いやはや、驚きました。最初に特報を見た時はこれっぽっちも興味がわかず、まあ普通に良い映画なんでしょーねーぐらいに考えていたら…。
まさかのサバイバル西部劇。大自然の恐ろしさを存分に描き、生存競争の激し>>続きを読む
伝説の男、ロッキー・バルボアの軌跡三作目。またの名を「ロッキー、天狗になるの巻」。
前二作よりもぐっとエンタメ寄りの作りになってます。テンポやノリを重視した演出はともすれば軽薄な印象を受けるかも。例え>>続きを読む
軽妙な音楽でリズムを作る前半は明るい印象ですが、この作品の真の姿が明らかになるのは後半から。世界経済に甚大な損害をもたらしたリーマンショック、サブプライムローン問題。その裏側で世界経済の崩壊に賭けたア>>続きを読む
時々ふらりと立ち寄りたくなるお店。そこの店主はやたら早口で皮肉屋の小柄な老人。程度の差はあれど、彼の料理はいつも美味しい。ウディ・アレン監督は僕にとってそんな監督です。
この作品の前に撮られた「マッチ>>続きを読む
FUTU。普通。ええと…こんなに語りがいいのない映画も久しぶりです。いわゆる海難救助ものとしての面白さはそこそこあります。でも…そこそこなんです。主人公のヘタレっぷりはそれなりに楽しいんですけど、主人>>続きを読む
うわあ…こりゃ面白い。いや面白怖い。冒頭から広大な南極を駆け抜ける犬とそれを追うヘリコプター。そこに流れる不気味な重低音。一体何が起きるのか…緊迫感が高まる。そこから先は南極にある観測基地が主な舞台。>>続きを読む
これは見事なリメイク成功作。原作漫画・旧劇場版の欠点を補いつつ、オリジナルで追加した部分がどれも最高。ペガ・グリ・ドラコの活躍場面が増え、物語的必要性もグッと増している。ギガゾンビの恐ろしさも大塚芳忠>>続きを読む
色々と気になることがあったので、公開初日の昼に鑑賞。
結論から言うと、思ったよりもずっと映画になっていた。ただし明るく楽しい青春映画ではなく、暗く辛い展開もある任侠映画でした。前半はまだ明るいタッチで>>続きを読む
ダメだこりゃ。映画としての語り口が下手すぎて、「あれ?今誰が何してるんだっけ?」という場面が頻出。アクションなのかコメディなのかラブストーリーなのか不明なストーリーは支離滅裂の極み。せっかく旬の若手俳>>続きを読む
徹底して“視線”にこだわった、非常にクラシカルな恋愛ドラマ。女性同士の恋愛を決してセンセーショナルに描くのではなく、繊細で緻密な映像表現で魅せる「これぞ映画!」な一本。
この映画が素晴らしいのは、「人>>続きを読む
伝説の男、ロッキー・バルボアの軌跡二作目。
1と対になるような物語構成、スタローン監督の初々しい演出、相変わらず不器用なロッキーの人生模様が楽しい。今回は吹き替え版で鑑賞したんですが、これが大正解。元>>続きを読む
嗚呼、面白い!面白すぎる!
鬼才タランティーノ監督の第8作目はまさかの原点回帰。「レザボア・ドッグス」を彷彿とさせる密室劇。しかも、前作「ジャンゴ」からの流れもしっかり汲んだ西部劇。
つくづく、タラン>>続きを読む
ロッキー・バルボア、伝説の男の軌跡一作目。白状させていただきますと、実はロッキーシリーズは初鑑賞です。今年に入って観たクリードに感銘を受け、改めてロッキーシリーズを観ようと決意した次第で…。
そんな>>続きを読む
ラスト30分まではキャラクターの魅力(ニンジャ達が特に最高!)や現実と地続きな近未来描写にワクワクしながら観ていました。…しかし、ラスト30分になった時に繰り広げられる論理の飛躍や展開の唐突さにボーゼ>>続きを読む
前半30分ぐらいは観客を混乱させておいて、後半で一気に畳み掛けるタイプの映画。伏線を随所に張りながらも単純に会話劇として良くできている前半とSF的展開で一気に見せる後半。画作りが美しいこともあって、凄>>続きを読む
お見事!と言いたくなるほど綿密に練り上げられた怒涛の会話劇。コンピュータの歴史を変えたスティーブ・ジョブズの3つのスピーチ直前の舞台裏のみで構成された特異な作品です。
ジョブズについてはぼんやりした知>>続きを読む
面白い!韓国映画らしいパワー溢れるサスペンス・アクション。しかし、今作の魅力はコントすれすれの悲喜劇的展開にあり。序盤から主人公を襲う不幸の連続には思わず笑ってしまいました。シリアスな中のシュールな笑>>続きを読む
スコット・クーパー監督の前作「ファーナス 訣別の朝」が面白かったので、こちらも鑑賞。
ジョニデ演じるバルジャーも恐ろしいですが、現実的な悪人であるコノリー捜査官が一番怖い。ジョエル・エドガートンの憎た>>続きを読む
稀代の綱渡り師、フィリップ・プティの実話を映画化。
人から見れば気が狂っているとしか思えないことに挑むフィリップの生き方。何故かシンパシーを感じてしまいます。僕も舞台に立つ度に「これが誰かのためになる>>続きを読む
人は何故宇宙に行くのか?危険だし、帰ってこれないかもしれないし、何より地球から遥かに遠い世界だ。それでもやっぱり人は宇宙旅行の夢を諦められないのだろう。そして、危険な宇宙に対抗できるのは人間の知恵とユ>>続きを読む
我らがジャッキー・チェン映画史上屈指の大作。にも関わらず、日本では注目度ゼロ。悲しい。
映画の方は近年のジャッキー映画らしく、意外に真面目な作り。前半に少しだけコミカルな場面があって、逆にそこだけ浮い>>続きを読む
なんじゃこりゃ。エクストリームスポーツをしながら犯罪行為をする集団を追う新米FBI捜査官。ここまではいい。しかし、肝心の捜査をほっぽり出してエクストリームスポーツに興じる主人公の考えがさっぱり分からな>>続きを読む
ロン・ハワード監督の堅実な話運びで、1850年の大海原に投げ出される。不勉強ながら白鯨を読んだことはないのですが、この映画の力強い映像には魅了されました。白鯨との闘い=自然との闘いでもあるのですね。漂>>続きを読む
これは凄い!何が凄いかって、パッと見は凄い映画だと思わせないところが凄い。最新の映像技術やこの頃流行りの長回し撮影などに頼らず、極めて正攻法な映画の撮り方でここまでハラハラドキドキ感動させてくれるなん>>続きを読む
ハイセンスな青春ホラー映画。ロングショットを多用した画面構成が映画全編に緊張感と儚い美しさを漂わせている。気がついたら現れているイットの恐ろしさは鳥肌モノ。不協和音だらけのサントラもイイ。
伝説を、魂を受け継ぐ。この映画の監督ライアン・クーグラーは見事にそれをやってのけた。
あくまで現在の映画としてのルックを持ちながら、ロッキーシリーズひいてはシルベスター・スタローンという偉大な男の魂を>>続きを読む
2016年最初の映画は伝説的ヒップホップグループN.W.Aの伝記映画。ヒップホップって、イェーとかヨーとか言ってるだけの音楽でしょー?という人にこそ観てほしい一本。彼らにとってヒップホップは最低の街で>>続きを読む
あの壮大なスターウォーズ・サーガ、新たな一ページ。公開前は不安や期待で世界中のファンはヤキモキしていましたが…蓋を開けてみると、両手でガッツポーズしたくなるような素晴らしい出来。新しいシリーズの幕開け>>続きを読む
ダニエル・クレイグ版ボンド映画もこれで4作目。前作「スカイフォール」で見事に復活したボンドの次の敵は…過去からの亡霊。
まずは冒頭のメキシコ・死者の祭りのシークエンスは圧巻。ボンド映画らしい、過剰で>>続きを読む
ちょっと期待してた分、物凄くガッカリしました。いわゆる実在の人物を描いた映画としてはかなり出来が悪い方ではないでしょうか?今年は「イミテーション・ゲーム」、「グローリー」、「アメリカン・スナイパー」と>>続きを読む
伊坂幸太郎の同名小説を映画化。確か原作は読んだはずなんですが…記憶はおぼろげ。
監督の前作「脳男」がわりと好きだったので期待してましたが…。今回はちょっとキツかったです。復讐を誓う会社員と殺し屋たちの>>続きを読む
鑑賞中、何度も「おっしゃれー」と胸の中で呟いていたガイ・リッチー監督最新作。画作りから音楽、衣装、編集、役者の演技に至るまで徹底的にお洒落さを追い求めた一本。いつもなら鼻に付くガイ・リッチーのお洒落演>>続きを読む
傑作「ぐるりのこと。」から7年、橋口亮輔監督最新作。
橋口監督の作品はいつも人間を真正面から描いていると思う。だからこそ登場人物たちのやりきれない気持ちや痛み、絶望を丁寧に描けるのだろう。そして同時に>>続きを読む
久しぶりの劇場ひとり状態で鑑賞。
CASSHERN、GOEMONで名を馳せた紀里谷和明監督の最新作。監督自らの決死の宣伝活動にはびっくりしましたが、きっと人柄は素晴らしい方なのでしょう。監督3作目でハ>>続きを読む
好きだー!!
いや、普段絶対に観ないジャンルの胸キュン恋愛映画だったので大分身構えてましたが…。鈴木亮平さんがはまり役すぎて最高でした。大和役の永野芽都ちゃんも可愛くていじらしくて良かったですねー。>>続きを読む
フランス映画らしく、淡々と進む感動ドラマ。主役の女の子が魅力的で、クライマックスの場面にカタルシスと説得力があるのが強み。ただ全体の構成がとっ散らかっていて、あまり深みがない印象。もっと感動出来ると思>>続きを読む