KouheiNakamuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

KouheiNakamura

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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

4.5

 すっかり感想は出揃った感がありますが、やはり今回のゴジラは個人的にアリでした。いわゆる怪獣映画の作り方をハリウッドできっちりやっているだけでも感動モノ。OPクレジットもイカしているし、最初にゴジラが>>続きを読む

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.0

 一言で言うと、好みじゃないです。人物の心情描写がかなりくどいし、アニメーションとしての動きの面白さもほとんど感じなかったです。背景美術はめちゃくちゃ綺麗ですが、それだけでは何とも…。

マレフィセント(2014年製作の映画)

2.0

 2点は、アンジェリーナ・ジョリーの演技に。細かい表情の変化で、ささいな感情の動きを表現しきっていてまさに圧巻だった。しかし、肝心のストーリーは…。
 映画冒頭から妖精たちを善、人間たちを悪と決めつけ
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LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

5.0

 格好良すぎる男たちの、ハードボイルドアニメ。次元とルパンの信頼関係、恐ろしくも魅力的な敵暗殺者、緊迫感溢れるカーチェイス、不二子ちゃんのお色気(笑)など「これぞルパン!」という要素を51分の中に詰め>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

 近未来を舞台に、コンピューターの音声ガイドに恋をしてしまった男の顛末を描くラブ・ストーリー。藤子F不二夫さんの短編のような、独特の空気感が心地よい映画でした。ちょっとイタい恋愛模様を、繊細な心理描写>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.2

 文句なしに、面白い!最近のトム・クルーズ主演映画は興行収入に反比例して、どんどん面白くなっている気がする。
 今回は、日本原作のSFアクション。いわゆるTVゲームをプレイしている感覚にさせる演出の数
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トランセンデンス(2014年製作の映画)

3.3

 最近不調なジョニー・デップ主演最新作。前評判が悪かったこともあり、ほとんど期待しないで見ましたが…。いや、中々悪くないSF映画でしたよ。少しざらついた画面構成がロケ地の良さと相まって魅力的だったり、>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

4.2

 今年最大の問題作にして、大怪作。鬼才・中島哲也監督のハイテンションな画面構成に、狂った登場人物、ジャンルレスな音楽など…。中島哲也監督のある意味、集大成的作品と言えるかもしれません。個人的には韓国映>>続きを読む

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.5

 思いがけない拾いもの!正統派娯楽時代劇の佳作。単純に「楽しかった!」と言って劇場を後に出来る作品は、今の時代貴重だと思います。正直現代風のアレンジを加えた部分(おちゃらけテンションのナレーション、西>>続きを読む

ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

2.5

 ハリウッド映画らしい豪華な映像は見ていて楽しい。ただ、聖書の内容からかなり逸脱した物語展開は好みが分かれるところ。個人的には登場人物たちの突飛な行動や投げやりな心情描写がなんだかヘンテコで面白かった>>続きを読む

300 スリーハンドレッド 帝国の進撃(2014年製作の映画)

3.7

 血湧き肉踊るどころか、血が吹き出し肉がえぐれる筋肉アクションの続編。
 今回、筋肉成分は減りましたが代わりに女傑エヴァ・グリーンの過激で華麗なアクションをプラスしてきました。相変わらず絵画的な映像に
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

4.2

 劇団ひとり初監督作品。とても丁寧に作られた人間ドラマの佳作。堂々としたカメラワークや、芸達者な役者さんたちを輝かせる長回しが非常に効果的。説明セリフをくどく感じさせない工夫には唸りました。
そして、
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

 見た目はお洒落でポップ。だけど、毒のあるメッセージを織り込むウェス・アンダーソン監督の新作。思ったよりもずっとサスペンス・アクションしてる!ウィレム・デフォーの不気味な存在感が光ってます。
 全編絵
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ポンペイ(2014年製作の映画)

2.0

 どんなドラマも「火山がドーン!」で解決(?)させる、ずっこけ超大作。主役二人に魅力がなく、身分違いのラブ・ストーリーも盛り上がらない。グラディエーターの戦闘シーンも工夫が足りず、凡庸。今にも「ゲヘヘ>>続きを読む

ポリス・ストーリー レジェンド(2013年製作の映画)

3.5

 どんなにボロボロになっても悪役に殴られても、最後まで決して諦めず、自分の正義を貫き通す。それが僕らの大好きなジャッキー・チェンなんだと再認識。ポリス・ストーリーシリーズの最新作である今回の作品では、>>続きを読む

テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

1.0

 前作がそこそこ楽しかっただけに、失望が大きかった風呂コメディ映画の続編。ギャグのほとんどが前作の焼き直しor劣化版で全然面白くなかった。それだけなら別にいいんですが、奴隷の扱いがあまりにヒドすぎて…>>続きを読む

MONSTERZ モンスターズ(2014年製作の映画)

1.0

 今のところ、今年一番のトンデモ映画。とにかく展開がめちゃくちゃで理にかなわないことばかり。警察の無能っぷりにも頭を抱える。元々「超能力者」という韓国映画のリメイク作品なんですが、オリジナルから変えて>>続きを読む

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.0

 コーウェン兄弟が綴る、名もなき人々への人生賛歌。猫のようにその日その日を気ままに生きる主人公ルーウィンはとても魅力的でした。はっきりいって踏んだり蹴ったりな目に遭いまくるルーウィンですが、それでもや>>続きを読む

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

5.0

 先行上映で鑑賞。上映前にヒュー・ジャックマン(と、剛力彩芽)による舞台挨拶の中継がありました。
 文句なしの歴代最高傑作!あくまでエックスメンシリーズ全作を見ていることが前提ですが、エックスメンらし
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.2

 万人にオススメ出来る、青春林業エンターテイメント。矢口史靖監督作品らしい、個性的なキャラクターたちとあくまで自然に笑わせてくれるコメディ演出を堪能しました。山に対する敬意と畏れが感じられるのも良い!>>続きを読む

闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)

3.0

 良くも悪くも、テレビドラマの映画化という感じ。題材はいいし、役者さんもいいしSuperflyの主題歌もいいのに乗り切れないのは演出のせいかなーと。原作漫画の方がよっぽど映画っぽい演出してます。
 で
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.3

 全編にみなぎる、ゲイへの偏見に対する真摯な怒りを感じる映画でした。単なるお涙頂戴の作品にしない作り手側の気合いを感じました。クライマックスに流れるボブ・ディランの「I SHALL BE RELEAS>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.2

 虚栄心。人間らしい、厄介な感情。セレブ女性の転落にそのテーマを託して描くウディ・アレン監督は流石の一言。主人公を演じるケイト・ブランシェットの演技は凄まじいです。
 こういう作品をコンスタントに、さ
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.5

 昼メロみたいな話をジェイソン・ライトマンらしい上品でセンスある演出と魅力的な役者陣で描いた、ひと夏の体験映画。優しい脱獄犯というありえないキャラクターを見事に体現してみせたジョシュ・ブローリン、何よ>>続きを読む

クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

5.0

 文句なしの大傑作!これまでのクレヨンしんちゃん映画ではタブーとされてきたテーマに踏み込みつつ、あくまでもクレヨンしんちゃん映画としての面白さも損なってない。というか、久しぶりに映画館で爆笑しましたよ>>続きを読む

MUD -マッド-(2012年製作の映画)

4.2

 一人の少年と、一人の男の成長を描いた非常にまっとうなアメリカ映画。ハリウッド映画ではなく、アメリカ映画。画面から伝わるヒリヒリ感がたまらない。
 今や飛ぶ鳥を落とす勢いのマシュー・マコノヒーの存在感
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リベンジ・マッチ(2013年製作の映画)

4.0

 シルベスター・スタローンとロバート・デニーロの二大俳優が豪華共演を果たす、ボクシング映画。もっとシリアスな作風にすることも可能だったとは思いますが、あえてコメディタッチにしているところに逆に二大俳優>>続きを読む

8月の家族たち(2013年製作の映画)

4.5

 とにかく役者陣の演技力が最高!な一本。元々舞台劇が原作なだけあって、名優たちの丁々発止のやりとりを眺めているだけでも最高でした。特にメリル・ストリープ!中盤の世にも恐ろしい家族の会食シーンで見せる、>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.5

 前半30分は傑作!と言ってもいいぐらいに、喋りまくりながらニューヨークの平和を守るスパイダーマンが痛快で最高だったのですが…。中盤あたりから話に乗れない展開が増えてきて、終盤にスパイダーマンが放つあ>>続きを読む

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

4.2

 面白い!ビールを飲みながらダラダラ見たい、イギリス製コメディの秀作。人生に疲れた主人公のナチュラルハイ振りとか、変わらないことに固執する侵略者とか社会派なメッセージもちょっぴり。映画に適度な毒気をプ>>続きを読む

名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(2014年製作の映画)

3.5

 程よく楽しく、程良く退屈な快作。コナンシリーズはこの「程良さ」が受けてるのかな、と。今回も現実離れしたアクションと申し訳程度のミステリーが融合した展開ですが、ラストは原作を読んでいないとオーっとはな>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

5.0

 傑作!アクション映画としても、ヒーロー映画としても隙のない作り。キャプテン・アメリカというヒーローの魅力がしっかり伝わる作品でした。敵役であるウインター・ソルジャーも格好いい!この後に予定されている>>続きを読む

クローズEXPLODE(エクスプロ―ド)(2013年製作の映画)

3.0

 不当に評価が低い気がする映画。確かに前作のクローズzeroとは方向性が違うし、カタルシスがほとんどないのもキツいのは確かです。ただ、暴力の報われなさというか痛みが伝わる作りは悪くないです。個人的には>>続きを読む

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

4.5

 事実であることの重みが、これほど重くのしかかる映画は中々ないのでは。見た目に残虐なシーンは皆無ですが、その分もっとおぞましいものがスクリーンに映り込んでいる気がしました。監督は、淡々とほとんど感情的>>続きを読む

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.8

 後一歩で傑作になれたと思う、秀作サスペンス。もっと突き放した話にすればより完成度は上がったと思いますが、個人的にはこれぐらいがちょうどいいです。普通に、真面目に生きる人へのエールのようなメッセージに>>続きを読む

サンブンノイチ(2013年製作の映画)

2.0

 何だかんだで今のところ監督作は全部見てる、品川庄司の品川ヒロシ監督最新作。今回は初めて自分の原作ではなく、人の小説を映画化。なんだけど…。
 前二作「ドロップ」、「漫才ギャング」でも見られた漫才のツ
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