KouheiNakamuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

KouheiNakamura

KouheiNakamura

映画(398)
ドラマ(0)
アニメ(0)

PAN ネバーランド、夢のはじまり(2015年製作の映画)

2.5

王道ファンタジー映画としてのルックの良さやヒュー・ジャックマンの怪演、海賊がsmells like teen spiritを熱唱する等面白い要素がないわけではないものの…イマイチ盛り上がらない一本。主>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

4.3

笑いと恐怖は表裏一体。そんな言葉が頭をよぎった、シャマラン監督の最新作。
祖父母の家に一週間滞在することになった姉弟の恐怖体験。全編POVで撮られているのでビデオカメラの画質なのがいい具合に恐怖を煽っ
>>続きを読む

トランスポーター イグニション(2015年製作の映画)

3.0

「ギャラクシー街道」の後に観たせいか、B級アクション映画として楽しく観ました。ジェイソン・ステイサム版と違い、エキセントリックな親父とのバディものになっているのが楽しい。最後の対決シーンが崖の上だった>>続きを読む

ギャラクシー街道(2015年製作の映画)

1.0

本当は点数もつけたくないくらい、限りなく0点に近い映画。ここ5年ぐらいでも間違いなくワーストです。映画というか、もはや映像兵器。もしこの映画を24時間見続ける拷問があったなら、僕は自殺すると思います。>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

期待しすぎていたせいか、思っていたほどはノレなかった一本。キアヌの華麗な銃さばき(でも全盛期ほどじゃない設定)や子犬の可愛さ、殺し屋社会のシュールな構図など見所は多かったけれどもう一つグッとこなかった>>続きを読む

ファンタスティック・フォー(2015年製作の映画)

2.0

もったいないお化けが出そうなぐらい、もったいない一本。「クロニクル」で頭角を現したジョシュ・トランク監督が若手俳優を集め、ファンタスティック・フォーを再生させる…。狙いは全然悪くないと思います。が、出>>続きを読む

バクマン。(2015年製作の映画)

5.0

次も、その次も、その次もまだ目的地じゃない。
同名のジャンプ漫画を原作とした青春漫画家ムービー。実写化する際に原作から変えた部分がことごとく上手くいっている、まさに傑作だと思う。
ジャンプ編集部を完璧
>>続きを読む

アントマン(2015年製作の映画)

5.0

絶賛拡大中のマーベル・シネマティック・ユニバース第12作目。しかし、ここからマーベル映画を見始めても良いのでは?と思えるほど、一本のアクションコメディ映画として最高です。冴え渡るジョーク、愛すべき3バ>>続きを読む

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLD(2015年製作の映画)

1.0

前編は漫画実写映画失敗作のお手本のような出来で、ただただガッカリでした。では、後編はどうだったかというと…。
結論から言うと、好きか嫌いかだと好きな映画です。しかしそれは「進撃の巨人」の映画化作品とし
>>続きを読む

天空の蜂(2015年製作の映画)

1.5

20世紀少年、BECK、SPECシリーズの堤幸彦監督がまたやらかした!せっかくの一流素材を三流料理人が調理したようなお粗末なサスペンス映画。東野圭吾原作のストーリー、構成やテーマは面白く普通に映像化す>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

5.0

キックアス、Xメン ファースト・ジェネレーションのマシュー・ヴォーン監督がまたやった!王道のスパイ映画を皮肉りつつも、最後には見事なスパイ誕生物語に。その演出手腕がニクい。監督らしいセンスあるアクショ>>続きを読む

ピクセル(2015年製作の映画)

3.0

酷評も多い本作。個人的には嫌いじゃない作品でした。アダム・サンドラーが好きなのもありますが、全体的な90年代娯楽映画の感じが好きですね。ツッコミどころや辻褄の合わなさをものともしない、ゲームへの愛情を>>続きを読む

ラブ&マーシー 終わらないメロディー(2014年製作の映画)

4.5

胸に切なさと、仄かな希望が宿るラストシーンが最高。稀代の天才ミュージシャン、ブライアン・ウィルソンの半生を二人の役者が年代別に演じるという試みも見事に功を奏している。ポール・ダノはビーチボーイズ全盛期>>続きを読む

テッド 2(2015年製作の映画)

3.5

相変わらず楽しい下ネタ満載のおバカコメディ。あまりにもおバカな、ともすれば不快になりかねない下ネタの数々をなんとか成立させているのはテッドたち主要人物の屈託のない間抜けっぷりだと思います。憎めないバカ>>続きを読む

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.0

うーん……惜しい!原田眞人監督らしい、日本映画にはあまり見られないカット割りや岡本喜八監督版からの細かい改変箇所には確かな心意気を感じました。役者さんたちもそれぞれに熱演、力演されていて見応えがありま>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

最低!な主人公が成り上がり、善悪の境を悠々と超える様を見せつけられる怒涛の120分間。特に中盤の強盗殺人現場からはぐいぐい引き込まれました。ジェイク・ギレンホールの怪物級の演技力にも脱帽。夜の街を這い>>続きを読む

BORUTO NARUTO THE MOVIE(2015年製作の映画)

5.0

お、面白い…!NARUTOという漫画の締め括りとして、これ以上のものはないと思います。前作のTHE LASTが映画としては歪だったの対して、今回は一本の映画としても見事な完成度。ナルトの息子であるボル>>続きを読む

ミニオンズ(2015年製作の映画)

4.5

楽しい!!ミニオンたちの珍道中を眺めているだけでも最高です。細かいギャグや随所に描かれる70年代イギリスの風俗描写もお見事。おバカは世界を救うんです。バナナは世界を救うんです。オープニングからサービス>>続きを読む

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

2.7

あれ?というのが、観終わって最初の感想。一つ一つのシークエンスは悪くないし、おっとなる瞬間も幾つかありました。しかし、全体的にはかなりもやもやしてしまうというか…すっきりしない作品でした。シュワちゃん>>続きを読む

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

5.0

これは凄い!トム・クルーズのサービス精神はもはや円熟の域。極めてスマートなスパイ映画であり、完成度の高いアクション映画。スパイ大作戦の映画化として、これ以上はないでしょう。
一つのアクションシークエン
>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

4.0

まるで娯楽映画のお手本のようなアトラクションムービー。ジュラシックパークへのオマージュシーンも多く、昔ながらの娯楽映画をもう一度!という作り手側の気合いを感じる一本に仕上がっています。出てくる恐竜たち>>続きを読む

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

1.5

今年の邦画トップクラスの問題作にして、漫画実写映画の大失敗作。進撃の巨人の実写映画化として見るとあまりにもキャラクターへの愛情を欠いた演出の数々に呆然とすること間違いなし。なまじキャラクターの名前は>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.5

安心、安定のピクサー印。映像のクオリティは相変わらず素晴らしく、脚本は無駄なく丁寧な作り。個性的なキャラクターたちの魅力あふれるドタバタを眺めているだけで楽しいし、グッとくる場面もある。
なのに、何故
>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

5.0

戦争を知らない、経験したことがない世代の映画としては現時点で最高峰の映画だと思う。実際に体験したことがないからこその、戸惑いや怒りや恐怖が存分に表れていた。舞台はフィリピン・レイテ島だけど、そこで戦う>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

5.0

たとえ欠点だらけでも、不思議と大好きな映画がある。今年公開された映画の中では、現時点で一番「欠点も認めつつ、大好きな映画」がこれです。
確かに全体的に説明台詞は多いし、キャラクターの心情変化が唐突に感
>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.5

この映画の世界にずっと浸っていたいと思わせる、そんな空気に満ちた映画。四姉妹それぞれのキャラクターや四姉妹の周りの人物の心情がさり気なく、しかし緻密に描写されていくストーリーも素晴らしい。大仰な台詞や>>続きを読む

グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)

5.0

キング牧師。黒人への不当な扱いに対して、魂で闘い続けた男。興味深いのは、この映画ではキング牧師はあくまで一人の政治家であること。慎重に、時に大胆に政策(成し遂げらなければならないこと)の実現に邁進する>>続きを読む

アリスのままで(2014年製作の映画)

3.7

ジュリアン・ムーアの演技が出色の人間ドラマ。特に中盤のスピーチが素晴らしい。記憶を失い、自分を失っていく中でそれでも残るもの。物語の結論はあっさりしすぎていると感じる人もいると思いますが(事実、僕が>>続きを読む

悪党に粛清を(2014年製作の映画)

3.7

意外なほどにシンプルな復讐劇。往年のマカロニ・ウエスタンを彷彿とさせる渋い西部劇。主演のマッツ・ミケルセンの表情が抜群に良い。少々淡白過ぎる気もしますが、全体的に好みな一作でした。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

4.2

マーベルのアベンジャーズシリーズもこれで11作目。前作を楽しいヒーロー大集合映画とするなら、今回はアベンジャーズというヒーローチームについての映画。もちろん前作以上に楽しく、激しく、美しいアクション>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

やっとこの映画の感想を書ける…!
今や今年の映画の中でも最上級の評価を受けているこの映画に対して、自分が今更何を言ってもアレなのですが…。個人的に自分がこの映画に感動した部分は大きく二つです。まずは、
>>続きを読む

極道大戦争(2015年製作の映画)

5.0

現在の日本映画界屈指の鬼才、三池崇史監督渾身の悪ふざけ大作。始まって30分もしない内に物語内リアリティーが揺らぎまくる脚本に頭がクラクラします。意味不明でハイテンションな展開。むちゃくちゃカッコ良い>>続きを読む

ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年製作の映画)

3.8

魂の男、ジェームズ・ブラウンの生き様を描いた力作。過去現在未来が入り乱れる構成は破天荒なJBの人生そのもの。チャドウィック・ボウズマンの完コピ演技はとにかく最高。熱い魂を持ったJBの、母親とのやり取>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.8

スピード感のある、本格的な時代劇。江戸時代の空気を再現しようと工夫が凝らされていて、とても良かったです。満島ひかりさんのあだっぽさも必見の素晴らしさ。しかし、つくづく日本語は美しい言語ですね。江戸弁>>続きを読む

名探偵コナン 業火の向日葵(2015年製作の映画)

4.0

毎年春のお楽しみ。個人的に今回のコナンはスピード感のある構成で、キッドの役割含めてとても満足しました。主題歌のオー!リバルは名曲ですね。20周年記念作にも期待。

寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

3.0

前編は原作ファンだからこそ目につく欠点などはあるものの、全体的には満足できる作品でした。しかし完結編は…。残念ながら、山崎貴監督の悪癖が出てしまった作品だと感じました。とにかく全編説明しすぎで喋りす>>続きを読む