の様に見せてくれる。視点を変えると、まだまだ知らない世界があるなー。

音楽(2019年製作の映画)

3.6

主人公がバンド活動続ける際の障害として「飽きる」という感情を持ってきたのが素晴らしいなと。実際、仕事も勉強も趣味も「飽きる」って心理が一番厄介だよね。

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

「映画」は、社会的弱者やマイノリティや体制側と闘う人々のために存在してると私は思ってるので、こういう作品が世に出て評価されることが素晴らしいと思います。

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.5

盲目の方が"見ているであろう世界"が映像表現として上手く伝わって来たし、視力が無い状況でのアクションは「ドント・ブリーズ」の様な緊張感があって楽しめた。
あと吉岡里帆の演技は今まで平凡と侮ってたけど、
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初恋(2020年製作の映画)

3.0

毎朝おはスタで見てたベッキーが、今では「ぶっ殺す!」と鬼の形相で叫びながら元気に刀を振り回してるよと小学生の頃の自分に伝えたい。

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

 貧困層が生まれる原因は本人が怠けてる訳ではなく、社会のシステムが利益の最大化に最適化され、それが極限まできてるから。ラストシーンの主人公の姿は、これが他人事では無いと観客に示してるようでした。
 日
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.8

 大迫力の銃撃戦や爆破シーンを期待してたが、この映画のキモはそこではなかった。戦場において主人公の不安、葛藤、決意と成長していく姿がワンカット風撮影によってシームレスに伝わってくるのが今までにない体験>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.4

子どもの頃、友達の家に遊びに行きそのまま夕飯によばれて友人の家族と一緒に食卓を囲んだときの居心地の悪さとか不安感とか。そういった他のコミュニティに触れた時のなんとも言えない”気持ち悪さ”を全編に渡って>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

とりあえず、あの半地下一家がビバリーヒルズで様々なセレブの豪邸に侵入するシリーズで続編を強く希望。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

私の中で、スカーレット・ヨハンソンは理想の母親第1位になりました。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

どうやってフェラーリに勝てるマシンを開発出来たのか、、っていうエンジニア目線の部分が弱かったのがちと不満。だけど、シェルビーとマイルズの関係性の描写は良いね。2代目社長がマシンに同乗するシーンはホント>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.0

 追加シーンのすずとリンとの交流シーンは作品全体の印象を変えてしまうほど重要であったと気付かされた。
 劇場で見て良かったのは音響が素晴らしいこと。日常会話のシーンの背後に戦闘機が飛んでる音や迫撃砲の
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

1.6

 夢を追いかけ続ける苦悩とかスターになる事への代償とかそういった主人公の葛藤が無い中身スカスカゆるふわ系映画。周囲の人達はみんな主人公大好きで誰も悪人はおらず、これ全部夢オチなのか?って疑心暗鬼になる>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

スカヨハとアダムドライバーの演技も圧巻だけど、脚本が何より見事だなぁと。お話は悲劇な方向に進んでいくが、コメディらしく笑えるシーンも随所に散りばめられてるからこそ、2人の離婚劇がとてもリアルに感じる。>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.4

心理戦メインの超能力バトルは好み。キューブリックとスティーブン・キングの両者にリスペクトを感じる脚本で、ラストのほうはシャイニングの同窓会みたいな雰囲気でした。

イカロス(2017年製作の映画)

4.5

 Netflixのドキュメンタリーの中でもトップクラスに面白い。何より怖いのは、この事件は未だに解決されず告発者は現在進行形で生命を狙われてる点である。
 作品の中で、相反する2つの意見を矛盾してると
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.5

LSDでハイになった状態を客観的に撮る演出は面白い。序盤のダンスシーンも凄いが音楽も素晴らしい。

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

 T-800が家庭を持って田舎で悠々自適に隠居生活してる姿が良かった。
もう、機械との戦争とか人類の存亡とかどうでもいいから、T-800の素朴な日常生活シーンをもっと見たい。トイレを丁寧に掃除するT-
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アス(2019年製作の映画)

3.4

ハリウッド実写化「クレヨンしんちゃん、野原家vsドッペルゲンガー!」
そんな雰囲気。怖さよりも笑えました。

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

2.5

園子温に憧れる監督が撮ったような、今までの監督作の要素を強引に詰め込んだような作品。たぶん、園子温は「冷たい熱帯魚」の様なエログロな犯罪モノは既に興味無いんじゃないかな。ただ、一般のファンはやはり>>続きを読む